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ふと、あたりに目を向けると木々や草花に新たな息吹が芽生え、穏やかな心地よい日差しとともに生命の力強さを感じる季節となりました。私は、海遊館に来てまだ半年の新人飼育係です。今回は、ある1羽のオウサマペンギンを紹介します。
そのペンギンは、2月下旬までペンギンパレ−ドに参加していた中の1羽で、今は検疫のためと疲れを癒すために、バックヤードで飼育されています。さてそのペンギン、実は他のペンギンには見られない変わった行動をするのです。お…おど…踊っちゃうんです!!信じられない!と疑っている人のためにもう1回言いますね。ペンギンが踊るんです!
これは3月上旬に発見したばかりのとれたてピチピチの情報で、海遊館でも、私を含めて2人しか実際見たことがないというレアなものなんです。まあ踊るといっても、もちろん人間ぽい踊りではなく、例えると、昔はやった「フラワ−ロック」に近いかと思います。
このペンギンに餌を与えようと、後ろを向いてバケツに手を伸ばし、振り返った時です。小刻みにクイックイッと、上半身を左右に揺らしていたんです!最初はビックリして、まぶたがとれるかと思うぐらいまばたきしました。今では一度の給餌中に2回も踊る時があり、ついおかしくて「ブフッ」と吹きだすこともしばしば。見るのが楽しみです。
ペンギンパレ−ドに参加していたオウサマペンギンは、4月上旬には再び展示水槽に戻す予定ですが、このペンギンが展示水槽で踊るかどうかは誰にもわかりません。が、私は「彼(彼女)はエンタ−テイナ−!」と信じています。
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