海遊館日記

飼育担当

たまご!うんじゃいました!

先日、バックヤードにあるイワトビペンギンの予備水槽へ繁殖準備のため巣材を投入しました。

その日からペンギンたちは一生懸命、巣材を運び巣作りを開始し出しました。
産卵は順調にいくと4月下旬~5月上旬を予定していました。

しかし、予定通りにはいかず・・・
3月下旬、朝一ペンギンたちを観察しに行くと・・・、

まさかの、卵! 発見!!

産卵の記録写真を撮ろうとしてもなかなか卵は見せてくれません(悲)

でも、巣は立派に完成しています♪ 
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う~ん・・・
でも産卵時期が早し、ちゃんと交尾したのか心配ですね。有精卵であれば良いのですが。

卵を温める期間は約1カ月。卵割れませんように!

イルカ通信4月号~バインバイン編~

バックヤードのイルカたちに、新しいおもちゃを設置してみました。

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名付けて、「バインバインおもちゃ」

 素 材:硬いゴム、太めのロープ
 作り方:梁の部分にゴムを結び付ける→ゴムにロープを結び付ける→一番下は結び目
 使い方:結び目をくわえ、思いっきり水中に持って行ってはなすとバインバインなるので、そのバインバインを追いかける。

そうやって使ってほしいなぁ~とおもって設置しました。

はてはて、3頭のイルカたち、どうやってこのおもちゃをつかうのか!?
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まずは様子見ですね。

ファーストタッチはミューでした。
まさにやってほしい方法をそのままやってくれました。

この3頭の関係、ミューが一番わがままで、気にいったものは絶対に他のイルカに渡しません。
今回も最初にタッチしてから、他のイルカたちが近づいてくると「ぎゃ!!!」と声を出して怒っていました。

しかし、、、

ミューは飽きっぽい性格なので、1時間も経つとはじっこでプカプカお昼寝を始めました。

ミューがいないうちに!とアクアとルーシーが使っている様子を映像に収めましたのでご覧ください。



アクアもルーシーも、口の先でつんつんつつくのが気に入ったみたいでずっとやっていました。
慣れてきたら使い方にもバリエーションが出てくるかもしれません。

新しいものを見た時の動物たち、それをいろんな方法で使おうとトライする動物たちの姿を観察するのはとってもおもしろいんです。

動物たちにおもちゃを作る時は、動物たちが引っかかったりすぐに壊れたりせずに安全に使えるものが基本で、その形だけでなく
つなぎ目や設置する場所も考慮しなければなりません。

だから、おもちゃを作るのはとってもたいへ~ん!!

ゴマフアザラシのあかちゃん成長記録2014「誕生」

2014年3月4日。
「モンタレー湾」水槽で、ゴマフアザラシのナナが出産しました。

2002年に海遊館で生まれたナナがお母さんになったのです!
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同じ「モンタレー湾」水槽」では2012年にダイヤ、2013年にショウが出産し、かわいいあかちゃん(ラピス・ニコ)が生まれました。
しかし、授乳が上手く出来ず私たち飼育係員が親代わりとなり2頭を育てたのです。

なので今回は担当者一同、なんとしても『ナナに育てて欲しい!』と願っていました。
出産までは定期的に超音波検査で胎児の大きさや心拍を確認し、過去のデータと照らし合わせ出産日を予測。
食欲や胎動など日々の観察も強化し、出産に備えました。

そして3月4日にナナ食欲がなくなり、生殖孔から少量の出血が見られました。
「いよいよ近い。」

そして24時間体勢で観察を開始し、20:46に無事出産したのです。
元気に動くあかちゃん。ひとまずホッとした瞬間です。

そして私たちの心配をよそにナナはすぐにあかちゃんへ近づき「私がお母さんよ。」と言っているかのように我が子に顔を寄せました。
その後、自分のお腹をあかちゃんに見せておっぱいを飲みやすいよう体の向きを何度も変えてあげたのです。
あかちゃんも必死で乳首を探します。
この光景を見ながら「動物の本能ってすごいな。」と改めて感動しました。

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ナナもとっても幸せそうな顔をしていると思いませんか?

ナナは立派にお母さんをやっています。
(←これを書きながらちょっと泣きそうです)

普段はおとなしい性格ですが、今は我が子を守るため体重測定の時など、私たち係員にも威嚇をすることがあります。
なのでなるべくそっと親子の様子を見守ることにしました。

水槽へのデビューは少し先ですがそんなナナ親子を応援して頂けると嬉しいです。
長くなりましたので続きはまた今度。

ゴマフアザラシのあかちゃん成長記録2014お楽しみに☆






2月は大忙しでした。~前編~

先月2月って、実は「アリューシャン列島」水槽の担当は、とっても忙しい月なんです。

と言うのも、2月はイベントが目白押し!

始めには節分、中旬はバレンタイン♡


と言うわけで、2月のイベントでのパタの様子を前後編
でお送りしたいと思います。

今回は、前編、節分の時の様子をレポートします。

この日、「パタ」にはこんなものをプレゼントしました。

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その名も、恵方巻き氷!!

前回のブログでお伝えした恵方巻きは、まわりにサケのスライスを巻いていて、とても豪華だったんですが、
一度練習でパタに渡してみたところ、見事に拒否されてしまい、
このような、少しシンプルな恵方巻きとなりました(^^;


さぁ、反応はというと・・・
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大喜びで受け取ってくれました♪

ただ、実はこの写真、イベント当日のものではないんです。
というのも、肝心の当日、諸事情により写真を撮れなかったんです(汗)

ってことで、こちらは後日の写真ですが、どうかご容赦を・・・(>_<)
もちろんイベント当日もルンルンで受け取ってくれました☆

恵方巻きは、今年の恵方を向いて食べるというのが慣習ですが、
「パタ」はというと、あっちを向いたり

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こっちを向いたり、

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くるくる回りながら食べていたので、
きっと恵方を向いている瞬間もあったでしょう!!(笑)

さぁ春はもう、すぐそこですね♪
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見れたらラッキー「いいことあるかも!?」

突然ですが、わたしは「○○限定」とか「激レア」とかの言葉にめっぽう弱い人間です。
お菓子の中にハートの形が入ってたらラッキー☆みたいなものも大好物。
パワースポットとかも気になります。
というわけで、海遊館の中でもそんな特別なものがないかな~と探してみました。

ありました。しかも、超レアなものが。
それは一日の中で一瞬しか見る事の出来ない特別な瞬間。
アシカ担当者の私でさえなかなか見たことがない代物です。
え?引っぱりすぎ?
では、ご紹介します。それは・・・
『ルークの寝る瞬間』です。
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「なーんだ。寝顔か。」と思ったあなた。
違います。寝顔ではなく、寝る「瞬間」が特別なのです。

とにかくルークの寝落ちは一瞬です。
15:15のお食事が終わりしばらくすると「オウッ、オウッ」と大きな声で鳴きながら中央の岩場(通称=島)に上がって来ます。
そして先端まで移動すると「オウッ、オウ、ボフッ」と横になり寝ます。
まるで電源スイッチがオフになったかのように。
それはそれはみごとな一瞬の出来事です。
大抵この時間はゴマフアザラシのお食事時間と重なるため、係員はその作業に集中していて見られません。
(よそ見してたら見れるけど。おいおい。)
お客様も同様で「アザラシを見ていて気付いたら、大きなアシカがいつの間にか寝てた。」という方が多いようです。
もちろん日によっては泳いでいたり、水面にプカプカ浮かんでみたりと毎日見られるわけではありません。
だから「ト・ク・ベ・ツ」☆

さぁ、あなたも運だめしで「ルークの寝る瞬間」ゲットしてみませんか?
見れたらラッキー☆いいことあるかも!?

今日は「ニコ」の誕生日!

海遊館の「モンタレー湾」水槽では、本日3月24日に誕生日を迎える動物がいます。

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それは、このゴマフアザラシの「ニコ」。男の子です。

産まれて間もないころから飼育員が親代わりになって育てる、人工哺育で育った為か人間が大好きで、開館前の掃除の時に、この「モンタレー湾」水槽に入ると一番に飼育員を出迎えてくれます。

そして、ニコは本日3月24日、めでたく1歳の誕生日を迎えました!

産まれた時の体重は12kgでしたが、現在52kgと、順調に成長しています。
(ゴマフアザラシは大人になると、体重が100㎏以上になることもあります。)

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まだまだ表情にはあどけなさが残るニコですが、これからも健康にすくすく育ってほしいです!

見てしまった。。。@@!!!

ぶらぶらと朝の観察をしていると、タカアシガニが何かを持っている。
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ハサミでつまんでいるそれは・・・!?


こないだ展示されたばかりのオオホモラじゃないか?
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ハサミでつまんで、口元に・・・
あーーーーだめだめ!!!

息をのむこの5分ほどの戦い。


結末は...

オオホモラは細長い脚を駆使してタカアシガニをパンチしたりキックしたり。

その激しさにビックリしたタカアシガニは思わずオオホモラを離してしまい、オオホモラは命からがら逃げることができました。

やれやれ、一安心です。

いひひ★

おなじみ、カリフォルニアアシカの「ルーク♂」です♪
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最近覚えようとしているのがこの顔↓
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名付けて「いひひ」

いまは指なしでもこの顔になるようにトレーニング中です♪
完成したら見てね~^^!

新イワトビペンギンがやって来ました♪

3月某日、新しいイワトビペンギンを搬入しました。

航空機を利用し、空港から海遊館までは車で運びます。もちろんペンギンのために車内は冷房ONで走行。

関西空港から海遊館までは約40分。飼育係員は「寒い寒い」を連呼しながら、耐えなければいけません。

猛烈な尿意に襲われたものの無事、海遊館に到着。
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すぐにペンギンの状態を確認します!

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扉を開けてもペンギンが逃げないように、飼育施設内に容器ごと入れ、扉を開放。

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ペンギンたちの元気な様子を見て一安心。
容姿もグッドルッキングですね♡

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数週間、予備水槽で飼育し健康状態をチェックします。

4月中旬には皆さまにお披露目できると思います。お楽しみに♪

ペンギン達、長旅お疲れ様でした。もりもり餌食べて下さいよ~☆

チリモンではなく、アジモン?

朝の海遊館のキッチン(調餌室)はおおいそがし!1日分の餌の準備があわただしく行われています。

そして、これからお話するのは、私の最近のブームのお話。。。

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それはアジを選別する作業。というのも、いきなり生き物に与えることができる状態ではありません。10㎏とか15㎏とかのブロックの状態で冷凍されたものを解凍するんです。

ちょうどこれがアジを選別している係員。餌として使える、身がしっかりしたアジ・一部が割れてしまったり欠けてしまったアジ・そして、その他の魚種に分けます。

そう、最近のアジの選別は「その他の魚種」がおもしろい!

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まずは、下がスタンダードサイズのアジ。上は、でかっっっ!!! うまそう。

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ネンブツダイの仲間?

なんじゃこりゃ?
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チリモン(チリメンモンスター)でおなじみのエソ。チリモンではお腹の部分に黒い点々がありますが、成魚では黒い点々はなくなるんですね~。

このなかでも、大ヒットはこれ! でーーーーーーーーん!!!!!!!!
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サワラ!握っている私の手と比べて下さい。

でかい~~~!! ばりキレイ! 感激☆

なんですけど、まじりもんは餌として使いません。・・・それにしても、これでアジ何尾分?

イルカ通信3月号~平和な日々~編

最近のカマイルカたちは平和です。

いっつも頑張っているミュー。
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ぅぉりゃー!
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ミューは人との距離が近すぎるタイプなんです。。。
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それを横目に見つめるアクア。
少し大人びてきたように思います。
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アクアの乳母のルーシー。
暖かくなった頃にみなさんにお目見えする予定です。
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イルカたちはネタが無い!とは言いません。
平和なんです。

予備水槽で暮らすイルカたちの近況でした。




チカとのおもいで

このたび、カリフォルニアアシカの「チカ(♀)」が、海遊館から千葉県にある鴨川シーワールドへ嫁ぎました。

初めに出会ったチカは、1歳のまだまだ赤ちゃんの雰囲気が漂う、ぷっくりとしたあいきょうのある子供でした。

あれからもう何年たったでしょう。もうチカもおとなのアシカの仲間入りを果たす年齢が近くなりました。

チカは「モンタレー湾」水槽のボスアシカ「ルーク」と血縁関係があるため、一緒の水槽で暮らすことが出来ません。

また、水族館の役割として、飼育するだけではなく、その生き物の血を途絶えさせないための取り組みを行わなければなりません。

そのため、チカをお嫁に出すことになりました。

そんなチカとの思い出を絵に描いてくれた飼育係員がいましたので、アップします。

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チカ、会いに行くから元気でね~!!!泣




イワトビペンギンの繁殖準備を始めました。

バックヤードの予備水槽で飼育中のイワトビペンギンの繁殖準備を始めました。

今までアデリーペンギンと同居していたため、設定気温は5℃。イワトビペンギンを繁殖させるためには、気温が低すぎるため、今日から少しずつ気温を上げなければいけません。ちなみにアデリーペンギンは気温の低い南極大陸水槽へお引っ越し。。。

今日は設定温度を5℃から8℃へ変更しました。そしてイワトビペンギンたちの行動を観察するため、少しだけ巣材を投入!
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ペンギンたちは、待ってました!と言わんばかりに営巣を開始しました。
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巣材は沢山あるのに、なぜか取り合いになる始末・・・。何が違うんでしょうか(笑)
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♂♀協力しながら巣を作ります。

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3月中旬~下旬までに約20℃まで気温を上げてあげます。頑張って立派な巣を作って欲しいですね。

近々、新体感エリアの「フォークランド諸島」でも繁殖準備開始予定。

今後もイワトビペンギンの繁殖の様子は随時報告します♪

お楽しみにぃ~♪♪♪


ナミちゃん歯磨きに挑戦!

先日、以前からやってみようと考えていたカリフォルニアアシカの「ナミ」の歯磨きに挑戦してみました。

まずはナミに口を大きく開けてもらって、「さあ歯磨きするよ~!」と声をかけました。

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不思議そうな顔をしていましたが、頑張って口を開けてくれています。

まずは下の歯から歯磨きをスタートです。

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ガッツリと力を入れて磨いてみましたが、きちんと口を開けたまま頑張ってくれました!

それでは続いて上の歯です。

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少し嫌がるかな?と思いましたが、これもしっかりとクリアできました!

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歯磨き後の歯ブラシには、この通りすごい汚れが・・・。

やっぱり歯磨きしてみて良かった!

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歯がキレイになってナミも満足げです!

皆さんもしっかりと歯磨きをして、歯を大切にしてくださいね!

ワモログ☆その10

ワモログ更新します。

前回お知らせしたワモンアザラシたちの換毛ですが、フブキ・モヤともに完了しました。すっかり新しい毛になって見た目にもかなり変化が。

こちらは換毛前のモヤ。茶色くてボサボサしています。
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そして、換毛後がこちら。
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「キレイになりましたー。」

色もシルバーっぽい明るい灰色になって、まるで別のアザラシみたいです。でも、模様は換毛前と同じ柄です。

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よーく見ると、鼻の下にちょびヒゲのように茶色い毛が残っています(笑)

現在はアラレが換毛中です。

なお、毛がボサボサしていても病気ではないのでご安心を。

お嫁に行きました☆

先日、海遊館生まれのペンギンが、北海道の水族館へお嫁に行きました。

ペンギンを運ぶ方法は、ペンギンの種類や運ぶ距離で異なり、今回は航空機を利用して運ぶことになりました。

まず、ペンギンを運ぶための容器が必要です。当然ながらお店で売っていないため、係員自ら設計、作製しました。
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ペンギンが怪我をしないよう、内側の角を無くす、容易に出し入れ可能な扉にするなど・・・担当の知恵と工夫が盛り込まれています。

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輸送当日、空港までは車で運びました。容器内の底には、保冷材を敷き詰め準備OK!

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万が一、容器の故障や気温が上昇しても対応できるよう、万全の準備で臨みます。

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積み込み手続きとして、容器の計測を行います。

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ここが生物の状態をチェックできる最終ポイント。異常がないかしっかり観察します!

全部蓋あけるとペンギンが逃げるので、半分だけ・・・さて、何ペンギンでしょうか?わかりますか?

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動物用のコンテナへ積み込み、手続き完了。

今回運んだペンギンはオウサマペンギン!体も大きく、低温で運んであげないと行けません。

ただ、我々にできることはここまで、あとは無事に到着するのを祈ることしかできません。

そして数時間後、相手先より、無事到着しましたよ!との連絡があり一安心。

はやく相性の良いパートナーを見つけ欲しいですね♪

海遊館に温泉?

先日の朝、カリフォルニアアシカとゴマフアザラシを飼育している「モンタレー湾」水槽からモクモクと湯気が立ち上っていました!

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「ご覧のとおり、冬の間だけこの水槽は温泉になるのです!!」と、言うのは冗談です。

実はこの水槽、水温は一定に保たれていますが、気温は建物の外と同じ気温なのです。

ちなみに水温は18℃前後になります。

そのため冬の寒い日に冷え込んで、気温と水温の差が大きくなると、年に数回ですが、このような光景が見られます。

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同じ場所で何枚か写真を取っていると、アシカがこちらの様子を伺いに来ました。

こうして見ると、本当にアシカが温泉に入っているように見えてしまいますね!


少しずつ羽根が抜け始めました。

「南極大陸」水槽で飼育中のオウサマペンギンの雛たちは、すくすく成長し少しずつ大人の羽根が生えてきました。
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本格的に抜け変わるのは、もう少し先の予定ですが、尾羽根や脚元をよーく観察すると、大人と同じ羽根がチラり。
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まだ少ししか生えていないため、分かりにくいですが、抜け始めると一気に進みます。
この調子でいくと、4月には大人の羽根に変わっているかもですね。

また最近では性格の違いも見られるようになりました。
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こちらは8月生まれの雛。性格は大人しく、嫌がらずに体重測定もさせてくれます。


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こちらは10月生まれの雛。少し臆病で寂しがり屋。

この先、この2羽はどんなペンギンに成長するんでしょうか。楽しみですね♪




イルカ通信2月号~とっくみあいのケンカ~編

あ、イルカチームのふたりけんかしてる~
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仲が悪いわけではありません。
たまたま息が合ってしまい、いまにも取っ組み合いのけんかが起こりそうなポーズになってしまっています。

私たちイルカチームはイルカたちにお食事を与える時にドライスーツという水が入って来ない特殊なスーツを着ています。

ドライスーツを着ている人に無言で上のポーズを取ると、ポーズを取った人に対してくるっと背中を向けます。
条件反射ですね。私たちも日々お互いにトレーニング(笑)
背中を向けられたらドライスーツを着るor脱ぐためにファスナーを開閉するんです。

なので、上の写真はそれぞれがドライスーツを閉めてあげようとしてポーズを同時に取ってしまったんです。


ファスナーが開いている状態
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ファスナーが閉まった状態
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もしファスナーが開いたままで水の中に入ろうとする係員がいたら・・・
残念そうな顔でその先を見つめてあげてくださいね。

もう2月ですが・・・&節分にちなんだイベントのお知らせです!

遅くなってしまいましたが、1月初めのお話です。

1/1~3日の3日間、ラッコと一緒に新年のお祝いをした時の様子をお伝えしたいと思います。

新年といえば、こちら。

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そうです、鏡餅(氷)&イセエビ♪ めでたさがにじみ出ております☆

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水槽においてみたところ、「パタ」は興味津々!!

すかさずイセエビにかぶりつく「パタ」!
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やっぱりエビさん大好きなんだね!

一方、鏡餅氷はというと・・・

1日目、全然興味なしで受け取ってもらえませんでした(泣)

2日目も・・・(号泣)

ところが、3日目
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も、持ってる~~~!!!(感激)

3日目にしてようやく受け入れてもらえました☆(笑)

「パタ」、2014年も健康でよろしくね!!

ブログをご覧のみなさまも、これからも宜しくお願いします、



ここで、お知らせです。

2/3(月)は節分!ということで、恵方巻きに見立てた氷を「パタ」にプレゼントしたいと思います。

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時間はPM2:00からです!

が!!!

パタが受け取ってくれるかどうかは正直分かりません(; ;)

食べてくれたらいいのですが。。。

どうなるかは乞うご期待!!

また、「海遊館日記」でその時の様子はお話したいと思います!!

微妙なバランス

新体感エリアにある、「フォークランド諸島」水槽では、イワトペンギンを8羽飼育しています。
オープンから10ヶ月が経過し、生物の行動も少しづつ変化が現れています。

イワトビペンギンは♂♀ペアを形成し、巣作り、そして子育てをします。
また、縄張り意識が強く、時に激しいケンカも勃発します。

現在、、「フォークランド諸島」水槽には2ペア形成されいますが、その間に割って入ろうとする若い♂が登場。

若い♂は必死に巣材の石を集め、激しく鳴き♀へアピール。
他の巣から石を奪い、溢れんばかりに積み上げます。
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しかし何が悪いのか、なかなか♀は寄ってこず・・・
努力の甲斐虚しく、♀たちは29歳という超高齢の♂とペアに(悲)。

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この5羽の微妙なバンンスが伝わりますかね~。
右端にいるペンギンが頑張っているけど、モテないペンギンです。

しかし♀は3羽飼育しているで、まだチャンスは残っています。
頑張れ!負けるな!

果たして、このペンギンがペアを形成する日は来るのでしょうか・・・。
今後のイワトビペンギン大注目です。

どこかな???

お食事タイムが終わって、アザラシ達が水槽に戻ってさびしい「モンタレー湾」水槽の陸上部分。

よく見ると、この写真にはアザラシがいます。
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すぐにわかっちゃいましたね、すみません。
今年で1歳になるゴマフアザラシの「ニコ」です。

お食事タイムが終わると、そのまま陸上でしばしのお休み。
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ごはん食べた後にすぐ寝たら牛になるよ~




アシカニュース☆チカの魅力

海遊館のアシカ達の中でも特に人気者のチカ。

人気の理由は・・・
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こんな風にアクリルガラス越しに遊んでくれるからだと思います。

手を振ると寄って来て、こんな感じで見つめ合えるなんてことも。

でも、もっとチカの魅力的なポーズがあるので今回はそれを紹介したいと思います。

はい、こちら。
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「てへっ。」

どうですか?ペロッと出た舌がチャーミングですね。

では横顔でもう一度。
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ちなみにこのポーズは私ではない飼育係員がチカにトレーニングして教えた動きです。

なんとかこの技をコアにも教えたいと思っているのですが、一向に舌が前に出てきません・・・。

アシカにも得意不得意があり、道具を使った動きが得意なコアはこの「舌出し」の動きは覚えるのにまだまだ時間がかかりそうです。

フブキの顔は〇〇に似ている!?

最近、ワモンアザラシの「フブキ」のチャームポイントである顔のシワが、以前よりもさらにシワシワになって来たように思います。

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この少し怒っているように見えるシワシワの顔を眺めていると、私が以前に魚類の担当をしていた頃、どこかで見たことがあるような気がしていました。

しかし、思い出せずにずっとモヤモヤしていました。

ところが先日、ふと甲殻類の図鑑を開いた時にそのモヤモヤが一気に晴れたのでした!

それがこちら!!

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「ヘイケガニ」というカニの仲間です!

このヘイケガニ、海遊館では展示を行っていませんが、この独特の甲羅の模様がフブキのシワシワ顔にそっくりだと思いませんか?

