海遊館日記

2014年12月

今年最後の搬入

今日で2014年も終わり。なんて早いのでしょう...。

先日、ふあふあクラゲ館にユウレイイカを期間限定で展示しました。

当館がいつもお世話になっている高知県室戸沖の定置網組合にご挨拶に行ったところ、「今、ユウレイイカがたくさんいるよ」と教えていただきました。

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以前から漁船に乗せていただく際に何度か見かけ、なんとか生きた姿を見ていただけないかと考えていました。

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イカの仲間はとても傷つきやすく、網ですくうと弱ってしまうため、飼育係員が定置網に潜水して採集し、今回の展示となりました。

ユウレイイカは、日本近海から南シナ海、インドネシア外洋域西部の深海に棲息し、生きている姿を見ることはもちろん、水族館での展示例が極めて少ない生物です。

私も初めて見ましたが、「なんで幽霊なの?」と思うぐらい美しいじゃありませんか!

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どうやらユラユラと漂う姿が幽霊のように見えるので「ユウレイイカ」だとか。

担当によると、下の図のように、漂っている時に腕がたらんと下に垂れていることがあるので、幽霊なんじゃないか?と申していました、なるほどね!

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また、眼のまわりや腕から光を放つことがあるとありましたが、今回、水槽内で腕の部分が光っている映像を撮ることができましたのでご覧ください。

現在は展示を終了していますが、この深海にすむイカについてもっと知りたいと思う今年最後の搬入、展示でした。

来年もどうぞ海遊館をよろしくお願いいたします。

皆様、よいお年を!

イワトビペンギンの体重測定

先日「ペンギンの体重測定」では、ジェンツーペンギンとアデリーペンギンの体重測定の様子をご紹介しました。

そこで今回は体重測定第2弾として、イワトビペンギンの体重測定のお話です!

ジェンツーペンギン、アデリーペンギンは自分で体重計に乗ってくれていましたが、イワトビペンギンたちはどうするのかというと・・・


こうします(笑)

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餌を見せてもなかなか来てくれないので、捕まえて運ぶんです。

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体重計に乗せてからも動かないように手で囲ってじっとしてくれるのを待って...
よし!この子の体重は1.74kgですね!(^^)

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でもヤンチャな子だったりこちらが運ぶのにもたついていると咬まれてしまいます(>_<)
い、痛い...。

ペンギンたちの負担にならないように手早く測るのがコツなんです。

イワトビペンギンの体重測定は、朝早くにするのでなかなか見ることができませんが、もしお越しいただいたときにしていたらぜひご覧ください!(・ω・)ノ

新入りボンボン

こちらはバックヤードにある予備水槽です。
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予備水槽には、新しく海遊館にきた魚や調子をくずしてしまった魚たちなどがいます。

新しく海遊館にきた魚は、展示水槽へデビューさせるために餌付け作業を行います。餌付けとは、ヒトから与えられるエサを食べられるよう慣らすことです。

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今、餌付けているのがハリセンボン。

このハリセンボンたちは高知県土佐清水にある海洋生物研究所以布利センターからやってきました。

以布利センターでも餌付け作業を行っていますが、大阪まで長い道のりを経てやってきましたし、環境も変わっているので、もう一度餌付けをしています。

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エビや魚の切り身などさまざまなエサを撒いたり、棒にさして口元にもっていったりと工夫をしながら餌付け作業を行っています。

初めはおびえていて、なかなか反応しないのですが、慣れてくるとエサに興味を示し、うまくいけば数日で食べます。

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エサを食べて慣れてくると、ハリセンボンたちはこちらの方をみて寄ってきてくれます。

笑っているみたいで、とてもかわいらしいですよ!

餌付いたハリセンボンは、「パナマ湾」水槽で展示する予定です。古株のハリセンボンたちと仲良くしてね。

ビタミンの与え方

今回は海遊館で生物に与えている餌についてご紹介したいと思います。

餌といっても今回は少し変わったものです。

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これは生物たちに与えるビタミンの錠剤です。

なぜ、ビタミンが必要なのか?

