海遊館日記

2013年12月

今年もありがとうございました

もう2013年が終わろうとしております。早いですね。

今年は「新・体感エリア」のオープンや、ジンベエザメの「天ちゃん」がやってきて、約2年半ぶりのジンベエザメの複数展示を行うことができました。
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しかし、長らく展示してきたナンヨウマンタや、国内最高齢のラッコ「エレン」など、悲しい別れもありました。

除夜の鐘を聞きながら、ゆっくりと1年を振り返りたいと思います。


今年も「海遊館日記」をご覧いただきありがとうございました。来年も飼育係員だからこそお伝えできる生き物たちの意外な姿やユニークな生態、おもしろエピソードをお届けします。

皆様もどうぞよいお年を。

生き物たちのご飯

海遊館では魚類はもちろん、イルカやアシカなどの海獣類やアカハナグマやリスザルといった陸上の哺乳類、ペンギンや水鳥など鳥類、イグアナやウミガメなどの爬虫類、オオサンショウウオのような両生類、タカアシガニやクラゲなどの無脊椎動物、そして各水槽の環境の再現するうえで重要な植物を含めると、現在、合計620種類、30,000点の生き物たちが暮らしています。

この生き物達はいったいどんな餌を食べているのでしょうか?

水族館の生き物が食べている餌といえば

まず、魚を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

もちろん海遊館でも使っていますが、

一口に魚といっても、使っているのは一種類ではありません!

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上から順番に紹介していくと、

右上:ワカサギ(主にカワウソの餌です)

左上:キビナゴ(主に「太平洋」水槽や「瀬戸内海」水槽の魚たちの餌です)

右上2段目:アジ(イルカやアシカ、魚まで色々な生き物の餌になります)

左上2段目:小ニジマス(オオサンショウウオやカワウソの餌です)

3段目:シシャモ(アジと同じく色々な生き物の餌になります。ペンギンの大好物です)

4段目:ホッケ(アシカやアザラシの餌です)

5段目:サバ(イルカやアシカ、アザラシの餌です。「太平洋」水槽のアカシュモクザメの好物でもあります)

6段目:大ニジマス(「エクアドル熱帯雨林」水槽のピラルクの餌です)

写真にはありませんが、これ以外にも数種類の魚が餌として用意されています。

また、魚以外にもイカやエビ、カニ、貝、野菜、果物、プランクトン等々たくさんの種類の餌が用意されています。

このように生き物の食性や体の大きさ等に合わせて様々な餌を使い分けています。

これだけの種類の餌を毎日食べている海遊館の生き物達って、なかなかのグルメかもしれませんね!


「チリメンモンスター」という名前を聞いたことがありますか?

「チリメンモンスター」という名前を聞いたことがありますか?

チリメンとは「ちりめんじゃこ」の事。「ちりめんじゃこ」はイワシの子供ですが、その中に様々な海の動物の赤ちゃんが混じっていることがあります。

この赤ちゃんを顕微鏡で見てみましょう。おちょぼ口のかわいいもの、ゴツゴツいかつい顔をしたもの、親の形とはまるで違うもの、どれも個性的なスターたちです。

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これはホウボウの仲間の赤ちゃん。

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こちらはタコの仲間の赤ちゃん。

「モンスター」と呼ぶのもょっとかわいそうな気もしますが、これらが「チリメンモンスター」、略して「チリモン」の正体です。

海遊館では冬の特別講座「ちりめんじゃこからチリメンモンスターを探せ!」を行います。見つけた「チリモン」を使ってストラップを作ったり、「チリモン」たちの海での生活を、お話やすごろくゲームを通じて知っていただく楽しい講座です。

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講座は2014年1月と2月に実施しますが、現在2月の参加者を募集中です!

