| 体重測定だよーっ! |
健康管理の基本は体重測定
たとえばアザラシやイルカ、カワウソなどは、定期的な体重測定の結果を見ながら、一頭ごとに餌の量やメニューを決めていきます。アザラシやペンギンなどは週に1回、イルカは半年に1回くらい計ります。赤ちゃんのうちは、できるだけ毎日計ります。
異常に体重が減っていると体調を崩している可能性がありますし、体重が急に増えていると赤ちゃんができている可能性もあります。
体重計に乗ってもらうのも一苦労ですが、餌の時間に誘導の訓練をして、徐々に慣れてもらっています。 |
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| 獣医さーん! おねがいしまーす! |
毎日の観察が、いちばん大切
動物たちは、体調が悪くても、「しんどい〜」とか「いたい〜」とか、言ってくれません。それどころか、野生動物の本能として、弱点を隠そうと、強がってしまうことが多いです。だから、飼育係は毎日の観察が一番の仕事。動物たちの「いつもと違う」状態にすばやく気づけば、いろいろな対処もして、病気になるのを防ぐこともできます。
アザラシやイルカは定期的に血液検査をしています。血液を調べれば、観察ではわからないような病気の兆候を見つけることができるのです。
また、妊娠しているかどうか、出産までどのくらいかなど、いろいろなことを予想する手段となります。
でも、採血の作業は動物の協力が必要になったり、時にはストレスを与えてしまうこともあります。動物にストレスを与えず、体調を知る材料、それは「うんこ」と「おしっこ」です。ジンベエザメの毎日のうんこはダイバーが回収して、色やかたち、におい、量、かたさ、ねばりけなどを調べた上で、顕微鏡で観察し、健康診断に役立てています。
動物が体調を崩している可能性があるときは、レントゲン検査や胃カメラ、超音波診断装置、麻酔器など、様々な検査器具を駆使して、動物の体の状態を調べ、薬をやったり、外科手術をしたりという様々な治療を施します。
動物も、人間と同じで、予防と早期発見が原則です。飼育係はそのために、毎日しっかりと動物を観察し、きっちりと記録をとっています。動物たちは生きていく力が強いので、よい飼育環境を整えて、動物たちの生きる力を最大限に発揮させてやることが一番大切なのです。 |
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