(う~ん・・・、この海遊館日記を書くときに、私自身、初めて二つの写真を並べて見たんですが、あまり似ていませんね・・・。)

せっかくモヤモヤが晴れたのですが、あまり似ていなかったことに再びモヤモヤしてしまいました・・・。

ラッコ「エレン」が天寿を全うしました。

今回はとても悲しいお話をします。

少し前のことになりますが、平成25年12月27日(金)PM1:58、ラッコの「エレン」が天寿を全うしました。
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「エレン」は海遊館がオープン2年目の1993年の春にアラスカからやってきました。来た当初から、メスにしては体が大きく、とても立派なラッコだったそうです。

性格はおっとりマイペース。以前のラッコ担当だった先輩方に話をきいてみると、「エレン」はとっても食いしん坊で、他のラッコ達が激しく餌の選り好みをする中で、どんな餌でも食べてくれた、というお話をたくさん聞きました。
氷も大好きで、氷の上に寝そべったり、上手に氷をお腹の上で割って食べたりする姿もよく見せてくれていたと思います。

しかし、その反面、少し臆病なところもあったようです。以前、ラッコの水槽で大規模な工事をした時に、全てのラッコを一時的にバックヤードへ移さなければいけませんでした。
その時、他のラッコ達は、餌をご褒美に水槽の外に呼び出して捕まえることができたらしいのですが、「エレン」だけは頑なに水槽から出てこず、『あの時は困った!!』とのこと。
結局、水槽の水を抜いて捕まえるという大取り物になったのだそうです。

本当に飼育員からとても愛されたラッコでした。

そんな「エレン」は、推定年齢24歳でこの世を去りました。ラッコの24歳というのは、人間に換算すると、100歳を軽く超えるぐらいの年齢で、国内でも最高齢でした。

「エレン」は最後の最後まで生きようと頑張ってくれ、私たち飼育員も「エレン」の頑張りに応えるために努力をしましたが、高齢ということもあり、回復は非常に難しく、このような残念な結果となってしまいました。

「エレン」のことは、海遊館ホームページで公表し、いくつかのメディアで報道していただいたので、すでにご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

公表後、たくさんの方から、「エレン」へお花やメッセージを送りたいというお問い合わせをいただき、本当に皆様に愛されていたのだなぁと実感しました。

「エレン」のことをずっと応援していただき、本当にありがとうございました。
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海遊館には、もう一頭、「パタ」というラッコがおります。「エレン」がいなくなってしまってから、「パタ」は少し寂しそうに見えます。みなさん、是非、「パタ」に会いに来てやってください。

今後は、「エレン」の死を無駄にすることなく、「パタ」が「エレン」以上に元気に長生きできるように、気持ちを引き締めて、一層努力を続けていきたいと思っております。

これからも応援よろしくお願い致します。

イルカ通信1月号~ちゃんちゃん。編~

おもしろい瞬間をみつけても、その場でカメラを持っているということはなかなかありませんよね。

最近どうしても伝えたい!!瞬間があったのです。でもやはり、カメラはもっていませんでした。

全国の飼育係ブログの中でマンガで表現しているのをたまに見かけまして、ちょっとまねしてかいてみることにします。

 

ある日の予備水槽。カマイルカの「ミュー」にトレーニングをしていた時のお話です。

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目の前でカーテンを閉められてしまうというのは、なかなかのショックでありつつもおもしろいので、トレーニングすることにしました。

トレーニング中もかなりはりきって閉めてくれます。

完成したらこのブログ上になりますがご披露しますね。

ナミちゃんの現在

これまでにも何度かこの「海遊館日記」でご紹介したことのある、海遊館の最年少アシカの「ナミ」ちゃん。

過去のブログはコチラ!
平成25年8月1日号「がんばれ!ナミちゃん!」

あれから約半年たった現在も、頑張って新しい動きを次々とマスターしています!
まずはこちら!
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「敬礼」の動きです!

実はこの敬礼は、ナミ以外のアシカ全頭がマスターしています。

半年前は、トレーナーの指示でアシカ達がこの敬礼の動きを合わせる時に、ナミだけが違う動きをしていたのですが、今ではバッチリと動きを合わせることが出来るようになりました!

これ以外にも、トレーナーの合図で鳴き声を出したり(ガラス越しのお客様には多分聞こえないのですが・・・)、前脚を使って拍手をしたりなど、色々な動きをマスターしています。

そして現在、新しく練習中なのがこちら!
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豪快な「ジャンプ」です!

まだ、飛び上がる先に目標物が無いとジャンプ出来ないので、完全にマスターするにはもう少し時間がかかりますが、いい感じで動きを覚えつつあります!

これからもさらに色々な動きを覚えてくれるように、頑張ってほしいですね!

「これからも頑張ってね!ナミちゃん!」

アシカニュース☆新年号

遅ればせながら、皆様明けましておめでとうございます。

さてさて、今日のアシカニュースは「コア」君の新技について。

何かお正月らしいことが出来ないかな~と考えてひらめいたのがコレ。
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え?マトリョーシカじゃありませんよっ!

ダルマです。あざらしだるま。略してあざるま。

モデルはゴマフアザラシの「ラピちゃん」ことラピスです。(裏には同じくアザラシの「ニコ」の顔が書いてあります)

「ダルマを吻先に乗せてバランスをとる」を始めました!

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どうです?「コア」君必死です。

簡単そうに見えますがこれが出来るようになるのに数カ月かかりました・・・。

アシカは鼻に物を乗せるのが得意、と思っておられる方も多いかもしれませんが、これも日々のトレーニングの賜物なのです。

はじめっからできるアシカはいません。
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水面でもこの通り!

今年も素敵な一年になるようにダルマに願いを込めて、コア君がんばってます。

日によって異なるトレーニングをしているので「あざるま」見られた方は良いことあるかも!?

ペンギンパレードも終盤へ

今シーズンのペンギンパレードもいよいよ終盤になりました。

今回のペンギンパレードでは、過去にパレードの経験がある個体を選出したものの、うまく歩いてくれるかはやってみないと分かりませんでした。

「南極大陸」水槽で暮らすペンギンの中から選抜された5羽のオウサマペンギンたち・・・

バックヤードに移動直後は餌をあまり食べず、新しい環境に慣れる前にパレードが始まりました。

さらに今年の冬は暖かい日が多く、ペンギンにとっては辛い日々・・・天気が良いからといって、パレードや屋外展示の中止はできません。

心配性の私はパレード中も、「ちょっと気温高いけど大丈夫かな?」「ケガしてへんかな?」「間違ってお客様を攻撃せえへんかな?」など色々な不安に襲われます。

しかし、ペンギンたちは私の不安を払拭するかのように、頑張ってくれました。そして何とか大きな問題もなく、年が変わり・・・

今では飼育している環境に慣れ、食欲全開!
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12月26日から始まったオウサマペンギンによるペンギンパレードも、残すところあと数回。

我々以上に頑張っているペンギンたちには本当に感謝しています。

ありがとう!

そんなペンギンたちを是非、応援してあげて下さいね!

ペンギンパレードは1月13日(月・祝)までです。まだご覧になっていない方はお早めに!

イルカ通信1月号~えんぎもの?編~

初夢は見れましたか?

私の初夢は、カマイルカの赤ちゃんがたくさん水槽にいて、
「ミルクあげなきゃ~!ケンカしてる~!どれが誰なのか分からん~!!」
とお手上げ状態になっている夢でした。
なんと幸せな夢でしょう。

そんな夢から始まる2014年、初撮りをしようとさっそくカメラをもってごあいさつにいきました。
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どちらもバックヤードで暮らしているカマイルカで、上はミュー・下はアクアです。
オートフォーカスでしか写真を撮れない私は「どの写真もピントがイルカにあっていない(;_;)」とがっかりしていたのですが、
よくよく見るとどちらの写真もライトに反射した頭部分にピントが

・・・

そして私は発想の転換をしました。
そう、この写真は私の一年がキラキラつやつやした一年になることを暗示している、縁起ものの写真なのだと・・・
1年の初めから妄想をしております。

2014年がきらきら輝けるすばらしい一年になりますように!

生き物たちのご飯

海遊館では魚類はもちろん、イルカやアシカなどの海獣類やアカハナグマやリスザルといった陸上の哺乳類、ペンギンや水鳥など鳥類、イグアナやウミガメなどの爬虫類、オオサンショウウオのような両生類、タカアシガニやクラゲなどの無脊椎動物、そして各水槽の環境の再現するうえで重要な植物を含めると、現在、合計620種類、30,000点の生き物たちが暮らしています。

この生き物達はいったいどんな餌を食べているのでしょうか?

水族館の生き物が食べている餌といえば

まず、魚を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

もちろん海遊館でも使っていますが、

一口に魚といっても、使っているのは一種類ではありません!

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上から順番に紹介していくと、

右上:ワカサギ(主にカワウソの餌です)

左上:キビナゴ(主に「太平洋」水槽や「瀬戸内海」水槽の魚たちの餌です)

右上2段目:アジ(イルカやアシカ、魚まで色々な生き物の餌になります)

左上2段目:小ニジマス(オオサンショウウオやカワウソの餌です)

3段目:シシャモ(アジと同じく色々な生き物の餌になります。ペンギンの大好物です)

4段目:ホッケ(アシカやアザラシの餌です)

5段目:サバ(イルカやアシカ、アザラシの餌です。「太平洋」水槽のアカシュモクザメの好物でもあります)

6段目:大ニジマス(「エクアドル熱帯雨林」水槽のピラルクの餌です)

写真にはありませんが、これ以外にも数種類の魚が餌として用意されています。

また、魚以外にもイカやエビ、カニ、貝、野菜、果物、プランクトン等々たくさんの種類の餌が用意されています。

このように生き物の食性や体の大きさ等に合わせて様々な餌を使い分けています。

これだけの種類の餌を毎日食べている海遊館の生き物達って、なかなかのグルメかもしれませんね!


アシカニュース☆クリスマス編

みなさんこんにちは。
最近グッと冷え込みましたがお元気ですか。
「モンタレー湾」水槽は外気が入り込んでいるのでめっちゃ寒いのですが、アシカもアザラシも元気いっぱいです。
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コアくんは輪投げがとっても上手になりました。まさにドヤ顔です(笑)

さて、あちこちでイルミネーションをはじめ、冬ならではのイベントが行われていますが、海遊館前の広場もクジラのイルミネーションでとても盛り上がっています。

そこで、「モンタレー湾」水槽のお食事タイムも先日までクリスマス仕様で実施しました。
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サンタさんと一緒に敬礼のポーズ!
そう、飼育係員がサンタ帽をかぶってトレーニングをしています。
ゴマフアザラシたちも・・・
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サンタさんからお魚のプレゼントです☆
 
実はこの帽子、意外と暖かいので防寒対策にも一役買ってくれています(笑)

海遊館の探検家

海遊館には、「探検家」がいるのをご存知ですか?

時には水面を漂い、時にはイルカに乗って搭乗するすばらしい探検家が!!

その名も 「たんけんくん」。
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そんなたんけんくんからのちょうせんじょうが「たんけんノート」。

生き物をよ~く観察して、たんけんくんからのちょうせんじょうに答えてください。エントランスビル3F「海遊館オフィシャルショップ」などで販売中です。


また、たんけんくんは、館内の色んな水槽に色んな格好で現れているので、「たんけんノート」がなくても、たんけんくんを探してみるだけでもおもしろいかもですよ。

ビックベイビー☆

8月27日に誕生し「南極大陸」水槽で飼育中のオウサマペンギン雛はこんなに大きくなりました。
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体重は約13㎏です。
全身フワフワの羽根に覆われており、翼の裏側までフワフワなんですよ!

下の写真をよーく見て下さい!
雛の眼の下に穴のようなものが見えますが、実はこれがペンギンの耳の穴なんです!
大人の羽根になってしまうと、外見上、見えなくなりますが、この頃はまだ確認できます!
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まだまだ甘えん坊な雛。
最近は我々、飼育係員に対して無駄に威嚇、攻撃してくるようにもなってます。
とても痛いですけど、これも成長の証です。

どんどん大きくなるんやでぇ~♪


モヤ、もやもや

「新体感エリア」北極圏ゾーンでおなじみのワモンアザラシです。
そこで暮らす、「モヤ(♂)」。

眠たそうな顔~。
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うむ、つぶれた顔になってきた。
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・・・?
だれ!?
何!?

私はこの写真をみるとなにかもやもやします。
モヤももしかしてもやもやしてた?

ワモログ☆その8

今回のワモログ☆はいつもと趣向を変えてお送りします。

先日、ワモンアザラシ担当の私は東京へ出かけておりました。

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きれいなイチョウ並木。。。
ここはどこかというと・・

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東京大学。東大です。

旅の目的は、少し遅れた秋を探しに紅葉見学へ・・・行ったわけではなく、
ポスター発表をしてきました。

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『エンリッチメント大賞2013』

市民ZOOネットワーク http://zoo-net.org/ という団体が2002年から開催している活動のひとつで、
国内の動物園や水族館のエンリッチメントに繋がる取り組みについて評価が高いものが年に1回表彰されます。

今年は海遊館の新体感エリア「北極圏ワモンアザラシの展示」が一次審査を通過したのでポスターで紹介してきました。
残念ながら大賞は逃してしまいましたが多くの方にワモさんのことを伝えることができて良かったです。

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雪で遊ぶ様子やドーム型の水槽などをに興味を持ってくださる方がたくさんいらっしゃいました。
ありがとうございます。

次こそは大賞が頂けるよう頑張りたいと思います!

海遊館にもクリスマスシーズン到来!

皆様、いよいよ今年も残りわずかの12月でございます!

やっぱり12月といえばクリスマスでしょう!!

海遊館のちょっとした部分からも、少しずつクリスマスの雰囲気が出てきています!

先日からお食事タイムの解説を行っているマリンメイトさんの衣装が

サンタさんバージョンになっています。

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これだけで、かなりクリスマスの雰囲気が出ていますね!

ということで、私たち飼育係も負けじと(?)クリスマス感をアピールすることに!

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私たちは昨年に引き続き「モンタレー湾」水槽での給餌にサンタさんの帽子をかぶることにしました!

昨年はゴマフアザラシの給餌の時のみ帽子をかぶっていましたが、今年はカリフォルニアアシカの給餌でもかぶることにしました。

初めは「赤い帽子をアシカが怖がるかも?」と心配していましたが、アシカ達はほとんど気にする様子もなく、

サンタ帽子の飼育員たちを受け入れてくれました!

今年もちょっとした部分からクリスマスの雰囲気が出ている海遊館でした。

またまた生まれました☆

10月23日(水)に今年2羽目のオウサマペンギンの赤ちゃんが「南極大陸」水槽で誕生しました。8月27日に続き、今年2羽目の誕生です。

いや~、今年の「南極大陸」水槽はアデリーペンギンから始まり、ジェンツーペンギン、そしてキングペンギンと繁殖成績は過去最高です。

ただ今年のオウサマペンギンについては不安要素も過去最大。何故かペア形成が安定せず、あちらこちらで奪い、奪われ・・・三角関係になっているペアも・・・。

海遊館では、オウサマペンギンが毎年当たり前のように繁殖に成功しているという背景もあり、担当は尋常ではない悲壮感に包まれていました。

そんな諸事情もあり、オウサマペンギン2羽目の孵化はまさに奇跡!
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ちなみに、この卵のオス親は不明です。交尾だけしてペア組まず・・・

どちらが悪いのか分かりませんが、ほんと困ったもんですよ(涙)

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生まれたヒナは『仮親』という方法で、実際の親鳥ではない別のペアに預けました。これは飼育下のペンギンで良く行う育雛(いくすう)方法です。

ヒナは順調に成育し、2週間後には体重が約3倍の600gぐらいまで成鳥。
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そして約1か月後には、体重が約2.8kg!

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どんな性格のペンギンに育つでしょうか・・・

いっぱい食べて、グングン成長してね♪♪♪


アラレがしゃべった!!??

とにかくこの動画をご覧ください。



この動きは名付けて「むにゃむにゃ」。この子はワモンアザラシの「アラレ」なんですが、しゃべっているように見えませんか。

この動きは、
餌のシシャモを氷の上に落してしまい、氷まみれになったシシャモをアラレに与えた

口に入った氷が気になったようで、口をむにゃむにゃと動した。

おもしろそうだから、この動きしたらごほうびあげよう!

お、頻繁にむにゃむにゃするようになってきた!

むにゃむにゃの合図を決めて、合図でむにゃむにゃしたらごほうびあげよう!

合図してむにゃむにゃ。

完成!!!

となっていくわけです。
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しかし、いろんなタイミングで勝手にむにゃむにゃしてしまうので、完成まではあともう一歩というところです。

CMの出演依頼、お待ちしています☆

ぐんぐん成長中☆

現在、「南極大陸」水槽では、2羽のオウサマペンギンのヒナが育っており、2羽ともグングン成長中です!

今回は、8月27日に生まれたヒナの近況をご紹介します。
生まれて約3ヶ月が経過しました。何と体重は10㎏越え!
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もう親鳥とほとんど同じ体重です。

海遊館で飼育しているオウサマペンギンの子育て期間は8カ月前後。
実はまだまだ大きくなります。過去の例から推測すると軽く20㎏は超えるでしょうね。

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当然ながら雛は成長に伴って、食べる量も増えます。
最近、雛の食欲が強い日には、親鳥は餌のシシャモを1日200本ぐらい食べることもあります。
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雛は最近、親鳥から離れ単独でウロウロしています。
暑いんでしょうか・・・雪の中に埋まっていることもあります(笑)

日に日に行動範囲が広がるオウサマペンギン雛は、毎日見てても飽きません♪
海遊館に遊びに来られた際は、「南極大陸」水槽要チェックです!

今年はオウサマペンギンが頑張ります!

今年も海遊館前イベント広場で、イルミネーション点灯式が始まりました。
昨年はイワトビペンギンが点灯スイッチを押す大役を務めましたが、今年はオウサマペンギンが点灯式に初登場!!
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「南極大陸」水槽で飼育している26羽のオウサマペンギンの中から、選抜された3羽。
今は気温馴致などのため、予備水槽で飼育しています。
当日は専用台車に乗って登場します☆

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MCによる開始のアナウンスとともに、台車から出てきたペンギンたちは黒いマットの上を歩いて行き・・・

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3羽が囲いの中まで到着すると、イルミネーションが点灯します。

今年は海遊館の壁面にシロナガスクジラが登場!
日中歩く、ペンギンパレードとはまた違った雰囲気のペンギンたちを是非、ご覧になって下さい!
皆さまもペンギンたちと一緒に点灯式を盛り上げましょう♪

※イルミネーション点灯式の詳細は海遊館HPをご確認下さい。【http://www.kaiyukan.com】

KANMOU~生まれ変わる~

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わたし、手のひらまで毛が生えてしまいました。


嘘です。


これはアシカのルークの毛です。どなたか、私が毛を引っこ抜いたと思っていませんか?

そんなわけありませんよ。

アシカやアザラシには毛が生え換わる時期があるのです。ルークは換毛期の真っ最中。

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毛が生え換わると言っても、全てが抜けてから生えるわけではなく、新しい毛が生えつつ古い毛が抜けるのです。

なので、掃除のときには床に毛がたくさんおちていてとっても大変です。


新人飼育係の仕事

海遊館の飼育員たちの一番忙しい時間はオープン前の朝の時間です。

海遊館の朝は、オープンまでに水槽の掃除をしたり、その日の生き物たちの餌を準備したりと大忙しです。

その中で新人の係員が最初に任される作業があります。

それがこちら・・・

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これは生き物たちの餌に使用するシシャモの選別をしているのです。

選別前のシシャモにはオスとメスがごちゃごちゃに混ざっているのですが、この中からオスだけを選別していきます。

海遊館で餌に使用するシシャモは、オスののみを使用します。

なぜオスを使うかというと、メスのシシャモのお腹にはたくさんの卵がつまっています。

卵は栄養価が高く、そのため卵の詰まったメスのシシャモを餌として与えていると、栄養のバランスが偏りやすくなってしまうからです。

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ちなみに上がメスのシシャモで、下がオスのシシャモになります。

慣れないうちは中々見分けるのが難しいです。

海遊館では1日に多い時で約100kgのシシャモを餌として使用します。

ベテランの係員はこれを30分ほどで選別してしまいますが、新人の係員は1時間近くかかってしまう場合もあります。

これがキチンと出来るようになってようやく、水槽の掃除や生き物たちの餌やりなどの作業を任されるようになるのです。

ニコのパパは・・・?ゴマフアザラシ成長記録

「モンタレー湾」水槽のニュース速報です!!

今年生まれたゴマフアザラシのニコ。
お母さんはショウですが、お父さんが誰なのか不明でした。
先月健康診断のため採血を行ったので、専門機関にDNA鑑定を依頼し父親判定をしてもらいました。
その結果、父親は・・・
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パールでした!

ではニコと見比べてみましょう。
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似てますか??

仲良く並んでごはんを食べているところ。
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ニコちゃん、これからも元気でパールみたいに立派なゴマフアザラシになってね。
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「てへっ。がんばります♪」



ナミちゃん輪投げに挑戦?

海遊館の「モンタレー湾」水槽で暮らしているカリフォルニアアシカの「ナミ」に輪投げに挑戦してもらおうと、ナミちゃん専用の投げ輪を用意してみました。

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目標は「トレーナーが投げた投げ輪に、ナミが頭を通してキャッチする。」です。

ちなみに同じ水槽で暮らしている約2ヶ月先に産まれた先輩アシカの「コア」くんは、この輪投げがとても上手です。

いきなり輪投げをするのは難しいので、まずはナミちゃんにこの投げ輪に慣れてもらうことからスタートです。

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朝の餌の時間に投げ輪を持っていくことにしました。

餌場に行くと、いつものように元気よくナミちゃんがやってきました!

(投げ輪を見た瞬間に、ビビって逃げてしまわないかな~?)と少し緊張しながら、おそるおそる用意した投げ輪を見せてみると・・・

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とても好奇心の強いナミちゃんは、しばらく不思議そうな顔で投げ輪を眺めてから、鼻を押し付けてみたり、軽く噛んでみたりとかなり興味があるようで、思ったよりも好反応です!

そこで思い切って軽く頭を通してみたところ・・・

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少し迷惑そうな顔をされてしまいました(汗)!無茶してゴメンね!!

まだまだ時間はかかりそうですが、ナミちゃんにはこれから頑張ってカッコイイ輪投げをマスターしてもらいたいですね!


11月8日はいい歯の日!

みなさん、歯はきちんと磨いていますか?

11月8日は「良い歯」の日だそうなので、動物たちの歯みがきをご紹介!と行きたかったのですが、うまく動画が撮れなかったので、歯ブラシと動物の写真をお届けします。

はみがきするよ~
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大きく口を開けて~
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かなりおっきなお口をあけてくれたのは、カリフォルニアアシカの「ルーク」。

私のこぶしなんか、すっぽり入ってしまいます。ルークの口臭はとても・・・です-_-;


続いてお口をあけてくれるのは~
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カマイルカの「ルーシー」。

お口をあけて~
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カマイルカの口もそれなりに大きいです。

この2種類とも餌を丸飲みするタイプの動物なので、歯磨きはあまり必要ないそうなのですが、歯ブラシを口の中にあてることで、口の中を触られてもじっとするトレーニングになります。

お食事タイムの時に歯磨きする動物たちに会えるかもしれません!

ご注目くださいね♡♡♡

こんなとこまで来ちゃいました~その3(?)

プライベートな話なんですが、普通では行けないところに行って、とてもインパクトの大きなことを体験しましたのでご紹介を・・・

どこまでいってきたかといいますと、
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北海道は釧路!

