海遊館日記

2012年12月

年末の大掃除

皆様のお家では終わりましたか?

海遊館でも年末の大掃除を行いました。今回は、「グレート・バリア・リーフ」水槽です。

潜水掃除は定期的に行い、アクリルや壁、擬サンゴについたコケを落としたり、底砂にたまったゴミ回収をしていますが、今回は頑張って、入り組んだ擬サンゴの奥の奥まで水中掃除機でキレイにしました。

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一年分?の汚れをしっかり吸い出しましたので、魚たちも、これで気持ち良く新年を迎えることができるはずです!!

皆様も良いお年をお迎えください。

ペンギンパレードの、そのウラで。

みなさん、もうペンギンパレードはご覧いただけましたでしょうか?

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よちよち歩くオウサマペンギン達はとってもかわいいですよ!!

今日は、そんなかわいいペンギン...ではなく、パレードの裏側をご紹介します♪

これは、ペンギンパレードの準備をしている風景です。 

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何をしているのでしょうか??なにか撒いているようですが...。

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次はモップで拭いていますっ!

???

実はこれ「消毒」をしているところなんです。

シート周辺は人が行き交う場所なので、多くの菌がシートに付いています。菌はペンギン達にとって大敵なのです!!

そもそもオウサマペンギンは、細菌の少ないとても寒い地域で生活しているので、菌に対してあまり免疫がありません。

このように「消毒」等の工夫を行わないと、ペンギン達は外の道を歩けないのです。

そこで、毎回パレードの直前に、飼育係員がこの大変な「消毒」作業を欠かさず行っているのでした!

「消毒」をした後のシートの上は通行されませんよう、皆様ご協力をよろしくお願い致します。 

 

何してるのかな?

ふと、お昼すぎに「日本の森」の水鳥コーナーを見ると、いつもは浮いている木にすくっと立っているコサギの背丈が妙に低い気がします。

普段はこう。

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今日はこう。


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ん??よく見ると足は浮き木を留めている細い木(コサギが乗ったため沈んでいます)につかまってますが、いわゆる腰を落とした状態で、おしりを水につけてるのです。

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 あんた、何してるの?と思わず写真を撮ってしまいました。

これは水浴びをしようとしているところで、夕方の給餌時間に水面に脂が浮いてることがあるのですが、こんな方法でやっていたんですね。

 

今日は結構寒かったのに水浴びしたんだ...。

背が縮んだのかとびっくりしたよ。

黄金の...

「パナマ湾」水槽は今、アカハナグマでわいておりますが、水中をのぞきますと、かわいいハリセンボンがたくさんおります。

ハリセンボンと言えば、皆、ふくらんだ「ふぐぢょうちん」のイメージがあるようですけど、膨らむことは取り上げるなど、余程のことがなければありません。

さて、このハリセンボンの中に1尾だけ、他のハリセンボンとは異なり、黄色あるいは金色っぽいものがいます。
私たちは「黄金のハリセンボン」と呼んでいます。

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魚の中には体色がさまざまな種もいるのですが、ハリセンボンでは珍しいように思います。

皆さんもこの黄金のボンちゃんを探してみてください。狙い目は水槽内を係員がうろうろしている時です。

飼育係員の姿を見ると、餌を求めてピュッと水面近くで水をピュッとはいていることが多いですよ。

2012年もあとわずか

11月初旬から行っていた、サンタダイバーも25日で終了しました。

 

みなさんは幸せで楽しいクリスマスを過ごすことができたでしょうか?

 

私は、水槽越しに楽しそうに過ごしているみなさまの姿から、たくさんの幸せをわけていただきましたよ!

 

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毎年、サンタダイバーの時期が終わると年末ということに気づきます。

 

大掃除せな~

 

年賀状書かなぁ~

 

お雑煮食べたい~

 

年末年始の準備、これから始めます・・・

「海遊館スクール」をご存知ですか?

「海遊館スクール」をご存知でしょうか? 

「海遊館特別講座」というちょっと堅い名称ですが、楽しみながら生き物の不思議を学んでいただける内容を心がけています!