サカサポリプさがさなくちゃ

最近、「新・体感エリア」のモルディブゾーンコーナーのサンゴの水槽で、ときおりエフィラが泳いでいるのが見つかります。

エフィラというのは、クラゲの赤ちゃんで岩などにくっついたポリプという幼生から分離して生まれたものです。

このエフィラ、サンゴ水槽をクラゲ水槽へかえようとする輩がこっそり入れたのではありませんよ。きっと岩などについてポリプが紛れ込んで、水槽内で繁殖しているのでしょう。

何のエフィラかといいますと、サカサクラゲの一種ですね、見るからに。 

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サカサクラゲのポリプは海遊館でもバックヤードで以前から飼育していて、そこから繁殖させたサカサクラゲを展示しています。

だからサンゴ水槽でサカサクラゲがわいても、特に何てことない、と思われるかもしれませんね。

ところが、サカサクラゲ類には少しずつ形の違ういろんなタイプがあり、多くの種に分かれるという説もありまして、サンゴ水槽のサカサクラゲが海遊館で展示しているサカサクラゲとは別の種類かもしれないのです。

実際、海遊館のサカサクラゲは茶色いのですが、このエフィラはきれいな青色をしているではないですか。

これはぜひともサンゴ水槽の中からポリプを探し出し、きちんと飼わなければ。

そんなわけで、サンゴ水槽でポリプさがしているんですけど、米粒の半分くらいの大きさのポリプに比べて、サンゴ水槽はあまりに広い!

みつかりませんなぁ。

アシカニュース☆クリスマス編

みなさんこんにちは。
最近グッと冷え込みましたがお元気ですか。
「モンタレー湾」水槽は外気が入り込んでいるのでめっちゃ寒いのですが、アシカもアザラシも元気いっぱいです。
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コアくんは輪投げがとっても上手になりました。まさにドヤ顔です(笑)

さて、あちこちでイルミネーションをはじめ、冬ならではのイベントが行われていますが、海遊館前の広場もクジラのイルミネーションでとても盛り上がっています。

そこで、「モンタレー湾」水槽のお食事タイムも先日までクリスマス仕様で実施しました。
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サンタさんと一緒に敬礼のポーズ!
そう、飼育係員がサンタ帽をかぶってトレーニングをしています。
ゴマフアザラシたちも・・・
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サンタさんからお魚のプレゼントです☆
 
実はこの帽子、意外と暖かいので防寒対策にも一役買ってくれています(笑)

海遊館の探検家

海遊館には、「探検家」がいるのをご存知ですか?

時には水面を漂い、時にはイルカに乗って搭乗するすばらしい探検家が!!

その名も 「たんけんくん」。
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そんなたんけんくんからのちょうせんじょうが「たんけんノート」。

生き物をよ~く観察して、たんけんくんからのちょうせんじょうに答えてください。エントランスビル3F「海遊館オフィシャルショップ」などで販売中です。


また、たんけんくんは、館内の色んな水槽に色んな格好で現れているので、「たんけんノート」がなくても、たんけんくんを探してみるだけでもおもしろいかもですよ。

つるり~ん♪ Part2

10月11日号の海遊館日記で、バックヤードで飼育中のコツメカワウソ「グミ」の滑り台についてお話ししましたが、その続報です。

この滑り台ですが、現在もグミはお気に入りです。そこで、今日はおやつの時間に滑り台の上にペレット(キャットフード、ドライ)を置いてみました。

グミはお母さんのツバキと一緒に暮らしています。お母さん大好きなグミですが、おやつはツバキと取り合いになって負けることが多いのです。ここに置けば、ツバキはまだ滑り台の上には上れないので、いいかな?と思いまして。

結果...グミは床のおやつを全部食べた後に滑り台に登って、独り占め。作戦大成功。

右がグミ、ちょっとずるして、横から前足をのばしてますけど...。

以前は滑り台を上るため、部屋の端から助走をつけて全速力で上っていましたが、最近ではあまり助走がなくても上がるようになりました。

グミは来月1月2日で3歳の誕生日を迎えます。成長しました!

ビックベイビー☆

8月27日に誕生し「南極大陸」水槽で飼育中のオウサマペンギン雛はこんなに大きくなりました。
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体重は約13㎏です。
全身フワフワの羽根に覆われており、翼の裏側までフワフワなんですよ!

下の写真をよーく見て下さい!
雛の眼の下に穴のようなものが見えますが、実はこれがペンギンの耳の穴なんです!
大人の羽根になってしまうと、外見上、見えなくなりますが、この頃はまだ確認できます!
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まだまだ甘えん坊な雛。
最近は我々、飼育係員に対して無駄に威嚇、攻撃してくるようにもなってます。
とても痛いですけど、これも成長の証です。

どんどん大きくなるんやでぇ~♪


泡で水をきれいにする?