大阪と比べるとかなり寒く、なれない大海のうねり。

酔い止めを飲んでいても激しい船酔いにうなされた船の上。

吐き気と寒気と頭痛。苦しい時間でしたが、


この旅の目的は・・・
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大きな翼で空をはばたく海鳥ウォッチング!!!!う~ん、かっこいいぃぃぃぃ!!!!

ではなく、こちらです。
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海の王者です。まだこどもらしいです。

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シャチですね!!

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朝日をバックに2頭のシャチが並んで泳いでいました。成長したオスの背びれはもっともっと大きくなるそうですよ。

この海域周辺にもカマイルカが住んでいるらしいのですが、残念ながら会うことができませんでした。

こうやって野生の生き物の姿を目で体で感じ取ることは、みなさんに自然や生き物の素晴らしさを伝えるための大きな栄養となります。

ここで感じ取ったことが海遊館アカデミーでの話のネタにもなりますし、おとまりスクールのネタにもなります。

また展示水槽の表現方法にも取り入れる事もあります。

仕事ではなく、どこか豊かな自然へ出かける事はとてもたいせつです。

マイナスイオンを存分に浴びてリフレッシュにもなりますしね。


釧路湿原にも立ち寄りました。
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大きなシカに出くわしてドキドキしました。

niko and ... lapis ゴマフアザラシ成長記録

今年の3月に生まれたゴマフアザラシの「ニコ」。親アザラシが上手くミルクを飲ませる事が出来なかった為、飼育係員が親代わりとなり育てました。

この「海遊館日記」でもその様子をご紹介したので、ご存知の方も多いかと思います。

そして、お母さんアザラシたちがいる「モンタレー湾」水槽へデビューして早3ヵ月。すっかり新しい環境にも慣れ、毎日元気に暮らしています。

そんな「ニコ」と仲良しなのは1年先輩の「ラピス」。彼女も同じく育ての親は飼育係員です。

境遇が似ているから(?)かどうかは分かりませんが、気が合うようで一緒に行動していることがよくあります。
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では、産みの親である「ショウ」と「ダイヤ」との仲はと言うと、、、これが全くと言っていいほど親子がお互いに興味なし。

「やっぱり覚えてないのかな~。」と思っていたのですが、ある日の夜、ふと水槽を見てみると・・・

親子が並んで寝ているではありませんか!

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『ニコくんとショウ母さん』

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『ラピスちゃんとダイヤ母さん』

やはり親子だから寝る場所の好みも似るのでしょうか。

微笑ましい夜のエピソードでした。

がんばってくれた証

先日、「モンタレー湾」水槽の陸上部分の掃除に使っているデッキブラシを交換することにしました。

交換する理由は次の写真をご覧ください・・・

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左側が新品のデッキブラシで、右側が今回交換することになったデッキブラシです。

ご覧の通り、右のデッキブラシは激しくブラシの毛が短くなってしまっています。

これは毎日飼育員が陸上部分を掃除することで少しずつブラシがすり減ってしまったんです!

では、いったいどのくらいでここまですり減ってしまうんでしょうか?

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ブラシを裏返して見ると、8月1日と日付が書いてあります。

これは去年の日付でしょうか?いえいえ、今年の日付です。

なんと三ヶ月足らずで新品のデッキブラシがここまですり減ってしまうんです!

このすり減り具合こそ、毎日の掃除で休むことなく水槽内をキレイにしてくれているデッキブラシが

がんばってくれた証といえますね!

デッキブラシさん今日までお疲れさまでした!明日からはまた、新品のデッキブラシにがんばってもらいます!


イルカ通信10月号~特別講座【イルカと遊ぼう!】第一週目~編

10月12日、13日で「イルカと遊ぼう!」という特別講座を行いました。

皆さんにおもちゃをた~くさん作っていただきましたよ。
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ここに写っていないおもちゃは、イルカたちが遊んでいる真っ最中。

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タスマン海水槽では「アーチ」が口先でついつい~♪


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「ルーシー」はちょいっと沈めてポンポン~

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バックヤードの「アクア」「ミュー」は・・・
私が見に行くと、おもちゃをほっぽり出してこっちに来ちゃいました。

いつもとは違った形のおもちゃがつぎつぎに入って来てイルカたちもさぞかし刺激的だったでしょう。

実は私も刺激を受けました。みなさんの発想力に驚いてばかりです。

次回はどんなおもちゃがうまれるのでしょうか!!

楽しみ♪



展示デビュー!

7月末に誕生し、バックヤードで飼育係員によって人工保育で育てられたジェンツーペンギンの赤ちゃんが、ついに「南極大陸」水槽へデビューしました。

フワフワとした綿羽はほとんど、抜け落ち、大人と同じ姿になっていますが、まだこども。

初めて見るキングペンギンやアデリーペンギンに少し恐縮気味でした。
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だだ、怖がって人に甘えているようではいけません!

1日でも早くジェンツーペンギンの群れに入れるように、心を鬼にして、つき放します。

親鳥も雛を巣立ちさせる時、こんな気持ちなんでしょうかね・・・

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ガンバレ!強くなるんだ!!

将来はこのペンギンがペアを形成し、新しい命が誕生してくれれば感無量なんですけどね。


秋、感じたかな?

1ヵ月程前のお話になりますが、みなさん、9月19日が何の日だったかご存知ですか?夜、美しく輝く満月を見上げた方も多いのではないでしょうか?

正解は「仲秋の名月」、いわゆるお月見の日でした! そんな秋の趣を、ラッコ達にも味わってもらおうと用意したのがこちらです!!
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じゃじゃーん!!!お月見といえばお団子、その名も「お月見だんごおり」♪♪(笑) 
氷なんですが、ちゃんとお月見団子っぽく見えますか? 

さっそく、ラッコ達に披露です(≧∀≦) 
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おっ、「パタ」が興味津々ですねぇ!

 「エレン」も近づい来たので、手渡してみたところ・・・ 
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お団子ピラミッド、即崩壊。。。(涙) 

でも、その崩れたお団子を「パタ」が一生懸命拾い集めはじめました!
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「パタ」、もしかして気に入った?? 

この氷、直径が5cmほどあり、それなりに大きいのですが、 脇のポケットに詰める・詰める・詰める・・・そして、ドヤ顔!(笑) 
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「エレン」はというと、丸くてツルツル滑るこの氷は、持ちにくかったようで、 しばらく、両手でくるくる回した後に、そーっと手放してしまいました(^^; いつもの大きい氷の方がよいみたいですね!

ちなみに、「パタ」があまりにもこの氷を気に入ってくれたので、 その日以来、毎日14:00おやつタイムに、まん丸の氷を何個か与えています。

 お月見イベント見逃した!!というお客様も、是非「パタ」がポケットに丸氷を詰め込むところを見に来て下さい(*^▽^*)

イルカ通信10月号 ~足ががくがく~編

全国の動物園・水族館では専門分野に分かれた研究会が年に1回程度開かれています。

今回、海の獣(海獣)を飼育している人たちの研究会に参加・発表させてもらえました。

飼育係ばかりが集まるので、話の内容はケガなどの健康管理の話、輸送方法の話、新しい展示水槽の話などなどかなり深い!

カマイルカやカリフォルニアアシカにしか接したことしかないので、バンドウイルカやベルーガ・シャチ・セイウチなど、知らないことだらけでした。

私の発表内容は、カマイルカの「アクア(2010年生まれ)」が生まれてから成長するにつれて泳ぐ相手や観察される行動の内容が違ってきましたよ~という内容だったのですが、発表中は足が震え、目が泳ぎ、早口になってしまい、飼育係の集まりデビューとしては...でした。

あまり関わりが持てずにいた、東北地区や北海道、沖縄の方々とも情報の交換ができて大変有意義な時間を過ごすことができました。

こうやって情報交換をすることで、水族館の生き物にとってのよりよい環境を作ることができますし、生き物の状態や飼育施設の話などお客様であるみなさんにとって癒しや楽しさを提供できる場所にするためのヒントを得ることができるのです。

タスマン海水槽をもっと楽しくするにはどうしたらいいのか思案中!


さてさて、帰ってきてからアクアにご報告。

アクア、報告してきたよ~
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反応はいまいち。研究会って何?って感じでしょうか。

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3歳と3ヵ月になりました!



フブキの新技!

ワモンアザラシのオスの「フブキ」が最近、新しい技を覚えました!

さて、どんな技なんでしょうか?

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まずは、いつものようにトレーナーから餌をもらう「フブキ」です。

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トレーナーが、何やら合図が出ました!

「フブキ」はゆっくりとアクリルの方へ泳いで行きます!

この後、何が起こるのでしょうか?

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次の瞬間、「フブキ」がアクリルに鼻を押し付けてこちらを凝視しています!

実は新しい技とは、「合図が出るとガラスに鼻を付けてじっとする」というものなのです。

それにしても押し付けた鼻がベチャっとなって、何とも言えない不思議な顔になってしまっています。

この技を覚えたことで、今までアクリル側のお客様にお尻を向ける格好で餌をもらっていた「フブキ」ですが、ばっちりと男前な表情を観察してもらえるようになりました!

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しばらく観察を続けていると、新技を覚えた「フブキ」は興奮して、鼻息でアクリルを曇らせておりましたw

ワモログ☆やっと思いが通じた!の話

ワモログ☆ひさびさに更新します。今日は先日あった嬉しい出来事のご報告です。

朝、いつものようにワモさんたちに異常がないか観察に行くと・・・
「あれ?何か違う。何この違和感・・。」
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「ギャー!フブキが流氷に乗って寝てる~~~~。」

大慌てでカメラを事務所に取りに行き、息を切らして写真を撮りまくりました。別アングルで。
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※まだ「北極圏」ゾーンをご覧になったことがない方のために説明しますと、ワモンアザラシの水槽中央には流氷(を模した擬氷)が浮いています。

なぜそんなに驚いたのかというと、いまだこの流氷に乗るワモさんの姿を誰も見たことがなかったからです。

そして私は特にこの流氷に思い入れがありました。

『氷の上で寝るワモンアザラシの姿』をお客様に見ていただきたい。

その一心で擬氷を作る職人さんに色々注文をし、完成したのがこの流氷でした。

一番こだわったのは「枕」。なぜかワモさんは段差を枕にして寝ることが多いので、盛り上がったところを作ってもらいました。
もちろん、自分でも寝心地を確かめて・・

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※決して遊んでいる訳ではありません。流氷の浮かび具合を確認中。

ですが、私の思いとは裏腹に誰も流氷に乗らず早半年。周りからも「あの氷にいつアザラシ乗るん?」とプレッシャーの日々。

餌でおびき寄せたり色々試しましたが上手くいかず、このまま乗らんかったらどうしよう・・・と思っていた矢先の出来事でした。

『寝起きでふわふわモフモフのフブキさん』
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まだこの1日しか流氷への上陸は確認できていませんが、早く慣れて皆さまにも流氷に乗ったワモンアザラシの姿がお見せできればなと思っています。

なにせビビりなものでまだ時間がかかるかもしれませんが、ちゃんと上がれることが実証されたのでいつかこの姿を披露できる日が来ることを信じています

頼むよ!ワモさん!

繁殖シーズンも終盤へ...

「南極大陸」水槽で飼育しているペンギンたちの繁殖シーズンが終盤になりました。
アデリー、ジェンツーは繁殖期を終え、換羽期へ突入中。
残すはキングペンギンのみです。

数か月間、排泄物等が堆積し、とんでもない状態になっていた、アデリーペンギンの営巣場所を大掃除することに・・・
まずは巣材の撤去作業です。すこしづつバケツに入れて、急な階段を何往復もして運び出します。
これが尋常ではない重さ、おそらく全部で200㎏ぐらいはありますね。明日は間違いなく筋肉痛です(涙)

残念ながら、巣材撤去終了後、清掃前の写真は諸事情により割愛させて頂きます。。。
その後、ブラシでゴシゴシ・・・
ちょっと雪でごまかしていますが、ご勘弁を(笑)
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アデリーさん如何でしょうか?
来年も期待していますよ♪

ちなみにジェンツーの雛もすっかり大きくなり、IDバンドも装着しました。
もう大人のペンギンと同じ姿です☆
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あぁ~、ジェンツー側の営巣場所も相当汚れている模様・・・

よ~し!気合入れて頑張るぞ~!!!


さすがキング!早いですね~☆

8月27日に「南極大陸」水槽で生まれたキングペンギンの赤ちゃん、成長はとても順調です!

最近は暴れるため、毎朝実施している体重測定も困難になってきました・・・

試行錯誤の末、ひなが最も落ち着いた方法はバケツに入れる事!!
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生まれた直後の体重は約270gでしたが、もうすぐ4kgになります。しかし、まだまだ赤ちゃんに変わりはなく、親鳥にべったり。

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キングペンギンの子育て期間は非常に長く、赤ちゃんには来年春頃までフワフワとした綿羽が生えています。

日に日に成長する赤ちゃんは要チェックですよ♪

さてこの赤ちゃんは、体重何kgまで大きくなるのか、とても楽しみです。

敬老の日

少し前のお話ですが、先月9/13~16の4日間、「アリューシャン列島」水槽では、
ラッコの「エレン」の敬老のお祝いイベントをさせていただきました!!

大変たくさんのお客様に一緒にお祝いをしていただき、スタッフ一同感謝感激でした!
ありがとうございました(≧▽≦)


今回は、そのイベントの様子を一部ご報告したいと思います☆
13日の午前中に参加者の方からプレゼントを渡していただいたようすです!

まずはイセエビから、_DSC1132t.jpg
このイセエビが「エレン」にとって大ヒット!!!だったようで、

担当も驚くほどの勢いで食べてくれました。

普段ならおっとりした「エレン」は、大事な餌を「パタ」に取られてしまうこともしばしばで、
今回もすぐにとられてしまうのでは??
と心配していたのですが、

イセエビを奪いに来た「パタ」から必死に守り抜いたのです!

勝利とともに味わっている写真がこちらです♪
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なんだか顔が凛々しく感じますねぇ☆


お次は、みんなの愛情メッセージ入りおもちゃです!
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でもこちらは、受け取って1分もたたないうちに、「パタ」に取られてしまいました!(><;)

でもきっと「エレン」には、みんなの愛情が伝わったと思います!


さぁ「エレン」、また来年もみんなでお祝いするから、
いつまでも元気で、「パタ」と仲良く、長生きしてね(^^)


≪おまけ≫
おもちゃをとってしまった「パタ」はというと、どうやらこれがとても気に入ったらしく、
お腹の上に抱きかかえて寝ているところを発見!!
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思わず隠し取りをしてしまいました。(笑)
これからも時々このおもちゃは入れてみようと思います。
「エレン」、「パタ」におもちゃ貸してあげてね☆

アラレの体重初公開!

「新・体感エリア」の北極圏ゾーンで生活しているワモンアザラシの「アラレ」。
豪快にアジを食べてます。
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今日は体重測定。
レディーの体重を公開するのはちょっと気がひけますが、「アラレ」の体重を公開します!!
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小さな体でこんな重さなんです。
それは、寒い場所でもあったかく暮らすために皮下脂肪がびっしりあるからなんです。

最後に「アラレ」に大接近!
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セクシーでしょ♪

雪の秘密

ワモンアザラシが生活している「北極圏」水槽の天井には、雪を降らせる機械(降雪機)が設置されています。

その降雪機を使って時々、雪を降らせています。

これは雪の上で休んだり、雪を掘って遊ぶのが大好きなワモンアザラシたちのために行っています。

自然界で降る雪は、広い範囲にまんべんなく降り積るものですが、そこはさすがに機械では簡単に再現できません。

この機械も構造上、一ヶ所にまとめて雪を降らせることしかできません。

そのため、雪をふらせて1~2時間もすると・・・

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写真のように大きな雪山になってしまいます。

このままでは陸地にまんべんなく雪を積もらせることが出来ません。

そこで雪山が出来ると飼育員が雪かきをして、雪を陸地全体に積らせていきます。

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このように大きなスコップを使い、雪を陸地に積らせて行くのですが、これがなかなかの重労働です。

水槽の陸地部分の床は凍っているのでツルツルと滑ります。(まれにお客様の前で豪快に転ぶことも・・・)

そこを雪を山盛りにすくった重いスコップを持ってバランスを取りながら歩くので、作業をしていると、氷の上ですが汗をかくこともあります。

この作業をしていると、よくお客様から「寒くないんですか?」と聞かれるのですが、作業に夢中でとっさに「暑いです。」と答えてしまうことがたびたびあり、お客様に不思議な顔をされてしまいます。


もし、雪かきをしている飼育員に「寒くないんですか?」と聞いて、「暑いです。」と答えた場合は優しく見守ってあげてくださいねw

ラッコのおすそ分け。

先日、ラッコ担当さんが「これ余ったからアスカちゃんにどうぞ。」とイイものをくれました。
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ラッコのイベント用に作ったまん丸の氷です。
たこ焼きみたい。

海遊館日記初登場の「アスカ」ちゃんは、愛媛県にある動物園生まれのカリフォルニアアシカの女の子。
現在バックヤードにて色々なトレーニングに奮闘中です。
さっそく氷を見せてみると・・・。
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「ん~?それ何?」

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「それ、欲しい~~!」
前肢を上げてアピールしています。

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はいどうぞー。

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鼻先でつついた後、嬉しそうにパクっとくわえて遊んでいたのですが・・・

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勢い余って床に落とし、割れてしまいました・・・。
「ありゃ~。」
でもそのあと拾っておいしそうに氷を食べていました。

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「また面白いおもちゃ持ってきてね。」

時々トレーニング中にバックヤードツアーのお客様と遭遇することもありますので、
見かけた時は応援よろしくお願いします。

イルカ通信9月号 ~ココも見て!!~

少し日差しが柔らいだこの季節、ぜひ見ていただきたいのが朝の水槽です。
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私のお伝えしたいこと、分かっていただけますか?

この水中から写した水面、どうです?キラキラできれいでしょう?

ん、マニアックですって?そうかも知れませんね~

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水面のゆらゆら、キラキラをみていると別世界のようですよ。

違うアクリル面も見てみますと...
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アクリルに縦の筋の光が沢山。天井にもそれが反射してキラキラ。

この光は自然の光が入るからこそみられるもの。しかも、朝にしか見られません!

もしも早起きしたら、朝一番の海遊館見に来ませんか?



今年も誕生!オウサマペンギン♪

8月27日、オウサマペンギンのヒナが誕生しました。

このヒナは自力で孵化することができず、獣医によって孵化を手助けしてもらい、無事生まれました。

なぜ自力で孵化できなかったのか・・・正確な理由は不明ですが、生まれたヒナは非常に大きく成長していました。

もしかすると、大きすぎて卵の中で身動きが取れなくなっていたのかも知れません。

孵化後数日間は、人工育雛(いくすう)で観察を強化し、その後「南極大陸」水槽で飼育中の親鳥へ戻しました。
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現在、観覧通路から見て一番右端で親鳥が子育て中です。

ヒナは日に日に大きくなり、すでに体重は1㎏を超えました。ペンギンの成長スピードは異常に早いんですよね・・・。

小さなヒナは今しか見られません!是非見に来て下さい!!

イルカ通信9月号 ~自主練じゃー!~

イルカのバックヤード水槽通称《T-19》。
時間が少しあったので通路からのぞき見してみました。

「...!?アクア、何やってんの?」
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そうしていると続けて、ミューも。
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「イルカ、ランディングしとったで」と連絡をうけたこともあります。乗り上げてしまっていなかったので良かったですが、だいぶ慌てましたね~。

現在、この2頭はお食事タイムを使って陸上に上がるトレーニングを行っています。
それはなぜかというと、健康診断をイルカにも飼育係にもどちらにとっても安全に行うためです。
陸上に体重計を設置すれば、わざわざ捕獲しなくても体重測定が行えます。

そのトレーニングに向けて、どうやらこの2頭は自主練を行っているみたいです。

練習をするのは勝手だけど、完全に上がってしまって干イルカになるのだけは勘弁してね-_-;

ちなみに、監視カメラや、ちょくちょく水槽の様子をのぞきに行ったりして上がっていないかチェックしていますのでご安心下さい。

祝☆ご長寿

さてさて、今月16日は敬老の日ということで、14日~16日の連休に海遊館ではとあるイベントを行っています! 今回の主役は、ラッコのエレンさん!

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エレンは自然界からやってきたラッコなので、推定ですが24歳の超お年寄りラッコです。

一般にラッコの寿命は15~20 歳と言われていますので、人間に換算すると、100歳を超えるぐらいのおばあちゃんなんです!!! 

今回のイベントは、そんなエレンおばあちゃんのご長寿をお祝いするべく、こんな豪華なプレゼントを渡すという企画♪

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ドーン!! はい、あの高級なエビさんです(^^)v それだけではありません!こんなものも・・・

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愛情たっぷりのメッセージ入りおもちゃです。 先日、13日の金曜日に特別ゲストとして来ていただいた参加者の方と、飼育員からのメッセージが書かれてます。 エレンは気に入ってくれるかな?

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おやっ、読んでくれてるような気が・・・?!(担当者の希望的観測です。笑) 

イベントは16日まで行う予定ですので、 もしよろしければ、エレンの長寿をみなさんも一緒にお祝いしてあげてください(≧∀≦)

親子3頭の得意技

「モンタレー湾」水槽で生活しているゴマフアザラシの中には、飼育員が合図を出すと「口を開ける」ことが出来る個体が数頭います。

その中でも口を開けるのが得意なのは、オスの「パール」とメスの「ダイヤ」。

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まずはパールの口開けです。合図を出すと、元気よく大きな口を開けます。

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次はダイヤの口開けです。ダイヤも合図が出ると一生懸命に大きく口を開けます。

実はこの2頭の間には、子供がいるんです。それは、この「海遊館日記」に何度も登場しており、今年の3月で1歳になったメスの「ラピス」です。

実は先日、このラピスも口開けをマスターして親子3頭で口開けが出来るようになりました。

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それでは最後にラピスの口開けです。両親に負けじと頑張って口を開けています。

実はこの口開けという動作、外から見えない口の中に傷が無いか、また口の中の色で貧血を起こしていないか等、

アザラシ達の健康管理に役立てることが出来るのです。

この口開けで親子3頭いつまでも健康に暮らしてほしいですね!

ラピス、お手伝いをしているの??

「モンタレー湾」水槽では、月に2回、バキューム清掃という特別なお掃除をする日があります。
バキュームとはいわゆる「水中掃除機」です。
底に沈んだゴミやウンチなどを水ごと吸い込んで掃除します。
こんな感じです。
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ダイバーのお姉さんが黙々と作業をしているその背後で・・・

ラピちゃんが長~いホースに興味津々。
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「なんやこれ?太いスパゲティ・ナポリタンか!?」

見るだけでは我慢できず・・・
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「持ってみよ。」
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「よいしょ。」
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「ぎゅっ。」
しっかり握ってます(笑)
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「う~ん。長くて全部持てないよ~。」

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全身を使ってホースを持ち上げようと頑張っていましたが、息が続かずラピスはこの後水面に上がって行きました。

この様子をご覧になっていたお客様からは
「アザラシさんが掃除のお手伝いしてるよ!」との声が聞こえていました。
たしかに、そう見えなくはないか・・・。
でもきっと遊んでただけだと思います(笑)

ラピちゃんお手伝いしてたの??

ルーク、びびる!

