海遊館日記

長生きの秘訣?

「エクアドル熱帯雨林」水槽のリスザル・ジャックは今年の7月で20歳になります。リスザルの寿命は10~15年といわれているので、ジャックはかなり長生きかと思われます。
ところで、海遊館ではリスザルには1日3回、朝はイヌ用の人工飼料、お昼前はリンゴやバナナなどの果物、夕方はサル用のペレットとゆで卵、缶詰のコオロギなどを与えています。
果物を食べている印象の強いリスザルですが、野生下では昆虫や小動物なども食べており、結構肉が好きなんだそうです。
で、ジャックですが、朝やお昼の餌を持って行くと、手渡しすればとりあえず食べるものの、あまり積極的ではありません。
しかし、朝の餌の後に、同居しているショウジョウトキ給餌に行くと、異常に目をランランとさせて近づいてくるのです。
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ショウジョウトキは肉食の鳥で、当館ではオキアミや小さなエビ、ワカサギやシシャモなどを与えています。
ジャックの狙いはこれらなのです。
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トキの餌は小さな池にまいてやります。その上、「食べられてなるものか!」となるべく池の真ん中に置くようにするのですが、トキが食べる時、まきちらして端にいった餌はサルに取られてしまうことも。
しかし、ジャックは前肢が濡れるのもかまわず、自ら取ってしまいます。
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普通、リスザルは水に濡れるのを嫌がるのに、この執念...。
満足げなジャックじい。
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長生きする個体は違うよね~♪
ちなみに週2回ある、ピラルクなど魚の給餌の際も大好きなアマエビを狙い、係員につきまとってます。
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