今回ご紹介するのは、泡で汚れを取る方法です。

たとえば、お風呂の中で泡を立てると、気泡といっしょに髪や汚れがくっついて上がってくることがありますね。これと一緒です。

装置の中で泡を発生させ、汚れをくっつけて一緒にすててしまうのです。

もともと汚れの原因は餌の残り、魚の粘液、糞なのですが、これはタンパク質由来の物です。

これが段々と分解され、有毒なアンモニアなどに代わっていくのですが、その前に取ってしまうのがこの装置の素晴らしいところです。

水換えがあまり出来ない、内陸部に水族館が多いアメリカで発達しました。

装置の名前は"プロテイン(タンパク質)スキマー(すくい取る)"です。

熱帯魚用の小型のものは一般的になってきていますし、日本の水族館でも徐々に導入されています。


これがプロテインスキマー(の外観です)。
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泡を発生させるプロペラです。(上部もモーターで高速回転させます)
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泡発生中。この泡に有毒物質を付着させて...、
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水中から取り除くのです。素晴らしい!
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アカハナグマにツリーをプレゼント★

もうすぐ年末。2013年もあっという間に過ぎてしまいました。1年が経つのは本当に早いと年々感じるようになりました。

さて年末の前にもお楽しみがありますよね?そうです、クリスマスです♪

そこで「パナマ湾」水槽で暮らしているアカハナグマたちに、今年はクリスマスツリーのプレゼントをします。

どんなツリーにしようかと試行錯誤の結果、高さ約1mの素敵なツリーに仕上がりました。子ども用の木製なので、アカハナグマにも安心!

でも、アカハナグマたち、まずは匂いを嗅いで安全か調査!
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アカハナグマ:「う~ん、なかなか楽しそうな木じゃない」
私:「やった!!」

しかも楽しい仕掛けがあって、それぞれの台の上にアカハナグマが自由に登れるスペースと、餌ポケットがあります。
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私:「わぁい、ツリーに登った」
しかし、まだアカハナグマたちの調査は続きます。

アカハナグマ:「この星、気に入った!!」
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アカハナグマ:「この角度がたまらんです!!」
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最後に極めつけの調査がこちら...
アカハナグマ:「なかなか噛みごたえもあるわね、合格!!」
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あの~、噛んでいいとは言ってないんですけど...。でもお気に召したようで一先ず安心しました。

てっぺんのお星様がいつまで原型をとどめるかはやってみないとわかりません。

このツリーは12月22日(日)~25日(水)まで期間限定で展示する予定です。

餌の時間にはアカハナグマたちへかわいいプレゼントも予定していますので、この機会にぜひお立ち寄りください♪

赤ちゃん、ここにもいます!

10月21日、「エクアドル熱帯雨林」水槽でグリーンテラーの稚魚がふ化しました。

グリーンテラーは、南米に生息する全長15㎝になる中型のシクリッドです。
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グリーンテラーは岩に卵を産みつけ、親がお世話をします。数百尾の仔魚がふ化すると、他の魚たちに食べられてしまわないよう、今度は仔を必死に守ります。

それでも、時間の問題。

そこで、飼育係が潜って仔魚を網でそーっと捕まえ、予備水槽へ移動させることにしました。

こちらが約2週間後の仔魚です。
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まだまだ体は小さいので、餌はクラゲ担当さんからアルテミアを少しもらって与えていました。

そして、こちらがつい最近の写真です。
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大きさは1㎝弱程度にまで成長し、餌は赤虫や人工餌料を細かく砕いたものも食べることができるようになりました。わかりにくいのですが、体にはしましま模様も現れてきました。

これからもすくすく成長して、いつか「エクアドル熱帯雨林」水槽にデビューできるといいな♪

深海の小さな生き物たちVol.5

さて今回は、深海の小さな生き物たちシリーズVo.3,4でもご紹介した、ヤワハダダコが餌を食べる様子をご紹介します。

水槽にも慣れ、元気なヤワハダダコですが、
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困ったこと?がひとつ。それは、餌の好き嫌い。(^_^;)

大好きな、オキアミやサクラエビを与えると。


吸盤をうまく動かし、口元に餌をもっていき、じっくりと味わっています。

しかし、これがキビナゴやシシャモの場合...。


一度口元に持っていくものの、そろ~りと捨てます。

「これはちょっと~。。。」と言っているようです。

担当としては、いろいろな餌を食べて、元気でいてほしいと考えてしまいがちですが、深海ではこのような新鮮な?餌はあまり食べることがないのでしょうか?