「モンタレー湾」水槽在住、カリフォルニアアシカのルークです。
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いま、ルークと二人三脚でトレーニングに取り組んでいます。今やっているのは、体温測定。お尻の穴から細いセンサーをさし込むのですが・・・

「はい、ルーク。私の方におしりもってきて~」 
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まっすぐになってくれます。


「さし込むよ~」 手に持っているのが体温計のセンサーです。
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おしりに「つん!

・・・

体をぐね~っとまげてからのこの顔、どうでしょう。

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にらみきいてます。なにやってんねん、そこ見んなや(見るなよ)、触んなや~(触るなよ)。 と言いたげですね。

体の大きなルークですが、とってもびびりなのです。

ちなみに、ルークのうしろあし。
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私の手もそこそこでかいんですが、もっともっと大きいですよ。

巣立ちの時・・・

7月に「南極大陸」水槽で誕生したアデリーペンギンの雛がついに、巣立ちの日を迎えることになりました。

見た目も大人のアデリーペンギンにかなり近い状態になり、フワフワとした綿羽が抜け換わり、泳げる羽になっています。
まだ背中にちょっとだけ残っていますが・・・
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雛は親鳥に餌をねだりますが、親鳥はほとんど与えません。
この頃から係員が餌を与え初め、巣立ちとなります。

この羽になると泳げるようになりますが、大人のアデリーペンギンとは少し違います。
全体的に背中はやや灰色で、喉元は白く、目の周りにはアデリーペンギンの特徴である、アイリングと呼ばれる白い羽はありません。
約1年間はこの状態が続きますので、ぜひ探してみて下さい!
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さて、近々遊泳訓練開始ですかね。
う~ん。どうなることやら・・・
その話はまた今度☆

おもちゃの行方・・・

先日、ラッコ達におもちゃを渡してみました。

はい、パタどうぞ(^^)

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パタは「なになに??」と見には来てくれていましたが、
受け取ってくれませんでした(><;


続いて、エレンに渡してみたところ、エレンは気にいってくれたようで小脇に抱えてルンルン♪

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そのエレンを見ていたパタは、羨ましくなったのかおもちゃに興味津々!!

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「なぁなぁ、それちょうだいよー!!」

や、やばい!!おもちゃ戦争がおこる!!


と、思ったのも束の間、

次の瞬間にはこのような状態に・・・

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写真の右上には哀愁漂うおもちゃが・・・

誰も遊んでくれへんのかいっ!!

どうもラッコ達、一瞬でおもちゃに飽きてしまったご様子(--;

次のおもちゃはもう少し遊んでくれるといいな!
おもちゃ第二弾に乞うご期待!!!



スナメリシンポジウム

8月21日~22日にかけて鳥羽水族館で行われたスナメリシンポジウムに参加しました。

スナメリの飼育の歴史や調査活動、スナメリのこれからなど、スナメリのことを幅広く知ることができました。
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海女さんがスナメリに餌を与えている様子です。これはビックリ!

☆☆☆
じつは、大阪湾にもスナメリが生息しています。
海遊館でも細々と調査活動を行っていますが、皆さんに知っていただく機会が持てていない状態です。
そこで、9月6日から海遊館からスナメリを知っていただける機会として、
「大阪湾スナメリ発見!~知ってほしい大阪の海~」という企画展示を開催する予定です!!!!
いま準備の最終段階に突入しているところです。
お楽しみに。
☆☆☆


さて、話は戻って、シンポジウムが終わって水族館を見せていただくことができました。
やはり、ここはスナメリを。
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イロワケイルカのあかちゃん。じろっと見に来てくれました。
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最後の写真は、スナメリのマスコット!!
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一緒に写真撮りたかったなぁ。


決して遊んでいる訳ではありません。
こうやって生き物に関係したお話を聞いて、他の施設を見せていただいて、そこからこれからのヒントをたくさん得る事が
できるのです。

今回のシンポジウムでは、海遊館がスナメリに対してどうしていくべきなのかを考える一つのヒントになったと思います。

フブキのマイブーム

朝一番にワモンアザラシのいる「北極圏」水槽の観察に行くと・・・

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1頭のワモンアザラシが泳いでいます。

そこですかさず・・・

「カモン!ワモーン!!」とガラス越しに手を振ると、

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こちらに気がついたらしく、ゆっくりと近寄ってきました。

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近寄って来たのはシワシワの顔が特徴のオスの「フブキ」でした。

最近、フブキはガラス越しにこちらを覗くのがマイブームらしく、珍しそうにこちらの様子を観察しているようでした。

それにしても夢中でこちらを見ているのでガラスに顔がぶつかって、シワシワの顔がさらにシワシワになっています!

まるで、犬のパグのようです!このシワシワの顔のフブキ、是非一度ご覧あれ!

ニコちゃん、お昼寝。

今年の春に生まれたゴマフアザラシのニコちゃん。
「モンタレー湾」水槽にもすっかり慣れて元気に暮らしています。

外は暑いですが水中はひんやり気持ちが良いようです。
なのでついついお昼寝していることも・・・
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トレードマークのにっこりスマイルマークが輝いてます(笑)
ゴマフアザラシは、水の中で昼寝ができちゃうのです!

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「はぁ~。水の中は涼しくてええなぁ~。」

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あ!起しちゃった?ゴメンゴメン。

まだまだ暑い日が続きますが、皆さまも夏バテにはご注意を!!

もうこんな姿になってます。

今回は7月10日に「南極大陸」水槽で生まれた、アデリーペンギン雛をご紹介します。
生まれた時は約65gでしたが、毎日沢山の餌を親鳥からもらい、驚異のスピードで成長しました。
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今はなんと2㎏オーバー。
最近では巣からウロウロと出ていき、単独で水槽内を探検していることもあります。

ただし、私たちが近づくと、雛はすごい声で「ア"ァー」と鳴き、水中で泳いでいた親鳥が戦闘モードで戻ってくるんです。
アデリーペンギンはとても気が強いので、人であろうが関係なく攻撃してきます。これが尋常じゃない程痛いんですよね(涙)。
「ゴメンなさい。何もしてないから大丈夫!水槽に落ちないか心配してるだけ」

もうすぐ、羽根が抜け換わり水泳訓練が始まりますが、まだ泳ぐことはできません。
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ウロウロ遊びに行ってもええけど、絶対に水中には落ちないでよ!


甘えん坊のコア君

ある日のことです。

いつものように「モンタレー湾」水槽に生き物たちの観察に行くと、

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カリフォルニアアシカの「コア」が、お母さんアシカの「スミレ」のオッパイを吸おうとしているではありませんか!

このコアは今年の6月で2歳になったアシカです。

アシカの授乳期間は生後約1年程なので、とっくに授乳期間は過ぎています。

しか~し、コアはスミレにすり寄って一生懸命オッパイを吸おうとしています。おそらくスミレの母乳も出ていないと思うのですが・・・。

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それでもお母さんのスミレは嫌がらず、コアを優しく受け入れてあげます。

そんなお母さんが大好きな、まだまだ甘えん坊のコア君なのでした。

こりゃぁ涼しいわぁ♪

いや~毎日暑いですねぇ(><;)

そんな夏真っ只中の今日は、少しだけ涼しげな写真をどうぞ☆

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こちらは、「アリューシャン列島」水槽の重鎮・エレンさんです。氷に囲まれております☆

こんな暑い夏でもラッコ達の水槽はとても涼しいです(*^▽^*)

でも、さすが寒いところで暮らすラッコ達。
これでもまだまだと言わんばかりに、次の瞬間こんな状態に・・・


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ごろぉ~ん!!!

あら、氷の上に寝転んでしまいました。

涼しいわぁ(~▽~)
と、言っているかどうかは分かりませんが、

氷が大好きなエレンなのでした♪

ニコちゃん、ごはんですよ。

先日「モンタレー湾」水槽へデビューしたゴマフアザラシのニコちゃん。新しい環境にも慣れてきて毎日元気に過ごしています。

海遊館のゴマフアザラシたちは、通称「アザステ」と呼ばれる陸に上がってごはんを食べます。

ですが、この場所は水面より少し高い位置にあるため、体の小さなニコちゃんは上陸することができませんでした。

そこで、まずはアザステより低い陸でごはんを食べる練習をしました。
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この高さは難なくクリア。ちなみにここは体重測定をする場所です。銀色の四角い台が体重計。
 
体重計には余裕で上がれるようになったところで、次はアザステに上がる練習を始めました。
そして最近やっと上陸してごはんを食べる事が出来たんです!
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シシャモをパクっ。
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苦手だったサバも上手に食べられるようになりました。

食後のニコちゃん。
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「おいしかったぁ~」、よだれがビローンとなびいています(笑)
 
大人の階段をまたひとつ上ったニコちゃんなのでした。

こんなところまで来てしまいました~の続編。

とても良いお天気が続いていますね。

前回、ヘリコプターに乗った私ですが、今度もとても変わった所に行かせてもらえました。
船にのって出発!
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目的地はココ。
大阪湾のある場所です。
ピンとくる方もいらっしゃるかも知れませんね。
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これは大阪湾の環境を知るための機器が取り付けられている場所です。

上陸して水面をのぞいてみると、アジ・シイラのこども・チヌ・タイの仲間。。。たくさんの魚たちが見れました。
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一番感激したのは、目の前で繰り広げられるコアジサシという鳥のハンティングです。
ハンティングが上手なのもいればへたっぴなのもいて、非常に面白かったです。
ムービーを撮影したので、近日中に皆さんにお見せできればいいな、と思っています。

大阪湾、おもしろいですよ~!




現在、もっとも熱い水槽はココ!

現在、もっとも熱い水槽はどこか・・・それは間違いなく「南極大陸」水槽でしょう!

「南極大陸」水槽では、先日のアデリーペンギンに続き、ジェンツーペンギンも孵化しました★
しかも今回は2羽!
こんなに嬉しいことはありません。

某日・・・
その日は昼からの出勤でした。ジェンツーペンギンはまだ生まれないかなぁ・・・と観察用モニター見ると、
「えっ!?出てるやん!」
すぐに上司に報告。興奮しすぎて声が裏返ってしまいました(笑)
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気づくのが遅くてごめんやで。←心の声
体重は89gで、なかなか良い大きさ♪

しかもよ~く見ると、2卵目の卵も雛が卵を割りだしています!
あぁ~神様に感謝しなければ。。。ありがとうございます。
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「おいっ!?マジかよっ(嬉)」
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翌日には無事、2羽目も孵化しました。まだ目も開いていません。体重は86gで、これまた良いサイズ♪♪
確実に成育させるため、1羽目は親ペンギン戻し、2羽目は私たち飼育係員が親代わりをすることにしました。

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現在、2羽ともに成長は順調☆
普段親鳥のお腹の下にいる雛も、時々丸見えになります。

今の時期にしか見れない、雛の姿をこの機会に是非!!

がんばれ!ナミちゃん!

現在、海遊館の「モンタレー湾」水槽では6頭のカリフォルニアアシカが暮らしています。

その中で最年少のアシカが今回紹介する「ナミ」です。

ナミは2011年の8月に海遊館で産まれて、もうすぐ2歳になるメスのアシカです。

とても好奇心旺盛で、ガラス越しにお客様と遊ぶのが大好きなアシカです。

現在、担当のトレーナーから、いろんな事を教えてもらっている真っ最中です。

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まずは「バイバイ」の動きです!まだ、どことなくぎこちない感じですが、

一生懸命がんばって前足を振っています。

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次は得意技の「口開け」です。ビシッと決まっていてカッコイイ感じです!

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最後は練習中の「伏せ」です。まだ練習中なので、ナミも「これでいいのかな?」といった表情をしています。

実はこれらの動きは、すべてアシカ達の健康管理に役立てる事が出来ます。

そのためにも、さらにいろんな動きを覚えてもらいたいですね!「がんばれ!ナミちゃん!」

待望のヒナ誕生です!!

某日、「南極大陸」水槽で暮らすアデリーペンギンが温めている卵に変化が!?
なんと雛が生まれようとしていました!

係員はテンションはMAXです!!
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夕方、再び卵をチェッックしたところ、まだ生まれない様子。うぅ~ん・・・まだか・・・
ヒナが元気にピーピーと鳴いているのを確認し、一安心。

とりあえず明日に生まれてくれることを祈り、親鳥に卵を戻しました。
ガンバレ!もう少しやで!!

そして翌日、朝・・・
観察用モニターを確認すると・・・
出たぁ!生まれてるぅ!!!
すぐに雛の状態を確認するため水槽内へ、体重はわずか65g
潰れてしまいそうなぐらい小さい雛でした。でも、とても元気で少し安心♪

親鳥からちゃんと餌を貰うんやで!!!頼む、大きく成長してくれ~。
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そして1週間後・・・
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心配ご無用と言わんばかりに親鳥から毎日餌を貰い、驚異のスピードで成長中☆
体重は252gで、1週間で約4倍に!
正直、この先まだまだ心配ごとは続きますが、担当は1年で1番ホッとする瞬間かもしれません。

順調にいけば2か月後に巣立ちとなります。
今しか見れないアデリーペンギンの雛を是非、観察しに来て下さい。
1日数回親鳥から餌をもらう可愛らしい雛の様子がご覧いただけますよ♡

ニコちゃんデビューの舞台裏

さて、先日デビューしたゴマフアザラシのニコちゃん。
今日はお引っ越し当日の様子を紹介したいと思います。
予備水槽でスタンバイするニコちゃん。
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私:「今から引っ越しやでー。」
ニコ:『どこいくんかな?』
私:「広くて深いプールがあるモンタレー湾水槽へ行くで。」
ニコ:『なんかドキドキするなー。』

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『うわぁ。なんかちょっと怖いけど出てみよう。』

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『水に入ってみよかなぁ?』

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『なんか深そうやな~。のぞいてみよっと。』
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『ん?んん??』
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『黒くてめっちゃ早く泳ぐやつ(←アシカ)がいるーーーー(※注)」
※この水槽にはカリフォルニアアシカとゴマフアザラシが一緒に暮らしています。

ドボン!

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「わーい!広くてたのしいなーー♪」

この後、アシカやアザラシ達に鼻先でつんつんされるあいさつを済ませ、
無事デビューを果たしたのでした。

ニコちゃんに会いに来てね!

アザラシの寝相

とある日のことです。館内で「モンタレー湾」水槽を観察していると面白いものを目撃しました。

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岩の隙間からアザラシの後ろ脚がニョキっと生えています!

横から見える場所に移動してみると・・・

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後ろ脚の持ち主はゴマフアザラシの「ショウ」でした。

見事な逆立ちをしたまま水槽底の岩に挟まってピクリとも動きません。

実はこれは昼寝の真っ最中なんです。

ゴマフアザラシは水中で20分くらい息を止めていることが出来る為、その間に水中で昼寝をすることがあるんです。

それにしても、見事な逆立ちでした。

開館中もよく水中で昼寝をしているので、ひょっとするともっとすごい寝相を見られるかもしれませんねw



七夕~☆氷~

先日、このブログで告知させていただいていた、七夕のイベントが無事に終了しました!

「とある動物に星型の氷を渡します。」ということだけ、お知らせしていたのですが、正解はこちら!!


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「ラッコ」でした♪

エレンとパタに☆氷を堪能してもらったんですが、喜んでかぶりついてくれましたよ(≧▽≦)


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両手でしっかりと氷を抱きしめるパタ。
何かお願いごとしたかな?叶うといいね♡

新旧経過報告

前回、ホイッスルのヒモをご紹介しましたが、今度はホイッスル新旧をご紹介をしてみます。

こちらは新品のホイッスルです。眩いばかりの輝きを放っています。

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そしてこちらは、約20年間使用したホイッスルになります。

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表面はどんより曇り、傷だらけになっています。これはこれで味があり良い感じなのですが、一つ困った問題が...。

これを見てください。

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くわえる部分がすり減っています。そう、噛み過ぎて削れてしまっているのです。この写真のものはまだ使用できますが、ひどいものでは噛み切られ完全にちぎれてしまったものもあるんです。

ちなみにこれは新品になります。

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まあ、20年間もつかえばこうもなりますよねぇ。

今年も順調です♪今のところは・・・

「南極大陸」水槽で暮らすペンギンたちは現在、繁殖シーズン真っ最中!
今年の産卵はアデリーペンギンから始まり、現在は飼育している3種全てで産卵、抱卵が始まりました。

アデリーペンギンとジェンツーペンギンは巣を作り、1回で2個産卵します。
が、なかなか卵を見せてくれません。

抱卵中のアデリーペンギン。
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このジェンツーペンギンは卵がちょっと見えてます。タイミングが良ければこんな場面も観察出来ます。
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オウサマペンギンは巣を作らず、足の上に卵を乗せ、お腹の皮を被せて卵を温めます。
ちなみに抱卵し、この姿勢のまま移動することも可能!
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オウサマペンギンは1回で1個しか産卵しませんが、とても大きな卵を産みます。
だいたいニワトリの卵の6倍ぐらいですね。

私たち担当者は毎朝、ドキドキしながら産卵チェックをしています。
新しい卵産んでへんかな...
抱いている卵が割れてへんかな...
卵の中で雛は順調に成長してるかな...
などなど、この時期は心配が尽きません。

順調にいけば、7月中旬以降には可愛らしい雛が誕生します。
今は1羽でも多く孵化するように神頼みの毎日。
あぁ~、今年は何羽生まれてくれるかな...。

皆さまも「南極大陸」水槽で抱卵中のペンギンを発見したら、孵化するように祈っていただけると幸いです。

イルカ通信7月号~大がかりな作業~編

今月はカマイルカの健康診断月間なので、健康管理について紹介します。

今回は体重測定のやりかたをご紹介。

まずはイルカを「タスマン海」水槽の裏側にある、ホールディングプールという狭くなっている場所に移動させ、そして追いこんでいきます。
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うまく体を固定することができれば、担架に乗せます。
このとき、イルカの鼻を水中に沈めないように、暴れてケガをしないように、ショックを起こさないように・・・
と細心の注意を払います。
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そして、体重計をホイストクレーンに吊り下げて、担架ごと体重を計ってしまいます。
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今月のキールの体重は99.5㎏でした。

担架に吊られるのが苦手で、プルプル文句を言ったり、暴れるイルカも中にはいます。
キールは初めから終わりまでとってもおとなしくて、作業がスムーズにできました。

でも、体重を計るこの方法、人手は要るし、時間もかかる大掛かりな作業。
改良していかないといけません。

トレーニングしてみようかな・・・。



真夏は目前!ということで、ルーシーの華麗なジャンプで涼しさをおすそ分け☆
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ゴマフアザラシのあかちゃん成長記録「デビューしました!」

みなさまに今日は嬉しいご報告があります。
今年の3月に海遊館で生まれたゴマフアザラシの男の子「ニコちゃん」。
4月には日光浴でたくさんの方に会いに来ていただいたあの子です。
ついにモンタレー湾水槽へデビューしました!!
ニコちゃんはゴマ模様の中にニコッと笑ったようなスマイルマークがあるのが特徴です。
(詳しくは前回のブログ記事をご覧ください)


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(展示水槽へ移動直前のバックヤードでのニコちゃん)

ニコは飼育係員が親代わりとなり哺乳瓶でミルクをあたえて大きくなりました。
そして、その後離乳(ミルクを卒業して魚を食べるようになること)が完了し、健康状態も良好ということで今回めでたくお母さんアザラシ「ショウ」が暮らすモンタレー湾水槽へデビューしたのです。

「ちゃんと泳げるかな?」「みんなと仲良くできるかな?」
という係員の心配をよそに、すぐ泳ぎ始めるニコちゃん。
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初日から一番深い底まで余裕で潜っていきます。

そして・・・
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母との感動の再会!ショウの後をついて泳いでいます。
(たぶんお互い気付いてないな・・・)

そしてそして・・・
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1年先輩のラピスにつきまとわれる(笑)
「え?自分だれなん?どっから来たん?」
ラピちゃんもお友達ができて嬉しいようです。

とりあえず無事にデビューできてほっと一安心。DSC01682.JPG
生後約3.5カ月のニコちゃんは体重も30kgと、おとなアザラシの3分の1しかありません。
小さな体で元気いっぱいに泳ぐニコちゃんにぜひ会いに来てくださいね。


イルカ通信7月号~おめでとう、アクア~編

海遊館生まれのカマイルカ「アクア」がお誕生日を迎えました。

2010年の7月9日にタスマン海水槽でうまれたアクア、3歳になりました。

この3年間、たくさんの苦労とたくさんの喜びとを飼育係員の私たちにもたらしてくれました。


さっそく、お祝いを伝えに行ってみましょう!


 

アクア~おめでとう~♪

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なんだかつれない。

 

アクア、3歳だよ、おめでとう♪

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まだテンション低い。

 

むむむ...

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ミュー、しゃしゃり出んといて~!!

 

今日はアクアの晴れの日なのに、結局ミューに持っていかれちゃったアクアでした。

現在、アクアはバックヤードで年上のイルカ「ミュー」とともに元気に生活しています。

大阪湾一斉調査

少し前のイベントになってしまったのですが、大阪湾一斉調査のお話を。。。


6月上旬、大阪湾をめぐる様々な場所で一斉に生き物調査をする「大阪湾一斉調査」が行われました。
海遊館では、午前中は海遊館の岸壁の生き物調査、午後は大阪コミュニケーションアート専門学校(OCA)と協力して船に乗って
スナメリの生息調査を行いました。

まず、調査に入る前にOCAの近藤先生によるスナメリのレクチャーです。
スナメリの生態やスナメリの呼び名など、とても興味深い内容でした。
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さて、調査開始!
海岸の生き物を専門に活動されている大谷先生に採集できた生き物の名前や生態を教えていただきました。
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そして、スナメリ調査に出発!
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調査開始してしばらく、ボラが飛び跳ねていたり、アジサシが水中に飛び込んでハンティングしている姿を見かけることは
見られました。
しかし・・・


スナメリ...


いる気配が全くない...



今日はいなかったなぁと帰ろうとしていたら、

「いたいた~!!」
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少数の方でしたが、スナメリの姿を発見することができました。

海遊館では今後もスナメリの姿を追っていきます。




もうすぐ七夕☆

7月に入り、七夕も近づいてきましたね!

七夕と言えば、

笹に飾りをつけたり、
短冊にお願い事を書いたり、
満天の星空を見上げたり。。。

風流な夏の行事ですよね(^^)


そんな七夕にちなんで、こんなものを用意してみました!

ジャーーーン!!!

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はい、氷でできたお星様です☆彡
涼しげでしょ♪

この星氷を7/5(金)~7/7(日)に、ある動物に渡して食べてもらおうと思います!!!
時間は11:00と13:45のご飯の後です。

誰に渡すかは・・・秘密( ´艸`)♡


ここまで聞いて、どの動物かパッと分かった方は、なかなかの海遊館フリークですね(^皿^)笑)


では分からなかった方のために大ヒント☆

寒いところに住む、氷の大好きなあの子達ですよ!

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もう分かりましたか?

