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ケルプの森 生きもの紹介・ウラ話
 
【魚類担当より】
『「カズノコ」の親はどんな魚?』 (2008.8.1)
   お正月のおせち料理に欠かせない「カズノコ」。どんな魚の卵かご存知ですか?正解は「ニシン」。

 ニシンは、北太平洋からベーリング海、アラスカ、カリフォルニア半島にかけて生息する魚で、春の産卵期になると、北海道西岸へ大きな群れをなして回遊してきます。明治から昭和初期にかけては大量に漁獲され、日本人にとっては古くから食材としてなじみ深い魚です。しかし戦後は、水揚げ量が激減し、現在お店で売られているニシンのほとんどが、海外から輸入されたもとなっています。ですから、国産のニシンはとても貴重な魚なのです。

 このように、名前はよく知られているニシンですが、意外と展示している水族館は少なく、ぜひ皆さんにご覧いただきたいという思いから、海遊館で展示することになりました。展示するニシンたちは岩手県にある宮古栽培漁業センターから、はるばる12時間をかけて海遊館にやってきました。

 搬入直後は4cmほどと小さかったため、予備水槽で毎日こまめにエサを与え、その結果2ヵ月後に約10cmに成長したので、いよいよ「ケルプの森」水槽へデビューとなりました。

 先輩のマンボウに驚く様子もなく、大きな円を描きながら元気に泳ぐ姿を見て係員一同ほっとしました。キラキラした「ニシン」の群れはとても美しいです。はやく北海道の海にも以前のようにたくさんの「ニシン」が戻ってきてほしいと思います。
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