ここまでハッキリと態度で示してくれると、助かるような?困るような?

ちょっと複雑です。

モヤ、もやもや

「新体感エリア」北極圏ゾーンでおなじみのワモンアザラシです。
そこで暮らす、「モヤ(♂)」。

眠たそうな顔~。
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うむ、つぶれた顔になってきた。
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・・・?
だれ!?
何!?

私はこの写真をみるとなにかもやもやします。
モヤももしかしてもやもやしてた?

赤い実大好き

やっと冬らしく寒くなりました。「日本の森」も落葉樹の葉が落ち、寂しくなりつつあります。

地面の部分、特にカワウソコーナー手前の植栽スペースは、土ばかりで少し寂しいので、クリスマスやお正月に向けて華やかにできないかなあと、植物を入れてみました。

これ、オモトです。
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漢字で書くと「万年青」。ユリの仲間で、木の下に生えている種です。青々として縁起がいいことから、昔から観賞用として愛でられています。

今回展示したものは園芸種ですが、できるだけ原種に近いものを選びました。思いのほか、立派なものを入手でき、今ちょうど赤い実がなってますよ!


縁起がいいといえば、オモトの場所の向かい側で、アジサイに隠れてしまっているのだけど、マンリョウの木もひっそりと赤い実をならしています。
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かわいいでしょ?

マンリョウは漢字で「万両」。よっ、お金持ち!(笑)。

以前はセンリョウ=「千両」もあったのに、こちらは枯れてしまいました。一緒に並べて比較したいのに...両雄並び立たず??

赤い実を見るとテンションの上がる私は、前世が鳥だったのかもしれません。

ただいま準備の真っ最中

来週、12月21日(土)~25日(水)の5日間、クリスマス限定イベント「ペンギンの羽でイヤホンジャックアクセサリーを作ろう!」を実施します。

オウサマペンギンの羽とスワロフスキービーズ等を使用した豪華なイヤホンジャックアクセサリーです。(ご希望の方にはストラップへの変更も行えます)

下のチャームはペンギンの形です!
スワロフスキーの色はお客様ご自身で選んで頂けますので、自分のオリジナルを作っていただけます!!

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↑クリスマスをイメージして作ってみました。

今回は、このイベント準備の真っ最中!な現場をお送りします。

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これは、オウサマペンギンの羽を金具に着けるため、接着剤をつけて重しを乗せ固まるのを待っているところです。
ひとつひとつ係員の手作りなのですが、接着剤を使っているので...

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手が接着剤とペンギンの羽だらけに。

この後、なかなか落ちませんでした...(皆様!接着剤を使うときは気を付けてください!)

そんなこんなでなんとか150コ作り終えることができました♪

しかし!まだまだ準備は続きます...。

ワモログ☆その8

今回のワモログ☆はいつもと趣向を変えてお送りします。

先日、ワモンアザラシ担当の私は東京へ出かけておりました。

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きれいなイチョウ並木。。。
ここはどこかというと・・

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東京大学。東大です。

旅の目的は、少し遅れた秋を探しに紅葉見学へ・・・行ったわけではなく、
ポスター発表をしてきました。

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『エンリッチメント大賞2013』

市民ZOOネットワーク http://zoo-net.org/ という団体が2002年から開催している活動のひとつで、
国内の動物園や水族館のエンリッチメントに繋がる取り組みについて評価が高いものが年に1回表彰されます。

今年は海遊館の新体感エリア「北極圏ワモンアザラシの展示」が一次審査を通過したのでポスターで紹介してきました。
残念ながら大賞は逃してしまいましたが多くの方にワモさんのことを伝えることができて良かったです。

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雪で遊ぶ様子やドーム型の水槽などをに興味を持ってくださる方がたくさんいらっしゃいました。
ありがとうございます。

次こそは大賞が頂けるよう頑張りたいと思います!

