海遊館日記

2013年9月

グミの特技??

高知県土佐清水にある以布利センターに出張した係員に、「カワウソのおもちゃになる貝殻を持って帰ってくれー!」と依頼したところ、すてきなタカラガイをくれました。
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さっそく、バックヤードにいる昨年生まれの「ロック」に渡したところ、大喜び。

まあ、これが普通のコツメカワウソの喜び方です。

 

しかし、「ロック」の妹(といっても同じ時に産まれましたが)、「グミ」は一味違います。

「グミ」は両前あしで貝を抱え、放り投げるのです。
動画で一瞬貝が消えますが、これは「グミ」が自分のずいぶん前に「ていっ」と投げたのですね。
「グミ」はとにかく持ち上げて、放るのが好きなようで、プラスティックの球なども、抱えてはぽんっと投げており、部屋の外にいても「カンカラコーン」という音が聞こえます。

でもね、「グミ」。貝は投げると壊れちゃうんだよ。

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楽しければいいのですが、なるべく壊さないようにお願いします。

出張の人にはありがとうって伝えておくね。

「5S(ごーえす)運動」

「5S」をご存じですか?

5Sとは、
① 整理(せいり、Seiri)...いらないものを捨てる
② 整頓(せいとん、Seiton)...決められたものを決められた場所に置き、いつでも取りだせる状態にしておく
③ 清掃(せいそう、Seisou)...常に掃除をして、職場を清潔に保つ
④ 清潔(せいけつ、Seiketsu)...①②③を維持する
⑤ 躾(しつけ、Shitsuke)...決められたルール・手順を正しく守る習慣をつける

上記の5項目のローマ字での頭文字がいずれもSになっていることに由来します。

我々設備チームでは、これを月に1回確認し合い、できてないことを是正しています。

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皆さんのご自宅でもやってみてはいかがですか?

アラレの体重初公開!

「新・体感エリア」の北極圏ゾーンで生活しているワモンアザラシの「アラレ」。
豪快にアジを食べてます。
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今日は体重測定。
レディーの体重を公開するのはちょっと気がひけますが、「アラレ」の体重を公開します!!
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小さな体でこんな重さなんです。
それは、寒い場所でもあったかく暮らすために皮下脂肪がびっしりあるからなんです。

最後に「アラレ」に大接近!
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セクシーでしょ♪

極寒の地「北極海」から!

海遊館の飼育係が、この夏に北極海へ赴き、生物の観察と採集をしてきました。

本日、9月27日より、「新・体感エリア」の北極圏ゾーンにて、その時に採集してきた生物たちの展示を開始しました。

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また、飼育係2名が体験(体感?)した北極海のようすもパネルや映像でお伝えしています。

現地は本当に寒かったそうですが、よくぞご無事でお帰りくださいました。

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水温0℃以下で暮らす貴重な生物ばかりです。今しか見られないかもしれません。

ぜひ足をお運びください!

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雪の秘密

ワモンアザラシが生活している「北極圏」水槽の天井には、雪を降らせる機械(降雪機)が設置されています。

その降雪機を使って時々、雪を降らせています。

これは雪の上で休んだり、雪を掘って遊ぶのが大好きなワモンアザラシたちのために行っています。

自然界で降る雪は、広い範囲にまんべんなく降り積るものですが、そこはさすがに機械では簡単に再現できません。

この機械も構造上、一ヶ所にまとめて雪を降らせることしかできません。

そのため、雪をふらせて1~2時間もすると・・・

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写真のように大きな雪山になってしまいます。

このままでは陸地にまんべんなく雪を積もらせることが出来ません。

そこで雪山が出来ると飼育員が雪かきをして、雪を陸地全体に積らせていきます。

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このように大きなスコップを使い、雪を陸地に積らせて行くのですが、これがなかなかの重労働です。

水槽の陸地部分の床は凍っているのでツルツルと滑ります。(まれにお客様の前で豪快に転ぶことも・・・)

そこを雪を山盛りにすくった重いスコップを持ってバランスを取りながら歩くので、作業をしていると、氷の上ですが汗をかくこともあります。

この作業をしていると、よくお客様から「寒くないんですか?」と聞かれるのですが、作業に夢中でとっさに「暑いです。」と答えてしまうことがたびたびあり、お客様に不思議な顔をされてしまいます。


