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太平洋 生きもの紹介・ウラ話
 
【魚類担当より】
『ぞくぞくデビュー!』 (2008.6.20)
   「太平洋」水槽に新しい仲間がやってきました。まずは世界初展示、2008年6月1日に登場した「イトマキエイ」です。自然界でもごく稀にしか姿が見られないとても珍しいエイで、「オニイトマキエイ(マンタ)」と似ていますが、よく見ると違いがはっきりしています。まず口の位置が「マンタ」は頭の先にあるのに対して、「イトマキエイ」は腹側にあります。そして「イトマキエイ」の方が「マンタ」より頭が小さいです。

 この「イトマキエイ」は2008年1月23日に、高知県土佐清水市以布利地区の定置網にかかったもので、餌付けは同市にある「大阪海遊館 海洋生物研究所以布利センター」で行いました。今まで世界の水族館で餌付けに成功した例がないため、エサの種類や与え方など手探り状態でのスタートでしたが、過去のジンベエザメやマンタの飼育経験を参考に、試行錯誤の結果、餌付けに成功しました。

 海遊館まではトラックに乗って約10時間、長旅の疲れも見せず元気に水槽を泳いでくれました。なんと到着した翌日にはエサも食べて、「太平洋」水槽にもすぐ慣れたようです。

 続いて、6月15日にやってきたのは新しいオスの「ジンベエザメ」です。海遊館で「ジンベエザメ」を2匹同時に展示するのは約7年ぶりのこと。私たち飼育係員も、いつも以上に作業に気合が入ります。

 「ジンベエザメ」は専用のコンテナで運ぶので、船での移動です。「以布利センター」から約21時間かけて海遊館へやってきました。もちろんその間は飼育係員も船に乗り込み、付きっきりで水換えや観察を行うので、常に気を抜けません。無事に「太平洋」水槽で泳ぎ始めた姿を見たときは、係員一同ほっと胸をなでおろしました。

 今では新入りの「イトマキエイ」「ジンベエザメ」ともに食欲旺盛で、給餌時間前には水面でウロウロしながら、エサの時間を待ちわびるほどです。

 新しいジンベエザメの愛称は、今後一般公募する予定。どんな名前になるのかな。
イトマキエイ
▲イトマキエイ

新しくやってきたジンベエザメ
▲新しくやってきたジンベエザメ

2匹で泳ぐジンベエザメ
▲2匹で泳ぐジンベエザメ

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