海遊館日記

2016年11月

ラッコ担当のブーム

最近ラッコ担当の中でとあるブームがあります。

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それは、ラッコのパタの似顔絵を描くことです。

私はもともと絵を描くのが得意ではないため、なかなかパタに似せて描くことが出来ません。

しかし、パタを20年間お世話しているベテランラッコ担当はというと...
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パ、パタや~!!!!
パタにそっくりです!!

メモ書きにいつの間にかパタの絵が描かれていたり、このブームはいつまで続くのでしょうか。

今日も楽しいラッコ担当でした☆

アオリイカの展示をはじめました

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6F特設水槽でアオリイカの展示を開始しました。

今年生まれたイカたちで、以布利センターの周辺で採集しました。

これから春ごろまでの展示になりますが、なめらかに動くヒレや前後左右に泳ぐ不思議で美しい姿をご覧ください。

「への字」な口?

 ある朝、ぼんやりと「瀬戸内海」水槽を眺めていると、真ん前にヘダイがやってきたのでパチリ。
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以前にもブログに書いていたのですが、魚には○○ダイという名前の魚が多いです。

でもタイ科の魚、すなわちマダイの仲間というのは日本に10数種しかいません。
そのうちのひとつはこのヘダイ。

ちなみに「瀬戸内海」水槽にはマダイ、クロダイ、キチヌが同居しています。

▼マダイ
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▼クロダイ
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▲キチヌ

「瀬戸内海」水槽にもいるイシダイやタカノハダイは、タイ科の魚類ではないことから、「あやかりダイ」と呼ばれることがあります。

▼イシダイ
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▼タカノハダイ
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ところで、ヘダイの「へ」ってなんだろう?と調べてみると、体が扁平であるから説と口がへの字の形をしている説があるようです。

ほんまに「への字口」なん??

この写真ではよくわかりませんね。
今度正面からの写真にチャレンジしてみます。

朝の日課?

 朝、「アクアゲート」水槽を見てみると、夜の間は擬サンゴに隠れていたハナダイ類たちが「おはようございます」と出てきたところでした。
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でも、このハナダイたちはどちらかといえば寝坊したんでは?

なぜなら、水槽全体を見渡すと...。
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アクリルパネルの前になんか整列しているんです。
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どうしてこんなに整列してるの?

理由はよくわかりませんが、担当者によれば、日中はあまり並んでないようです。

朝の日課なのでしょうか?

ルーク通信 ~健康診断~

ルークがバックヤードへ移ってはや3ヶ月が経ちました、早いですね。
以前のルーク通信で、高齢のためのケアをやっていきます!!と宣言したので、手探り状態ですがこの一年で得た獣医のスキルを活用して、試行錯誤しながらトレーナーとルークと協力して色々やってみました。

ちなみに私ですが、久々登場の去年の新人獣医です(笑)

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▲まず初めに、レントゲン撮影をやってみました。
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結果ですが、ルークが大きすぎて一枚の現像パネルに収めることができませんでした。残念。

▼次に、後足から血をとってみよう!!と言うことで、やってみました。

血が還ってきたときは感動しました(泣)
ただ、血管が細いようで、ルークを動かしたり足を暖めてみたりと色々工夫した後にやっとできました。

良かった良かった。

この後も、継続して成功しています。
最後に、実はアシカは腰からも採血ができると聞いていたのですが、なかなか『腰に針刺すの!?』っていう恐怖心があり、試したことがありませんでした。

▼ですが、ルークの健康診断を様々な方法で行うためにと思って、やってみました。

結果、意外とあっさり採血できました。

でも、感動(泣)これも、継続的に成功しています!

これからのルークの血液検査ができると健康状態がわかるので、とっても大事なことです。
加えて、ルークが協力してくれるからこそできることですので、ルークを褒めてやりたいです!!(血がとれた後は皆で褒めてます!!)