これまで、チリメンジャコの混じり物(チリメンモンスター)探しやイカの解剖、タコ壺作りなどを行ってきました。

今回は、10月~11月に行った、「タコ壺作りに挑戦!」の様子をご紹介します。

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このスクールのメインメニューは、自分で粘土をこねてタコ壺を作り、2週間後に七輪で焼き上げる事です。そしてこのタコ壺をタコのいる水槽に入れてタコが入るかどうかを確かめます。

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もちろんこれ以外に、タコ壺の歴史(大阪湾では約2000年前の弥生時代にすでにタコ壺が使われていました)の話やタコの能力を知る水槽実験など盛りだくさんな内容です。

さて、今回のスクールは私たちスタッフにとっても初めての試みで、参加者のみなさんが一生懸命作ったタコ壺が割れずにうまく焼き上るか?タコが壺に入ってくれるか?タコの実験がうまくゆくか?など不安一杯のメニューでした。

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でもやってみるとほぼ成功のうちに終えることができ、参加者の皆様の満足も得ることができたようでした。 

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「海遊館特別講座」は春・夏・秋・冬の年4回実施しています。 

海遊館ホームページに内容や募集要項が掲載されますので、ぜひご参加下さい!

ツーショット

今日はクリスマス。

毎年恒例のサンタダイバーもとうとう最終日を迎えます。

海遊館でも記録用の写真を撮っておこうとお客様の邪魔にならないように館内へ。

まず一枚。

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ジンベエザメの泳ぐ太平洋水槽でパシャッ!!

相変わらず人気のサンタダイバーさん。

よし次はジンベエザメとのツーショットを!!

でもなかなかジンベエザメがやってきません・・・

おお!やっと来たでー チャーンス!!パシャッ。

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せっかくのジンベエザメとのツーショットが・・・ピンボケやし、通り過ぎてるし。

次こそはと気合を入れたのですが、サンタダイバーとジンベエザメのタイミングが合わず断念。


それじゃあ最後にエイっと!

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エイとのツーショットを試みましたが、やっぱりピンボケに・・・

よし!来年こそは、ばっちりツーショット写真撮れるようがんばってみます!!






全国デビュー!!

12月某日、北海道は千歳市で日本各地の水族館飼育係が集まる研究会がありました。

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私も初めて参加し、日頃の成果を発表してきました。

そう!全国デビューしたのです!!(だからなんやねん)

大きくて綺麗な会場にいささか物怖じしつつも、なんとか無事に発表終了!

発表の後は、色々な水族館の方と情報交換をしたり、相談をしたり、とても有意義な時間を過ごしました。


ちなみに、私が発表したのは『健康管理のためのお魚のトレーニング』。
(本当はもっと難しいタイトルなんですけど、わかりやすく言ったらこうなりました)

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写真は、発表内容の一部で、フグにエコー検査(超音波診断)をしているところです。(ボケボケですみません・・・)

魚だってちゃんとトレーニングすれば、押さえつけなくてもイルカやアシカのように検査や治療をできるんですよ~という内容です。

発表まではスライドの準備をしたり、先輩方の前で発表練習したり、もちろんいっぱい緊張もして大変でした。

終わった今となっては、いい経験をさせてもらったなと思います。


海遊館ではこんなことをしながら、技術を磨いているんです!

「太平洋」水槽のダイバーは何をしているのか!?

ジンベエザメなどを飼育している「太平洋」水槽の底で、ダイバーが作業していることがあります。

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よく見ると、ダイバーは風呂桶?とそれにつながった長いホースを持っています。

実は、風呂桶のような物が吸い込み口になっていて、餌の残りやウンチを海水ごと吸い込み、ホースで運んでいます。

そうなんです、水中掃除機なんです!

ホースの先はサイクロンタイプの分離機につながっていて、そこで荒ゴミをとります。

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最後に細かなフィルターを通して水槽に戻します。

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生物がウンチ(あたりまえですが...)をする限り、この作業は続きます!

サンタがいっぱい!!

この季節になると海遊館では恒例の「サンタダイバー」が登場します。

以前、このブログでもサンタダイバーが紹介されていましたが、実はこのサンタダイバーには種類!?があるんです。

例えば、小柄だったり、大柄だったりと様々なサンタダイバーが存在します。
今回は特別に少しだけ紹介します。

このサンタダイバーさんは小柄です。
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ズボンの裾が気になります・・・

そしてこのサンタダイバーさんは大柄です。
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上着の丈が短いかも・・・

サンタダイバーが登場する期間もあとわずかですので、この機会にぜひ会いに来て下さい。

タチウオはじめました

トピックスでも紹介しましたが、1211日(火)より6階特設水槽にて、タチウオ約50尾の展示をはじめました
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みんな、立ち泳ぎしてますね~

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タチウオの名前の由来は 立って泳ぐから「立ち魚」 太刀みたいだから「太刀魚」などが言われています、どちらも納得できますね
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水槽の底の方には先住のアオリイカがいます タチウオとアオリイカの混泳する水槽なんて、なかなか見られませんよ

タチウオの展示は平成251月下旬までの予定です お見逃しなく!