さぁ、分かった方も分からなかった方も、是非海遊館に来て、
涼しい七夕を感じてください(≧▽≦)

ワモログ☆その6

ワモログ更新します。
今日はワモさんたちのお食事について。

海遊館のワモンアザラシが食べているのは主にシシャモとアジ。
ちなみに海遊館で暮らしているもう1種類のアザラシ、ゴマフアザラシにはこの2種類に加え、サバやホッケもあげています。
小柄なワモンアザラシはサバやホッケだと大きすぎて食べられないのです。
大きめのアジもぺっと吐き出すことがあります。
けっこう好き嫌いははっきりしているワモさんたち。。

さてさて、気になるお食事風景はこちら。
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フブキくん。お兄さんと友情の握手・・・ではなくて、
お食事タイムは動物たちを一番近くで観察できる時なので、体に異常がないか色々チェックします。

モヤくん、ゆきちゃんは雪の上で。
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2頭そろって吻タッチ。
デビュー当初は怖がってなかなか上陸してくれませんでしたが、最近は上陸してがんばっています。
あれ?アラレちゃんは・・・

あ、もう食べ終わったのね。
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「ごちそうさまでした。」
ユキちゃんは後肢のチェックをしているようす。

体感エリアではお客様にも冷たい同じ空間を感じていただくことができます。
ただし、ワモさんが近づいてきても決して水槽の中には手などを入れないようご協力お願いします。
可愛い顔をしていますが歯はとても鋭いので。

ワモンアザラシのお食事タイムは10:45と16:40です。
お客様のとても近くに行くこともありますのでワモさんファンの皆さま要チェックですよ!
怖がりなワモさんたちですが頑張っておりますので応援よろしくお願いします。

クータンお引っ越し

今日は皆さんに少し寂しいお知らせがあります。。。

先日まで海遊館の「アリューシャン列島」水槽で暮らしていた、ラッコのクータンが、故郷である新潟市水族館マリンピア日本海に帰っていきました。

クータンはマリンピア日本海がリニューアルの工事をする間、お婿さんとして、お預かりしていました。

そんなクータンの旅立ちの様子を少しだけ紹介したいと思います。



まず、クータンは6月20日の朝、旅立ちの準備をする為、展示水槽からバックヤードへと移動しました。

バックヤードでは、約一週間、しっかりごはんを食べて、長旅の体力作りをしました。

バックヤード.JPG


そして、お引っ越し当日の6月25日。
 
まずはケージに入ってもらいます。クータンちょっと狭いけど、我慢してね(><;)
と、同時に体重測定。ばっちり、体重増えてます◎

体重測定.JPG

では、すぐにトラックへ!!

クータンのお引っ越し用トラックは、保冷車なんです。

保冷車.JPG


中には、クータン専用の台が備えつけられていて、気温は10℃。とっても寒い!!
3名の飼育員が一緒に同行したのですが、クータンと同じ空間にずっといるので、防寒着はかかせません。
防寒.JPG


肝心のクータン本人はというと、、、

落ち着き.JPG

よかった☆それなりに落ち着いているようです。

では準備も整い、いよいよ出発!!!!


クータンま~た~ね~!!!!大きく手を振ってお見送りしました。

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この後、トラックは順調に走り、翌6月26日に無事にマリンピア日本海にたどり着きました!

走行時間は、なんと12時間半!!クータンも同行したスタッフも本当にお疲れさまでした。


今、クータンは新潟でお引っ越しの疲れを癒しているそうです。

ラッコはとても、神経質な動物なので、今回のような長旅はとても難しいのですが、本当に無事で何より♪   



クータンのいなくなった水槽は少し、寂しくなってしまいましたが、

海遊館のラッコ達、そして、クータンをこれからも応援よろしくお願いします。

アザラシの触り心地は?

アザラシを触った感触って、皆様はどんな感じだと思いますか?

アザラシは寒さから身を守るため、体の中にはたくさんの脂肪をもっています。
そのため体を指でツンツンすると、とてもぷよぷよしています。

また体の表面はツルツルしていると思われがちですが実は...

見た目にはなかなか分かりませんが、意外なことに少し脂っぽくベタっとしているんですよ!

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そんな中でも、一番のベタ男くんは「ネロ」です。

そのためネロが寝ていた場所を掃除する時はなかなか汚れがとれなくて大変なんです。
我々人間と一緒で脂性の体質をもったアザラシもいるんですね。


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そんなベタ男くんのネロですが、メスのアザラシには結構もてるんですよ!!

イルカ通信6月号~健康管理のお話~編

ここのところグッとくるイルカニュースがあまりなくて、サボってしまっていました。
お久しぶりのイルカ通信です。

カマイルカ「キール」が頑張っているお話です。
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イケメンだけどわがまま、でも人一倍まじめなキール。
いつもカッコ良くジャンプをキメてくれます。
お食事タイムにはトレーニングにも集中して取り組んでいます。

海遊館では、イルカやアシカ、ジンベエザメなどいろいろな動物にトレーニングを行っています。
このトレーニング、やり方を説明すると長くなるので省略させていただいて、今回はトレーニングの目的だけ...

トレーニングの主な目的は、生き物の健康状態を知ることです。

トレーニングにより、生き物たちを無理に捕まえたり押さえたりせずに楽な状態で健康チェックを行うことができます。

よく行っているのは、採血や体温測定、爪切り、体に触れるといったことですが、キールの健康状態を知るために行えることが最近ひとつ増えました。

それは「胃液の採取」です。
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細いチューブを口から入れて、胃液を採取します。
自分がされたら「うっっっ・・・」となりそうですが、キールはチューブを胃の方に進めてくれます。

これで何が分かるのか...
外から見えない胃の中の状態がどんなふうになっているのかを知ることが出来ます。
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胃液が取れました!
朝一番のお食事を済ました後だったので、消化途中のものがまざっています。
胃の中に何も入っていない状態の朝一の胃液を採取できたら、獣医に見てもらい、診断してもらいます。

キール、がんばったね~!!!!

こうやって動物たちの健康状態を知って、異常があればすぐに対処します。

日頃からトレーニングすることで、動物たちが嫌な感情を持たずに何でも出来ること、係員に危険が及ぶ可能性を低くできることはとても大切なことです。













リサイクルしてるんです。

ペンギンは鳥類なので、卵を産みます。

海遊館で飼育しているペンギン達も繁殖期には毎年、産卵していますが、産んだ全ての卵が受精卵ではありません。

残念ながら半分以上は未授精卵なんです。さらにそこから無事、雛として誕生するのは、さらに半分程度...。

そこで、海遊館では、少しでも孵化率を上昇させるため、本物の卵と偽物の卵を状況によって使い分けています。

例えば、抱卵中、卵を割ってしまう可能性が高いペアには偽物を抱かせ、本物は温度・湿度が一定に保たれた孵卵器(ふらんき)に収容します。

今回ご紹介するのは、海遊館で使用している偽物の卵の作り方です。

まず、未受精卵を電動工具を使用し、穴を開けます。
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中身を針金やピンセットを使用し掻き出します。

この写真の卵の中身は腐敗が進行しており、少しグロテスクなので割愛させて頂きます。。。

次にこの穴からシリコンを注入します。

空洞が出来ると割れやすくなるため、少しづつ注入するのがポイントです!
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そして数日間かけ最後まで注入すると...
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質、重さも本物同様の卵が出来上がりです!!!

未受精卵でも捨てることなく、こうして活用しているんですよ。

これも立派なエコですかね☆

ゴマフアザラシのあかちゃん成長記録「名前が決まりました!」

今年の3月24日に海遊館で生まれたゴマフアザラシの男の子。お母さんアザラシが上手にミルクをあげられなかったので、飼育係員が親代わりとなって育ててきました。
※詳しくは過去のブログをチェック!

4/4号 新しい仲間が増えました!
http://www.kaiyukan.com/blog/2013/04/44.html

4/6号 ゴマフアザラシの赤ちゃん 成長記録
http://www.kaiyukan.com/blog/2013/04/post-123.html

4/11号 ゴマフアザラシの赤ちゃん成長記録「ひなたぼっこ♪」
http://www.kaiyukan.com/blog/2013/04/post-129.html

4/16号 ゴマフアザラシの赤ちゃん成長記録「衣替え」
http://www.kaiyukan.com/blog/2013/04/418.html

4/23号 ゴマフアザラシのあかちゃん成長記録「日光浴デビュー」
http://www.kaiyukan.com/blog/2013/04/post-136.html

今日は皆さんにご報告があります。愛称が決まりました!

その名は・・・

『ニコ』です。
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名前の由来は体のゴマ模様の中にニコッと笑ったようなスマイルマークがあるから。

これです。
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「みんなに幸せな笑顔を運んでくれるようなアザラシになって欲しい」という思いを込めて名付けました。

現在はバックヤードにて魚を食べる訓練中です。

最近やっとシシャモを係員の手から食べられるようになりました。

はやく他のアザラシ達と同じサバやアジを食べられるようになればモンタレー湾水槽にデビューする予定です。

それまではブログでの応援よろしくお願いします。
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「みんな、スマイル~☆」

ある日のパタ

とある日、アリューシャン列島水槽を覗きこむと

そこにはラッコのパタがおりました。

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今日もパタはかわいいなぁ♪

んっ??でも何かを隠していそうな表情。

飼育係「パタ、何隠してるん??」

パタ「な、何も隠してないよ!汗」(手ふりふり)

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飼「あれ?今、何か脇のところにいっぱい氷見えたけど?!」

パ「しまった!バレた!!!でもこれ私のんやから、絶対あげへんで!(ふんっ)」

 パタ3.JPG

・・・と言っていそうな気がしました。(笑)

ちなみに、ラッコの脇には「ポケット」と呼ばれる皮の弛みがあり、パタはそのポケットに氷をたっぷり入れるのが大好き♡

こちらが何も入っていない時の脇です。

上の写真ではポケットがとても膨らんでいるのがお分かりいただけますか?

それじゃぁパタ、私は氷取らないからゆっくり食べてね

めざせ!夏ボディー!

これから夏に向けてカリフォルニアアシカ達は繁殖のシーズンを迎えます。

そのためオスのカリフォルニアアシカは、メスに強い自分をアピールするため、

夏が近づくにつれ、どんどん体重が増えて体格が良くなっていきます。

海遊館の「モンタレー湾」水槽で生活しているオスのカリフォルニアアシカ「ルーク」も

繁殖に向けて体格がどんどん良くなっています。

ちなみにその写真がこちらです。

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今年の6月上旬に撮影した写真です。

現在ルークは体重が250kgを超えて、さらに体重を増やしています。

これまでの繁殖シーズンでは、最大300kg近くまで体重が増えたこともあります。

しかし、カリフォルニアアシカは繁殖シーズンが終わると、

逆にどんどん体重が減って行き、冬にもっとも体重が軽くなります。

ルークもその例外ではなく、冬になると体重が減っていきます。

そのルークを撮影した写真がこちら、

taikaku2.JPG
今年の1月に撮影した写真です。

この頃の体重は約195kgです。

1枚目の写真と比べると体がずいぶんほっそりとしていますね。

このように成獣のカリフォルニアアシカのオスは夏と冬で100kg近く体重が増減する生き物なんです。

ルークには真夏に向けてさらに体重を増やし、

迫力満点の夏ボディーになってもらいたいですね!

こんなところに来ちゃいました!!つづき

さてさて、気になっていた方もいらっしゃると思います。
先日のお話の続きです。お待たせしました。

明らかにしていませんでしたので、私のミッションを発表しておきます。

私のミッション:ヘリコプターに乗って空からスナメリを発見せよ。

大阪湾の上空を2日間にわたってミッションは行われました。
1日目は天候はとてもよかったのですが、海況(波の様子)があまり良くなく、水面に白波が立ってしまいました。
全ての波がスナメリの姿に見え、結局スナメリを発見することができませんでした。

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2日目、天候もよく、海況は水面がまっさらで波のない、最高の状態でした。
調査地点についてすぐに、真っ青な海に白いものが・・・
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スナメリ発見!
どうやら親子のようです。
まだ小さいので、今年生まれたのかもしれません。
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最初の発見から、つぎつぎにスナメリの姿を確認することができました。

大阪湾、知れば知るほどおもしろい場所です。


今回は関西テレビの方々のお声掛けでこのミッションを行うことができました。
とても貴重な体験をありがとうございました。

今後も何らかの形で空からスナメリの姿を追うことができればいいな。。。。。。。




ワモログ☆その5

ワモログ更新します。
今日紹介するワモさんは「モヤ」くんです。
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北極圏ゾーンの半球水槽下側から撮ってみました。
小さくて見づらいですか?では顔をアップで・・・
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目をつぶって瞑想にふけっているようなポーズですね。
(あ、ちなみに目の横にある黒い点は耳。アザラシには耳たぶがありません。)
モヤは推定年齢4歳のオスで体重は約41kg。
性格は4頭の中で一番マイペースです。
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年齢が近いせいかユキのことをとても慕っていて、行動を共にしていることが多いモヤ。
ユキが上陸すれば一緒に上陸し、水に入れば一緒に入る・・・といった具合です。
アザラシはお互いの体が触れることをとても嫌がる動物と言われていますが、ユキとモヤに関してはこれが当てはまらないようで、雪の上で一緒にゴロゴロしていることもあります。
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(手前がユキ、奥がモヤ)

さて、これで海遊館のワモンアザラシ4頭全てを紹介したことになります。
アラレちゃん、ユキちゃん、フブキくん、モヤくん。
何かお気づきですか?
そう、みんな天候にちなんだ愛称なんです。
とても個性の強い4頭なのでぜひ見分けてお気に入りのワモさんを見つけて下さいね。


オシャレは足元から!?

現在、「南極大陸」水槽で暮らすキングペンギンは換羽の真っ最中です。
換羽とは、1年に1度全身の羽根が抜け換わり、奇麗になることです。

換羽はたくさんエネルギーが必要になるため、換羽前には普段の1.5倍ぐらい太ります。
そして全身の羽根は立ちあがってきて来ます。
そうすると、個体管理のため翼に装着しているIDバンドがきつくなってきるため、外してあげます。

じゃあ、IDバンドがなくったら識別できなくなるじゃん!
と思われがちですが、大丈夫そんな時はこれ!!爪にご注目☆
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そう!まさかのマニキュア♪
緑の他、ピンクや黄色、オレンジ、白など色は様々。

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お世辞にも奇麗とは言えない塗り方ですが、こんなペンギンを見つけたら足元にもご注目下さい♪♪♪

ラピスの得意技

ゴマフアザラシのラピスにはたくさんの得意技があります。

その得意技の一つがこれです。

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なんと、指を差した方向にゴロンっと一回転が出来るのです!(親バカ気分まるだしです)

写真ではラピスの左側を指差していますが、反対方向を指差すと、そちら側にも回ることが出来ます。(親バカと言われても構いません...事実なんですから)

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お次は飼育係員にお腹を見せながら握手!これ以外にも、まだまだたくさんの技を持っています。

ラピスはまだ一歳なのですが、先輩アザラシ達にも負けない技のレパートリーを持っています。

実は私たち飼育係員はこうした動物の動きを毎日観察して、その動物の健康管理に役立てているのです。

ナミちゃんの鼻ちょうちん

おや、アシカのナミちゃんが何かしています。

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鼻ちょうちん!?

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あ~つぶれちゃった。

 

アシカたちやイルカたちは、水中で泡を出していることがあります。

リラックスしているときに見かけることがありますよ。

泡で遊んでいるのでしょうか。そのあとも、しばらく泡を出してはつぶしていました。

 

同じ日に撮れたラピスの写真もついでに・・・

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カメラ目線、決まってます。さすが、モンタレー湾水槽のアイドル★

水深が深いので色が消えてしまったのが残念!!

繁殖準備が始まっています!

「南極大陸」水槽では、ジェンツーペンギンとアデリーペンギンが繁殖期に入っています!
この時期になるとオスメスでペアを形成し、営巣を開始します。

海遊館では巣材に玉砂利を使用しており、毎年数百キロを水槽内に投入しています。

ペンギン達はそれぞれ好きな相手と好きな場所を選びます。
まぁ大体、毎年同じペアで同じ場所なんですけどね。
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問題はアデリーペンギン。
この時期は縄張り意識が強くとても凶暴。
巣に近寄るものは人であろうが、餌バケツであろうが全力で攻撃してきます。

ですので、この時期は、まともに掃除もできず、巣の周辺は糞まみれなんです。

順調に行けば夏頃には産卵があるかもです。
この時期の「南極大陸」水槽は要チェックですよ!!

ワモログ☆その4

ワモログ更新します。
本日登場するワモさんは「ユキ」ちゃんです。
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推定年齢4歳のメス。体重は44kgぐらいで、アラレやフブキより小さな体をしています。
 
ユキちゃんは名前の通り雪が大好き。雪山を見つけるとまず顔をつっこみます。

『ズボッ』
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そして前肢で雪をかいたり、ゴロゴロ転がって楽しみます。
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テンションがあがりすぎて体についた雪がコロッケみたいになってます。
激しく遊びすぎてお客様のところまで雪が飛んでいくこともあったり・・・(汗)

そんなユキちゃんの体には幸せのハートマークがあります。IMGP0619.JPG
どこにあるのか実際に会いに来て探してみてくださいね。
見つけたら幸せになれるかも!?

≪今日のプチネタ≫
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海遊館のワモンアザラシたちは隅っこが好きです。
そして段差があるとそれを枕のように頭をのせて寝る事もよくあります。
どうやらこのフィット感が落ち着くようです。

ラッコたちの食事情~パート2~

以前のブログでラッコたちのお食事について紹介しました。

今回はラッコたちのおやつについてお話ししたいと思います。

 

グルメなラッコたちにとって毎日のおやつはかかせません☆

 

ラッコたちのおやつバケツがこちら!

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かにバケツにはもちろんカニが!

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ラッコたちに与えているのはタイワンガザミというカニです。

 

脚、爪と甲羅に分けて与えるのですが、

クータンとエレンは甲羅が、パタは爪が大好きで、

パリパリとおいしそうな音を立てながら殻をかみ砕いて食べます!

 

 

そして、残りのバケツには

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2種類の氷が入ってます!

 

小さなサイコロ状の氷(飼育係員は「粉氷」と呼んでいます)と大きな塊の氷。

どちらもラッコたちには大人気♪ 

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ほら、この通り☆

大事に氷を抱えるクータン(上)と豪快にかぶりつくパタ(下)。


それにしても、パタ...顔が必死すぎる(><;)(笑)



ラッコたちは大きな氷を少しずつ割ったりかじったりしながら食べるのですが、

その方法にも3頭それぞれのこだわりがあるらしく、

みんな少しずつ食べ方が違うことが多いです☆


さぁ、誰がどんな食べ方をするでしょうか?

ぜひぜひ確かめに来てくださいね(*´∀`*)



シワシワの秘密

今回は、これまでにも「海遊館日記」に登場した、ワモンアザラシの「フブキ」についてご紹介したいと思います。

以前、フブキの特徴は黒くてシワシワの顔と説明しました。

個人的にはこのシワシワがある為、他のワモンアザラシ達より表情が顔に出やすいような気がします。

まあ、フブキ担当の私の親バカなのかもしれませんが・・・

ということでフブキの表情を紹介します。
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まずは、いつも餌をもらえる場所でこちらの出す指示を待つフブキです。「ビシッ」とりりしい感じですね!


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次は、こちらが出した指示を確認するフブキです。「お、そうきたか!」って感じですね。

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出した指示は手に顔を乗せることです。鼻を「ムニ~」っとさせながらも一生懸命がんばるフブキです!

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指示をきちんとこなせたので、餌をもらう直前の様子です。「はやく餌ちょーだい!」って感じがしますね!

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最後はうまく指示がこなせなかった時のフブキです。「ションボリ・・・」といった感じです。

ちょっとした表情の違いを感じ取るのも、飼育係員にとって大事な仕事なんですよ。

ゴマフアザラシの 「だっら~~ん」編

日差しの暖かさ、5月は最高に気持ちいい季節ですね。

ゴマフアザラシたちも、気持ちよくお昼寝中。
ネロ(愛称)も、この日差しにうっとりー。お腹を上にむけて全身脱力です。
まさに「だっら~~ん」のことばがぴったり!
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こんなに近くに寄ってもカメラなんか気にしない!
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そんなネロたちを撮影していたら。。。
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いちばん奥からラピスがこちらを覗いています。

「おじさま方、営業時間中はサボらないのぉーー!!!!」といわんばかりにつり目!?になっているラピス。

ネロも一瞬目を開けましたが、そのあともお昼寝はつづきましたとさ。





ついに始まりました!

昨年9月に「南極大陸」水槽で生まれたオウサマペンギンのヒナが、ついに換羽が始まりました。

足元やフリッパーの周囲から、少しづつ成鳥と同じ羽根が見えています。
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この換羽の時期は、エネルギーをたくさん消費するため、体重が大幅に減少します。

現在、ヒナの体重は約18㎏、おそらく2週間後には5㎏以上減少すると思われます。

さらに、今まで親鳥から餌をもらっていましたが、それも卒業です。

飼育係員の手元から餌を食べるように、口の中に餌を挿し込むことから初め、すこしづつ馴らして行きます。

ゴマフDiary~大人への一歩編~

昨年海遊館で生まれたゴマフアザラシ「ラピス」の成長記録です。

先日、初めて浮き桟橋に自力で上陸できたことをご報告しました。実はこの日、もうひとつの偉業(?)をラピスは成し遂げていたのです。

それはアザラシステージでの初給餌です!

説明しますと、ゴマフアザラシたちは普段アザラシステージ(通称アザステ)という岩場に上陸し餌を食べます。ここは、お客様からご覧いただける場所です。(日によっては体重測定など作業の都合により裏であげる場合もあります)

ですが、ラピスはまだ体が小さいため、水面からの段差が上り切れずいつも裏の浅瀬で食べていました。

しかし、昼間浮き桟橋の上陸に成功したラピスは確実に成長していたのです。アザステから呼んでみると、果敢に後肢をブンブン振ってみごと上陸に成功!その場にいた係員みんなで「おぉ~」と歓声をあげてしまいました(笑)
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『誇らしげに吻タッチをするラピス』

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以前苦手だったアジもちゃんと食べられるようになりました。

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食べ終えて満足げな表情。(余談ですがお母さんのダイヤにそっくりです。)

いや~めでたしめでたし。。と思ったのですが、、、
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帰るときなぜか一番高い岩場から降りようとして、

「え・・・めっちゃ高いやん(汗)」

と水に入るのを躊躇していました。横のスロープから行けばいいのに。チャレンジャーなラピスなのでした。

あ、この後無事に入水できましたのでご心配なく。

アザラシのお食事タイムを見かけたらラピスを探してみてくださいね。

ラッコたちの食事情

「アリューシャン列島」水槽に暮らす3頭のラッコ達。
彼・彼女らはとってもグルメ(?)なんです!

と、言うわけでラッコ達のごはんを大公開☆

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ラッコの餌はこのバケツの中に入っています。
3頭それぞれに専用のバケツがあるんですよ!


では、エレンのバケツを覗いてみましょう!

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んー・・・何やら色んな種類の餌が入ってますね。

このままでは少し分かりにくいので取り出してみました!


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ラッコ達のお食事、メインはスルメイカです!
写真は全てそのスルメイカなんですが、こんな風に使う部位や切り方が何種類かあります。

イカだけでなく、魚や貝もありますよ!

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ほら、この通り☆
左上から順にオスのシシャモ、ホッケ、アジ
       サケ、タラ、ウチムラサキ(貝殻なし)が並んでいます。

一日に食べる餌の量はオスのクータンが一番多くて4.5kg程なんですが、クータンの体重は28kg前後です。
これは60kgの人間に換算しますと、一日に9.6kgものごはんを食べることになります!
ものすごい量ですね(◎△◎;)

ラッコたちはたくさんの餌を食べることで寒さから身を守っているんですよ!

上陸成功!

ある日の午後、アシカの餌を与えるために「モンタレー湾」水槽へ行くと、

そこには驚きの光景が広がっていたのでした!

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なんと先日の4月10日にデビューしたゴマフアザラシの「ラピス」がフロートの上で寝ているではありませんか!