これからも継続的にルークの健康診断を実施してルークが長生きできるように頑張っていきたいと思います。

いきなり冬?

 東京では何十年かぶりの11月の積雪だそうです。

皆様ご無事でしょうか?

11月も後半と言うのに暖かい日が多かったためか、「日本の森」はまだ秋にもなっていません...。
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ツワブキのつぼみはまだ固い。

ナンテンの葉は一部だけ赤くなっていました。
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季節がなんだかずれてるなあーと思ったら。

昨年も同じようなことを申しておりました。
カワウソ「ぼくらはあったかい方がいいよ!」

ただ、この写真を見ると、昨年、ナンテンは紅葉してなかった、というかこれまで紅葉したの見たことなかったで、今年はどうしたんでしょうね?

でも、寒さを感じたコもいます。
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バックヤードにいるカワウソ・ニッキじいさま。

バックヤードは暖房をかけて20℃以下にはならないようにしているのですが、寒かったようで、ちょっと不調に。

ケージに隔離し、床にプレート状のヒータを設置し、補液処置で復活いたしました。

なんせ22歳超のおじいさまですから、本当どきどきします。

まだまだがんばるぞ!
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カワウソ「ぼくらはあったかい方がいいよ!」

「漁港にいってみた。深日港」

先日、大阪府の南側、岬町の深日港にお邪魔しました。

景色はすっかり冬。
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冷たい風がびしびし当たって痛いくらい。

冬が来るのは目前。

寒くなっても海にでて仕事をしている漁師さんたちは本当にすごいです。
漁港に行くと漁師さんたちが使っている漁具があちこちに保管されています。

漁具をじっくりと眺めると、漁具にはいろんなものがくっついています。
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私の上司は、そんな付着したものをじっくりと眺め、気になるものは採集します。

まだその貴重さは勉強不足なのでよくわからないですが、みなさんも漁港にいくことがあれば、いろいろと観察してみましょう!

ただし、漁港は漁師さんの仕事場なので、漁師さんを見かけたらかならずあいさつをしてくださいね!

「モヤは前から何かを持っていた。」

最近いろいろ騒がれているワモンアザラシのモヤですが、過去の写真を探ってみると、「ぷっ」と笑える写真が出てきましたのでご紹介。

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やはり、彼は大きな可能性を持っているようです。

「かいゆう2」での水質検査

以前、「水槽で使う海水はどこからくるの?」で海水運搬船「かいゆう2」を紹介しました。

「かいゆう2」が到着すると、水質検査者が採水に行きます。
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この日は潮が引いていなかったので、簡単に船に飛び移ることができました。
水位が低いと、足の短い?私はちょっと飛び移るのがこわいのです。
▼無事、船に乗り込んだら取水槽のふたを開けて・・・
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▼採水は水面より少し下のところで行うため、このような長い棒を使用します。
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▼この棒に採水びんを取り付け、棒を沈めると、ふたに穴が開いているので、沈んでいくうちに採水できるというわけです。
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▼採水後は、槽内を上からのぞきこみ、水が濁っていないか、懸濁物はないかをチェック。
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▲底のラインが見えたので、今日の水は澄んでます!

これらを終えたら、採水びんを持って検査室に飛んで帰ります。

▼測定項目はアンモニア、亜硝酸、塩分濃度、pH(水素イオン指数)など。
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15分くらいで測定し、問題なければ、海水運搬船に連絡して、海水を貯水槽に送ってもらいます。

昔は測定終了の合図を出すのに、船が見える位置に走って行って、手で「まるー(OK)」のサインを出していましたが、今は携帯電話を使います。
船の見える位置=お客様のいる場所でしたから、OKサインを出すのは少し恥ずかしかったなあー。

時には「こんなん浮いてたよ」とクラゲなどをいただくことがあります。
魚たちの暮らす快適な環境を維持するためには、本当にたくさんの方のお力を借りているなーと実感します。

パタと新人さん!!