海遊館にもクリスマスシーズン到来!

皆様、いよいよ今年も残りわずかの12月でございます!

やっぱり12月といえばクリスマスでしょう!!

海遊館のちょっとした部分からも、少しずつクリスマスの雰囲気が出てきています!

先日からお食事タイムの解説を行っているマリンメイトさんの衣装が

サンタさんバージョンになっています。

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これだけで、かなりクリスマスの雰囲気が出ていますね!

ということで、私たち飼育係も負けじと(?)クリスマス感をアピールすることに!

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私たちは昨年に引き続き「モンタレー湾」水槽での給餌にサンタさんの帽子をかぶることにしました!

昨年はゴマフアザラシの給餌の時のみ帽子をかぶっていましたが、今年はカリフォルニアアシカの給餌でもかぶることにしました。

初めは「赤い帽子をアシカが怖がるかも?」と心配していましたが、アシカ達はほとんど気にする様子もなく、

サンタ帽子の飼育員たちを受け入れてくれました!

今年もちょっとした部分からクリスマスの雰囲気が出ている海遊館でした。

先日、バックヤードで飼育中のコツメカワウソ「オリーブ」の鼻血が止まらないということがありました。

獣医に相談したところ、原因は「折れてしまった歯の根元が腐っているからかもね」ということで、急遽麻酔をかけて診てもらいました。

まず、鼻の穴からカメラを入れて確認しましたが、血があるのはなんとなくわかりましたが、鼻水がいっぱいで、場所の特定はできず。

次に口の中を確認。鼻血が出ている右側、上顎・犬歯すぐ後ろの前臼歯が折れて、歯茎の中に隠れていました。

どうやら、これが怪しい→抜きましょう

ということになりました。

コツメカワウソの歯はとても小さく、専用の機器もありません。獣医は自分で改良して作った注射針でちまちまと歯のまわりを切っていき、1時間弱で抜歯ができました。

あまりにもちまちました作業だったので、終わった後、獣医は「疲れたー」と倒れておりました。お疲れ様でした。

こちらは麻酔が覚めてぼんやりしている「オリーブ」です。よく見たら、左の上のひげ、枝わかれしてるし。枝毛だあ!
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しばらく見ていると、バスタオルにくるまって寝てしまいました。麻酔後は寒いし、しんどいよね。「オリーブ」もおつかれ!

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この晩は隔離したままドッグケージにおとまりしましたが、次の日には「ニッキ」、「ロック」の部屋に戻り、鼻血も止まりました。その後、血は出ることもなく、餌食いも良好です。

下の写真の黒い部分は折れたり、抜いたりして、歯のないところです。
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左が「オリーブ」、右が「グミ」。「オリーブ」にどんだけ歯がないかわかるでしょう?まだ約2歳の「グミ」と15歳の「オリーブ」と比べるのも酷だけど、「オリーブ」は特別に歯が弱いようです。

そういえば、母親は前の部分の歯が1本も残ってませんでした。「オリーブ」はもろにその影響を受けたようです。

しかし、歯が少ない影響は今のところありません。普通に餌を食べています。

とはいえ、これ以上は歯がなくなりませんように!!

ごはんが待ち遠しい!!

今回は「エクアドル熱帯雨林」水槽で展示中のカピバラ「かーたん」のお話です。

1日3回、餌を与えており、朝一番とスポットガイドがある午後1時30分には、ニンジンやカボチャなどの根野菜とペレット(人工の餌でウサギ用のものを与えています)を、最後の午後3時45分(こちらもスポットガイドあり)には、大好きなチンゲン采とペレットのほか、夏場にはトウモロコシも与えています。
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その他にも、チモシーと呼ばれるほし草を常時エサ場に置いてあるので、夜でもお腹がすいたら食べることができます。

先日、最後の給餌に行き、餌を入口の所に置いて、他の作業をしていると、
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あっ!「かーたん」が立ってる!!