もし、雪かきをしている飼育員に「寒くないんですか?」と聞いて、「暑いです。」と答えた場合は優しく見守ってあげてくださいねw

リンゴ雑記

「パナマ湾」水槽のアカハナグマ、現在、展示しているのはすべて♀です。

では、♂は?というと、アカハナグマは繁殖期だけ成獣の♂が♀のグループにやってきて交尾し、子育てには♂は関わらず、単独で暮らすということで、当館の♂、「リンゴ」くんも今はバックヤードの予備室で一人暮らしをしています。
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「リンゴ」くんはアメリカ生まれで、当館に来た時はまだ生後5か月でした。
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シマシマの尾をピンッとあげると、コロっとした男の子のしるし(陰のう)があり、「リンゴ」を見に来た私の先輩が「わあ、かわいいタマついてるね」と言ったのを覚えています。

それから1カ月後、検疫検査で麻酔をかけた際、ふとお尻を見ると、「あれっ?陰のうがない!」。せっかくの触ることができる機会なので、獣医にも触診してもらいましたが、やはり「ない!!」。

犬猫などでは精巣は陰のうに降りてこない症状があると聞いたことがあり、「リンゴ」もそうなのかしら?と心配になって、獣医や他の動物園の方にも聞きましたが、「まだ未成熟だし、そんなにあせらんと!」と言われました。

生後7カ月で、先に展示していた「トマト」や「アンズ」と同居しましたが、4か月ほどお姉さんの彼女らにはあまり相手にしてもらえません。

「リンゴ」と一緒にアメリカからきた「イチゴ」はなじんでいるのに、「リンゴ」はいじいじ、尾を咬んだりしていました。大丈夫かな、このコ...。

生後1年でいったんバックヤードに移動しました。その時の体重は2.8kg。

でも、そこからぐんぐん成長し、半年後には4.2㎏!いつのまにか陰のうも出現しておりました!!

アカハナグマの♂の性成熟は2年とのことですが、「リンゴ」が1歳8カ月の時に試しに「アズキ」ねえさんと同居させてみたところ、見事、「アズキ」は昨年9月に出産し、「リンゴ」はパパになったのです。

いろいろ心配したけど、「リンゴ」は今や立派な雄、体重は6.7㎏です。

これはちょっと太りすぎかもね。
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てへっ!
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ラッコのおすそ分け。

先日、ラッコ担当さんが「これ余ったからアスカちゃんにどうぞ。」とイイものをくれました。
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ラッコのイベント用に作ったまん丸の氷です。
たこ焼きみたい。

海遊館日記初登場の「アスカ」ちゃんは、愛媛県にある動物園生まれのカリフォルニアアシカの女の子。
現在バックヤードにて色々なトレーニングに奮闘中です。
さっそく氷を見せてみると・・・。
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「ん~?それ何?」

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「それ、欲しい~~!」
前肢を上げてアピールしています。

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はいどうぞー。

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鼻先でつついた後、嬉しそうにパクっとくわえて遊んでいたのですが・・・

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勢い余って床に落とし、割れてしまいました・・・。
「ありゃ~。」
でもそのあと拾っておいしそうに氷を食べていました。

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「また面白いおもちゃ持ってきてね。」

時々トレーニング中にバックヤードツアーのお客様と遭遇することもありますので、
見かけた時は応援よろしくお願いします。

漢(おとこ)の勲章

「太平洋」水槽にはメガネモチノウオ(Cheilinus undulatus)という大きな魚がいます。

ナポレオンフィッシュという名前でご存知の方も多いかも知れません。

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全長1mにもなる大きなベラの仲間です。
メガネモチノウオのオスはとても縄張り意識が強く、他のオスがテリトリーに侵入したらどちらかが撤退するか、死ぬまで戦います。
例えそれが、鏡に映った自分の姿でも!! 漢(おとこ)です!!

 

「太平洋」水槽には、ナポちゃんとムサシくんという2尾のオスが暮らしています。
水槽の広さも手伝ってか、この2尾はなんとか同居してくれています。

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ただ、時々スイッチが入るらしく、にらみ合ったり、追いかけたりしています。
さらにヒートアップすると、怪我をすることも・・・

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身体の傷は勲章かもしれませんが、私達としては・・・

「もぉ~お願いだからほどほどにして~~」

特別に公開しちゃいます!