実は、海遊館では生物たちに与える餌の多くを冷凍して保存しています。

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冷凍することで、エサの鮮度を落とさずに長い間保存できているのですが、一方で中に含まれているビタミン類が壊れてしまいます。

そこで、失われたビタミン類を補う為にサプリメントを与える必要があるのです。

ですが、生物たちにとって餌には見えないビタミンの錠剤をそのまま与えても食べてくれません。

そこで一工夫です。

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このように餌の魚の中に錠剤を隠して生物に与えたり、錠剤が中に隠せないような餌の場合は・・・

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粉末のビタミン剤を餌に振りかけて与えることもあります。

こうして冷凍した餌では不足しがちなビタミンをしっかり与えて、生物たちの毎日の健康維持のサポートを行っています。





ばぁ~ 【ミッチの新技】

バックヤードで暮らしているカリフォルニアアシカのミッチ。

そのトレーニングを私目線で撮影してみました。


その中で最近できたのが「ばぁ~」という技。
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(技ができたときは「おっぴろげ~」と呼んでいたのですが品がないので「ばぁ~」って呼ぶようにしたことはここだけのハナシ)

いまは、来年のプロ野球を応援してみようと思ってバットを振るトレーニングに取り組んでいます。

また、ご報告しますね~。

三代目S Cat Brothers

タイトルは某人気グループをもじった親父ギャグです。(笑)

「何が三代目なのか?」といいますと、バックヤードの予備水槽で飼育しているこちらのサメ!
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ストライプキャットシャークです!

このサメは9年前に開催した特別企画展で展示しました。海外からやってきた、日本の水族館でも飼育している園館が少ない貴重なサメです。

企画展が終わった後に産卵し、見事、孵化させることに成功したのです。二代目の誕生です。

そして今年の春先から二代目たちが産卵を初めました。
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いくつかは未受精卵でしたが、数個は卵の中でサメの赤ちゃんがすくすくと育っていたのです。

そしてついに!

12月11日に1尾めが孵化しました!

孵化したそばから、とても元気に泳ぎ回っていますので、動画をどうぞ!

孵化した赤ちゃんは全長136mm、体重14gと小さいですが、名前にもある「ストライプ」がとても綺麗です。
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翌日から餌もよく食べているので、これからの成長が楽しみです!

ストライプキャットシャークは南アフリカに生息するサメで、海遊館のコンセプト「太平洋とその周辺地域」とは異なるため、残念ながら常設展示ができないのですが、特別企画展などでお客様にも見ていただけたらと考えております。

残りの卵も早く孵化しておくれー!

ワモログ☆その16

ワモログ更新します。

ラッコ担当さんから「ワモさんの分も作ったのでよかったどうぞ。」とおすそ分けをいただいたので、今年のクリスマスはワモアザラシ水槽にも氷でできたツリーをかざってみました。

普段から氷と雪は見慣れているワモさんたち。
(この水槽には降雪機と特別な装置があって床が本物の氷でできています。)

どんな反応をするのかな?

『メリークリスマス!』
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真っ黒なお顔のフブキです。白のツリーが映えますね。

モヤは見慣れないツリーにちょっと警戒気味。
少し離れたところから見ています。

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「気になるけどな~、でも近づくんはちょっと怖いな~」

お次はユキ。名前の通り雪が好きなのできっと喜んでくれるはず。
はいどうぞ~。

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「ん~何コレ?」寝ぼけながらのぞきこんでくれました。

というわけで、氷ツリーは普段とはちょっと違うワモさんたちの良い刺激になったのではないかと思います。

え?アラレちゃんの写真が無いって?

警戒心の強いアラレは、カメラを持っている間はツリーには近づいて来ず、私が退室した後、こっそりツリーの置いてあるところまで上陸し、鼻でツンっとツリーを押し倒し水中へ戻っていきました。

「ツリーより魚を置いていって欲しかったわ!byアラレ」

ということでアラレちゃんファンのみなさん今回は写真がありませんがお許しを。
ではまた。

ジンベエザメのふるさとからメリークリスマス!

ジンベエザメのふるさと、高知県土佐清水市より、みなさんメリークリスマス!

ここでは、クリスマスのイルミネーションなど見ることはありません。

でも、毎朝、海に出るとすばらしい光景があります!

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みなさま、よいクリスマスを!

