大阪湾で出会った生き物たち「アイゴ」

アイゴは、亜熱帯~熱帯性の魚ですが、日本沿岸の温帯域にも分布を広げています。特に近年は温暖化の影響で分布が北上している可能性や海藻を好んで食べることから海藻を食い荒らし藻場を衰退させる食害も指摘されています。
大阪湾では、湾口に近い南部に設置された定置網で初夏から晩秋に漁獲されます。湾奥の人工護岸で見ることは稀ですが、2012年から2~3ヶ月に一度行っている海遊館前の岸壁調査では昨年の10月、初めて大きさ4cmほどのアイゴの稚魚が見つかりました。

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このところ大阪湾でも水温が平年より高めに推移している影響かもしれません。大阪湾の漁師さんが「海がおかしい・・・」と言っていたのが思い出されました。

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