大阪湾で出会った生き物たち【ワレカラ】(ワレカラファンのつぶやき...)

  • 2016.05.05
海遊館前の天保山岸壁では、「トゲワレカラ」「クビナガワレカラ」「ウミモワレカラ」の3種類のワレカラが見つかっています。
▼そのうちの1種「トゲワレカラ」です。
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大きくても2~3cmほどの小さな生き物ですが、見る人によっては「気持ち悪いー」と言われてしまいます。
確かにエイリアン的な感じが漂っていますが、水槽飼育して毎日眺めていると、非常に愛嬌のあるかわいい生き物であることが分かり、私はすっかりワレカラファンになってしまいました。

実は5月28日(土)と29日(日)に、このワレカラをテーマにした特別講座の準備をしており、その時のために飼育に挑戦中なのです。
▼水槽で観察したトゲワレカラのおきまりのポーズです。
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体の後ろにある3対の脚で物にしがみつき、すくっと立ち上がったような姿勢で体を前後に揺らしています。
この動きが大変かわいいのですが、彼らにとってはエサを探している時のポーズで、触覚や第1咬脚を広げることで水中にネットをはったようになり、流れてくる小さなプランクトンなどをキャッチして食べるのです。

また、最近水槽の中でたくさんの赤ちゃんが生まれ、大きさ数ミリしかないのですが親と同じようなポーズで全員そろって揺れているのがこれまたかわいい!
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これ以上書くときりがありませんので、かわいさのアピールはこの辺にしますが、このような小さな生き物の世界にも目を向けてみると、様々な発見があるものです。
5月28日・29日の海遊館特別講座「海の小さな生き物 "ワレカラ" 大研究!」は、現在参加者募集中です。講座ではワレカラの研究者にもお越しいただいたり、特殊な粘土を使って、自分だけのワレカラを作ったりと、充実した楽しい内容です。ぜひ海遊館ホームページからご応募下さい!
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