アシカニュース 『落花生。ピーナッツ。』

みなさん、ニュースです!「モンタレー湾」水槽でピーナッツ発見!!
・・・・・。
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と思ったらお昼寝しているレオくんでした(笑)。

最近、めっきり寒くなったのでライトの下で丸くなりお昼寝するのがマイブームのようです。体毛も乾いてふわふわしています。

ちょっとカメラを持って近づいてみました。寝起きドッキリです。

私:『おはよ~ございます(小声)』←これが分かる方はきっと同年代ですね。。
カメラが気になり自分でのぞきこんだくせに、びっくりしてオゥオゥ鳴くレオくん。

「な、なんやねん!」

こうやって1つ1つ学習していきます。

元気に大きく育ってね!

新人サンタデビュー☆

海遊館では毎年、クリスマスシーズンにサンタダイバーが登場します。

水槽の中からお客様に手を振ったり、じゃんけんをしたり・・・
皆様に笑顔をプレゼントするのがサンタダイバーです!

このサンタダイバー、実は誰でも出来る訳ではないんです!!
『サンタ訓練』に合格しなければサンタダイバーにはなれません。

今回は、念願のサンタデビューをはたした新人サンタをご紹介します。
去年サンタ訓練には合格したのに、運が悪くデビュー出来なかったKサンタ。
今年は無事にデビューする事が出来ました☆

入水前のKサンタ!
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少し緊張気味です(笑)

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水中では、しっかりお客様に笑顔を届ける事が出来たのではないでしょうか?

今夜はクリスマスイブ。今年のサンタダイバーは明日まで。
少しさびしいですが、来年も沢山活躍してくれると思います♪

パナマ湾のクリスマス

12月19日~25日まで、アカハナグマのエサ台としてクリスマスツリーを設置しています。
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オスのアカハナハナグマのリンゴくんはというと・・・まだ朝なので木の上で寝ています。
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ツリーのてっぺんの星が欠けているのは気のせい??

さて、リンゴくんがツリーの上で朝ごはんをたべるようすをご覧ください。
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リンゴくんは4歳で、体重が6kg超級のおとなのアカハナグマなので、メスたちよりも体が重くて、ツリーに登るのもヨッチラヨッチラと一苦労。

爪と鼻を使って朝ごはんを一所懸命食べています。少しでも運動できるように、ごはんは採りやすい所には置かないからね!

お食事タイム(11:15、15:30の1日2回)では、皆様にリンゴくんの「クリスマスツリーエンリッチメント」をご覧いただけます。

リンゴくんの仁王立ち?が見られるかも?

アシカニュース 『サンタがやってきた!』

みなさん、こんにちは。もうすぐクリスマスですね。アシカたちが暮らす「モンタレー湾」水槽に今年もあの方がやってきたようです・・・

そう、サンタクロース☆ お食事タイムがちょっぴりクリスマスバージョンになっております。

『スミレ母さんとあかちゃんのレオくん』
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前肢を大きく上げてお食事タイムを盛り上げます。

おや?レオくんにプレゼント??
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実はこの箱は体温計です。いざ体温測定をするときにびっくりしないよう、小さいうちから色々なものを見せたりもします。

『ルークの輪投げもクリスマスカラーに☆』
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写真がぼけていますが、実際このリングをどう使っているかはぜひご自分の目で確かめに来てくださいね。

サンタさんが現れるのは12月25日までの期間限定です!
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『みんな待ってるよー』

パパがやってきた!

ある日突然、ママがいなくなり、突然、小さい頃別れたきりのパパがやってきた!

というのはコツメカワウソのお話。今後、飼育していく上で、オスのこどもたちが母親とずっと一緒にいるよりは、父親といるほうがいいという判断で、コツメカワウソ・アヤメママをこども3頭と離し、代わりにゴボウパパとの同居を試みました。

ワラビら3頭はこの28日で1歳となります。いろいろあったけど...。体も大きくなり、いまさらゴボウと同居して大丈夫だろうか...と迷いました。

生後半年ぐらいの頃、ためしに会わせてみると、ツクシは物怖じせず、パパに接近していきましたが、ワラビとスイカは物陰に隠れ、パパが近づいてこようものなら「ハァッ!」と威嚇していましたからです。

しかし、12月11日の海遊館日記「こちらもおひさしぶりです」でもお伝えしていたように、予備室で同居にチャレンジすると、今回は思ったよりもスイカたちの威嚇は激しくなく、成功したようです。

とはいえ、スイカはまだちょっと嫌みたい...といいつつ、なぜかツーショットだ(笑)。
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(写真:左スイカ、右ゴボウ)