このフロートは、アシカとアザラシの休憩用に浮かべているのですが、水面からの位置が高く、

まだ子供のラピスには上陸は出来ないものと思っていました。

事実、デビュー当初からラピスはこのフロートに目を付けていたようで、何度も上陸を試みる姿を目撃していましたが、

あと一歩のところで勢いが足りずに、ずり落ちてしまう状態でした。

しかしついに念願の上陸に成功したようです!

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そしてこのドヤ顔をきめるラピスなのでしたw

(奥で寝ているのは先輩アザラシのショウです。遠近法でラピスと同じ大きさに見えますが、ラピスの2倍近くある大人のアザラシです。)

これからもラピスの成長がとても楽しみです。

毎週行っています。

新・体感エリアで展示しているイワトビペンギンたちは毎週、体重測定と脚裏チェックを行っています。
海遊館生まれのイワトビペンギンは、私たち飼育係員が親代わりとなって育て、日頃から体重計にのせていたためか、自ら体重計にちょこんと乗ることもあります。また捕まえて脚裏チェックをしてもあまり暴れることはありません。

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しかし本来イワトビペンギンは気性が荒く、攻撃的です。
捕まるまいとして係員の腕などに噛みつき、腕は傷だらけになることがあります。
青あざは日常茶飯事です(涙)

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しかし、岩場を飛びまわるイワトビペンギンたちの脚裏チェックは健康管理上、欠かせません。
よしっ!!異常なし!!!

今日も担当飼育係員はペンギンに噛まれる痛みに耐えながら、健康管理を行っています。
ただペンギンたちも捕まえられたり、触られたりするストレスは少なからずあるはずです。

なるべくペンギンたちに負担をかけないで健康チェックする方法を模索しています。
あと私たち飼育係員の傷だらけ防止にも・・・。

ナルちゃんデビュー!!

先日、海遊館日記でトレーニングの様子をお伝えした、ナルトビエイの"ナルちゃん"。
ついに、「アクアゲート」水槽にデビューしました!!

最初は水槽の広さや深さ、そして他の魚たちにオドオド。。。(´×`)
壁際ばかり泳いでいたナルちゃんですが、3日ほど経つとちょっとずつ広く泳ぐようになりました。

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まだまだ体の小さいナルちゃん、アクアゲート水槽の大先輩「クロガネウシバナトビエイ」と比べると
こんなにも違います。(写真ボケボケでごめんなさい(>_<))


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スタッフもナルちゃんが展示水槽に早く慣れるように、水槽の中に入って給餌をしています。
他の魚たちと一緒にお食事タイムができるといいね。


ゴマフアザラシのあかちゃん成長記録「日光浴デビュー」

3月24日に海遊館で生まれたゴマフアザラシのあかちゃん。
すくすく成長しています。

ブログの成長記録も多くの方が読んでくださっているようで、
フェイスブックでもたくさんの「いいね!」をありがとうございます。

写真はもちろん可愛いですが、生で見るともっと可愛い!
ということで、期間限定ではありますが日光浴デビューが決定しました。

4月17日~26日の10日間、14:45~15:30に登場します。

場所は、海遊館の入り口ゲートをはいってすぐの階段上広場です。
では、その様子をレポします☆

バックヤードの水槽から台車に乗っていざ出発!
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初めてのおでかけに少し緊張気味のご様子。

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特有の白い毛はほとんど抜けてほぼゴマ模様となりました。
ちょっと不安そう!?

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会場に到着すると見慣れない景色にキョロキョロと周りをうかがっていました。
大勢のお客様や取材カメラに囲まれても動じずなかなかの大物っぷりです。

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しかも昼寝まで始めました(笑)

その後はプールに入り水遊びを楽しんでいました。
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「きもちええなぁ~」

4月26日まで、期間限定の日光浴です。




アザラシとアザラシ

新・体感エリアがオープンしてから、海遊館では2種類のアザラシを展示しています。

今日はその2種類のアザラシたちの違いを少しだけお話したいと思います。

まずは全体像をご覧ください。

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↑ こちらがゴマフアザラシ。

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↑ そして、こっちがワモンアザラシ。

どちらもアザラシなので脚は鰭のような形をしており、前脚は非常に短いです。

違いを挙げるとすれば、ワモンアザラシの方が少し丸っこい体型という点でしょうか?

他にも、もっと分かりやすい見た目の違いがあるんです。ヒントは背中の辺りにご注目下さい!

どうでしょう?分かりましたか?


では、こちらではどうでしょうか?

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  ↑ ゴマフアザラシ     ↓ ワモンアザラシ

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お分かりいただけましたか?そうなんです!背中の模様が違うんです!!

ゴマフアザラシは漢字では「胡麻斑」アザラシと書き、背中や体の側面が写真のように、ゴマを散りばめたようなまだら模様をしています。

一方、ワモンアザラシは「輪紋」アザラシと書き、背中や体の側面に輪っかの様な模様がたくさんあります。

でもこのアザラシ達には、パッと見ただけで分かるような決定的な違いがあるんです。

 

それは...     大きさ!!!

 

ゴマフアザラシは大きいものだと体重がゆうに100kgを超え、最近デビューした1歳のラピスでも40kgを超えています。

それに比べて、ワモンアザラシは非常に小型のアザラシで、大人になっても45kg程しかありません。

そう!その差はまるで大人と子供、一目瞭然です!

ちなみに全世界には18種類ものアザラシの仲間がいるんですよ。

こんな検査もやってます!

海遊館で飼育しているペンギンは全て毎日の摂餌量や週に1回の体重測定など1羽1羽の健康管理を行っています。
その一環として、先日イワトビペンギンの「眼圧測定」を始めて実施しました。

眼圧を測定することで、白内障など眼病の早期発見と治療に役立てようという目的があります。
ただこれが非常に難しく、目に専用の測定器を直接当てなければいけません。
その際、当然ながらペンギンが嫌がって暴れます。すると測定できない上、眼球を傷つける危険も伴います。

そこで、少し麻酔をかけて動きを制限し測定することになりました。
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↑これは麻酔をかけているところです。
獣医さんがペンギンに麻酔用のマスクを被せ、かかるのを待ちます。

数分後・・・
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動きを制限させるだけなので、獣医さんが絶妙なタイミングで麻酔のマスクを外し、完全に麻酔がかかる手前で測定します。

今後もペンギンの負担を最小限にして眼圧が測定できるよう、しっかり健康管理を行っていきたいと思います。

ゴマフアザラシの赤ちゃん成長記録「衣替え」

もうすぐ生まれてから一ヵ月がたとうとしています。

前回、毛の生え換わりを少し紹介しましたが、あれから数日経った現在はどうなっているのでしょうか?

それでは最新の写真を紹介したいと思います!

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ずいぶんゴマ模様の毛に生え換わりました!クリーム色の毛は背中に残っているだけで、

顔つきも生まれた時と比べて少しですが、しっかりとしてきた気がします。

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写真ではお伝えしづらいんですが、すごい勢いで毛が生え換わっているんですよ~♪

写真をよく見て頂くと、体の周りには抜け落ちた毛がたくさん落ちています。

これは担当の飼育員(私)が掃除をさぼっている訳ではなく(汗)、掃除をしても数時間でこんなにも毛が抜けてしまうんです!

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このまま順調にいけば、そろそろミルクを飲むのも卒業で魚を食べる練習が近いですね。

あと皆さまにお知らせがあります!!!

展示水槽へデビューする前に、赤ちゃんアザラシが下記の期間、日光浴を兼ねてお客様の前に登場します。

ぜひこの機会に会いに来て下さいね。詳細は下記のとおりです。

平成25年4月17日(水)から26日(金)までの10日間(PM2時45分から約45分間)、海遊館エントランスビル3階の
屋外スペースにて、生後約1カ月のゴマフアザラシの赤ちゃんの日光浴を特別公開します。


ゴマフDiary~デビュー編~

ゴマフDiary久々の更新です。
あまりにご無沙汰すぎるので「ゴマフDiary」の説明をしておきますね。
2012年3月1日にモンタレー湾水槽でゴマフアザラシの赤ちゃんが誕生しました。
名前はラピス。
宝石のラピスラズリから名付けました。
ちなみにお母さんはダイヤ、お父さんはパール、と同じく宝石を連想させる名前がついています。
ラピスは人工保育で大きくなりました。
ダイヤが初産だったため上手く子育て出来なかったのです。
飼育係員が親代わりとなりバックヤードで成長を見守ってきました。
哺乳ビンでミルクを飲ませたり、魚を食べられるよう離乳訓練をするなど、
ラピスの成長記録を「ゴマフDiary」と題して紹介してきました。

これまで何度もラピスをモンタレー湾水槽へデビューさせようと準備を進めてきましたが、
いざその日が近づくと餌を食べなくなったり体調を崩したりと、なかなか実現に至りませんでした。
そして1歳の誕生日を迎えてようやく体調も整い、
先日やっとモンタレー湾水槽へのデビューを果たしました!
最新のラピちゃん画像がこちら↓
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「ん?わたしのこと呼んだ?」
きれいなゴマ模様になり、立派なゴマフアザラシになりました。
でもまだまだ体は小さく体重は大人のアザラシの半分くらいしかありません。
ちなみにお母さんのダイヤは103kg、ラピスは46kgです。
飼育係員が親代わりだったので、ラピちゃんにとっては色んなことが初体験。
深い水槽に最初は戸惑っていましたが、少しずつ慣れて底まで潜れるようになりました。
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アクリルガラス越しに見る景色も初めてなので、興味津々です。

近づきすぎて鼻がぺちゃっとなってます(笑)
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これからモンタレー湾水槽のルール(?)を早く覚えて、他のアザラシやアシカ達と仲良く元気に暮らしてほしいなと思います。
がんばれラピちゃん!



ゴマフアザラシの赤ちゃん成長記録「ひなたぼっこ♪」

4月のとても暖かいある日、たくさんのミルクを飲んでうとうとしているところをカメラでパシャッ!!

ひなたぼっこアザラシ仔.JPG

生まれて約3週間がたちまして、体重もなんと20㎏を超えちゃいました。

よーく赤ちゃんを観察してみると・・・。

顔アザラシ仔.JPG

「あ!ゴメン・・・ 起こしてしもううた? 少しだけ写真とらせてね」
クリーム色の毛が抜け始め、ゴマフアザラシの特徴でもあるゴマ模様が体のあちらこちらに見え始めました。

前肢アザラシ仔.JPG

後肢アザラシ仔.JPG

あと一週間もするとクリーム色の毛がすべてぬけて、ゴマ模様の赤ちゃんに変身します。

展示水槽へデビューまでもうしばらくお待ちくださいね。










ワモログ☆その3

ワモログ更新します。
今回紹介するワモさん(←担当係員はワモンアザラシを普段こう呼んでいます)は推定年齢7歳のメス、
「アラレ」ちゃんです。
最近インターネットで「ほほ笑むアザラシ」として紹介されているのは大抵彼女です。
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外見は目がとても大きいのが特徴です。
ドーム型の半球水槽からじーっとお客様と見つめ合うのが最近の日課のようです。
立ち泳ぎも得意で水面に直立している姿もよく見かけます。
お気に入りの場所は水槽の隅っこ。
夜はそこにはさまって寝ています。
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4頭の中ではフブキくんの次に大きい体をしていますが、実はとても臆病で繊細な性格の持ち主です。
ココだけの話、アラレちゃんが新しい展示施設で上手くやっていけるのか心配の種でした。
というのも、彼女はバックヤードにいた頃から周りの変化などにとても敏感で、機嫌を損ねるとすぐに餌を食べなくなってしまうのです。
例えば、担当係員をちゃんと見分けていて、同じ制服を着ていても知らない人が1人でもいれば部屋の隅に隠れて出てこないなんてこともしばしばでした。
現在は少しづつ慣れてきてお客様の前でも餌が食べられるようになりました。
餌やりの時間は不定期ですが、もし見かけた時は大声ではなく、そっと見守って応援していただけるとありがたいです。

では≪今日のプチネタ≫です。
ワモンアザラシは水につかりながら寝る事もあります。
そんな時は顔と首辺りに注目。
頭が体に埋もれていてブサカワです。
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実物はもっとかわいいのでぜひワモさんに会いに来て下さい。
それでは、また。

ゴマフアザラシの赤ちゃん 成長記録

先月の24日に生まれたゴマフアザラシの赤ちゃん♪
飼育係員が親代わりとなって順調に成長しています!!

生まれた時の体重は12.22kgでしたが、4月4日現在、17.6kg
まで増えました。

飼育係員が哺乳ビンをもっていくと、フーンフーンと鳴きながら
(鳴き声を表すのは非常に難しいです・・・)寄って来ます。

係員に接近.JPG

それでは皆さまのご要望にこたえてアップの写真を!!

哺乳瓶から.JPG

とってもおいしそうにミルクを飲んでいます。(よだれがでていますが・・・)

現在は一日4回、早朝の5時、昼前の11時、夕方の17時、終電前の23時です。

一回で1リットルのミルクを飲むこともあるんですよ。

今度は体重が何キロになっているか今から楽しみです。



新しい仲間が増えました!

先日の3月24日の夜、「モンタレー湾」水槽内でゴマフアザラシのショウが赤ちゃんを出産しました。

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数時間後には、赤ちゃんにミルクを与える行動が見られ、子育てが順調に進むと思われましたが、その後、ミルクを与える行動が見られなくなったため、二日目の日中から予備水槽へ移動し、人工哺育に切替えることにしました。

誕生から一週間が過ぎた現在では、飼育員の与えるミルクを哺乳ビンから飲んで順調に成長しています。

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この海遊館に加わった新しい仲間を、私たち飼育員が親代わりとなって大切に育てていきたいと思います。

現在、赤ちゃんはバックヤードで飼育を行っているため、直接お客様に見て頂くことはできませんが、海遊館日記でも成長の様子を報告しますので楽しみにしてください♪

【テレビモニターでの紹介について】
《場 所》 海遊館7 階「モンタレー湾」水槽上層部の観覧通路
《内 容》 ゴマフアザラシの赤ちゃんと人工保育(授乳)の様子(事前に撮影したもので、ライブ映像ではありません)
《期 間》 平成25 年4 月3 日(水)~4 月21 日(日)

巣材投入中です

イワトビペンギンが暮らす、予備水槽(現在は新・体感エリアと2ヵ所で飼育しています)では、
順調に繁殖準備が進んでいます。

仕切り板を設置後、何とか落ち着いてくれた様子。まずは一安心です。

次はステップは巣材の投入です。
海遊館では消毒後、適度な長さに切った『よし』を使用します。
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水槽の中に入れると、ペンギンたちは一生懸命、自分の巣へ運びます。
ペンギンたちは巣作りから子育てまでオス、メス共同作業なんですよ♪

でも何でもOKではないようで、お気に入りだけ選んで運ぶんですよね~。
私には全部同じように見えるんですが、何が違うんでしょうか???

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当然ながら一日で完成する訳ではありません。
これではまだまだ不十分です・・・

今後も毎日、ペンギンたちの様子と巣の状態を確認しながら巣材の足して行きます。
はたして立派な巣は完成するんでしょうか。
担当としての心配はまだまだ尽きません。
頼むよ!!頑張って立派な巣作ってよ!!!

只今トレーニング中!!

現在、予備水槽の一つにナルトビエイを飼育しています。
(一部の)スタッフにはナルちゃんと呼ばれ人気者。

大きな展示水槽に移動しても、しっかりと餌を与えたり、病気になった時に
ストレスをかけず治療が出来るように只今トレーニング中です!!

最初は、水槽の蓋を開けただけでも警戒してバタバタと暴れていましたが、
今はこの通り!!スタッフの手から餌をもらいます。
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最近は、もう一段階レベルUP!!
ということで、水槽内にダイバーが入り餌を与えられるようにトレーニングしてます。

皆さんとお会いできる日も近いかな??
展示デビュー出来るようにスタッフとナルちゃん頑張ります\(*⌒0⌒)♪

待望の展示水槽完成!

この度、待望のイワトビペンギン専用の展示水槽が完成いたしました。

イワトビペンギンは海遊館で飼育しているペンギンの中で最も気性が荒く移動ケージにそのまま入れるとケンカを
すぐに始めてしまうため、写真のように仕切りを作製し移動しました。

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このケージはペンギンパレードでオウサマペンギンを移動していた時のものです。

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見事に整列して(させられて)います。


そして新施設へ到着しリリースしたところ・・・
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生物との距離はかなり近いです。
ただ水槽内に手は入れないで下さいね。噛まれると大けがしてしまいますので・・・

さすがイワトビペンギン!
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ピョンピョンと岩を上ります!

う~ん。でも岩の形をもっとハードにしても良かったかな。

今後はこの新施設で健康的に飼育し、将来繁殖を目指します!




こんなところもリニューアル!!

先日の3月13日、ついに「新・体感エリア」がオープンいたしました。

今回のリニューアルオープンに合わせまして、係員の制服もリニューアルされました。
ちなみに前の制服がこちら

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黄色一色のポロシャツで、裾はズボンにINするデザインでした。
(ポロシャツの腰辺りがピシッときまっていなくてスミマセン・・・)

また、バックのロゴも比較的小さくプリントされていました。

さて、次は新しい制服です!

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まず色が黒色メインに水色といったものになりました!

またポロシャツの裾はズボンから出して着るデザインに変更されています。

バックのプリントも海遊館もロゴが大きくプリントされています。

これで私たち係員の気分もリニューアルして、「新・体感エリア」の展示を頑張って
行きたいと思います!

ワモログ☆その2

みなさん、こんにちワモン!←海遊館の新キャラクター「ワモンちゃん」のまねをしてみました。
ワモログ更新します。
さて、前回はワモンアザラシについてざくっと紹介しましたので、2話目の今日は海遊館のワモンアザラシについてもう少し詳しくお話しましょう。

海遊館で暮らすワモンアザラシはオスとメスが2頭づつの計4頭。
普段私たち係員は彼らのことを親しみを込めて「ワモさん」と呼んでいます。
そして4頭にはそれぞれ愛称がついています。
今日は「フブキ」を紹介したいと思います。
推定年齢6歳のオスで、4頭の中で一番大きい個体です。
常に自分のテリトリーを意識していて、他のアザラシが近づくと「ガーッ」と声をだして威嚇することもあります。
そして彼の一番の特徴は黒くてしわくちゃの顔。
こんな感じ。
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お客様にも「犬のパグみたい。」とよく言われています。
これは顔が濡れている時の写真ですが、体毛が乾いているとまた違った雰囲気になります。
こちら。
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全体的にふんわりしているのが分かりますか?
でもやっぱり顔はしわくちゃなのです(笑)
とても特徴のある顔なので初対面でもきっと見分けられると思います。
日中は水面に直立し水中の縄張りを見張っていることが多いので探してみて下さいね。

ではおしまいに≪今日のプチネタ≫です。
~夜に観察をしていた時の出来事~
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寝ている時もテリトリーのチェックを怠らないフブキなのでした。

では次回のワモログもお楽しみに!



イルカ通信3月号~噛みたい、噛みたい♪~編

みなさんの楽しみってなんですか?

イルカたちの楽しみのひとつにおもちゃ遊びがあるのですが、そのおもちゃをご紹介。
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これは、【アバ】と呼んでいる、漁業などで使われている浮きの一種です。
これを口の先で押したり、水中に沈めたりして遊びます。

そして、大きな口で噛んで遊びます。
最終的には噛み過ぎて破壊することもあります。


これが破壊されたゴム製のラグビーボール。

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穴が開いて、中に水が入ってしまいました...

そしてこれ。
キャンディーの包み紙みたいでしょ^^?
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でもね、こうなる前は一番最初にご紹介した黄色いアバのように丸い形をしていたんです。
黄色いアバよりも小さめの10㎝くらいの大きさなのですが、イルカの口にフィットしすぎて、歯が当たる部分が見事に削れてしまいました。


楽しんでくれるのは嬉しいけれど、大切に遊んでほしいなぁ。



プチ リニューアル?

3月13日に新展示が始まりました。
ここ最近は準備に追われて右往左往する日々を送っていました。

このオープンに合せ、既存の展示もちょこっとだけリニューアル。
どこをリニューアルするかっていうと・・・

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柱の角に設置している魚名板です。
魚名板はその名のとおり、魚の名前を記した板です。

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ちなみに、動物の場合は動名板といいます。

展示通路の魚名板が新しい魚名板に変わります!! (一部を除く)

超常連さんか海遊館マニアさんしか気づかないかもしれませんが、表示する量が圧倒的に増えますので、
さらに充実した魚名板もリニューアルオープンの新展示と一緒にお楽しみ下さいませ。

ワモログ☆始動

2013年3月13日、海遊館に新しい仲間が加わりました。
そう、ワモンアザラシです!

そこで本日より、彼ら「ワモンアザラシの魅力をお伝えするブログ」略して「ワモログ」を始めます☆

そもそもワモンアザラシとはどんなアザラシなのか?
「海遊館にはゴマフアザラシがいるやん。そんなに変わらへんのちゃうの?」

そう思われた方もいらっしゃるかも知れません。
確かに私も初めてワモンアザラシを飼育担当するまで、正直どんなアザラシなのか分からないことだらけでした。

でも毎日彼らと接していく中で色々な発見や面白いエピソードが次々と生まれるのです。
そんな出来事があるたび「あ~、はやく皆に伝えたい!でもまだデビュー前だから話せないー。」というジレンマと戦っていました。
これからは思う存分皆さまに情報発信できるので楽しみにしていてくださいね。

もう、話したいことが山ほどありすぎて何から書けばいいのか悩みます(笑)
まず1話目の今回は、基本的なワモンアザラシのことについてお話します。

ワモンアザラシは、北極海やオホーツク海など北半球の北部に広く分布しています。
海で暮らすアザラシの中でもっとも小型で、太くて丸いコロンとした体型が特徴です。
ホームページや情報誌などで写真をご覧になった方も多いかと思いますが、
体には名前の由来でもある白っぽい輪で囲まれた斑点模様があります。
頭は小さく目が大きいので(小顔・ぱっちり目)きっと海遊館の新アイドルになると確信しています!

ただし、性格がちょっと怖がり屋さんなので、皆さま温かい目で応援していただけるとありがたいです。

ではゴマフアザラシとちょっと比較してみましょう。
まずはゴマフアザラシ代表「ダイヤ」ちゃんです。
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いや~、いい味出してますね。彼女のチャームポイントは小さな目です。
現在体重は100㎏超え。すばらしい貫録です。

次はワモンアザラシ代表「ユキ」ちゃんです。
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くりっとした大きな目。小顔とぽてっとした丸い体型がいいですね。
現在体重約40kg。次期アイドル狙ってます。

『ちょっと、写真の選別に不公平さを感じるんだけど・・』と周りから指摘の声が(汗)
もちろんゴマフアザラシもとっても可愛いので皆さんそれぞれのアザラシに注目してみてくださいね。

おしまいはワモン担当手書きのイラストで紹介。
≪今日のプチネタ≫
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ハートマーク探してみてね☆


イワトビペンギンの繁殖準備を始めました。

明日、3月13日に新しいエリアがオープンします!
そこにはイワトビペンギンの展示水槽ができますが、やはり新しい環境ですぐ繁殖、というには非常に難しく・・・
検討した結果、過去、実績のあるペアは予備水槽で飼育を継続することになりました。

しかし、この実績のあるペアというが歳の差カップルで、オスはなんと29歳。
高齢に伴い白内障もでており、いつ繁殖できなくなってもおかしくありません。

ですので、担当としては今年にかける思いは、並々ならぬものがあります!!

