歯を見てみよう!

現在、館内5階の企画展示室にて、期間限定・特別企画「考えてみよう!外来生物のこと」を開催しています。

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「外来生物」という言葉はみなさんもよく聞くことがあると思いますが、もともとその地域にいなかったのに、人間の活動によって他の地域から入ってきた生物を「外来生物」といいます。

この特別企画では「外来生物」が生態系に与えている影響や問題について、琵琶湖・淀川・大阪湾の事例を中心に生体展示、パネルや標本、映像資料で解説しています。

展示している標本の中に先日、海遊館日記「初めて本物を見ました
でご紹介したヌートリアがいました(念のため、あの時と同じ個体ではありませんよ!)。

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近くで見ることができるので、じっくりと観察すると、前歯がオレンジ色をしているのがわかります。

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ヌートリアはネズミの仲間なので、前歯は上下2対の切歯があり、犬歯はありません。
先日のブログでもお伝えしたように、ヌートリアに近い仲間で、当館で飼育しているのはカピバラです。
カピバラの歯はこんなようす。

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モデルのかーたん、ちょっと前歯ががたがたですけども...。


で、コツメカワウソは?というと。
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立派な犬歯がありますね。
モデルのツバキさん、ありがとう!

歯を見ればカワウソとヌートリアを間違うことはありませんね(簡単には見えないですが・・・)。

尚、カピバラの歯は全部で28本、コツメカワウソは34本あります。

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