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ラッコ担当の一日は、餌を作り給餌に行くことで、あっという間に過ぎてしま います。ラッコは、人間と同じようにそれぞれ性格が違い、餌の好き嫌いもあり ます。それが担当者の頭を悩ませるところなのです。
いくら鮮度の良いイカや貝を使っていても、好みなければ受け取っても捨てられてしまい、水槽の底へ沈んでいきます。毎回潜って回収するわけにもいかないし、そのまま餌を放置しておくと水質悪化の原因になるので、とにかく捨てら れないようにするしかないのです。そこで担当者は、それぞれのラッコの好みに あわせた餌を作っていくのです。例えば、イカのゲソは、目が嫌いなラッコには その部分を切り落として与えます。イカの肝ひとつでも、色が薄い・柔らかい・ 傷があるものなどは嫌がるので、ラッコが好む条件に合ったものを慎重に選び出 していきます。
しかし、ここまで神経を使って丁寧に餌を作っているのに、いざ給餌をしてみると、たまに捨てられてしまいます。
捨てられっぱなしでは悔しいので、餌を与える順番を変えてみたり、餌の持ち方を変えてみたりしながら、少しでも餌を捨てられないように、工夫して給餌を行っています。時には「グルメ」や「大食漢」とも呼ばれるラッコですが、担当者にとってはそうばかりは言ってられません。好き嫌いがなく聞き分けのよいラッコなら、こんなに苦労しなくてもいいのに!!
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