現在、「体感!熱帯雨林」で父子展示を行っています。あれだけ激しく泳ぎ回っていたこどもたち、どういうわけか泳がなくなってしまいました。アヤメが水場に誘ってくれていたのでしょうか?不思議だ。

とにもかくにも!ひげもじゃパパさん、こどもたちの毛をむしらないようお願いします。
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計っちゃいます

コツメカワウソの繁殖生理は、まだよくわかっていません。

当館では神戸大学大学院農学研究科 動物多様性保全繁殖研究室 の楠先生(くすのきせんせい)との共同研究により、メスのコツメカワウソの糞中の性ホルモンを調べていることは以前にお知らせしました。
→2013.01.21「コツメカワウソの体温測定」 


その後の研究により、コツメカワウソには偽妊娠があることが確実となりました。

また、メスにはある一定の性周期があることがわかりました。

周期はこれまでいわれていたように、月に1度くるわけでありません。そして、個体によって周期にはかなり差があるのですが、飼育下では次の繁殖を抑えるためにオスとメスを別々に飼育したり、複数頭で飼育している場合は個別の採便が難しいなどのいろいろな制限があり、周期が個体差なのかどうかは今後の課題です。

楠先生とお話している際、「オスの周期はどうなんだろう?」という話題になり、これまでの飼育経験から、「そういえば、オスの睾丸って、大きい時と小さい時があるんです」と申し上げたところ、「それはぜひ測定できないか?」と言われました。

楠先生が別の館に依頼して、とても慣れているオスの睾丸サイズの測定と採便を行い、サイズと便中の性ホルモン値は一致することがわかりました。
どうやらオスにも周期はありそうなので、当館で2例目の測定をすることになりました。

対象はヤットくん。

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当館の若い担当係員たちがトレーニングを行い、測定が可能になったのです!

睾丸の横の長さはプラスティック製のノギスを、縦の長さは塩ビ性の板で測定します。
まず吻タッチをして、横の長さを。
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続いて縦の長さを。
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ヤットくん、大事な部分を触られてますが、こらえてますね。えらいぞ!

若者たちもトレーニングよくやってくれました。ありがとう。

同時に採便も行い、現在、測定結果を待っているところです。

これからもっとデータを収集し、研究を続けていきたいと考えています。

おでこはシンボル

「瀬戸内海」水槽のとても見やすい場所に、コブダイが鎮座していました。

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コブダイは名前の通り、おでこにこぶがあります。
コブダイは、先日ご紹介したキュウセンやナポレオン(メガネモチノウオ)などと同じベラの仲間。

幼魚と成魚で模様が違ったり、雌性先熟で生まれた時はメス、成長するとオスに性転換するなどの特徴はコブダイにもあります。

さて、コブダイのおでこのこぶはオスのしるし。
当館のコブダイはまだ全長60cmとそんなに大きくないので、こぶも控えめです。

日本海側のダイビングスポットでダイバーに人気のコブダイには、体長が1mを超え愛称がついているような魚もいるようです。

そんなコブダイの写真を見ると、頭のこぶだけでなく、唇もべろーんとなっていて、ものすごい顔。
ちなみにこのこぶは脂肪でできてます。

なんでこんなこぶを持っているのかというと、「俺は強いぞ!」というオスのアピール。

もちろん、こぶの大きさだけで優劣が決まるわけではないようですが...。

メガネモチノウオのおでこにも立派なこぶがありますね!
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私、けっこう立派なおでこの持ち主なので、コブダイ界ではいい線いくかも??
性別はメスなんですけど(笑)。

ペンギンの体重測定

これは「南極大陸」水槽で行っている体重測定の様子です。

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海遊館で飼育しているジェンツーペンギンとアデリーペンギンは、体重計を設置すると自ら乗ってくれます。

当然ながら彼らに体重測定ということを理解させて行っているのではありません。まぁ簡単に言うと餌で釣って体重を計っているんです。

なので、何羽同時に乗ろうが関係なし!
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餌を与えながら測定しますので、測定中に他のペンギンも乗ってきます。

正直、担当者はテンテコ舞。「君はまだ!」「君はもう終わったからのいて!」などなど、独り言のあらしです(笑)

もちろんペンギンに言葉は理解できません。でも、なぜか思っていることを声に出すと、伝わったような気になるんですよね。

ご興味のある方は、毎週火曜日の午前中に「南極大陸」水槽のお食事タイムをチェックして下さい。

水槽の中の声は展示通路に聞こえませんが、係員の口元をよ~く見ると、ペンギンに対して何か必死に話しかけている様子が見れるかもしれませんよ。

隠れスポット?