去る10月、普段は普及交流チームで頑張っている今年の春に入社した新人さんが、海獣チームで研修しました。

今回はラッコの研修をした際の様子をお伝えします!
ちなみに新人さんは学生時代カエルの研究をしていたそうです!

数日でしたが、パタへ氷やカニを渡してもらい仲良くなってもらいました。
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そして最後にはパタへの給餌も出来るようになりました。
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パタのわがままを身をもって体験してもらいました・・・
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みよ!この厳しい目つき!

1ヶ月間お疲れ様でした~!
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鼻??

海遊館で鼻といえば、「パナマ湾」水槽のアカハナグマを思い浮かべます。
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▲麻酔中のアカハナグマ

長くて自由自在ですよ。
→ 「自由自在」

ところで、名前の中に「鼻=ノーズ」の入る魚がいるのをご存知でしょうか?

大型企画展「デスモスチルスのいた地球~謎だらけの古代生物たち~」のエレファントノーズフィッシュ。直訳すると、象の鼻の魚?

ちょいと見学してみます▼
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どこ?
近づいてみると、中央の木の下にいます。
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うまく撮影できなかったので、
魚名板の写真をパチリ▼
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確かに長い鼻がある!と言いたいところですが...
これは鼻ではありません。

魚には吻先の出ている種はたくさんいます。例えば!
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▲サギフエ(現在展示はしていません)

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▲クダゴンベ(アクアゲート水槽にいます)

有名なところではバショウカジキなどもそう。

でも、これらの魚の吻はまっすぐなのに、なぜエレファントノーズフィッシュの鼻らしきものはどうしては下を向いているんだろうとずっと考えていました。

もう一度「魚名板」の写真をご覧ください。

鼻みたいな部分をよーく見ると、実は下顎だったのです。

エレファントノーズフィッシュは泥や砂利の中にいる生物を食べているのだとか。
で、それらを探すために下顎を使うので、この鼻のようなものは下を向いていたのでした。

この前から不思議に思ってたことが解決され、ちょっと幸せです。

オウサマペンギンの雛 成長記録

オウサマペンギン雛がぐんぐん成長しています!

生後30日を過ぎ、フワフワの綿羽も生え揃い、フワフワです。
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体重は約1900g、生まれた時の約10倍!

さすが鳥類、成長スピードが早いですね~。
さて、次回報告の際はどれだけ大きくなってるんでしょうか。

乞うご期待!

記念すべき☆第1回「ママ&ベビーヨガ」レポート

めずらしく朝早くから赤ちゃんたちの声。ママと何かお話しているのかな?
そうです!実は先日海遊館で初めて「ママ&ベビーヨガ」を開催しました。
その名の通り、ママとベビーのためのヨガ♪
ざっくりと説明すると、まるで海の中にいるような雰囲気の「太平洋」水槽前で、ヨガインストラクターの指導のもとヨガを行い、ママも赤ちゃんもリラックスしながら、ママ中心のヨガを楽しんでいただくという内容です。

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初めての企画ということで、私たちスタッフも気合十分!不安半分!笑
子育て中のママさんたちに少しでも癒しを提供できるよう最大限頑張りましたが、まだまだ課題は沢山。今後、より良いものに出来るよう改善していきたいと思っています。
皆さん笑顔でリラックスして下さっていたのがとても印象的でした。

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赤ちゃんたちは泣いたり、水槽を眺めたり、隣のお友達と意気投合したり・・・基本的に何をしていても「気兼ねなく」お楽しみいただけたのが一番のポイントだったのではないかなと感じています。

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そして何より、スタッフ一同赤ちゃんたちに癒されまくり!ついついにやけてしまいました。

最後になりましたが、参加者の皆様、朝もはよから通勤ラッシュの電車に揺られて遥々お越し頂き本当にありがとうございました!!
またのご参加をお待ちしております。

私は誰でしょう?