アザラシ☆クリスマス

クリスマスの雰囲気を楽しんでいただきたいと思い、ささやかですが、アザラシのお食事時間をクリスマス仕様にプチバージョンアップしました。
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サンタさんからアザラシたちへお魚をプレゼント☆

え?カマイルカがサンタダイバーからお魚をもらっている方が画力が強いって??

そ、そこは人数でカバーです(汗)。
サンタが4人もいますからね。←だから何やねん

バケツもクリスマス仕様でちょっと可愛くしてみました。
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さて問題です。これは誰のバケツでしょうか?

海遊館のアザラシで「サク〇」といえば・・・正解は「モンタレー湾」水槽で確かめてみてくださいね。

アシカの1回目、3回目のお食事タイム後が、アザラシたちのお食事タイムです。
(※動物の体調などにより、変更する場合がありますので予めご了承ください。)

素敵なクリスマスのひとときを、ぜひ海遊館でお過ごし下さいね☆

今年もやります!

今年も冬の恒例イベント、海遊館前イベント広場にて、オウサマペンギンによるペンギンパレードを実施します!

期間は2012年12月22日(土)~2013年1月6日(土)、2013年1月12日(土)~1月14日(月) で、1日3回11:30~、13:45~、15:45~
(各回約20分)となっております!
今年は屋外展示もあるのでお楽しみに~♪♪♪

今年の選抜メンバーは海遊館生まれの若いペンギンたちが中心です。
初選出のペンギンもいるため、どうなることやら・・・。
現在、選抜されたペンギンたちは予備水槽で気温や環境にならしています。

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パレードの観覧はなんと無料!!!
是非見に来て下さいね♪

ついに・・・

先日ご報告しましたが、「モンタレー湾」水槽の裏側にアザラシたちが寝るための陸場を設置しました。

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ところが、設置はしたもののアザラシたちは気に入らないのか、ここで寝ている姿をなかなかみることができませんでした。

「苦労して設置したけど、やっぱりそう簡単には気に入ってもらえないのかなぁ・・・。」

と、少し悲しい気持ちになっていたある日の夕暮れでした。

ふと、生き物たちの様子を確認しようと水槽を見に行くと、そこにはなんと!

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ゴマフアザラシの「チチ」が増設した陸場の上で気持ち良さそうに寝そべっているではありませんか!

この瞬間、設置した時の苦労は全部吹き飛びました!

普段から私たちが動物たちの事を思って行っていることであっても、それが動物たちにすべて歓迎されるとは限りません。

ただこうして、お互いの考えが通じた時はやっぱり嬉しいものですね。


赤ちゃん大ハッスル!!

2012年12月7日より「パナマ湾」水槽にデビューしたアカハナグマの親子たち。

当日は、親子がどのような動きをするのか記録するために24時間観察を行っていました。

お母さんのアズキは以前もこの水槽にいたことがあるので、落ち着いた様子。

一方赤ちゃんたちはといえば...初めての広い場所、初めて見るもの(水槽の中には魚たち!)、大きな木に登って初めて上から見る景色。すべてが楽しくって仕方がなさそうです。餌の時間にはお客様の前に出て必死で餌を食べています。
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マイペースで少しおとなびたアセロラ、何事も果敢にトライするパプリカ、お母さん大好きなローズ。日に日に個性が強調されていくのは気のせいでしょうか。

それもこれもアズキのおかげ。初産で「うまく子育てできるかなぁ」と不安を抱いていた私たちの心配はまったく必要ありませんでした。

それでも元気なこどもたちの世話は疲れます。
「あんたたち、お母ちゃん疲れたわ。ちょっと休憩させて」と思う時もあるかもしれません。
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とはいえ、またすぐにかわいいわが子たちと無邪気に遊んではしゃぐアズキには感心させられっぱなしです。

ちなみに、こちらは小さな穴の空いた丸太にみんなで群がっているところ
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餌の時間にこの穴の中に餌を詰め込むと、ハナグマたちは前あしと鼻を上手に使って餌を取ることができますが、餌がなくなっても、おいしそうなにおいがしてたのかな?

