おもろい母娘

新体感エリアの企画展示「体感!熱帯雨林」では、熱帯雨林に暮らす生き物と、一部、亜熱帯に暮らす生き物を展示しています。

本来、カワウソの仲間で熱帯に暮らす種は、南アメリカのオオカワウソなどですけども、ここではコツメカワウソを展示しています。

コツメカワウソは本来、東南アジアを中心とした亜熱帯地方に生息していますが、海遊館では「日本の森」で常設展示しており、今回は「熱帯雨林」でも、とお客様には混乱してしまうかもしれませんね。申し訳ございません。

カワウソ13種類の代表として、コツメカワウソは海遊館で大活躍してもらってます。

さて、企画展示には今年9歳になるツバキと2歳のグミの母娘(写真左:ツバキ、右:グミ)がいます。
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こちらの展示はアクリル製で、お客様にはたいへん近いため、「お客様にも驚くことなく展示できるのは誰?」と考えました。

すると「そりゃー、肝っ玉母のツバキ(現在、「日本の森」の"わんぱくフォー"の母親です)でしょう!」と担当係員の意見が一致しました。

とはいうものの、同居している娘のグミはこれまでもブログで紹介した通り、ひょうきんなコですが、少しびっくりしいの性格。「さて、どうなることやら?」と心配しましたが、すぐに母に習い、ご覧の通りです。
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ぐでーん(★´-ω-)。o○(zzZZ)

グミのもひとつすごいところをご紹介。

母ツバキには自分のこどもの毛を抜くという、よくない癖があります。しかし、ツバキのこどもたちの中で、唯一毛をむしられなかったのがグミです。
ツバキが毛をむしろうとすると、ガッと激怒するため、さすが?のツバキも降参!

強いね、グミみん。王様ゴボウなどはひとりっこというのもあり、思いっきりむしられまくってました。
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こちらは今いじけモードの王様(inバックヤード)

娘が毛を抜かせてくれない(抜かんといて!)ので、仕方なく?自分の背中の毛を抜いていたツバキですが、こちらに来て、いろいろと忙しいらしく、せかせか動きまわり、毛を抜いている場合ではないようで、毛もだいぶ復活してきました。

そんな母ツバキとおもしろ娘グミのコンビをどうぞ間近でご覧ください。


ところで皆様にお願いです!

企画展示に限らず、ガラスやアクリルをドンドン叩くのは生物を驚かせることとなります。叩かずにそっとご覧くださいますよう、ご協力をお願いを申しあげます。

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