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、海遊館では定期的におとまりスクールや特別講座を行っております。

毎回たくさんのご応募を頂き、誠にありがとうございます。

その際、たびたびご質問いただく、「抽選はどうやってしているのですか?」の質問にお答えしたいと思います!! 

応募して頂いたハガキを用意して...
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一枚一枚ハガキをチェックして、参加希望日ごとに振り分けます。
※1箇所でも不備(記入漏れなど)があれば抽選の対象外となってしまいますので、皆様ご注意ください!

そして、しっかり混ぜて選ぶっ!!
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以上です。終了です。

特別に公開と銘打ってこんなもんなのか!と思われた方、すみません...。

私的ポイントは、公平に抽選するため、上を見てハガキを見ずに抽選することです。

その光景を目撃された他の係員に「気持ち悪いで...」と、言われてしまいましたが、厳正に抽選するためです!気にしません♪

それから・・・参加名簿は毎回削除しますので、同じ方が何度も当選されることもあり得ます!

今後もいろいろなプログラムを計画しています。

ご応募お待ちしております♪

イルカ通信9月号 ~ココも見て!!~

少し日差しが柔らいだこの季節、ぜひ見ていただきたいのが朝の水槽です。
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私のお伝えしたいこと、分かっていただけますか?

この水中から写した水面、どうです?キラキラできれいでしょう?

ん、マニアックですって?そうかも知れませんね~

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水面のゆらゆら、キラキラをみていると別世界のようですよ。

違うアクリル面も見てみますと...
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アクリルに縦の筋の光が沢山。天井にもそれが反射してキラキラ。

この光は自然の光が入るからこそみられるもの。しかも、朝にしか見られません!

もしも早起きしたら、朝一番の海遊館見に来ませんか?



おしゃれなエイ

海遊館「新・体感エリア」の「モルディブ諸島ゾーン」にあるサメとエイのタッチプールには、大阪ならでは?のおしゃれなエイがいます。

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その名も「ヒョウモンオトメエイ」。

奇抜なヒョウ柄模様をしたエイです。英名は「Honeycomb stingray」で、ハチの巣「Honeycomb」に由来しています。

 

タッチプールでは、サメやエイに触ることができます。ぜひ、おしゃれなヒョウモンオトメエイを観察して、エイ肌を体感してみてください。

エイの皮膚にはウロコがなく、とてもヌルヌルしています。なので、背の真ん中のみを手のひらでやさしく撫でてあげてください。

また、エイの尾にある棘(毒針)は切断してあり、また定期的にチェックしていますが、安全のためにも触らないようお気をつけください。

今年も誕生!オウサマペンギン♪

8月27日、オウサマペンギンのヒナが誕生しました。

このヒナは自力で孵化することができず、獣医によって孵化を手助けしてもらい、無事生まれました。

なぜ自力で孵化できなかったのか・・・正確な理由は不明ですが、生まれたヒナは非常に大きく成長していました。

もしかすると、大きすぎて卵の中で身動きが取れなくなっていたのかも知れません。

孵化後数日間は、人工育雛(いくすう)で観察を強化し、その後「南極大陸」水槽で飼育中の親鳥へ戻しました。
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現在、観覧通路から見て一番右端で親鳥が子育て中です。

ヒナは日に日に大きくなり、すでに体重は1㎏を超えました。ペンギンの成長スピードは異常に早いんですよね・・・。

小さなヒナは今しか見られません!是非見に来て下さい!!

小さな大冒険

 「さあ!今日も頑張るぞ!!」と、意気込んで朝の見回り中。

「ふあふあクラゲ館」に何か落ちてる...近づいてみると...

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サワガニ!?

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なぜ「日本の森」にいるはずのサワガニがクラゲ館に?

