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南極大陸 生きもの紹介・ウラ話
 
【ペンギン担当より】
『祝 おとな!』 (2008.6.13)
   「南極大陸」水槽で2007年9月に生まれたオウサマペンギンの3羽のヒナたち。そのうち2羽は展示水槽で孵(ふ)化し、親ペンギンに育てられましたが、1羽は人工保育で飼育係員の手によって育てられました。

 生まれてすぐのヒナは全身が灰色をしていましたが、1ヵ月を過ぎた頃から、ふわふわとした茶色の綿羽が全身に生え、3ヵ月をすぎた頃には体も大きくなり、親とほぼ同じ大きさにまで成長しました。そんなヒナたちも今年の5月頃から、足元の方から綿羽が抜け始め、綿羽の下からおとなの羽が見え始めました。今では3羽とも綿羽が抜け落ち、すっかりおとなの姿になって「南極大陸」水槽で暮らしています。

 その3羽のペンギンたちにはそれぞれ性格があります。ペンギンの両親が付きっきりで育てた1羽は人間にあまり慣れていません。3月頃からエサを食べる練習をしていますが、飼育係員が近づくとフリッパー(翼)をバタバタさせ、鋭いクチバシで攻撃してきます。おかげで、係員の足はアザだらけ…。

 別の親ペンギンに育てられたもう1羽は、おとなしくて飼育係員の手から上手にエサを食べます。実はこのペンギンの両親は、子育て中に飼育係員が近づいてもあまり気にせず、マイペースな性格だったので、こどももその性格を受け継いだようです。

 そして人工保育で飼育係員に育てられた1羽は、人間が大好きです。4月にバックヤードから「南極大陸」水槽に引越ししました。自分を人間と思い込んでいるのか、ほかのペンギンがちょっと苦手。ほかのペンギンがそばに寄ってくると、大人のペンギンのような低い声で鳴いて怒ります。ですが飼育係員の姿を見つけると、「ピピピー」とヒナ特有の高い声で鳴き、甘えて近寄って来ます。雪かきなどの作業中にもかまわず近づいてくるので、なかなか作業がはかどらないこともあります。

 姿はおとなと変わりませんが、中身はまだまだこどもの3羽です。

▲綿羽が抜け始めた
オウサマペンギンのヒナ
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