もっともっとイルカのお話

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イルカのからだ大解剖
イルカの体を外から見ると
眼
水中でも陸上でも見えるしくみがあります。
鼻
泳ぎながら鼻だけ水面上に出して呼吸できるように、鼻は頭の上にあります。普段は閉じていますが、呼吸時だけ開き、息を一瞬で吐いて一瞬で吸います。においはほとんど感じていないようです。
ヒゲの痕
口のまわりには、赤ちゃんのときに生えていたヒゲの毛穴の痕が見られます。水流や水圧を感じる機能があるといわれています。
 
耳
耳の穴はとても小さく、途中でふさがっており、退化してしまっています。耳たぶもありません。
背ビレ
泳ぐときに、飛行機の垂直尾翼のように体の横ぶれを防ぎ、体を安定させる役目があります。
体表
哺乳類ですが毛は生えておらず、つるつるしています。濡れたゴム長ぐつのようなさわり心地です。
胸ビレ
泳ぐ方向を変えたり、体のバランスをとったり、ブレーキの役目をしたりします。
尾ビレ
泳ぐときに上下に振り、強力な推進力を生み出します。これによって高くジャンプすることもできます。
生殖孔 乳溝 肛門
オスの生殖器もこの中に収められています。 メスの乳溝の中に乳頭が収められています。オスでは目立ちません。 通常は水性の便を排泄するので、煙を噴射しているように見えます。
 
イルカの体を内から見ると
頭骨
微妙に左右対称ではないという特徴があります。
歯
犬歯のような同じ形の歯がたくさん並び、これを使って魚やイカなどを捕まえ、丸のみします。カマイルカでは上下あわせて約120本の歯が生えています。歯の年輪でおよその年齢を知ることができます。
メロン
脂肪のかたまりのような部分で、発した音声を前方に向ける機能があります。
背ビレ
骨はありません。
胸ビレ
5本の指の骨があります。祖先の陸上動物の前あしが変化したものです。
骨盤の痕
4本足の陸上動物から進化したので、後あしの痕跡があります。
尾ビレ
骨はありません。
     
 
イルカの音声 〜鼻で話す、耳で見る〜
音声を発するしくみ
イルカは声帯を持っておらず、鼻道のひだを振動させて音声を発生させます。
音声は「メロン」と呼ばれる器官によって前方へ向け発射されます。
音声はカチカチッと聞こえるクリック音やピーピーと聞こえるホイッスル音など、超音波から低い音まで音域の幅が広いです。
音声を聞くしくみ

イルカには耳たぶはなく、耳の穴も途中でふさがっています。
その代わりに下あごの骨がアンテナのように水中の音波を受け取り、内耳へと音声を伝達しています。

エコロケーション
イルカはにごった水の中でも、岩などにぶつからずに泳いだり、エサの魚を追いかけて捕まえたりすることができます。
発した音声が物に当たって反射して返ってくるのを聞き分け、眼で見るように周囲の状況を把握することができるのです。この能力をエコロケーションと呼びます。
 
カマイルカはどんなイルカ?
和名 カマイルカ(背ビレが草を刈る鎌に似ていることからこう呼ばれます)
学名 Lagenorhynchus obliquidens
英名 Pacific white-sided dolphin
 
寿命 はっきりわかっていませんが、46年という記録があります。
体温 36〜38℃
体長 平均2.1m〜2.2m(最大2.5m)
体重 平均75〜90kg(最大181kg)
生態 北太平洋の温帯から寒帯に、数十から数百頭の群れで暮らしています。一般的には外洋性ですが、沿岸にもやってきます。日本では太平洋側と日本海側で見られます。
 
特徴
運動能力が高く、最高時速55kmで泳ぎ、水面から高さ7mもジャンプすることができます。好奇心が強く、船首にできる波で波乗りをすることがあります。
日本の水族館でよく見られるハンドウイルカと比べると、 やや小型で、運動能力が高く、口の先のくちばし状の部分があまり突き出ていません。体には白、灰色、黒の3色の模様があります。