きっとお客様が見たらびっくりすると思うのですが、小さな冒険者は夜な夜な大冒険へと繰り出すので、実は海遊館のスタッフは慣れっこ(笑)

と言っても、その道は過酷を極めます。

なぜなら「日本の森」は海遊館8階、クラゲ館は3階で、その間にある40mもの長い長いエスカレーターを下らなくてはならないのです。

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過酷な道のりを乗り越えて、クラゲを見に来たサワガニさんですが、踏みつぶされるといけないので、「日本の森」水槽まで強制送還(笑)

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一説によると、エスカレーターの手すりをスケートボーダーの如く滑り降りてくるとか。

館内で勇敢な冒険者に出会ったら、お近くのスタッフまでご一報をお願いします!

イルカ通信9月号 ~自主練じゃー!~

イルカのバックヤード水槽通称《T-19》。
時間が少しあったので通路からのぞき見してみました。

「...!?アクア、何やってんの?」
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そうしていると続けて、ミューも。
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「イルカ、ランディングしとったで」と連絡をうけたこともあります。乗り上げてしまっていなかったので良かったですが、だいぶ慌てましたね~。

現在、この2頭はお食事タイムを使って陸上に上がるトレーニングを行っています。
それはなぜかというと、健康診断をイルカにも飼育係にもどちらにとっても安全に行うためです。
陸上に体重計を設置すれば、わざわざ捕獲しなくても体重測定が行えます。

そのトレーニングに向けて、どうやらこの2頭は自主練を行っているみたいです。

練習をするのは勝手だけど、完全に上がってしまって干イルカになるのだけは勘弁してね-_-;

ちなみに、監視カメラや、ちょくちょく水槽の様子をのぞきに行ったりして上がっていないかチェックしていますのでご安心下さい。

ご長寿ニッキ

先月誕生日を迎えたコツメカワウソ・ニッキ。現在、国内のコツメカワウソでは最高齢の19歳です。

海遊館のカワウソたち、オスのほうが長生きです。
ニッキのお嫁さんだったパルや、カエデの父親で当館のオープン当初から飼育していたミグは、当館にきて18年目に死亡しましたが、推定だと22~23歳ではなかったかと思われます。
また、同じくオープン当初からいたムクというオスも、当館に来て16年目で死亡しましたが、ムクはミグよりも年齢が上だと思われましたので、21~22歳ぐらいかな?
メスは?というと、ミグの連れ合いのチェリーは推定14~15歳、娘たちのカリン16歳、パル17歳、カエデ18歳、コツメカワウソの平均寿命は10~15歳だろうということなので、まあ長寿といえば長寿ですね。

ふと開いた昔の当館機関誌「かいゆう」に、他の動物園から当館に来た直後(1997年ごろ)のニッキの写真があるではありませんか!ぴちぴちです。
今のニッキしか知らない担当はキャーッと言って見てました。
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ニッキが初めて父親になったのは1998年、オリーブが産まれた時です。
当時の担当がたいへんこわがりで、「家族を守ろうとするニッキはとても怖い」と言って、長靴の内側に雑誌を入れて咬まれても痛くないようにしていたのを思い出しました。
それが今や好々爺。息子にしっぽを乗せられても大丈夫です!
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幼いコツメカワウソがかわいいのは皆さんよくご存知のことですが、年をとったカワウソもたいへん味わいがあります。
ニッキはバックヤードにいるので、ご覧になることはできませんけれど、息子のオリーブ15歳(左)と元気に暮らしております。
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ラッコのエレンみたいにイセエビを準備できずにごめんね。あの方は24歳だからね。
せめてイセエビの殻でもと思ったら、エレン、食べちゃったし(ラッコだもんね)。

またなんかいいもの探してみます。

祝☆ご長寿

さてさて、今月16日は敬老の日ということで、14日~16日の連休に海遊館ではとあるイベントを行っています! 今回の主役は、ラッコのエレンさん!

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エレンは自然界からやってきたラッコなので、推定ですが24歳の超お年寄りラッコです。

一般にラッコの寿命は15~20 歳と言われていますので、人間に換算すると、100歳を超えるぐらいのおばあちゃんなんです!!! 

今回のイベントは、そんなエレンおばあちゃんのご長寿をお祝いするべく、こんな豪華なプレゼントを渡すという企画♪

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ドーン!! はい、あの高級なエビさんです(^^)v それだけではありません!こんなものも・・・

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愛情たっぷりのメッセージ入りおもちゃです。 先日、13日の金曜日に特別ゲストとして来ていただいた参加者の方と、飼育員からのメッセージが書かれてます。 エレンは気に入ってくれるかな?