1日でも早く繁殖してもらえるような環境を整えたいと考え、今年はちょっと早めに準備開始です。
まずは第1段階として仕切り板を設置しました。
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さすがに、みんな警戒心がすごく寄ってもきません(悲)
この状態で数日間、行動を観察し、その行動に合わせ板を増設します。
あまりにも嫌がる様子であれば、撤去の可能性もありますが(笑)

ここで繁殖に臨むペアに最高の営巣場所を提供できるよう、頑張りますよ~。

ちなみに・・・
ちょっと気持ちが先走っていますが、産卵後、卵が割れないように人工芝もスタンバイ済み(笑)
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神様~!お願します。
今年はなんとか繁殖成功しますように☆

今は毎日、祈りながら飼育業務に励んでいます。

新しい遊び

最近、ゴマフアザラシのナナが新しい遊びを覚えて、少し(?)困っています。

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それは一体どんな遊びなのかと言うと・・・

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こちらがその瞬間です!(ピンボケですが・・・)

一体何をしているのかというと、掃除をしているダイバーの後ろから

気付かれないようにそっと忍び寄って、いきなり足ヒレをくわえて引っ張るのです!

掃除に集中しているダイバーは、突然足ヒレを引っ張られるので、ものすごくびっくりします!

とっさに振り返ると、そこには驚いたダイバーを見て「やったった感」全開の顔をしたナナがいます。

もし、「モンタレー湾」水槽で掃除をしているダイバーを見かけたら、しばらく観察してみてください。

もしかしたらナナの「新しい遊び」とそれに驚くダイバーを見ることができるかもしれません。


イルカ通信3月号~影からのぞくのは・・・編~

影からのぞくのは...家政婦?
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いえいえ、カマイルカの「ミュー」でした!
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網のところからジィーっとのぞいてきます。
遊び足らないのかなぁ。
しかし、この眼で後ろから見つめられると心地よいものではないですよ。

ミュー、ごめん!時間がある時に遊ぼうね~


アシカニュースvol.45

海遊館のアシカ達はアクリルガラス越しに人と遊ぶのを楽しみにしています。
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中でも、チカ・コア・ナミの若い3頭はハンカチなどを見せると興味を持ち、全力でそれを追いかけてきます!
子どもたちは好奇心が旺盛でアクリルガラス越しによく人を観察しているのです。
と、ここまで書くと勘の良い方は気付かれたかも知れませんが、逆におとなのアシカ達はおもちゃなどに興味をあまり示しません・・・。
特にお父さんアシカのルークは展示通路から色々アピールしても、チラッと横目で見るだけで非常にクールな受け流しをすることが
しばしば(泣)
しかし、これではいかん!と何かルークが興味を持つ物がないのかな~と色々試してみた結果、ついに発見!
それは・・・『輪っか』でした。
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「おい、これなんや?」
アクリル前にピタッと止まりロープの輪っかをガン見です。

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私「ロープを編んでつくってみたんやけど、どうかなぁ?」
ルーク「・・・ロープの端の始末がちょっと雑やから、まあまあやな。」
と、言ったかどうかは分かりませんがこの後ルークはこのおもちゃを大変気に入り、放り投げるとそれを追いかけたりと、子どもアシカのように元気に遊んでいました。

海遊館にお越しの際はぜひあなたもアシカ達が気に入りそうなおもちゃがないか、色々見せてあげてみてください。
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「テンション上がるおもちゃ待ってんで~。」


「サメにもハズバンダリートレーニング」の今。

以前この日記で紹介した、トラフザメのハズバンダリートレーニングですが、現在はどうなったのでしょうか?


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実は、現在も継続中です!

トレーニングというものは継続することがとても大切なんです。

以前は水槽の外からのみのトレーニングしか行なっていませんでしたが、

今では写真のように、水槽の中からでもトレーニングを行うことが出来ます。

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また、健康管理のための採血も以前よりも、よりスムーズに行えるようになりました。

これからも更にトレーニングを継続して、生き物たちの健康管理に役立てることが出来るようにしていきたいと思います。


氷恵方巻きの巻

報告が遅くなって申し訳ありません。

2月3日の節分、ラッコたちの健康を祈って氷恵方巻きをプレゼントしました。

まずは氷恵方巻き初体験のクータンに・・・
見事・・・見ただけで遠くかなたへ。

少しへこみつつ、次はパタへ。

「パタちゃん サケやでサケでまいてんねんで」と連呼し、ノリ巻き部分のサケをすこしはがし、パタに渡したところ、「なんやサケやん」と言わんばかりに、食べ始めてくれました。

次は大御所エレンに。
さすがはエレン、すぐに受け取り食べてくれました。

ところですぐにどっかへいってしまったクータンはというと、なんとパタが食べていた氷恵方巻きを奪って食べているではありませんか。

このときばかりは「ナイス クータン」と叫んでしまいました。


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ちなみに氷恵方巻きを食べているのはパタです。

今年もみんなよろしくね。

魚をはこぶ

先日、高知県土佐清水市以布利にある海遊館以布利センターから魚を運びました。
その様子は、2月11日の読売テレビ「大阪ほんわかテレビ」でも放映されました。
下の写真が輸送するトラックです。
積んでいるのは海遊館が魚をはこぶため特別に制作した水槽です。
大きなサメやマンボウの輸送をすることもあるので、水槽の中は仕切りが無く、広く作られています。
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今回はマダラトビエイ、ヤッコエイ、イヌザメなどを運びました 
土佐清水から海遊館までは7時間くらい掛かりましたが、みんな良い状態で運ぶことができました
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この水槽には、水温が変わらないための断熱構造や、水が揺れない工夫、輸送中の生物の様子を監視するCCDカメラなどを設置しています。
魚を輸送するだけでなく、良い状態で輸送するため色々な工夫をしているのですよ。




アシカニュースvol.44☆バレンタイン特別号

2月14日はバレンタインデーですね☆皆さんは誰かにチョコレートなどプレゼントしましたか?

海遊館でも2月12日~14日の3日間限定でイベントを実施☆

動物たちに飼育係員から日頃の感謝の気持ちと愛を込めて、ラッコ、カワウソ、カピバラ、アカハナグマに「ハート」をプレゼントしました。
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アシカ担当の私も負けじと、オスの「ルーク」と「コア」にハートのおもちゃを作ってみました。

ピンクの画用紙をハート型に切っておもりを付け、ヒモを取りつけて完成。

水槽の前でブラブラ揺らして呼んでみます。

「おーい。私の愛を受け取って~!」
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先に気づいてくれたのはお父さんの「ルーク」。でもあんまり楽しくなさそう・・・(汗)

そこに息子の「コア」くんが登場。
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コア『ん?コレなあに?』

この後、チカちゃん、ナミちゃんも加わって三頭で仲良くハートで遊んでいました。

私の愛は伝わったかな??

ペンギンたちの健康管理

「南極大陸」水槽で暮らすペンギン達は、健康管理の一環で週1回体重測定を行っています。
ペンギンたちが体重計に乗りやすいように、すべり止めマットを張った板を置いて行います。

↓ こんな感じ☆
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アデリーペンギンとジェンツーペンギンは、体重計を設置すると餌欲しさに自ら乗ってくれます!

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エライ!アデリーペンギンはこの通り♪
今では全羽乗れるようになりましたが、体重測定を開始した当初はペンギン達の警戒心が強く、あまり乗ってくれませんでした。
実は今でもお腹が減っていないペンギンや警戒心が強いペンギンはなかなか乗ってくれないこともあります。

ただ逆に勢いが強すぎると・・・ちゃんと順番を守ってくれる訳ではなく・・・
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あちゃ~(悲) ↑ こんな感じで、複数羽乗ってしまうこともあります。
今はより体重測定が行いやすいよう、絶妙な板のサイズを検討中です。

時期や生物の状況によって変更や中止することもありますが、毎週火曜日にジェンツーペンギンとアデリーペンギンの体重測を実施してます。
体重測定が見られたお客様はラッキーかもしれません。午前中のお食事タイムは要チェックですよ☆

イルカ通信2月号~元気にしてますよ!~

バックヤードの予備水槽水槽にお引っ越しをした、カマイルカの「ミュー」と「アクア」。
今ではとーっても元気になりました!

こちらはミュー。
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そして「アクア」
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このお引っ越し、とっても心配なことがありました。
「アクア」は2010年に海遊館で生まれてからずっと「タスマン海」水槽で生活をしており、お母さんと一緒に暮らしていました。
そのため、お母さんと離れたことでごはんを食べなくなるのではないか、寂しくて弱ってしまわないか、私は心配でたまりませんでした。

移動後、アクアは少し不安そうで、餌のえり好みをしたり動きが単調になったりしていましたが、2日・3日・・・と過ごしていくうちに環境にも慣れて以前の元気なアクアに戻りました。

予想外のこともありました。
環境が変わっても比較的動じないミューが餌を食べなかったり、端っこで浮いていたりと大きく落ち込んでしまいました。
ミューは人と遊ぶことが大好きなのに、それにも応じませんでした。
日がたつにつれてようやく人にも接近してきて、餌も決まった量を食べるようになりました。

いまは2頭とも元気に生活しています。
また、近いうちにイルカたちのこと、書き込みますね!


ならべてみました・・・

海遊館のペンギンたちはおもに3種類のお魚をたべています。

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一番上からホッケ、真ん中はシシャモ、一番下はマアジです。

ちなみにオウサマペンギンは一日にどれくらいお魚を食べるかというと

じゃーん!!

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シシャモでたとえるとなんと60本もたべちゃうんです。

シシャモ一本約30gなんで、なんと1.8kgも。

ならべてみるとすごいことになってしまいました。

このあとちゃんともう一回、きれいに洗ってペンギンさんたちのごはんになりましたよ!



海遊館は何階建て?

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どこにでもある普通のエレベーターとおもいきや
扉を開けてみると・・・

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普通のエレベーターとはちがいとても奥行きがあります。

これには理由がちゃんとあって、海遊館へやってきたイルカやアシカたちは
このエレベーターに乗って水槽まで運ばれるんです。
そのためここまで広くないといけないんですね。
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ちなにみ人間だと50名まで乗る事ができます。

そろそろタイトルの答えを
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海遊館は8階建です。

1階と2階は事務所と海水をきれいにするためのろ過槽があり、3階の一部と4階から8階が水槽なんですねー。


出前授業 クラゲ編

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1月某日、岸和田市の小学校で出前授業を行いました。
この日のテーマは『クラゲの不思議』。

体育館で6年生の子供たちに世界中のクラゲを紹介したり、カラダの仕組みや飼育の仕方をスライドで説明しました。
授業は約2時間。 生徒たちが飽きてしまったらどうしようかとドキドキしましたが、皆んな最後まで熱心に聞いてくれて大感激!


授業の合間には実際に仮設クラゲ水槽を見てもらったり、採集に使う道具を触ってもらったりしました。
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冬の体育館の寒さとパワフルな生徒たちはいつの時代も変わらないなぁと感じた出来事でした。

アシカニュースvol.43

アシカが仲良く寝ているところを写真に撮ろうと、そーっと静かに「モンタレー湾」水槽へ潜入。

向かって左からリップ、ナミ、チカです。気持ち良さそうに寝ています。

ナミちゃんはまだ1歳なので寝る時はお母さんのリップに甘えてくっついていることが多いです。

ひざ枕ならぬ腹枕ですね(笑)

チカちゃんもリップを慕っていて、ちゃっかり後肢を乗っけています。
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アシカは寝る時はこのようにお互いが体を寄せ合い眠ることが多いです。

同じ水槽で暮らすゴマフアザラシはそれとは対照的に他個体と体が触れ合うことをとても嫌がります。

寒いこの季節はアシカの寝姿のほうが暖かくて気持ち良さそうですよね。

と、ブツブツ小声で言いながらカメラを向けていると・・・

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「うるさくて眠れないんですけど~。」

はい。失礼しました・・・。


今年の恵方は?

昨年に引き続き、節分の日に飼育係員手作りの氷の恵方巻きをラッコたちにプレゼントします。

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すし飯に見立てた氷を、サケのスライスでのり巻きのように巻いたものです。

すし飯の中心にはイカのゲソと棒状のサケがちゃんとはいっていますよ。

ちなみに今年の恵方は南南東だそうです。

氷の恵方巻きプレゼントは2月3日11時からの一回のみになります。

今年、始めて氷の恵方巻きを経験するクータンはどのような反応をしてくれるのか少しドキドキです。

結果はまた海遊館日記でご報告しますね。







海遊館の冷凍庫

海遊館ではたくさんの餌を保管しています。

生き物たちの餌を保存するための冷凍庫とは一体どんなものなんでしょうか?

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飼育員が銀色の扉を開けようとしています。

実はこの部屋全体が大きな冷凍庫になっているのです!

気になるその中には・・・

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生き物たちの餌がどっさりと冷凍で保管されています!

この部屋の中は餌の鮮度をしっかり保てるように温度が-30℃になっています。

少しの間、中に入って写真を撮っているだけで凍えてしまいそうです。

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写真を撮っていると餌の準備作業が始まりました。

ひとつ20kg近くある重たい餌の箱ですが、女性の係員もパワフルに運びます!

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準備された1日分の餌はアジ、サバ、シシャモ、イカ等で合計で約300kgもあります!

この餌も1日で無くなってしまいます。海遊館で暮らすたくさんの生き物たちを支えるにはこれだけの餌が必要になるのです。

イルカ通信1月号~どれが好き?編~

まだミューとアクアが「タスマン海」水槽にいた時のおはなしです。
(現在アクアとミューは、バックヤード水槽で2頭仲良く暮らしています)

水槽の縁に、右にはカメラ、左には携帯電話をおいてみたところ・・・

2頭とも凝視!「どっちにしよっかなぁ」
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アクア「私はカメラ~」
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ミューもチラ見しながら、「私も~」
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イルカたちにとって今回は携帯電話よりカメラのほうに興味があったみたいです。

性別が分かりました☆

ペンギン達のオス・メスは、外見上で区別することが非常に困難です。そこで、海遊館では採血を実施し、DNA検査で判別しています!

先日、昨年9月に生まれたオウサマペンギンのヒナ2羽の検査を行いました。写真右側が9月2日生まれ、左側が9月12日生まれのヒナです。
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もうすっかり大きくなりました。

検査結果は・・・
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両方の親鳥にがっちり守られている9月2日生まれ、K-235は『メス』

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お母さんペンギンにベッタリの甘えん坊。9月12日生まれ、K-236は『オス』という結果に!!
 
ちなみに海遊館のペンギン達はすべて番号で呼ばれていて、K-236はオウサマペンギンの236番という意味をあらわしています。

5月頃までは茶色いフワフワの羽根に覆われていますがその後、大人の羽根に換わったら、名札代わりのバンド装着します!

ちなみにどのようなバンドをつけるかというと、
K-235 右翼には白バンドに『紫・茶・赤・黄』、左翼は白バンドのみ
K-236 左翼には白バンドに『紫・茶・赤・緑』、右翼は白バンドのみ
となります!

両方の翼にバンドをつける意味は、海遊館生まれということをあらわしているんですよ。

5月頃までは茶色いフワフワの羽根に覆われていますがその後、
大人の羽根に換わったとき、名札代わりのバンド装着します!

海遊館に遊びに来た際は、要チェックですよ☆

ご声援ありがとうございました!

冬の大人気イベント「ペンギンパレード」が1月14日に無事最終日を迎えました。

今回も大変多くのお客様にお越しいただき、ペンギン達も張り切ってパレードを完走・・いや完歩しました。

実は14日は朝から雨模様でしたが、きっとこのメンバーの中に晴れ男ならぬ『晴れペンギン』がいたのでしょう。午後からは天気も回復しばっちりパレードを行うことができました。

さて、ここからはペンギンパレードの舞台裏。

パレードをゴールしたペンギン達のオフショット写真です。どうぞ。
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「いや~、最終回もたくさんのお客様に応援してもらえてよかったね。」

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「ほんとに。帰るのが名残惜しいな~。」

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「おっ、迎えの車が来てるな。さぁ、乗るか!」

~ペンギン専用台車に乗って水槽へ移動~
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「ただいまー。次の冬もまたみんなに会えるといいな☆」

ペンパレは水槽へ帰るときも続くのです。

きちんと整列して歩いて水槽へ戻っていくペンパレメンバー達なのでした。

本当にお疲れさま♪


なんだこりゃー??!!

ある朝、出勤すると私のデスクにこんなものが。。。
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なんだこりゃー??!!

ん?!(´・_・`)

あ~もうそんな時期かぁ~( ̄ー ̄)
実は1月になると海遊館には鬼さんダイバーが登場するんです!!!
こ~んな風に♪
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て、ことで今日は赤鬼さんの洋服をお見せしちゃいます!

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伸縮性抜群!まさにモジモジ君です(((o(*゚▽゚*)o)))
そして、2サイズあったりしちゃいます。笑

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おっ!!青鬼さん発見!!
「写真撮らせて~。」と追いかけたら。。。。
あらら。隠れちゃいました(´・_・`)


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皆さん!!ぜひ赤鬼さんと青鬼さんに会いに来てくださいね~♪

~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~
鬼さんダイバーは
平成25年1月18日(金)~2月3日(日)〔節分の日〕まで1日3回
 ①AM11:00~、②PM1:15~、③PM3:40~(各回約40分間)
「太平洋」水槽に登場します。
(生き物の状態などにより、内容を変更する場合があります。)

氷鏡餅の行方は

お正月の三が日、ラッコたちが暮らす「アリューシャン列島」水槽に氷鏡餅を飾ってみました。

まずいきなり氷鏡餅がラッコたちに奪われないよう、みんなに普通の氷を与えました。

そのすきにこっそり氷鏡餅を!!! 

なんとなくお正月気分にひたっていると・・・

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どこから現れたのかパタがいきなり、氷鏡餅を奪おうと!

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すんなりパタに奪われた氷鏡餅、サケでできたミカンはプカプカと水面に・・・

その氷鏡餅はすぐさまクータンが奪い、お腹の上に乗せて・・・(逆さまなんやけどー)

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水面に浮いていたミカンに見立てたサケは、ちゃっかりエレンがむしゃむしゃとかぶりついていました。

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来年は何を飾ろうかなぁー。



今日からあなたもアシカ・アザラシ博士!

海遊館の「モンタレー湾」水槽ではカリフォルニアアシカとゴマフアザラシを展示しています。

突然ですが、この2種類の動物の見分け方を知っていますか?

(私は海遊館で働き始めたころ、何となくでしか違いを見分けることが出来ませんでした・・・。)

そこで今回はアシカとアザラシの見分け方を紹介したいと思います。

違いを説明するとたくさんあるので、簡単に見分ける方法の一つを紹介します。

まず、次の2枚の写真を見てください。

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上の写真がアシカで下の写真がアザラシです。

見比べてみるとアシカにはあって、アザラシには無いものがあります。よ~く探してみてください!

お気づきになられたでしょうか?

・・・そうです!!

上の写真を見るとアシカには「耳たぶ」がありますが、アザラシにはありません。

個人的にはこの違いで見分けるのが、一番簡単ではないかと思います!

これで今日からあなたも「アシカ・アザラシ博士」です!アシカとアザラシをどんどん見分けちゃってください!!

埋もれてます・・・

朝の「南極大陸」水槽には、雪がたっぷり積っています。

積った雪が大好きなペンギンたちはというと・・・

特にアデリーペンギンはこんな感じ。。。

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実はもっと埋もれて、くちばしだけ見えている時もあります。

気温3℃で雪に埋もれるって・・・われわれ人間では考えられませんね。

水槽内は日中も、雪が降っています。
積った雪があれば、よ~く観察して下さい!

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アデリーペンギンが埋まっているかもですよ(笑)
でも本当に気持ち良さそうですね♪


イルカ通信1月号~また会う日まで編~

これまで、いろいろな動きを見せてくれていたカマイルカの「アクア」と「ミュー」ですが、
この度、予備水槽にお引っ越ししました。

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アクアとミューの代わりに1月11日から、カマイルカのおじさま方「クルー」と「キール」が、予備水槽から「タスマン海」水槽にお引越し。約3年ぶりの登場です。

アクアとミューの様子は「海遊館日記」でお伝えしていきますので、楽しみにしていて下さい。


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またね~♪

アシカニュースvol.42

2013年初!アシカニュースでございます。

皆さんはどのようなお正月を過ごされましたか?
海遊館のアシカたちは、寒い雪のちらつく日もへっちゃらで元気いっぱいです。

前回のアシカニュースで紹介した、コアくんの輪投げを写真に撮りました。
新年1回目、元旦のお食事タイムの様子です。
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決め顔ですが、よくみると口元に魚肉が・・・うーん残念(笑)
こういうところがコアくんっぽいですね。

それでは「モンタレー」湾水槽を代表して彼から皆さまにご挨拶をひとこと。
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よろしくお願いします!!

箱の中身は?

ゴマフアザラシの餌の時間に、飼育員が箱のような物を持ってくることがあります。
その写真がこちらです。

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ちょうどアザラシの上の岩に置いてあるものです。
拡大するとこんな感じです。

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なにやら箱の中から長いヒモの様なものが出ています。

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しばらくすると飼育員が箱の中から出ているヒモの様なものをアザラシのお尻にさし込んでしまったではないですか!?
実は箱の中には体温計が入っていて、水に濡れないよう箱でカバーしていたのです!
箱から出ているヒモは体温を測るセンサーで、アザラシのお尻の穴にさし込むことで体温を測るわけです。

ちなみにアザラシの平均体温は36℃~37℃、私たち人間と同じなんですね。

新年明けましておめでとうございます。

新年、明けましておめでとうございます!

さっそくですが今回、ラッコの水槽内に飾る"お正月"ならではのものを作ってみました。

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そうです!
お正月といえば「鏡餅」!!!

お餅部分は氷で、ミカンはサケの切り身で再現してみました。

今日から3日間、11時の給餌後と14時に飾る予定です。

氷とサケが大好物なラッコたち、どのうような反応をするのでしょうか?

詳細は後日、この「海遊館日記」で報告させて頂きます!

それでは、本年も、どうぞよろしくお願いします。



ツーショット

今日はクリスマス。

毎年恒例のサンタダイバーもとうとう最終日を迎えます。

海遊館でも記録用の写真を撮っておこうとお客様の邪魔にならないように館内へ。

まず一枚。

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ジンベエザメの泳ぐ太平洋水槽でパシャッ!!

相変わらず人気のサンタダイバーさん。

よし次はジンベエザメとのツーショットを!!

でもなかなかジンベエザメがやってきません・・・

おお!やっと来たでー チャーンス!!パシャッ。

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せっかくのジンベエザメとのツーショットが・・・ピンボケやし、通り過ぎてるし。

次こそはと気合を入れたのですが、サンタダイバーとジンベエザメのタイミングが合わず断念。


それじゃあ最後にエイっと!

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エイとのツーショットを試みましたが、やっぱりピンボケに・・・

よし!来年こそは、ばっちりツーショット写真撮れるようがんばってみます!!






全国デビュー!!

12月某日、北海道は千歳市で日本各地の水族館飼育係が集まる研究会がありました。

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私も初めて参加し、日頃の成果を発表してきました。

そう!全国デビューしたのです!!(だからなんやねん)

大きくて綺麗な会場にいささか物怖じしつつも、なんとか無事に発表終了!

