| |
ラッコたちが暮らす「アリューシャン列島」水槽には、クロソイ・シマゾイ・メバルといった魚類も展示しています。この水槽の陸上部分には、ラッコたちが水中から上陸するための穴が開いているのですが、毎日ラッコのエサやりが終わった後に、この穴から魚たちに、ペレットという配合餌料や、アジやシシャモ、オキアミなどを与えています。
すると、魚たちはエサの時間を覚え、水面付近で「エサはまだ?」と飼育係員の様子をうかがうような可愛い姿を見せてくれるようになり、秘かな楽しみとなりました。
今年の1月に、全長20センチほどの、体色が赤色のとても可愛らしい姿をしたカナリーロックフィッシュ20尾が仲間入りしました。すると、黒っぽい魚ばかりだった水中部分が、華やかになりました。バックヤードでは食欲旺盛だったカナリーロックフィッシュたち、水槽に入れてしばらくは、様子をうかがって底のほうをウロウロし、先輩のクロソイの圧力には勝てず、なかなかエサがあたりません。
その上、ラッコはさらに強敵です。ラッコたちに気付かれると、すぐにエサを奪われてしまうので、我々飼育係員はラッコの動きを注意深く見ながらエサをまくという、“ラッコと飼育係員の戦い”でした。
しかし、最近では新入りたちも負けじと水面近くまでエサを食べにくるようになりました。もし「アリューシャン列島」水槽のエサやりを見かけたら、ラッコと格闘する係員と新入りの魚たちにぜひエールをお願いします。 |

▲カナリーロックフィッシュ
|