海遊館の水槽には、限られた時間にしか見ることができない景色があります。

本日、紹介するスポットはこちら、ジンベエザメが泳ぐ「太平洋」水槽です!

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「どこがスポットなの?」と思われるでしょうが・・・、水槽の上から底まで貫いている光、これです!
まるで光のカーテンのようだと思いませんか?実はこれは太陽の光なのです!

「太平洋」水槽の天井はガラスなので、天気が良い、お昼の限られた時間になると、このように太陽光が差し込みます。

ちなみに、太陽光がない時はこちら。

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このようにさまざまな条件が合わさった時には隠れスポットが現れると思います。
皆様も是非探してみてください!

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おまけで、光が差し込んでいるときの動画もご覧ください。



イルカ通信11月号~長い戦い 編~

今回はちょっとまじめに・・・

水族館の役割には生き物の命をつないでいくということがあります。その取り組みのひとつとして、カマイルカの精液採取にトライしています。

とはいってもようやく一歩ちかづいたかなぁって感じです。

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取り組みを始めたのは4~5年前。イルカ担当になってそれほど経ってないころに、他の水族館とイルカの精液の交換をしたい、という話を上司から持ちかけてもらい、この取り組みが開始しました。

他の水族館に勉強にも行かせてもらい、いろいろな方法があることを知り、また全国のイルカのトレーナーの方々にもアドバイスをたくさんもらいました。

なかなか進まず、くじけそうになることもありました。

今年、アーチが出産をするということで、バックヤードに移動したオスのキール。それから集中的にトレーニングを行い、ようやく合図を出してからペニスを出すことができるようになりました。

着ている服が変わったり、給餌の場所が変わったりという小さな変化でも感じ取って状況が変わってしまうほど繊細なトレーニングだそうで、内心びくびくしながらトレーニングしています。

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このトレーニングが進んでいることで、キールと私の距離がやや縮まった気がします。

キールの精液が採取できるにはもう少し時間がかかりそうですが、いつの日か必ず次の命へつなげたいと思います。

世界の水族館(バハマ編)

今年の10月。水族館の水質と設備に関する会議がバハマであり、参加してきましたので、この国の水族館についてご紹介したいと思います。

ところで、バハマってどこでしょう?アメリカのフロリダ半島から少し南に行ったところで多くの島からなる国です。

ここの水族館は、巨大なホテルに併設されています。
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テーマは「アトランティス大陸」。高度な文明を持ちながら1日にして海に沈んでしまったと言われています。

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遺跡を泳ぐ魚たち。

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また、水族館では無いですがホテルの遊歩道の水辺にサメやエイが泳いでいたり、イルカとのふれあい体験ができたりと楽しく過ごすことができます。

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ファミリーには最適な所ですので機会があれば行かれてみてはどうでしょう。

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深海の小さな生き物たちVo.9

さてさてお久しぶりのシリーズ更新です。(ごめんなさい ^^; )

実は、少し前に機械のトラブルがあり、深海コーナーの展示を中止させていただいていました。その間に、ご来館いただいた皆様、本当に申し訳ありませんでした!

なんとか無事に展示を再開することができ、新しい仲間が入りましたよ~♪

ちっちゃな体に長い歩脚。
なんとも言えないひょうきんなお顔立ちのサナダミズヒキガニです。
展示水槽に移動すると鋏脚で体のお掃除をしていました。

鋏脚より歩脚がかなり長いので、届かないところは歩脚を曲げて脚抜き技!
器用な生き物です。

あ、動画を見て気がつかれた方もいると思いますが、実はこの度仲間入りしたサナダミズヒキガニは歩脚第4対の1本が脱却してしまっているのです。

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いつもは、お客様に誤解をあたえてしまうため、脱却している個体がいる場合、展示は控えているのですが、サナダミズヒキガニはなかなか入手する機会がありません。
なのでなので、今回は特別に展示しました!
皆様にこの愛らしい姿をぜひみていただきたくて(*^。^*)

きっとあなたも一目惚れしちゃうと思いますよ。


アシカの大技!倒立

先日、カリフォルニアアシカの「ナミ」が新しい技を覚えました。
それがこの「倒立」です。

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実は、倒立は特別な技ではなく、「モンタレー湾」水槽で暮らしている他のアシカ達はみんなこの技をマスターしているのですが、ナミの餌を与える場所が、他のアシカ達と同じような安定した岩場でなく、グラグラと揺れるイカダの上であるため、なかなか倒立を覚えることが出来ませんでした。

しかし、そこは運動神経抜群のナミ!
毎日少しずつですが、がんばって練習をして、不安定なイカダの上でも、倒立を覚えることができました!