「和」から「愛」へ

海遊館5階の企画展示室にて、特別企画展示「アクア ライフ~愛のかたちはさまざま~」が
はじまりました。

前回、この企画展示室では7月~11月まで、「和」をテーマに「百魚繚乱展 海を彩る美しきいのち」を行いました。

今回のテーマは「愛」ですよ、愛。

それはさておき、今日は企画展ができるまでの様子をご紹介します。

まず、前回の展示が終了したら、生物を移動し、水槽はバックヤードで新しく組み直します。
そして、前回使ったパテ―ション(装飾)などは、水槽の配置が変わるので新しく作りなおしたり、使えるものは説明を今回の展示仕様に変えます。
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パテ―ションができたら、水槽を新たに設置して、水を循環して、最後に生物を入れます。

と書くと簡単そうですが、ここにくるまでに何度も生物飼育や展示の方法、説明文の作成や関連イベントなどについて会議を行い、装飾をお願いする業者さんとも打ち合わせをします。

新しくやってくる生物も多いので、馴致も欠かせません。

だいたいはオープン前日までいろいろな作業を行い、「もっと早くアレをやっとけば...」とか「こういうふうにすればよかった」などもんもんとして初日を迎えます。

てなわけで、新企画展示オープン直後の私たちは少し寝不足ですが、皆さんに喜んでもらえたらいいなあと思います。

大型水槽が多い海遊館の小さな企画展の小さな水槽、
愛らしい小さな生き物たちに注目してみてください。

全貌は見てのお楽しみ!


イルカ通信12月号~アクアがはまっていること。編~

カマイルカ達が生活する「タスマン海」水槽。

海遊館生まれのアクア(2歳)が、今、はまっている事、それは、、、

水槽のガラス部分の角っちょに、口の先端を突っ込むこと。

そのおかげで、ほら~
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あごの先がこすれてまっ白。
そのまわりも色がややうすくなっています。

イルカ達は何かしらのブームが来ると、とことん追求しちゃうのですよ。。。
さすがにこの口先こすりブームは私たちもかなり頭を悩ませています。

アクアが新たに熱中できることって、なんだろう・・・

いよいよ始まります!!!

さあ!ちまたで噂の(?)アレがいよいよ本日より始まりますよ~!!
アレって??

のいっぱいつまった特別企画展
「アクアライフ~愛のかたちはさまざま~」

そう、今回の企画展のテーマは「繁殖」。
それは全ての生き物たちにとって、子孫を残すために不可欠なことです。
変わりゆく環境の中で生き抜くために、生き物たちが身につけた様々な繁殖の方法や、行動を5階企画展示室でご紹介します!

この顔に注目!

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企画展のために葛西臨海水族園からやってきたファインスポッテッドジョーフィッシュです。

ファインスポッテドジョーフィッシュはアゴアマダイの仲間で、成長すると40cmほどになります。
この大きな口で砂や珊瑚礫を移動させて、自分や我が子を守るために巣を作ります。
さらに、繁殖期を迎えた雄は雌の産んだ卵を口の中で守ります。
巣作り名魚?なうえにイクメンなんですね♪

企画展に登場するジョー君(ちゃん?)は全長15cmほどですが、一生懸命、立派な巣を作ってます。
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ぜひぜひ、巣作りに励むジョー君を応援してね♪

「アクアライフ」の会場には、親子愛、夫婦愛などなど、たくさんの愛が溢れてます(*´ω`*)
みなさんも生き物たちのさまざまな「愛」をのぞいてほっこりしてみてください(´∀`*)


3ヵ月にしてこの貫録

9月2日に生まれたオウサマペンギンの赤ちゃん。

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赤ちゃんの写真はいつ見ても心が和みますねぇ~。

3ヵ月が過ぎた今、どのような姿になったのでしょう。

じゃじゃーん。

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ここまで大きくなりました!!

ちなみに左側に立っているのがお母さんペンギンで、お父さんペンギンは・・・プールで遊泳中でした。(ちゃんとお父さんペンギンも子育てをしていますよ)

海遊館で生まれたオウサマペンギンの中でも成長スピードはトップクラス。

先月末にはお母さんペンギンの体重を超えちゃいまして14kg台突入~。


ペンギンの子育ては来年5月まで続きます。

がんばれ!!お母さんペンギン、お父さんペンギン。

クリスマスはお楽しみに!