 これでわかると、達人!
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いつもとちょっと違う姿を見せます!
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この位置でわかる人もいるかも???
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はい、答えは・・・・・・




ワモンアザラシの「アラレ」で~した★
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ハロウィン大失敗

10月31日はハロウィンでした。

ハロウィンといえばカボチャ。

カボチャといえばカピバラなのですが、ぴーたんは今、カボチャをお好みではないということで、今年は断念。
でも、31日は気持ちばかり、餌の野菜に細工をしてみました。
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不器用な私ですが、周りに「こんなんどう?」と聞くと、「もっとこんなふうにしたらどう?」と若い人たちがアドバイスしてくれました。
ニンジンの口から垂れているのは、血のイメージ、左から2番目のカボチャの芽の横につきささっているカボチャの破片にも注目していただきたい!

さて、これらをぴーたんに渡すと...。
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流血ニンジンよりも、白菜がいいらしいです(涙)。
ニンジンはずっとそのままでした。

じゃあ、これはどうだ?と昼はカボチャとリンゴを置きましたが。
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やはり白菜がいいそうです(涙、涙)。

えーい、来年は白菜でつくってやるー!!と思った係員でした。

最近のナギ

最近いろいろなことに興味を持ちはじめた"ナギ"!

アザラシ達のお食事タイムにも興味津々で、様子を伺いながら、近づいてきます。

ある日、私がアザラシの後ろにいると...
そのまた後ろから様子を伺いに来たようで、
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足の間からちょこっと顔を覗かせるナギ。
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気にしつつも前に出てくるナギ。
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アザラシはちょっと嫌そうでした。(笑)

これからも、いろんなことに興味を持ちつつ成長していって欲しいものですね!

犯人は誰だ!?

アシカやアザラシたちの水槽に水分補給のために設置している飲水パット。
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毎日、満タンにして帰るのですが、ある日の朝・・・。

掃除のために水槽に入ると飲水パットの水がほとんど入っていないのです。

「あれ?いつもこんなに減っていたかなぁ?」

不思議に思いながら掃除を続けていると・・・。

バシャバシャバシャバシャ

背後から聞こえて来る水の音。

振り返ってみると...。
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ナギーーーーーーーーー!!!!!!

飲水パットの中に入ったり出たりを繰り返して遊んでいたのです。

お風呂じゃないのにと思いながら、なんとも微笑ましい光景でした☆

11月11日は、チンアナゴの日!

10月27日の「ぎゅぎゅっとキュートにComing Soon!」
で、お知らせしたとおり、11月1日よりチンアナゴの展示を開始しました。

たいへん多くの方に見てもらえて、私たちもうれしいです!
そして本日11月11日は、チンアナゴの日らしいです。

なんでも、底の砂面に並んで顔を覗かせている姿が「1」が並んでいるように見えることからだとか。
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「あらよっと!」
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「ちょいと曲がってみるよ」
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水槽下の絵のチンアナゴ、かわいいでしょ?

このデザイン、なかなかお気に入り。
ぎゅぎゅくん(ナンヨウハギ)とキュートくん(クマノミ)に愛称をつけたので、このコにも愛称つけよう、と担当に言ったのですが、「チンA、チンB」この左にももう1尾いるので)とか言うのです。

そんなんヤダ。

なにかよい愛称がありましたら、ぜひ。

ワモンアザラシのユキ

ワモンアザラシのユキ。
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ユキは最近物を抱えることを覚えました!

先月の10月は季節を意識して、パンプキンを抱えてくれました!

ちょと話題になたモヤに負けじとトレーニングに励みます。
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早く、早くー!!

イワトビペンギンのお食事タイム中に、不思議な動きをしているペンギンがいました。 ※「お食事タイム」はこちら

それがこちら!

どうやら餌が欲しくてアピールしているみたいです!

他のペンギン達は、この不思議な動きをしませんが、なぜかこのペンギンだけ頭を上下に揺らします。

「早く早く、くださいー!!」と言っているみたいに見えませんか?

