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エクアドル熱帯雨林 生きもの紹介・ウラ話
 
【リスザル担当より】
『汚名返上への道はキビしく…。』 (2004.7.2)
   名前は「カシス」、アダ名は「マッチョ」。海遊館のリスザルの中で、きわめて立派な体格の雄。さぞやモテモテ?いや、全然。なんと、とても気が弱いので す。1匹になるとちぢこまり、しょげると座ったまま頭を床につけ、腕の間から 恐る恐るあたりをうかがう始末。

 その様子は実に「不幸な男」。そして憧れの女の子「アンズ」にはフラレっぱなし。いつもこっそり彼女の後を追い、運良くタッチできたら、その手の匂いを かいで満足そうにしています。そのくせ、弱者には大威張り。そりゃ、モテないよ。

 そんな彼に汚名返上の時がきました。それは、健康診断のために仲間が飼育係員に捕まえられた時のこと。彼は大きさが何倍もある人間に立ち向かったのです 。顔は怒りに満ち、攻撃万全の体制でひるみません。係員は皆びっくり。

  「あの 弱虫が!」「あのヘナチョコが!」。仲間思いの行動は一躍ヒーローに。

 今ならアンズもきっとメロメロ、さあ、行け!興奮冷めやまぬ彼の前にアンズが通りかかりました。さっそく、後を追うカシス。それに気づいたアンズが「嫌っ」と軽く威嚇。途端にカシスはお得意の不幸な男のポーズで「ごめんなさい」。あぁ、恋の汚名返上への道はまだまだ遠いようです。
リスザル「カシス」
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