ですが、まだまだ他のアシカたちと比べると、出来る時間も短く、イカダが揺れると倒れそうになるなど、まだまだ練習が必要です。
ナミの倒立を見かけた時は、あたたかく見守ってあげてください。


すみっこ族

部屋は広いのに、何故かすみっこに行ってしまう事ありませんか?
すみっこの方が落ち着くというか、なんと言うか・・・
気がついたらすみっこにいてしまう方、きっと多いと思います!(私だけ?)
そんな『すみっこ族』が、海遊館のふれあい水槽にもいるんです!それも沢山!!

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この広い水槽の、すみっこを探してみると・・・
いました!!

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沢山のサンゴトラザメが集まっています。
こんなに広い水槽なのに、何故か集まって水槽のすみにいます。
まさに『すみっこ族』です!

サンゴトラザメはサンゴ礁域に生息する、比較的大人しいサメです。
海ではサンゴのすき間に身を潜めているため、狭い場所が落ち着くのでしょうか?
水槽のすみで、身を寄せ合ってじっとしています。

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こんなに集まっていると、手を入れるのを戸惑ってしまいます。
手を入れるときは、サメの口元に手が当たらないように、慎重に入れてくださいね!
大人しくてもサメの仲間です!鋭い歯に手が当たると危ないですよ!

ふれあい水槽にお越しの際は、サンゴトラザメの『すみっこ族』ぶりを是非ご覧下さい♪

いったいどこから?

海遊館では現在土、日、祝日にイルミネーションの点灯式を行っています。
点灯式をしてくれるのは5羽のオウサマペンギンたち。
登場するやいなや「可愛いー!」とお客様から大好評です(^^)

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ですがこのペンギンたち、普段はいったいどこにいるのでしょうか?

オウサマペンギンが暮らしている「南極大陸」水槽?いいえ、違うんです。

点灯式のペンギンたちはこの期間中、予備水槽にお引越ししています。
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「南極大陸」水槽は点灯式の広場から少し離れていますので移動が大変!
それに水槽よりも外のほうが気温が高いので、毎回行ったり来たりしているとペンギンたちがバテバテになってしまいます(>_<)

そこで予備水槽に移動してから徐々に外の気温に慣れさせているというわけなんです。

点灯式の時間になると専用の台車にペンギンたちを乗せて、広場まで運びます。
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途中でエレベーターに乗ったりも。
ちょっとそわそわしています(笑)

そして点灯式が無事に終わると今度は水槽に帰って晩ごはんの時間。
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いっぱい運動したからかいつもよりがっついてくる(笑)
じ、順番守ってくれ~!!ヽ(#`Д´)ノ

イルミネーション点灯式はまだまだ開催中です。
どんどん寒くなってきて私たちには厳しい季節ですが、
オウサマペンギンたちは逆に元気いっぱいです!

土、日、祝日の限定ですが、ぜひ見にきてください!(^^)

こちらもおひさしぶりです

「体感!熱帯雨林」のコツメカワウソ・アヤメ親子ですが、プールの台やすのこなどをめちゃくちゃ咬みまくっています。
すのこは何枚、だめにしたことでしょう...
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プールの台も虫の息。
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側溝にはささがきのような木片が多量。
本気で牛蒡を入れて、ささがき作ってもらったらどうやろかと、あほなことを考えてしまいます。

わーい!
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歯がむずむずするんのでしょうが、わーいじゃない!!
夏前に体調不良だったことを考えれば、元気になってうれしいんですけども...。

この前は壁のグラフィックをはがしてました...。
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このところお母さんのアヤメも若干疲れ気味ですし、展示の整備も兼ね、しばらくバックヤードに移動して、一度、父親のゴボウとの同居を試してみたいと思います。
さて、どうなるでしょう?
その間、ハチとミミが登場します。