ちなみに飼育員が移動すると、追いかけてきます!そして再びアピール!!
このペンギンは他のペンギンよりもたくさん食べているのですが、まだまだ食べたいみたいです。

この不思議な動きはお食事タイムで、ぜひご覧ください!!

幸せのハンモック

以前、「どんどこドンドコ♪」でお知らせした、古い消防ホースを使ったハンモック。
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現在はバックヤードのヤット&アヤメ、クリ&コウメ、ツバキ&グミで使用中。
ハンモックをゆらして、どんどこするのはアヤメだけでなくヤットにも伝染?しています。

でも、最近は吊っているホースのわっか部分に顔や前足をつっこんだり、抱きついたりが流行りのようです。
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(左アヤメ、右ヤット)▲

嫁がいなくなると、だらだらするヤット。
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あら、ツバキ、ごきげんさんだね。
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で、娘さんはどこいったん?
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グミお嬢はセットしている時は寄って来ますが、なかなか寝ません。
お母さんは早く寝たいのにね。

最後にコウメとクリ。
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ハンモックに変えた際、「なんなの、これー!」とやや不満そうだった2頭ですが、すっかり慣れてこの表情!

しばらくすると?
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こんなことになりました。

おやすみ、みんな♪

アカハナグマのお気に入りの場所?

「パナマ湾」水槽のアカハナグマ。
先日の検査でトマトとイチゴに貧血がみられたため、バックヤードで経過観察中、代わりにパプリカを展示しています。
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ある朝、陸上部のアクリル前にある穴を見ると、なんか怪しい物体が!
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ここ最近、この穴には腐葉土ではなく、バークチップを入れています。
また、遊び好きなパプリカのため、麻縄のロープもたくさん垂らして、時にはカピバラに与えている大きな笹を入れています。

それらを穴に持ち込んで眠るパプリカ。
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遊びつかれて寝てしまったのかな?

土に頭を突っ込んで寝るイチゴにもびっくりしましたが、このパプリカの寝姿もどきっとします。

でも、冬にこたつで、本やみかんなど、お気に入りのものを集めて、「もうここから動かないよ!」丸まっている自分みたいと思えなくもありません。

「えへっ」
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ごきげんなパプリカです。

北極圏ゾーンのダンゴ三兄弟

北極圏ゾーン、入って左側の水槽。
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水槽内右の擬海藻が目印です。
この水槽では先月飼育員が北極で採集してきたカニや魚や貝を新しく展示しています。

水槽をじっくり見てみると、実はとってもとーっても小さなお魚がいるんですよ。

それではここでクイズです!
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この写真の中に3尾の魚が隠れています。探してみて下さい!

それでは正解発表です~。

黄色の線で囲っている所をよく見てみてください!
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見つけられましたか??

まだよくわからない??

では、管のひとつに近づいてみますよ。
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この魚はダンゴウオの仲間の幼魚なんです。

写真で小ささが伝わるでしょうか?

まだ1cmにも満たないのです。
小さ過ぎて、なんの幼魚なのかはまだ特定できていません。

これからどんな?ダンゴウオ(種)になるのか、今からわくわくします!

現在展示しているのは3尾。

飼育員は親しみをこめて、ダンゴ(ウオ)三兄弟と呼んでいます。
兄弟かどうかは分かりませんね・・・

とてもかわいくてめろめろです。

ぜひチビダンゴ三兄弟を探してみて下さいね!