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おやっ、読んでくれてるような気が・・・?!(担当者の希望的観測です。笑) 

イベントは16日まで行う予定ですので、 もしよろしければ、エレンの長寿をみなさんも一緒にお祝いしてあげてください(≧∀≦)

不老不死...

9月16日は敬老の日ですね。海遊館でも「敬老の日」にちなんで、ラッコなど長寿の生き物にプレゼントをしています。

ふあふあクラゲ館では、長寿の生き物ではないのですが、「不老不死」で知られているベニクラゲの展示を始めました。

クラゲの仲間は、成熟し子孫を残した後、徐々に衰弱し海中に溶けて消滅するのが一般的ですが、ベニクラゲは衰弱した後、クラゲの成長段階である"ポリプ"と呼ばれる状態に"若返りすることから、「不老不死」と言われています。

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昨年に引き続いての展示となりますが、クラゲ飼育日誌を読み返してみると50日間の展示で、展示終了後のベニクラゲを若返らせることはできませんでした。

今年は飼育期間の記録を更新したいし、展示終了後、なんとか若返らせることが出来ればいいな~♪と思っています。

親子3頭の得意技

「モンタレー湾」水槽で生活しているゴマフアザラシの中には、飼育員が合図を出すと「口を開ける」ことが出来る個体が数頭います。

その中でも口を開けるのが得意なのは、オスの「パール」とメスの「ダイヤ」。

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まずはパールの口開けです。合図を出すと、元気よく大きな口を開けます。

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次はダイヤの口開けです。ダイヤも合図が出ると一生懸命に大きく口を開けます。

実はこの2頭の間には、子供がいるんです。それは、この「海遊館日記」に何度も登場しており、今年の3月で1歳になったメスの「ラピス」です。

実は先日、このラピスも口開けをマスターして親子3頭で口開けが出来るようになりました。

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それでは最後にラピスの口開けです。両親に負けじと頑張って口を開けています。

実はこの口開けという動作、外から見えない口の中に傷が無いか、また口の中の色で貧血を起こしていないか等、

アザラシ達の健康管理に役立てることが出来るのです。

この口開けで親子3頭いつまでも健康に暮らしてほしいですね!

どうして??

「クック海峡」水槽の岩にくっつく魚、これはコバンザメたちです。
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以前は「太平洋」水槽のジンベエザメや大型のエイなどのお腹側や胸ヒレの下にくっついていたのですが、時々、振り払うような行動がみられたので、「クック海峡」に移動させました。


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このコバンザメ、よくもまあこんなところにぺたりとくっついてるなあと思うのですが、実はコバンザメの頭には背ビレが変化した吸盤があり、吸着力抜群!大きな魚やカメなどに貼りついて、こぼれてきた餌を食べています。

ジンベエザメにくっついていた時は、餌の時間になるとかなりあつかましくて、口の周りまで進出し、吸い込まれるのでは??という勢いでした。

 

「クック海峡」にはアカウミガメがいて、コバンザメとしてはお腹の下にくっつきたいのでしょうが、カメは底にいることが多く、なかなかつくチャンスがないようです。

なもので、仕方なく岩にくっついています。

くっつかず、普通にしていたらいかんの?とか、このポーズはお腹を敵にさらしてるわけで、こわくないの??とか、コバンザメについてはいろいろ思うところがあります。

ちなみにコバンザメ、名前に「サメ」とありますが、サメの仲間(軟骨魚)ではなく、私たちのよく知っているマダイやサバなど硬骨魚の仲間です。

エラの部分を見ると、サメのようなスリットの入ったエラではなく、マダイのようなエラなのがよくわかります?

せっかく?お腹を向けてくれているので、その辺りも観察してみてください。

ラピス、お手伝いをしているの??

