海遊館日記

じっくり見ましょう!ぎゅぎゅっとキュート!

こんにちは(ペコリ)。
企画展示「ぎゅぎゅっとキュート」のオオウミウマです。
20160808_1.jpg

当館の水槽は大きいものが多いので、小さなタツノオトシゴの仲間は展示が難しく、企画展示などでないとなかなか見る機会がありません。
というわけで、じっくり見てみましょう。

まずは特徴的な口。
先に突き出ていてスポイトみたいですねー。
同じような口といえば??
20160808_サギフエ.jpg
「日本海溝」水槽にいたサギフエもこのような口でしたよ。

それからオオウミウマの体には鱗はありません。
しかし、鱗が変化した甲羅のような板で覆われており、とてもごつごつして、硬くなっています。

これまた特徴的なヒレ。
背ビレはすぐにわかりますね。
あと、尻ビレ(写真ではわかりにくいです)は確認できました。
20160808_3.JPG
体の下方にあるくるりんとなったこれは尾ビレではなく、尾部だそうです。

胸ビレは眼の横をたどっていくと小さいのがありますよ。
後ろから見るとわかりやすいんですが、やはり写真だとわかりにくいなあ...。
20160808_4.jpg

ってなわけで、一般的な魚とは異なり、尾ビレと腹ビレがありません。
そのためか、泳ぎ方は他の魚とは異なります。
ヒレをちらちら動かして泳ぐようすは企画展でご覧くださいね。

さて、くるりんとした尾部は擬サンゴや海藻などに巻きつけるのに最適です。
20160808_5.jpg
ほら、この通り!なんか黒いものにまきついています。
「この黒いものは何?」と担当に聞くと「サーモスタット(水温調整装置)のセンサーです」とのこと。
巻きごこちがよろしいようで。

でも、できればこちら(擬サンゴ)に巻きついてもらえませんか?
20160808_6.jpg
と思ったのですが、あまりにこの擬サンゴはかれらには太すぎるのか、たいへん人気薄だったので、今では擬海藻を入れています。

このようにじっくり見るとおもしろいので、皆様もぜひ!


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