以布利通信 4

お久しぶりです。こちらは以布利センターです。
10月は不安定な天気が続き、以布利の港は濁っていることが多かったです。
そして、秋になり、少しずつ夏とは違う生き物たちの様子が見られるようになりました。

ツノダシ▼
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前回のブログでも紹介しました。
今では群れで観察されます。
1尾だけでも綺麗な模様ですが、群れになると、違った美しさがありますね。

クロホシフエダイ▼
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こちらは9月中旬辺りから観察されるようになりました。
10月に入って、更に数が多くなっているように感じます。

ハマフエフキ▼
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こちらも9月中旬辺りから観察されるようになりました。

アイゴ▼
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こちらも9月中旬辺りから観察されるようになりました。
初めは小さい個体が多かったですが、少しずつ大きくなってきました。
港の水温も夏に比べると5℃近く下がってきています。

これから、今までに見た魚とは違ったものが見られることを期待しています。

★過去の以布利センターの記事はコチラからご覧いただけます。

フジテガニ

フジテガニは、「大阪府レッドリスト2014」で存続基盤が脆弱な種として、準絶滅危惧種に指定されています。
大阪湾では、主に湾南部や淡路島の一部で少数が確認されています。
フジテガニがすむ場所は塩性湿地ですが、自然や人為的な影響で環境のバランスがわずかに変化しても、姿を消してしまう可能性があります。

私がフジテガニを見つけた場所の環境は、海水に浸かることのない潮上部で、ハママツナ(塩性植物)が適度にはえて日陰になり、10~20cm程度の石が積み重なり、石の下の土は湿り気があり、同じ場所にユビアカベンケイガニが見つかる、といった具合です。

ところが、このフジテガニがいるわずかな範囲の場所が、浜の整備事業で整地されかけているとの情報があり、あわてて知り合いを通じて当局にフジテガニの存在を知らせました。

そして先日、現地を訪れて撮ったのが写真1です。

ハママツナの群落は縮小していましたが、何とか1個体のフジテガニを見つけることができました。

このような希少種は、見つけてそっとして置くだけでは守れないのだなと実感しました。
ちなみに、ハママツナも同レッドリストで絶滅危惧種に指定されています。(写真2)

写真1 【見つかったフジテガニ】
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写真2 【ハママツナの群落】
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しましまにゃんこ

 過去のブログ「海のにゃんこ」でご紹介したネコザメに続き、しましまにゃんこを紹介いたします。
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「アクアゲート」水槽にいるシマネコザメです。

そのままやん!

シマネコザメはネコザメよりやや暖かい海に暮らしています。
体の特徴としては、20以上の黒い横縞があること、そして、シマネコザメの尾のつけねの長さはネコザメよりも長いことです。

こちらがネコザメ。
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なんか顔大きくない?

シマネコザメのほうが小顔のような気がします。
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写真の撮り方が悪いのかな...。

みなさまのご意見はいかに??

ひげ部通信 ~カビバラ、ぴーたんのひげ~

 ひげ大好き係員が勝手につくった「ひげ部」です。
部といっても部員は今のところ私だけ。

部員募集中です。

さて、ひげ部では、これまで様々なひげを紹介してまいりましたが、今日ご紹介するのは!(テレビショッピングみたい...)

▼カピバラ、ぴーたんのひげ でございます。
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ごっついカーブしとるがな!!

上から見るとわかりやすいと思います。
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実はこの写真を撮った前日は、もっとカーブしていて、カイゼルひげのようになっていました。
思わず二度見して、わざわざバックヤードにいるロナくんのおひげを確認に行ったうえ、他の係員を引っ張ってきて見てもらったくらいです。
その係員も「こんなにカールしてるのって、ありましたっけ?」と言っておりました。

そして、バックヤードのロナひげはストレートでした。
ぴーたんのひげの推移はどうだったかなー?と写真を調べてみました。

こちらがやってきた当初の2009年。

写真:2009年▼
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若いなあ。
次は2011年

写真:2011年▼
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少しとんで、昨年2015年

写真:2015年▼
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どれもストレートです。

このカーブひげ、年をとったからなのか?それとも日によるものなのか?
前日は晴天でちょっと乾燥気味でしたが、撮影した日は少し雨が降っており、ひげに湿り気が作用したとか??といろいろ考えてしまいました。

今後のぴーたんひげに注目していきたいと思います。

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