「モンタレー湾」水槽では、月に2回、バキューム清掃という特別なお掃除をする日があります。
バキュームとはいわゆる「水中掃除機」です。
底に沈んだゴミやウンチなどを水ごと吸い込んで掃除します。
こんな感じです。
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ダイバーのお姉さんが黙々と作業をしているその背後で・・・

ラピちゃんが長~いホースに興味津々。
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「なんやこれ?太いスパゲティ・ナポリタンか!?」

見るだけでは我慢できず・・・
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「持ってみよ。」
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「よいしょ。」
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「ぎゅっ。」
しっかり握ってます(笑)
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「う~ん。長くて全部持てないよ~。」

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全身を使ってホースを持ち上げようと頑張っていましたが、息が続かずラピスはこの後水面に上がって行きました。

この様子をご覧になっていたお客様からは
「アザラシさんが掃除のお手伝いしてるよ!」との声が聞こえていました。
たしかに、そう見えなくはないか・・・。
でもきっと遊んでただけだと思います(笑)

ラピちゃんお手伝いしてたの??

海水の力、恐るべし!

金属の一部がサビで、ボロボロになっています。

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これは水槽の循環用配管に使われている逆流防止弁です。点検時に少し漏水があったので、分解整備を行ったところ発見しました。

このまま放っておいたら、穴が開いて大漏水・大事故につながりかねないのですぐに交換しました。

海水を流している為、サビに強いステンレス製品を使っていますが、時々、このような状態が見つかるので日常点検はとても大切です。

海水のステンレスをサビさせる力は、脅威的です!

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ちなみに、逆流防止弁の構造です。内側を海水が流れ、流れている時は、写真のようにフタが開いています。

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ポンプが止まると、水圧とバネの力で閉じます。

ルーク、びびる!

「モンタレー湾」水槽在住、カリフォルニアアシカのルークです。
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いま、ルークと二人三脚でトレーニングに取り組んでいます。今やっているのは、体温測定。お尻の穴から細いセンサーをさし込むのですが・・・

「はい、ルーク。私の方におしりもってきて~」 
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まっすぐになってくれます。


「さし込むよ~」 手に持っているのが体温計のセンサーです。
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おしりに「つん!

・・・

体をぐね~っとまげてからのこの顔、どうでしょう。

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にらみきいてます。なにやってんねん、そこ見んなや(見るなよ)、触んなや~(触るなよ)。 と言いたげですね。

体の大きなルークですが、とってもびびりなのです。

ちなみに、ルークのうしろあし。
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私の手もそこそこでかいんですが、もっともっと大きいですよ。

おじいさん万歳!!

「エクアドル熱帯雨林」水槽のリスザル。ずっと展示していたジャック(♂)とアンズ(♀)のコンビ、今年の猛暑はさすがにこたえたらしく、7月末よりバックヤードに移動し、代わりにキカ、ハイジ、ヒナノの3人娘を展示しました。

3人娘といっても一番若いキカで10歳、ハイジやヒナノは14~15歳なので、そんなにぴちぴちではありませんけども...。

ちなみにジャックは20歳、アンズは16~17歳です。リスザルの寿命は10~15年と言われていますので、ジャックは結構なおじい様だし、アンズもおばあ...、いえ、お姉さまですね。

雌たちは他の動物園からやってきたため、はっきりとした年齢がわかっていませんが、ジャックは当館で1993年に産まれたので、確実に20歳です。

雌はそうでもないのに、なぜか雄のリスザルは年をとるとおじいさんっぽいんですよね。全盛期はぷりんぷりんだったからでしょうか??
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ジャックの両親、カボス(♂)とキウイ(♀)もおそらく20歳ぐらいのご長寿夫婦で、この2頭の間には4頭のこどもがおりましたが、今残っているのはジャックのみ。

そして、ジャックはアンズなどとの間に5頭のこどもを授かりましたが、今残っているのはポメロのみ。隔世の感があります。

机の中をごそごそしていたら、ジャックの産まれた頃の写真がでてきましたので、ご参考までに。
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10歳ごろのバリバリの頃の写真もでてきましたよ!

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このところ少し涼しくなりましたので、ジャック、アンズの展示を再開しています。

敬老の日も近いので、お祝いしなくっちゃ!!