クリスマスイベントとして12月22日~25日の4日間、ジンベエザメが泳ぐ「太平洋」水槽、あるいはイルカの「タスマン海」水槽で、ダイバーによるサプライズ・メッセージ・サービス『アクアメッセージ』を実施します(応募は締め切りました)。

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このダイバーは飼育係。「太平洋」や「タスマン海」水槽の担当者が行います。このイベント、サプライズイベントであることから、ダイバーはとても緊張します。お客様の前でメッセージを出すタイミングを間違ったら...とか、いざという時にボードを落としたら...とか。

一番困るのはボードを出した後、お客様の反応が見えにくく、たぶん喜んではいただいてるんだろうけど...とダイバーが申しておりました。
私がリハーサルの際、お客様側から見させていただいておりましたが、皆様、自分たちに向かってくるダイバーに「?」となり、ボードを見て「わーっ!」と盛り上がっておられましたので、ダイバーにはそう伝えました。

でも、イベントに参加される方、そしてイベントに遭遇された方、おおいに盛り上がっていただき、ダイバーにも幸せをおすそ分けしてやっていただけるとうれしいです。

アシカニュースvol.41

今日は、カリフォルニアアシカ「コア」くんのトレーニングのお話です。

アシカニュースvol.39で「コア」くんが輪投げのトレーニングに励んでいることをお伝えしました。
最近は、3~4m離れた場所から投げても上手に首でキャッチできるようになりました。
では、登場していただきましょう。

じゃん。
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「コアくんだよ~。」

では、最近覚えた新しい種目を紹介します。
『持ってこい=おもちゃを口でくわえて回収し、係員のところに持ってくる』です。

取ってくるおもちゃはコレ。
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係員お手製 通称「ミドリのん」です。(「のん」とは大阪弁で「~の物」という意味)
これを水面にぽいっと浮かべておき、合図をコアくんに出すと探してきてくれます。

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「持ってきたよー。」

遊んだおもちゃを自分でお片付けしてくれるので、係員的にはとても役立つ技と言えます(笑)
今は浮かんだおもちゃしか回収できないので、今後は沈んだものも持ってこれるようにトレーニングを続けています。

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「がんばるよー。」


濾過装置の点検清掃です!

濾過装置(ろかそうち)とは、生き物たちのいる水を絶えずきれいにする装置のことです。

汚れた水はこの濾過装置の中にある細かい砂を通過することによって浄化されます。
しかし、何年も使っていると濾し取った汚れがたまり、逆洗という洗浄作業をしても取り除けなくなります。

そこで、濾過装置の蓋を開け、中の濾過砂と同時に汚れも取り出します。
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濾過装置は大きいもので高さ1.8m、直径3mもありますので砂を取り出す作業も大変大がかりになります。
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濾過装置の内部は秘密基地のように楽しく遊べそうですが実は暑くて蒸し風呂状態なのです。

生き物たちが気持よく水中を泳ぐ中、裏方は汗だくで頑張っています!

飼育スタッフの防寒着いろいろ

日に日に寒くなる今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
さて、寒くなると重ね着をしたり厚手のジャンパーを着る機会が増えますが、飼育スタッフもこれにもれずジャンパーを着ます。

特に、寒い地域で生活している生き物がいる水槽に入る時は、必ずジャンパーが必要になります。
海遊館では、ラッコが暮らす「アリューシャン列島」水槽やペンギンたちが暮らす「南極大陸」水槽がこれに当たります。また、アシカやアザラシが暮らす「モンタレー湾」水槽は外気が入ってきますので、冬になると室温が一桁になりジャンパーは欠かせません。

そこで、今回は各水槽に着て行くジャンパーを紹介いたします。

まず、「アリューシャン列島」水槽に着て行くジャンパーです。
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真っ青のジャンパーでとてもきれいな感じです。

次に「南極大陸」水槽に着て行くジャンパーです。
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真っ黒でワンポイントに黄色の文字で「海遊館」と刺縫されています。ちなみに、この「海遊館」と刺縫されているものは枚数が少なくかなりレアものになります。
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そして最後にアシカやアザラシたちが暮らす「モンタレー湾」水槽に着て行くジャンパーを紹介します。
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光沢のある深い緑色で、刺し色にオレンジ色を使ったなかなか渋いジャンパーになります。