カピバラを展示している水槽では、係員の入口が水槽の上にあるので、「かーたん」は待ち遠しくて立ってのぞいていたみたいです。

しかし、上手に立ちますね。

1枚目の写真は入り口のドアを開けてすぐのところなんですが、ドアを開けてら「かーたん」が″にょーん"と立っていたらかなり驚くと思います。

カピバラは臆病なので、そんなことはないと思いますが...。

オオテンジクザメのつぶやき

ある日の夕方、ふと「太平洋」水槽をのぞくと、こんな会話が聞こえてきました。


オ1:「あー眠たい、なんで冬はこんな眠たいんかな~...」

オ2:「なんでやろな~...毎日食欲と眠気で1日が終わるわ~」

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オ1:「なあ。ちょっと頭、借りるで~」

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オ2:「ええで~!」

オ1:「ZZZ......」


ただ、オオテンジクザメ、いつも眠たそうなんですけどね(笑)。


ドラえもん工具箱

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誰が名付けたのか?「ドラえもん工具箱」

私が設備チームに配属された時にはもうすでに存在していました。

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のび太君が困った時に助けてくれる「ドラえもん」。
四次元ポケットからのび太君を助ける色々なアイテムがでてくる。
→この工具箱を開ければ色々な修理道具がでてくる。とりあえずこれをもっていけば何とかなる。
というところからきているのだと思います。

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この工具箱の中には なんと!約50種類の工具が入っています。

その後、シリーズ化し水質検査道具やジンベエ輸送資材バージョンと増加しています。
少々、重いのが「玉に瑕」。

個人的には「タイムふろしき」がでてきてくれたらなぁ~
ポンプ、モーターが新品に、ついでに心も身体もピッカピカ~!

またまた生まれました☆

10月23日(水)に今年2羽目のオウサマペンギンの赤ちゃんが「南極大陸」水槽で誕生しました。8月27日に続き、今年2羽目の誕生です。

いや~、今年の「南極大陸」水槽はアデリーペンギンから始まり、ジェンツーペンギン、そしてキングペンギンと繁殖成績は過去最高です。

ただ今年のオウサマペンギンについては不安要素も過去最大。何故かペア形成が安定せず、あちらこちらで奪い、奪われ・・・三角関係になっているペアも・・・。

海遊館では、オウサマペンギンが毎年当たり前のように繁殖に成功しているという背景もあり、担当は尋常ではない悲壮感に包まれていました。

そんな諸事情もあり、オウサマペンギン2羽目の孵化はまさに奇跡!
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ちなみに、この卵のオス親は不明です。交尾だけしてペア組まず・・・

どちらが悪いのか分かりませんが、ほんと困ったもんですよ(涙)

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生まれたヒナは『仮親』という方法で、実際の親鳥ではない別のペアに預けました。これは飼育下のペンギンで良く行う育雛(いくすう)方法です。

ヒナは順調に成育し、2週間後には体重が約3倍の600gぐらいまで成鳥。
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そして約1か月後には、体重が約2.8kg!

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どんな性格のペンギンに育つでしょうか・・・

いっぱい食べて、グングン成長してね♪♪♪


毒針切り

「新・体感エリア」の「モルディブ諸島ゾーン」にある、サメとエイのタッチプールでのとある場面です。

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朝も早くから、スタッフ3名が、プールの上で何かをしています。何をしているのかというと...。

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エイをビニール製の網で捕獲しています。

実はこれ、エイの尾にある毒針の生え具合をチェックしているのです。タッチプールではお客様に安全にエイとのふれあいをお楽しみ頂くため、毒針を抜いているのですが、時間がたつと爪のように生えてくるので、定期的にチェックしなければならないのです。

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もし毒針が生えてきていたら、ハサミやヤスリを使って切ります。この時、スタッフは耐刃手袋や軍手をした上、エイを傷つけないようビニール手袋を着用し、スタッフもエイも怪我をしないよう、慎重に作業を行います。

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先日のチェックでは、2尾の棘が新たに生えてきていました。定期的な毒針チェックと毒針切りはとても重要な作業です。

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毒針切りをしたあとは、スタッフが自ら素手でエイの尾の部分を触ります。安全かどうか確かめてから、作業終了です。

タッチングプールのエイは、このように定期的な毒針チェックを行っていますが、海にいるエイには毒針が生えています。海では触らないようにしてください。

また、タッチングプールのエイについても、念のため、尾の部分には触らないようにしましょう。

係員が口うるさくお願いしておりますが、安全なタッチングのためにお許しを!