巣立ちの時・・・

7月に「南極大陸」水槽で誕生したアデリーペンギンの雛がついに、巣立ちの日を迎えることになりました。

見た目も大人のアデリーペンギンにかなり近い状態になり、フワフワとした綿羽が抜け換わり、泳げる羽になっています。
まだ背中にちょっとだけ残っていますが・・・
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雛は親鳥に餌をねだりますが、親鳥はほとんど与えません。
この頃から係員が餌を与え初め、巣立ちとなります。

この羽になると泳げるようになりますが、大人のアデリーペンギンとは少し違います。
全体的に背中はやや灰色で、喉元は白く、目の周りにはアデリーペンギンの特徴である、アイリングと呼ばれる白い羽はありません。
約1年間はこの状態が続きますので、ぜひ探してみて下さい!
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さて、近々遊泳訓練開始ですかね。
う~ん。どうなることやら・・・
その話はまた今度☆

祝!もうすぐ1歳

「パナマ湾」水槽のアカハナグマ。現在、アズキ母さんと3姉妹の子どもたちの4頭展示を行っています。

ちょうど今から1年前。アズキのお腹はスイカのように大きくなっていました。

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それから2日後、元気な赤ちゃんが3頭生まれました。赤ちゃんは、アセロラとパプリカとローズと名付けました。こちらはかれらが生まれて1週間後の写真です。

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今回、海遊館では初めてアカハナグマの出産を経験しましたが、赤ちゃんって体が黒っぽい色をしていることに驚きました。ですが、生まれた時からすでにしっぽはシマシマ!!

こちらは生後約2ヶ月。お母さんのおっぱいもいいけど、たまにはリンゴも食べてみようかな~の図。

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成長するにつれて、ちょこまかちょこまか、とにかく動くので写真を撮るのも一苦労...こちらは奇跡の3頭カメラ目線☆

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そして生後約3ヶ月目には晴れて親子展示を開始することができました。まだまだ寝る前のおっぱいは欠かせません。この写真、かなり私のお気に入りです。

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1年経った今、彼女たちは立派にやんちゃに育ちました。パプリカったら餌の容器にダイブしてくるほどのおてんば娘で、かなり困ってます。

今のブームは餌の時間に、お客様のいるアクリル側にリンゴをペタっと貼り付けると、上手にジャンプして取るんです!!

こちらは狙いを定めてまさに飛ぶ前

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これが面白くて、いつもやりながら、バレーボールのブロックを思い出して笑ってしまう私でした。

くるくるちまちまの使い方

水槽に照明をあてて明るくすると、コケが生えてきます。

コケというのは陸上植物の蘚苔類(せんたいるい)のことではありません。ここでいうコケとは、「水槽の中に勝手に生えてくる藻類の総称で、なおかつ生えてきてほしくないもの」と定義されます。

水槽にコケが生えると掃除して除去します。藍藻(らんそう)や珪藻(けいそう)なら、軽くこすればさらりと落ちるのですが、ひげのようにふさふさとした海藻は難敵です。こすってもなかなかとれないのです。

そこで、コケむしりの道具をいろいろと考えなければいけません。いま使っているのはこれ。
棒の先にデンタルなんとかっていう歯間ブラシみたいなのを2本、ビニールテープで取り付けたものです。
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これをコケのふさにつっこみ、くるくると回転させると、
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コケが巻きついて、プチっと抜ける、という寸法です。
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お察しの通り、ちょびっとづつしかとれません。でも今のところこれが一番ちゃんととれる道具なのですよ。

毎日、くるくるちまちまとコケむしりをしています。欠点は、すぐ先端が傷んじゃうことですね。
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もう少しいい素材を探さなくては。

おもちゃの行方・・・

先日、ラッコ達におもちゃを渡してみました。

はい、パタどうぞ(^^)

おもちゃパタ.JPG
パタは「なになに??」と見には来てくれていましたが、
受け取ってくれませんでした(><;


続いて、エレンに渡してみたところ、エレンは気にいってくれたようで小脇に抱えてルンルン♪

おもちゃエレン.JPG

そのエレンを見ていたパタは、羨ましくなったのかおもちゃに興味津々!!

おもちゃちょうだい.JPG
「なぁなぁ、それちょうだいよー!!」

や、やばい!!おもちゃ戦争がおこる!!


と、思ったのも束の間、

次の瞬間にはこのような状態に・・・

おもちゃその後.JPG


写真の右上には哀愁漂うおもちゃが・・・

誰も遊んでくれへんのかいっ!!

どうもラッコ達、一瞬でおもちゃに飽きてしまったご様子(--;

次のおもちゃはもう少し遊んでくれるといいな!
おもちゃ第二弾に乞うご期待!!!



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