衛生管理の目的から、水槽ごとに着て行くジャンパーを分けているのですが、デザインや色は各水槽担当者が決めているので、どれもセンスの良い?!ものになっています・・・ので、じっくり見てくださいね。


アカハナグマ赤ちゃんデビュー

本日からパナマ湾水槽にてアカハナグマの赤ちゃんの展示を開始しました。
この赤ちゃんは母アズキと、現在バックヤードにいるリンゴとの間に9月6日に産まれた♀3頭です。


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ハナグマの繁殖は季節性があり、アズキが産まれた動物園では5~6月頃が繁殖時期、アメリカ生まれのリンゴとイチゴは9~10月頃と伺っています。
リンゴは今年で2歳、アズキは5月で2歳なので、まだリンゴが性成熟していない可能性も高いけれども、来年以降の繁殖のためにもテストしてみようということになりました。
また、ハナグマは普段雌を中心とした群れで暮らしていますが、同時期に複数の雌が妊娠し、子育てする母親は群れから少し離れて生活し、こどもがある程度成長すると群れに戻るということも聞きました。
現在、当館にいる雌3頭が一斉に妊娠してしまうと、隔離する部屋が不足してしまいます。
そこで、今回は雌の中で一番物おじしないと思われるアズキを選び、バックヤードで5月末から7月初旬の1ヵ月半、同居を行いました。

同居中の2頭はそんなに仲がよいわけではなく、むしろ小競り合いがよく見られました。
特にアズキはリンゴが近づくと嫌がる様子が見られ、交尾らしき行動も見ることはできませんでした。
6月末に少し2頭の仲が接近したような気がしたものの、7月に入るとまた小競り合いが再開されたため、同居は中止し、アズキはパナマ湾水槽のトマトやイチゴの元に、リンゴはひとり暮らしに戻ったのです。

そして8月のお盆前、担当者がアズキの体重が増え、お腹が膨らんできたことに気づきました。
「まっ、まさかね...」と思いましたが、念のため、獣医に頼んでエコー検査をすると、腹の中にこどもが見えたのです。
3頭以上はいるのでは?とのことでした。

ぎょえーっ!リンゴくん、やったね!
ということでアズキはバックヤードで出産準備を行い、9月6日に無事出産いたしました。
アズキの巣箱はカワウソ用のものを流用しました。

出産後のアズキは大変神経質になり、係員が接近すると激しく威嚇をしたため、極力バックヤードへの入室も避け、ビデオでの行動確認をしたところ、授乳行動を確認することができました。

jyunyuuS.jpg生後1カ月もするとこどもたちの動きが活発になったことから、目が開いたものと予測されます。
このころになると、アズキの係員への威嚇も少なくなり、生後2カ月頃にはアズキに与えているドックフードやリンゴ、バナナなどをこどもたちも食べるのが見られました。
私たちもこのちびちゃんたちのことを、早く皆様にお知らせしたかったのですが、今回は当館での初出産であったため、慎重に慎重を重ね、生後3カ月を過ぎた今日からの展示と相成りました。

kodomoS.jpg展示にでた3姉妹たち。
当館のアカハナグマの愛称は「赤いもの」にちなんでつけているため、「アセロラ、パプリカ、ローズ」と名付けました。
展示槽は木があったり、池があったり、初めて見るものばかり。
さっそくおてんばぶりを発揮しています。

このかわいい娘たち、餌の時間(11:15、15:30)にはアクリルガラスの前に来てよく見えると思います。
皆様、よろしくお願いいたします。

冷蔵庫の中身


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一見、レトロな感じのこの写真。

海遊館のバックヤードの一角を写したものなのですが、なぜか海遊館に電子レンジと冷蔵庫
(しかもめっちゃ古いタイプ)。

これらは人間用ではなく、動物専用です。

電子レンジは、リスザルの餌となる「ゆで卵」を作ったり~。

じゃあこの冷蔵庫には何が入っているんでしょう?
動物たちの餌となるお魚でしょうか?

よくよく見てみると...
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扉には「キレイな物専用 うんこ・しっこ禁止」の文字。

普通はうんこやおしっこは冷蔵庫には入れませんよね!
じゃあ何が入っているかというと...

冷凍庫には...