↓ ハチ
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↓ ミミ
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冬休みまでにはこどもたちを戻す予定ですが、ハチとミミをよろしくお願いします。

元気にしてます

とうとう12月。
師走、別に「師」ではありませんけども、なにかと忙しい12月です。

さて、皆様にご心配をおかけしたリスザルのポメロですが、すっかり元気になりました。
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ただ、空き部屋だったお隣にこの方々が来てから、若干落ち着きを欠いています。
ごそごそ動き回るので、気になりますよね。
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この場所は「エクアドル熱帯雨林」の裏側にあたるため、時々、ぎょえーっというすさまじい誰かさん(展示にいる青い方々)の大声も響くので、「?」ってなってます。
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そんなわけでタオルは放せませんが、皆様に近況報告でした。

「青と赤」と「オスとメス」

「瀬戸内海」水槽にいるキュウセン。キュウセンは代表的なベラの仲間で、日本各地の沿岸・砂地の浅い海に暮らしています。

体のタテジマが9本あるため、その名前がついたといわれています。(魚のシマ模様は、頭を上にして見た時にタテジマかヨコジマか、です。)

 

↓こちらがオス。鮮やかな緑色をしています。一部の地方では青ベラと呼ばれます。

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↓そして、こちらがいわゆるメス。赤みをおびた体色をしています。青ベラに対し赤ベラと呼ばれます。

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色が異なることから、その昔、青ベラと赤ベラは別種と考えられていた時代もありました。
 
さて、キュウセンなどのベラの仲間は、成長に伴い、雌性先熟とよばれるメスからオスへと性転換を行うとされており、性を変える時、体色も変化させるとされていました。

つまりは赤ベラから青ベラになるといわれていたのです。


しかし、その後の研究で、

・青ベラには「一次オス」と呼ばれる生まれながらのオスと、メスから性転換した二次オスの、二通りのオスがいる。

・赤ベラにはメスと、メスからオスへと性転換の途上にあるものだけでなく、なんと一次オスもいる!

ということがわかりました。


赤ベラなのにオス???もう大混乱!

上記の赤ベラの写真のところで「いわゆる」と書いたのはそんな事情があったため。写真のあなた、いったいオスなの?メスなの?


キュウセン、特に青ベラは一見熱帯魚っぽく、関東では食用にはされませんが、関西では美味とされており、私個人的には大好物です。料理する機会があったら生殖腺を観察してみたいと思います。

サーフ通信11月号~初めての...プレゼント!!!編~

先日、サーフにプレゼントをいただきまして、その報告に行ってきました。
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クリスマスカード!!

反応は・・・
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じぃ~っと見る(ミュー)

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チラッと見る(ルーシー)

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遠くから見る(アクア)

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気にしてない(サーフ)

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たまたま通った(サーフ)

ちょっとは見て~!!!! まだ外側を見る余裕のないサーフです。

申し訳ないのでサービスカットを・・・
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と思ったけど写真写り悪すぎる~!!!!目つき悪い。

パタの好きなもの

ラッコの「パタ」はかなりの飽き性です。おもちゃを入れても、ものの5秒で飽きてしまうことも多く、一生懸命おもちゃを考案しても、何の反応もないこともしばしば・・・

しかし、その中でも割と気に入って、ずっと使ってくれるものを見ていると、ある共通点が☆

それは、『平らで大きめのもの』!!穴があれば尚良しです!

たとえば、"まな板"。小さく切ったものよりも、誕生日にあげた、メッセージ入りの大きなまな板の方がお気に入り☆ 今でも数分遊んでくれることがあります!(それでも数分。。。泣)

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上手に抱きかかえます!

他には、"フリスビー"
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こちらは、おなかに乗せながらドヤ顔です(笑)


ということで、もともと大好きなものと、この形をコラボしてみたらどうなるのか??という疑問のもと、こちらを作成☆
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はい、「パタ」といえば氷です!!結構大きいものができました◎隣に比較のためにペンを置いてみたので、何となく大きさわかっていただけますか?


「パタ」に渡したところ・・・
20141201_4.jpg
もちろん、大人気氷となりました(*^^*)

氷の形を変えるだけでも、「パタ」の反応が変わることがあるので、私達飼育員も、いろんな形を考えるのがとっても楽しいです!

これからも、もっともっと「パタ」の好きなものを探していきたいと思います!!

さぁ、次は何を試してみようかな??
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