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クック海峡 生きもの紹介・ウラ話
 
【タカアシガニ担当より】
『タカアシガニの脱皮』 (2003.7.18)
   先日、「日本海溝」水槽でタカアシガニが脱皮しました。脱皮自体はそれほど珍しいものではありません。しかし、脱皮を途中でやめてしまったり、甲羅が柔らかいうちに他のタカアシガニにおそわれてしまうといったトラブルも多くあります。今回は脱皮が完全に成功し、しかも最初から最後まで観察できました。あの長い足を一本一本抜くのはとても大変のようでした。時間がかかりすぎると新しい殻が膨張し、もとの殻から抜けなくなってしまうこともあり、その場合は無理矢理?お手伝いをして古い殻から引き抜いてあげるのですが、後々湾曲した脚になってしまうこともあり、とても難しいのです。

 脱皮は、はじめは甲羅の下側から抜けはじめます。堅い部分だけでなくエラ一枚一枚や触角、眼なども脱皮します。その後ゆっくりと長い脚を引っ張りながら少しずつ抜いていき、完全に抜け終わるまで約2時間。カニも大仕事をやり遂げたのでしょう、しばらくのあいだ腰を落としてじっとしていました。 脱皮後は、約1.5倍にも大きくなります!ここからが第二の難関、甲羅が柔らかいと外敵から襲われてしまいます。現在もそうですが、襲われないように大きなカゴをかぶせて、甲羅が堅くなるまでしばらく様子を見ています。

 展示通路には脱皮の様子がわかるように解説パネルも取り付けましたので、機会がありましたらご覧ください。
タカアシガニ
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