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アイスパックや凍らせたゼリー状のサプリメントが。

アイスパックは動物を冷やす時に使います。
サプリメントは凍らせた方が動物に与えやすいために凍らせています。

じゃあ、冷蔵庫はというと...

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動物に与えるお薬や目薬などが入っています。

だから汚いものは禁止なんですね。

ちなみに、汚いもの「うんこ・おしっこ」専用の冷蔵庫もちゃんとありますよ!



最近のカワウソ事情

「日本の森」のコツメカワウソ、現在の展示は2010年生まれの「わんぱくフォー」(イガ、ニラ、ザクロ、シュロ)です。

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では、10月に新婚展示をしていたヤット&アヤメのペアはどうなったかといいますと...。


実は、このペアの形成は9月からです。アヤメはヤットにべた惚れな感じですが、ヤットが今一つそっけなかったのです。

というのも、ヤットは今年1月にツバキが出産した前後、ツバキと一緒にいて、「ツバキ大好き」だったのです(こどもの父親は別のオスです)。

次の繁殖を控えるため、ヤットはツバキと離れることになり、ヤットはひとり暮らし。

そして、ツバキ親子は展示の準備を行っておりましたが、ツバキのこどもたちに心臓の病気があることがわかりました。下の写真で左に写っているグミ(♀)は病状がでることはなかったものの、残念ながらパセリ(♂)とナズナ(♀)は病気を克服することができませんでした。

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ロック(♂)も心臓肥大が見られ、一時は危うい状態でした。
しかし、ロックは獣医や担当の処置に加え、ヤットがまめに面倒をみてくれたため、今でも薬を欠かすことはできませんが、回復し、爺ちゃんカワウソたちと静かに暮らしています。

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そんなことがあった初夏が終わり、7月にアヤメが海遊館にやってきて、ヤットはアヤメと同居することになりました。

しかし、アヤメさん、ヤットに迫る割には、ヤットがその気になると、自分がヤットの背面に回りこみ、交尾させてくれません。

長いこと女同士で暮らしていて、リーダー?のようになっていたアヤメは交尾の方法がわからないのでしょうか?ヤットにしてみれば「俺はどうしたらいいのさ!」ってところです。同居前に世話をしていたロックも気になるし、大好きなツバキの声も聞こえるし...。

そこで、ヤットが他のカワウソの気配を受けないようにするのと、泳ぐのが大好きなアヤメが広い展示に出て、♀らしい気分?にならないかな―と思い、10月に新婚展示を開始したわけです。

最初は全然知らない場所で「ここはどこ?どうしたらいい?」と戸惑っていた2頭。
慣れてくると、怖がりだけどやる時はやるアヤメは、ばんばん泳ぎまわり、岩をよじ登ろうとしてヤットに止められることもありました。
前よりも少しは親密になったかな?(係員の欲目かもしれません)と思われたので、1ヵ月弱で2頭はバックヤードのお部屋に戻りました。

これからの「愛のゆくえ」に期待!
ayameyat.JPGん?上にいるヤットさんは少しお疲れのようすです。いやいやきっと眠いのでしょう。

 

さて、「わんぱくフォー」たちですが、バックヤードにいる間に年1回の健康診断を実施しました。

あまりに太り過ぎていて「もっと痩せなさい!」と獣医に怒られたり、歯がぐらぐらして抜いたものなどいたものの、無事検査は終了しました。

今回、「わんぱくフォー」がバックヤードにいる間に、どうしても試したかったこと。
それは今夏、新潟に出張していた、「わんぱくフォー」の弟のゴボウ(昨年生まれ)や叔父のイブキとの同居です。
わんぱくフォーがシックスになったら!
ゴボウはイガらの弟ですし、年齢的にもこれが最後のチャンスかと思っていたのです。

しかし、ゴボウのわがままぶりに最初は我慢してつきあっていたお兄様方ですが、調子に乗ってお兄様にいたずらするゴボウにとうとう耐えきれず、同居はNGでした。
イブキだけを「わんぱくフォー」に加えることはできないので、ゴボウと行動を共にしています。

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ゴボウ、お兄ちゃんたちとは一緒にいられなかったの?

「シュロ兄ちゃんは好きだけど、あとは嫌い」だそうです。

というわけで、カワウソたち、今日も元気です。 


隠れ?写真スポット出現!

