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「さかなの幼稚園」水槽で、サメの卵の標本を展示することになりました。標本は防腐液入りのビン詰めなのですが、そのまま展示するよりも、かっこいい樹脂封入標本にしてみようと思い、さっそく封入標本製作用のエポキシ樹脂セットを買ってきました。
2種類の液を混ぜて、標本のまわりに流し込んでおくと固まって封入されるのです。これには、樹脂を流し込むときに使うケースが必要です。市販のものもあるのですが、大きさが様々なサメの卵にぴったりのサイズはなかなか見つかりません。やむなく、自作することにしました。
何で作ろうか。あとではがせるように樹脂がひっつかなくて、表面が平らで、加工しやすい素材は…あった!ポリプロピレンの書類入れ。これを切って箱状に組み立てました。これだけではちょっと弱そうだったので、外側からスチロール板で補強してみたら、ばっちり(のように見えました)。
さっそく卵を入れて、液を流し込んでみました。おお、なんだかうまくいきそう…と思いきや、しだいにポリプロピレンのワクがくねくねと曲がりはじめました。樹脂が硬化するときの反応熱が意外と高く、ポリプロピレンが伸びてしまったのです。樹脂は表面がくねくねのまま固まってしまいました。
そこで、何度かに分けて樹脂を入れてみました。これなら、反応熱はそれほど高くならず、ワクはくねくねにならずにすみました。十分固まってから、ワクをはがしてみると…きれいな封入標本ができていました。めでたし、めでたし。現在「さかなの幼稚園」水槽では、海遊館で産卵された様々なサメの卵の標本と、イヌザメの赤ちゃんを展示しています。ぜひ、見に来てください。
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▲封入標本
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