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サンゴ 生きもの紹介・ウラ話


サンゴサンゴ
サンゴは、むかし、その見た目から岩石(鉱物)や植物だと思われていました。でもサンゴは、クラゲやイソギンチャクと同じなかまで、刺胞(しほう)動物です。石灰質の骨格をもち、その多くはポリプと呼ばれる小さな個体がたくさん集まってサンゴとなります。それがまた集合して、サンゴ礁を形作るのです。
サンゴ礁は、その合間にたくさんの小さな生きものたちが暮らし、多様な生き物の「生命のゆりかご」と言われています。


オーストラリア東海岸のグレートバリアリーフは、遠浅の海に、広大な規模で続くサンゴ礁があり、世界遺産になっています。海遊館でも「グレートバリアリーフ」水槽に、サンゴ礁に住む魚たちをたくさん展示していますが、この水槽のサンゴは、じつは全部つくりもの。ぜひ「南極大陸」と「タスマン海」水槽の間にあるサンゴ生体展示水槽にいる生きたサンゴと見比べてください。

サンゴ

生きているサンゴの中には、触手をゆらゆらと動かしているものもいます。ビロードのようなやわらかそうなひだのなかから、細い触手がうごめいています。こうして、水中の微生物を捕まえて食べているのです。サンゴの合間に小さな魚が出たり入ったりしています。


日本でも、黒潮の流れる太平洋沿岸のあたたかい海に、400種のサンゴが生息していますが、夏の海水の高温や海岸線の開発によって、白化現象を起こし、生息域がどんどん減少しています。サンゴが生きるためには、光、水流、水質などの絶妙なバランスが必要で、すこしの環境変化でも死んでしまいます。ですから、サンゴを人工的に飼育するのは大変むずかしく、一般的な方法では飼育は不可能です。


海遊館では、この貴重なサンゴの生態を研究するため、2001年3月より飼育展示を始めました。サンゴは、「守り育てる」ために特別の許可をいただいて採取しました。そして、この展示水槽では、天然の岩や砂を利用して自然の浄化作用を活用し、サンゴの成長になくてはならない日光は、屋上からグラスファイバーを使って水槽へ照射しています。


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