海遊館日記

ギャップ、大あり!海の孔雀ホウボウ

先日後紹介した「方々を歩く魚たち」の最後に出てきたホウボウ。
「瀬戸内海」水槽に展示しています。

20160307_1.jpg
胸ビレの鰭条(きじょう:ヒレを支える筋のようなもの)のうち、前の3本が指のようになっていて、底を とてとて と歩いています。

ホウボウは指のような鰭条肢(きじょうし)も特徴ですが、やはり目立つのは翼のような胸ビレです。
鮮やかな青い縁取りと水玉がたいへんおしゃれですね。
クジャクのオスが求愛の時に広げる美しい羽を連想します。

でも、鮮やかなのは表(上)側のみで、裏は胸ビレの下にある腹ビレと同じように地味な色合い。
表だけでいいの???

などと思いつつ、ある朝、瀬戸内海水槽の前に座ってぼーっとながめていると、近くにやってきたホウボウとばちりと目が合いました。
すると...。
20160307_3.jpg
ちょっと胸ビレを広げた!!
なんだ、なんだ!と写真を撮っていると...。
20160307_4.jpg
ずんずんと胸ビレを広げてきました。
そのままカメラをかまえていたら、害はないと思ったのか「やっぱり見せてやらないよーだ」
とヒレを閉じて去ってしまいました。残念・・・。


ところで、ホウボウは浮き袋を使って鳴き声(音)を出すことでも有名です。
水槽内に水中マイクロフォンを設置し、声を録音できたので、お聞きください。

※お使いの環境によっては聞き取りにくいこともあります。

野太い声ですなー(笑)。
夜だとお客様通路で聞こえることもありますよ。耳をすませてみてくださいね。

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