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「南極大陸」水槽では11:00〜と15:00〜の一日2回、ペンギンたちに給餌を行っています。今回はその給餌についてお話します。
海遊館のペンギンたちのエサは、主にオスのシシャモです。お客様が、飼育係員が給餌している様子をご覧いただくと、ペンギンたちの前にエサを持っていくだけで、簡単にエサを食べてくれるように見えているかと思いますが、実はそう簡単には食べてくれません!私はペンギン担当になって約1年経ちますが、やっとペンギン給餌の技術が身に付いてきました。
シシャモを3〜5本手に持ち、それをペンギンの口元に持っていくと、たいていのペンギンは食べてくれるのですが、中には嘴(くちばし)を真上に向け、飼育係員が真上からエサを落とすようにして与えないと食べなかったり、1本ずつ嘴に向かってエサを嘴の横方向から投げ入れるようにして与えないと食べなかったり、さらにはシシャモを尾ビレのほうからしか受け取らないペンギンなど、食べ方も様々です。
また、飼育係員はエサを求めて寄ってくるペンギンたちにエサを与えていますが、順番を待つことが苦手なペンギンは、早くエサをくれ〜とばかりに催促して、飼育係員をつついてきます。つつく場所はいつも狙ったかのように、ジャンパーと分厚い長靴の間の、カッパとズボンだけの薄い部分です。それも太ももの裏やお尻などの柔らかいところだけを!
あの鋭い嘴でつつかれると、いくらカッパを着ていても小さなアザができることさえあります。私は思わず「痛いっ!」と叫んでしまう時もありますが、先輩係員はつつかれても体勢ひとつ変えず、ペンギンにエサを与えています。その給餌姿はまさに「職人技」です!皆さんも一羽一羽エサの食べ方が違うペンギンに、給餌している飼育係員の職人技もぜひ見てくださいね!!
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