現在、冬のイルミネーション「海遊館ウィンターパラダイス」を開催中です。

今年は、エントランスビル3階の大階段上にジンベエザメやマンタのイルミネーションが「どかっ!」っと輝いておりますが、その前に2つのペンギンさんが不自然?に向き合って立っています。

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実はこれ、下の写真のようにペンギンの間に立って海遊館をバックに写真を撮ると、高さ約20mの「ビッグペンギン」と一緒に写真におさまる事ができる「撮影スポット」だったんです! 

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ビッグペンギンは期間中毎日17:00~点灯ですので、是非、撮影に来てくださいネ!

ニューヨークタイムズマガジンのベニクラゲ

The New York Times Magazineにベニクラゲの記事が載りました。

内容はベニクラゲの若返りと不老不死をめぐる京大の久保田先生の物語。いまならWebで記事が読めますのでぜひご覧ください。

http://www.nytimes.com/2012/12/02/magazine/can-a-jellyfish-unlock-the-secret-of-immortality.html

私のベニクラゲの写真を使ってもらっちゃってます。うれしはずかし、表紙にも!

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ニューヨークタイムズマガジンの事情で、クレジットが撮影者名で出ておりますが、実は海遊館で飼育していたベニクラゲの写真なんです。

海遊館のベニクラゲの展示は夏から秋にかけて行っています。現在は、残念ながら終了しました。

タイムズの記事に間に合えばよかったのに~

はたして寝心地は...

11月27日の海遊館日記「ルークの挑戦!」で、アザラシたちの寝床の増設したところ、ボスアシカの「ルーク」の挑戦が始まったというお話を書きました。まだ読んでいない方、もう一度読みたい方はコチラ!

今回は、アシカやアザラシたちの寝かたをご紹介します。

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写真の木の床が新しく増設した寝床です。

アザラシたちはどのように寝るのかといいますと
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このようにある程度の距離をとりながら寝るのです。
これでもアザラシにとっては狭いようで寝床争いでケンカをすることも・・・

ちなみにアシカたちはといいますと

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このように狭い場所に重なり合って寝ます。

アザラシとアシカ、同じ鰭脚類でもこれだけ寝かたがちがうんです。


はたしてアザラシたちが新しい寝床を気にいってくれるのか、はたまたまったく無視されてしまうのか・・・。

結果はまたご報告いたします。










リスザル「ポメロ」の成長

平成24年8月14日生まれ、リスザルの「ポメロ」です。

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11月30日をもちまして、特別展示は終了となりました。

まだまだあどけなく、可愛らしい行動やしぐさに癒されたお客様も多いのではないでしょうか。

多くのお客様にご覧いただき、「ポメロ」も毎日いろんなお客様の顔を見ることができ、とても良い刺激になったと思います。


「ポメロ」が生まれてから3カ月が経ちました。

海遊館では、これまでに何度もリスザルの赤ちゃんが誕生していますが、赤ちゃんが1歳くらいになるまでは、お母さんにべったりとくっついているため、実は赤ちゃんがどのような成長をするのかはっきりと知ることはできませんでした。

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今回、リスザルの人工保育が初めての試みだったため、はじめ私たち飼育係は右も左もわからない状態でした。

ミルクの種類ってなに?与えるミルクの温度はどのくらいで、一度にどのくらいの量飲むのだろうか?ミルクを与える頻度や回数はどうしたらいいの?

とにかく「?」の連続で、他の動物園等での人工保育の例を参考に進めていきましたが、例はあくまで例であり、「ポメロ」の発育状況に合わせて授乳の量や回数を変更していくことが一番大変でした。

毎日変わる体重とにらめっこをし、増えているうちは安心ですが、減ったりした日には急に不安になったり。でも、ポメロは順調に成長してくれました。

赤ちゃんの仕事は、泣いて飲んで寝ての繰り返しとはまさにそのこと。

次第に起きている時間が長くなり、ミルクを要求するようになりました。

そして、約1カ月後から離乳食を与え始め、今ではすっかり大人と同じ餌を食べることができるようになりました。

最近はいろいろなことに興味を示し、係員の制服のボタンを奪おうとしたり、脱走しようとしたり・・・

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今改めてこの3ヶ月を振り返ると、胸がいっぱいになります。

自分も母親になったらきっとこんな感じなのかな?と密かに想像してしまいます。

これからも「ポメロ」が健康に成長し、立派な大人になってくれることを祈りたいと思います。


では、またお会いしましょう~!(ポメロより)

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