アラレがしゃべった!!??

とにかくこの動画をご覧ください。



この動きは名付けて「むにゃむにゃ」。この子はワモンアザラシの「アラレ」なんですが、しゃべっているように見えませんか。

この動きは、
餌のシシャモを氷の上に落してしまい、氷まみれになったシシャモをアラレに与えた

口に入った氷が気になったようで、口をむにゃむにゃと動した。

おもしろそうだから、この動きしたらごほうびあげよう!

お、頻繁にむにゃむにゃするようになってきた!

むにゃむにゃの合図を決めて、合図でむにゃむにゃしたらごほうびあげよう!

合図してむにゃむにゃ。

完成!!!

となっていくわけです。
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しかし、いろんなタイミングで勝手にむにゃむにゃしてしまうので、完成まではあともう一歩というところです。

CMの出演依頼、お待ちしています☆

もぐもぐ・ぱかーっ・ぼーっ

「新体感エリア」のモルディブ諸島ゾーンにあるサンゴ水槽で展示中の白い6~7cmのハゼ。目の周りが金色でほっぺたの水玉がおしゃれな「ミズタマハゼ」です。
ハゼ科クロイトハゼ属で、サンゴ礁域にくらす魚で、観賞魚としてもよく飼育されているようです。

このハゼは底の砂についている小さな海藻や生物などを食べるので、しょっちゅう砂を口に入れてもぐもぐしています。
そして、栄養となるものを吸収したら、砂はほろほろと出します。
動きが突然で、もぐもぐに間に合いませんでしたが、鰓(エラ)から砂を出しているのがわかりますか?
この後すぐに次の行動にうつるのかと思いきや、口をぱかーっと半開きにしたまま、ぼーっとしています。

「おーい、どうした!!」

別の角度からもう一度。
やはり、もぐもぐ・ぱかーっと・ぼーっ、でしょ?栄養分を味わいつつお腹に送りこんでいるのでしょうか?

と思ったら、急に口をがばっ開け、少し上の方へ!
また最初が間に合いませんでしたけど、近くをお掃除屋さんのホンソメワケベラが通ったので、「掃除してよー!」と泳いでいったのです。

でも、ホンソメワケベラはあまり丁寧に掃除してくれませんでした...。仕方がないので、また、ぱかっ・ぼーっ(笑)。

ミズタマハゼ、おもしろすぎ。

すっかり私はミズタマハゼの虜です~♪

ぐんぐん成長中☆

現在、「南極大陸」水槽では、2羽のオウサマペンギンのヒナが育っており、2羽ともグングン成長中です!

今回は、8月27日に生まれたヒナの近況をご紹介します。
生まれて約3ヶ月が経過しました。何と体重は10㎏越え!
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もう親鳥とほとんど同じ体重です。

海遊館で飼育しているオウサマペンギンの子育て期間は8カ月前後。
実はまだまだ大きくなります。過去の例から推測すると軽く20㎏は超えるでしょうね。

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当然ながら雛は成長に伴って、食べる量も増えます。
最近、雛の食欲が強い日には、親鳥は餌のシシャモを1日200本ぐらい食べることもあります。
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雛は最近、親鳥から離れ単独でウロウロしています。
暑いんでしょうか・・・雪の中に埋まっていることもあります(笑)

日に日に行動範囲が広がるオウサマペンギン雛は、毎日見てても飽きません♪
海遊館に遊びに来られた際は、「南極大陸」水槽要チェックです!

クリスマス限定イベント ご参加お待ちしています!

12月21日~25日の間、毎日15時30分より受付、45分より開始(約45分程度で終了)で、クリスマス限定「ペンギンの羽を使ってイヤホンジャックアクセサリーをつくろう!」イベントを開催します。

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オウサマペンギンの本物の羽根とスワロフスキー、ペンギンのチャームを組み合わせ、イヤホンジャックに取り付けて完成です!

また、アクセサリーを作る前に、オウサマペンギンについてのミニ講座も行います。

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まだ、スマートフォンや携帯電話をお持ちでない方もご安心下さい!!!

ストラップに変更させていただきます。お好きな物に付けて楽しんで下さいね。

今年のクリスマスは自分へのプレゼントしてみませんか!?
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