発表の後は、色々な水族館の方と情報交換をしたり、相談をしたり、とても有意義な時間を過ごしました。


ちなみに、私が発表したのは『健康管理のためのお魚のトレーニング』。
(本当はもっと難しいタイトルなんですけど、わかりやすく言ったらこうなりました)

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写真は、発表内容の一部で、フグにエコー検査(超音波診断)をしているところです。(ボケボケですみません・・・)

魚だってちゃんとトレーニングすれば、押さえつけなくてもイルカやアシカのように検査や治療をできるんですよ~という内容です。

発表まではスライドの準備をしたり、先輩方の前で発表練習したり、もちろんいっぱい緊張もして大変でした。

終わった今となっては、いい経験をさせてもらったなと思います。


海遊館ではこんなことをしながら、技術を磨いているんです!

「太平洋」水槽のダイバーは何をしているのか!?

ジンベエザメなどを飼育している「太平洋」水槽の底で、ダイバーが作業していることがあります。

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よく見ると、ダイバーは風呂桶?とそれにつながった長いホースを持っています。

実は、風呂桶のような物が吸い込み口になっていて、餌の残りやウンチを海水ごと吸い込み、ホースで運んでいます。

そうなんです、水中掃除機なんです!

ホースの先はサイクロンタイプの分離機につながっていて、そこで荒ゴミをとります。

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最後に細かなフィルターを通して水槽に戻します。

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生物がウンチ(あたりまえですが...)をする限り、この作業は続きます!

タチウオはじめました

トピックスでも紹介しましたが、1211日(火)より6階特設水槽にて、タチウオ約50尾の展示をはじめました
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みんな、立ち泳ぎしてますね~

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タチウオの名前の由来は 立って泳ぐから「立ち魚」 太刀みたいだから「太刀魚」などが言われています、どちらも納得できますね
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水槽の底の方には先住のアオリイカがいます タチウオとアオリイカの混泳する水槽なんて、なかなか見られませんよ

タチウオの展示は平成251月下旬までの予定です お見逃しなく!

アザラシ☆クリスマス

クリスマスの雰囲気を楽しんでいただきたいと思い、ささやかですが、アザラシのお食事時間をクリスマス仕様にプチバージョンアップしました。
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サンタさんからアザラシたちへお魚をプレゼント☆

え?カマイルカがサンタダイバーからお魚をもらっている方が画力が強いって??

そ、そこは人数でカバーです(汗)。
サンタが4人もいますからね。←だから何やねん

バケツもクリスマス仕様でちょっと可愛くしてみました。
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さて問題です。これは誰のバケツでしょうか?

海遊館のアザラシで「サク〇」といえば・・・正解は「モンタレー湾」水槽で確かめてみてくださいね。

アシカの1回目、3回目のお食事タイム後が、アザラシたちのお食事タイムです。
(※動物の体調などにより、変更する場合がありますので予めご了承ください。)

素敵なクリスマスのひとときを、ぜひ海遊館でお過ごし下さいね☆

今年もやります!

今年も冬の恒例イベント、海遊館前イベント広場にて、オウサマペンギンによるペンギンパレードを実施します!

期間は2012年12月22日(土)~2013年1月6日(土)、2013年1月12日(土)~1月14日(月) で、1日3回11:30~、13:45~、15:45~
(各回約20分)となっております!
今年は屋外展示もあるのでお楽しみに~♪♪♪

今年の選抜メンバーは海遊館生まれの若いペンギンたちが中心です。
初選出のペンギンもいるため、どうなることやら・・・。
現在、選抜されたペンギンたちは予備水槽で気温や環境にならしています。

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パレードの観覧はなんと無料!!!
是非見に来て下さいね♪

ついに・・・

先日ご報告しましたが、「モンタレー湾」水槽の裏側にアザラシたちが寝るための陸場を設置しました。

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ところが、設置はしたもののアザラシたちは気に入らないのか、ここで寝ている姿をなかなかみることができませんでした。

「苦労して設置したけど、やっぱりそう簡単には気に入ってもらえないのかなぁ・・・。」

と、少し悲しい気持ちになっていたある日の夕暮れでした。

ふと、生き物たちの様子を確認しようと水槽を見に行くと、そこにはなんと!

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ゴマフアザラシの「チチ」が増設した陸場の上で気持ち良さそうに寝そべっているではありませんか!

この瞬間、設置した時の苦労は全部吹き飛びました!

普段から私たちが動物たちの事を思って行っていることであっても、それが動物たちにすべて歓迎されるとは限りません。

ただこうして、お互いの考えが通じた時はやっぱり嬉しいものですね。


イルカ通信12月号~アクアがはまっていること。編~

カマイルカ達が生活する「タスマン海」水槽。

海遊館生まれのアクア(2歳)が、今、はまっている事、それは、、、

水槽のガラス部分の角っちょに、口の先端を突っ込むこと。

そのおかげで、ほら~
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あごの先がこすれてまっ白。
そのまわりも色がややうすくなっています。

イルカ達は何かしらのブームが来ると、とことん追求しちゃうのですよ。。。
さすがにこの口先こすりブームは私たちもかなり頭を悩ませています。

アクアが新たに熱中できることって、なんだろう・・・

いよいよ始まります!!!

さあ!ちまたで噂の(?)アレがいよいよ本日より始まりますよ~!!
アレって??

のいっぱいつまった特別企画展
「アクアライフ~愛のかたちはさまざま~」

そう、今回の企画展のテーマは「繁殖」。
それは全ての生き物たちにとって、子孫を残すために不可欠なことです。
変わりゆく環境の中で生き抜くために、生き物たちが身につけた様々な繁殖の方法や、行動を5階企画展示室でご紹介します!

この顔に注目!

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企画展のために葛西臨海水族園からやってきたファインスポッテッドジョーフィッシュです。

ファインスポッテドジョーフィッシュはアゴアマダイの仲間で、成長すると40cmほどになります。
この大きな口で砂や珊瑚礫を移動させて、自分や我が子を守るために巣を作ります。
さらに、繁殖期を迎えた雄は雌の産んだ卵を口の中で守ります。
巣作り名魚?なうえにイクメンなんですね♪

企画展に登場するジョー君(ちゃん?)は全長15cmほどですが、一生懸命、立派な巣を作ってます。
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ぜひぜひ、巣作りに励むジョー君を応援してね♪

「アクアライフ」の会場には、親子愛、夫婦愛などなど、たくさんの愛が溢れてます(*´ω`*)
みなさんも生き物たちのさまざまな「愛」をのぞいてほっこりしてみてください(´∀`*)


3ヵ月にしてこの貫録

9月2日に生まれたオウサマペンギンの赤ちゃん。

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赤ちゃんの写真はいつ見ても心が和みますねぇ~。

3ヵ月が過ぎた今、どのような姿になったのでしょう。

じゃじゃーん。

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ここまで大きくなりました!!

ちなみに左側に立っているのがお母さんペンギンで、お父さんペンギンは・・・プールで遊泳中でした。(ちゃんとお父さんペンギンも子育てをしていますよ)

海遊館で生まれたオウサマペンギンの中でも成長スピードはトップクラス。

先月末にはお母さんペンギンの体重を超えちゃいまして14kg台突入~。


ペンギンの子育ては来年5月まで続きます。

がんばれ!!お母さんペンギン、お父さんペンギン。

アシカニュースvol.41

今日は、カリフォルニアアシカ「コア」くんのトレーニングのお話です。

アシカニュースvol.39で「コア」くんが輪投げのトレーニングに励んでいることをお伝えしました。
最近は、3~4m離れた場所から投げても上手に首でキャッチできるようになりました。
では、登場していただきましょう。

じゃん。
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「コアくんだよ~。」

では、最近覚えた新しい種目を紹介します。
『持ってこい=おもちゃを口でくわえて回収し、係員のところに持ってくる』です。

取ってくるおもちゃはコレ。
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係員お手製 通称「ミドリのん」です。(「のん」とは大阪弁で「~の物」という意味)
これを水面にぽいっと浮かべておき、合図をコアくんに出すと探してきてくれます。

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「持ってきたよー。」

遊んだおもちゃを自分でお片付けしてくれるので、係員的にはとても役立つ技と言えます(笑)
今は浮かんだおもちゃしか回収できないので、今後は沈んだものも持ってこれるようにトレーニングを続けています。

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「がんばるよー。」


冷蔵庫の中身


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一見、レトロな感じのこの写真。

海遊館のバックヤードの一角を写したものなのですが、なぜか海遊館に電子レンジと冷蔵庫
(しかもめっちゃ古いタイプ)。

これらは人間用ではなく、動物専用です。

電子レンジは、リスザルの餌となる「ゆで卵」を作ったり~。

じゃあこの冷蔵庫には何が入っているんでしょう?
動物たちの餌となるお魚でしょうか?

よくよく見てみると...
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扉には「キレイな物専用 うんこ・しっこ禁止」の文字。

普通はうんこやおしっこは冷蔵庫には入れませんよね!
じゃあ何が入っているかというと...

冷凍庫には...

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アイスパックや凍らせたゼリー状のサプリメントが。

アイスパックは動物を冷やす時に使います。
サプリメントは凍らせた方が動物に与えやすいために凍らせています。

じゃあ、冷蔵庫はというと...

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動物に与えるお薬や目薬などが入っています。

だから汚いものは禁止なんですね。

ちなみに、汚いもの「うんこ・おしっこ」専用の冷蔵庫もちゃんとありますよ!



最近のカワウソ事情

「日本の森」のコツメカワウソ、現在の展示は2010年生まれの「わんぱくフォー」(イガ、ニラ、ザクロ、シュロ)です。

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では、10月に新婚展示をしていたヤット&アヤメのペアはどうなったかといいますと...。


実は、このペアの形成は9月からです。アヤメはヤットにべた惚れな感じですが、ヤットが今一つそっけなかったのです。

というのも、ヤットは今年1月にツバキが出産した前後、ツバキと一緒にいて、「ツバキ大好き」だったのです(こどもの父親は別のオスです)。

次の繁殖を控えるため、ヤットはツバキと離れることになり、ヤットはひとり暮らし。

そして、ツバキ親子は展示の準備を行っておりましたが、ツバキのこどもたちに心臓の病気があることがわかりました。下の写真で左に写っているグミ(♀)は病状がでることはなかったものの、残念ながらパセリ(♂)とナズナ(♀)は病気を克服することができませんでした。

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ロック(♂)も心臓肥大が見られ、一時は危うい状態でした。
しかし、ロックは獣医や担当の処置に加え、ヤットがまめに面倒をみてくれたため、今でも薬を欠かすことはできませんが、回復し、爺ちゃんカワウソたちと静かに暮らしています。

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そんなことがあった初夏が終わり、7月にアヤメが海遊館にやってきて、ヤットはアヤメと同居することになりました。

しかし、アヤメさん、ヤットに迫る割には、ヤットがその気になると、自分がヤットの背面に回りこみ、交尾させてくれません。

長いこと女同士で暮らしていて、リーダー?のようになっていたアヤメは交尾の方法がわからないのでしょうか?ヤットにしてみれば「俺はどうしたらいいのさ!」ってところです。同居前に世話をしていたロックも気になるし、大好きなツバキの声も聞こえるし...。

そこで、ヤットが他のカワウソの気配を受けないようにするのと、泳ぐのが大好きなアヤメが広い展示に出て、♀らしい気分?にならないかな―と思い、10月に新婚展示を開始したわけです。

最初は全然知らない場所で「ここはどこ?どうしたらいい?」と戸惑っていた2頭。
慣れてくると、怖がりだけどやる時はやるアヤメは、ばんばん泳ぎまわり、岩をよじ登ろうとしてヤットに止められることもありました。
前よりも少しは親密になったかな?(係員の欲目かもしれません)と思われたので、1ヵ月弱で2頭はバックヤードのお部屋に戻りました。

これからの「愛のゆくえ」に期待!
ayameyat.JPGん?上にいるヤットさんは少しお疲れのようすです。いやいやきっと眠いのでしょう。

 

さて、「わんぱくフォー」たちですが、バックヤードにいる間に年1回の健康診断を実施しました。

あまりに太り過ぎていて「もっと痩せなさい!」と獣医に怒られたり、歯がぐらぐらして抜いたものなどいたものの、無事検査は終了しました。

今回、「わんぱくフォー」がバックヤードにいる間に、どうしても試したかったこと。
それは今夏、新潟に出張していた、「わんぱくフォー」の弟のゴボウ(昨年生まれ)や叔父のイブキとの同居です。
わんぱくフォーがシックスになったら!
ゴボウはイガらの弟ですし、年齢的にもこれが最後のチャンスかと思っていたのです。

しかし、ゴボウのわがままぶりに最初は我慢してつきあっていたお兄様方ですが、調子に乗ってお兄様にいたずらするゴボウにとうとう耐えきれず、同居はNGでした。
イブキだけを「わんぱくフォー」に加えることはできないので、ゴボウと行動を共にしています。

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ゴボウ、お兄ちゃんたちとは一緒にいられなかったの?

「シュロ兄ちゃんは好きだけど、あとは嫌い」だそうです。

というわけで、カワウソたち、今日も元気です。 


はたして寝心地は...

11月27日の海遊館日記「ルークの挑戦!」で、アザラシたちの寝床の増設したところ、ボスアシカの「ルーク」の挑戦が始まったというお話を書きました。まだ読んでいない方、もう一度読みたい方はコチラ!

今回は、アシカやアザラシたちの寝かたをご紹介します。

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写真の木の床が新しく増設した寝床です。

アザラシたちはどのように寝るのかといいますと
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このようにある程度の距離をとりながら寝るのです。
これでもアザラシにとっては狭いようで寝床争いでケンカをすることも・・・

ちなみにアシカたちはといいますと

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このように狭い場所に重なり合って寝ます。

アザラシとアシカ、同じ鰭脚類でもこれだけ寝かたがちがうんです。


はたしてアザラシたちが新しい寝床を気にいってくれるのか、はたまたまったく無視されてしまうのか・・・。

結果はまたご報告いたします。










リスザル「ポメロ」の成長

平成24年8月14日生まれ、リスザルの「ポメロ」です。

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11月30日をもちまして、特別展示は終了となりました。

まだまだあどけなく、可愛らしい行動やしぐさに癒されたお客様も多いのではないでしょうか。

多くのお客様にご覧いただき、「ポメロ」も毎日いろんなお客様の顔を見ることができ、とても良い刺激になったと思います。


「ポメロ」が生まれてから3カ月が経ちました。

海遊館では、これまでに何度もリスザルの赤ちゃんが誕生していますが、赤ちゃんが1歳くらいになるまでは、お母さんにべったりとくっついているため、実は赤ちゃんがどのような成長をするのかはっきりと知ることはできませんでした。

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今回、リスザルの人工保育が初めての試みだったため、はじめ私たち飼育係は右も左もわからない状態でした。

ミルクの種類ってなに?与えるミルクの温度はどのくらいで、一度にどのくらいの量飲むのだろうか?ミルクを与える頻度や回数はどうしたらいいの?

とにかく「?」の連続で、他の動物園等での人工保育の例を参考に進めていきましたが、例はあくまで例であり、「ポメロ」の発育状況に合わせて授乳の量や回数を変更していくことが一番大変でした。

毎日変わる体重とにらめっこをし、増えているうちは安心ですが、減ったりした日には急に不安になったり。でも、ポメロは順調に成長してくれました。

赤ちゃんの仕事は、泣いて飲んで寝ての繰り返しとはまさにそのこと。

次第に起きている時間が長くなり、ミルクを要求するようになりました。

そして、約1カ月後から離乳食を与え始め、今ではすっかり大人と同じ餌を食べることができるようになりました。

最近はいろいろなことに興味を示し、係員の制服のボタンを奪おうとしたり、脱走しようとしたり・・・

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今改めてこの3ヶ月を振り返ると、胸がいっぱいになります。

自分も母親になったらきっとこんな感じなのかな?と密かに想像してしまいます。

これからも「ポメロ」が健康に成長し、立派な大人になってくれることを祈りたいと思います。


では、またお会いしましょう~!(ポメロより)

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何をしてるの?

ラッコのクータン。
さて、この写真。いったい何をしているところでしょう?

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じつは、掃除の時間に流れてきた水道水を飲んでいるところなんです。


自然界のラッコは海水を飲んだり、氷を食べて水分補給をしていると言われています。
水族館で飼育しているラッコ達は、こうやって水道水を飲む行動がよくみられます。

掃除の時にラッコが岩をペロペロなめていたら、それはお水を飲んでいるところですよ♪

ルークの挑戦!

先日、「モンタレー湾」水槽でアザラシ達が陸に上がった時に、場所の取り合いにならないよう、ベニヤ板で陸場の増設を行いました。(お客様からはちょうど見えない位置なのですが・・・)

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上の2枚の写真の上が設置前、下が設置後です。写真の右側にある板で作った部分が、今回増設した陸場です。

また、この場所にはアシカやアザラシの体重を測る為の体重計もあります。(増設した陸場の上の鉄板のようなものです。)

これでアザラシ達は陸場が増えて大喜びな訳ですが、この陸場の増設を歓迎していないお方がいました。それは・・・・・

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このお方!!「モンタレー湾」水槽のボス、カリフォルニアアシカのルークです。

ルークは大きな体とは裏腹にとても気が小さく、増設した陸場が怖くて仕方ありません。

しかし、体重計が陸場の横にある為、体重を測るためには怖い陸場の側を通らなければなりません。

そして、とうとう週一回行っている体重測定の日がやってきました。

先日の練習では陸場が怖くて飼育員がついていかないと、体重計に近寄ることも出来ませんでした。

今日はきちんと自分で体重計に乗ることが出来るのでしょうか?ルークの挑戦が始まりました!!

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ルークに体重計に乗るように合図を出します。それを見て、しぶしぶ水に飛び込むルーク!

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どうにか体重計のそばにやってきましたが、緊張のあまり陸場を見つめる目がまん丸です!

そのまま、陸場と壁の間の細い通路を通って・・・ (陸場の上は怖くて歩けません!)

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どうにか体重計に乗ることが出来ました!!乗った後もしばらくは横にある陸場をチラチラと気にしていました。

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ですが、きちんと自分で体重計に乗ることが出来たので、たくさん褒めてあげました!「ルーク!偉いぞ!!」

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体重測定が終わると、一目散に陸場から離れて行きました。やっぱり陸場がかなり怖かったようです。

ですが、今回のルークの挑戦は見事成功に終わりました!!

イワトビペンギンのイルミネーション点灯式やってます☆

今年も、海遊館イルミネーションの点灯式を実施中です。
点灯式は11月2日(金)~12月25日(火)の土日祝、PM5:00~
イワトビペンギンが登場し、イルミネーションのスイッチをONします!

今年は、2010年6月に海遊館で誕生した兄弟ペンギンが頑張ってくれます。
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この2羽のペンギン達は、生まれた時から飼育係員が親代わりになって育てたため、比較的大人しい性格ですが・・・

実は、イワトビペンギンは気性が荒く、すぐケンカをしてしまいます。

この日も激しいケンカをしたため、仕切り板で分けました・・・(悲)

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ぺんギン達が小さな階段を上り、最上段にあるスイッチを押します。

ちなみに、左翼付け根に黄色のバンドが付いていればお兄ちゃん、緑色であれば弟です。

一生懸命頑張りますので、皆さんも応援しに来て下さいね★

アシカニュースvol.40

最近気温がぐっと冷え込み、だいぶ冬らしくなってきましたね。
街のあちこちでもイルミネーションが輝く季節。
海遊館でもウインターイルミネーションが始まり、クリスマスムードが高まっています。

今年は高さ20mの「ビッグペンギン」というイルミネーションが初登場しました!
この光のペンギンさん、じつはある時間になるとピョコピョコ動き出すんです。
どんな感じかは見てからのお楽しみ♪

さてさて、「アシカニュース」なのに、なんでペンギンの話をしたかといいますと・・・

イルミネーションを楽しみにしているのは私たち人間だけではないんです。
海遊館のわんぱくアシカたちも、夜な夜なハイテンションでクリスマスを楽しんでます。

説明しますと、期間限定で発売中のイルミネーション・ペアチケットには、特典で光るリングが付いているのですが、
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アシカたち、この光が気になってしょうがないんです!
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チカちゃんの大きな目がさらに見開いています(笑)

「なんだこれ~!!」

アクリルガラス越しにちゃんと見えているので、動かすと光のリングを追いかけてきます。
特に速く動かすとテンションMAXです!

最近アシカたちの反応が良いのは、
①ぽーいっと上に放り投げてみる。
②リングを床でコロコロ転がす、などです。

あなたも夜の海遊館でアシカたちとイルミネーションを楽しんでみませんか☆

ただし日によっては、アシカたちがスヤスヤ寝ていることもあるので、その際はお許しをm(_ _)m
寝顔も可愛いですよ。



ゴマフDiary

前回のゴマフDiary(10月26日)でゴマフアザラシ「ラピス」のちょっと変わった泳ぎを紹介しました。

   ご覧になっていない方、もう一度読みたい方はコチラ!

さぁ、あれからラピスちゃんの泳ぎはどうなったのか・・・

現在は他のゴマフアザラシと同じようにちゃんと後あしを使って泳げるようになりました。

立ち泳ぎだってできます。ほら。
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後あしを上手に動かしているのが見えますか?

「モンタレー湾」水槽で他のアザラシやアシカと一緒に泳げる日も近そうです。
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『もう少しまっててね。。』

イルカ通信11月号~サンタさんがやってくる!編~

海遊館では12月25日までの毎日、「太平洋」水槽と「タスマン海」水槽にサンタダイバーがやってきます。

今日は「タスマン海」水槽の様子をお届けします。

「タスマン海」水槽でサンタダイバーに会えるのはAM11:30~とPM2:00~の約30分間。

イルカのお食事タイムの様子が水中部分で見る事ができるのです。
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水面のお食事タイムとは違ったお食事タイムを見ることができます。


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お食事タイムが終わったら、サンタダイバーはみなさんにごあいさつしたり、一緒に記念撮影できるんです。
水中からも通路のみなさんの様子ははっきり見えているので、サンタダイバーを見かけたら何かアピールしてみてはいかが?

ラピスの秘密

少し前、作業の合間になんとなくゴマフアザラシのラピスを撮った写真です。
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この写真を眺めていると、ラピスの秘密に気がつきました!
よく見ると、なんとラピスは「二重まぶた」だったのです!
以上、ラピスの秘密でした。

はじまるよ!サンタダイバー!!

明日から、サンタダイバーがやってきますよ~!!

準備も、もう大詰めです。今年は、なんと!サンタダイバー誕生、20周年記念です!

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「太平洋」水槽と「タスマン海」水槽で、みなさんに出会えることを楽しみにしています♪



エレンの得意技 NEW

ご長寿ラッコ「エレン」に、新たな得意技ができました!

名付けて「エレンおばあちゃんのセクシーポーズ★」

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両腕をあげ、ポーズを決めたまま皆様の近くまで流れていきます。

えっ!?
ぜんぜんセクシーじゃないって?

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この脇見せ具合、とってもセクシーじゃないですか?

観覧通路側からみたらもっとセクシーにみえますよ♪
ぜひエレンのセクシーポーズ見に来て下さいね!


「アリューシャン列島」水槽の長老

先日、「モンタレー湾」水槽の長老を紹介したので、今日は「アリューシャン列島」水槽の長老を紹介します。

ラッコの「エレン」、推定24歳です♪
ラッコが20年以上生きるのは珍しく、エレンはとっても長寿なんです。

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なんでも好き嫌いなくよく食べ、性格はのんびりおっとり。
ストレスとは無縁そう...。
そこが長寿の秘訣でしょうか。


ただ、歳のせいで最近目が悪くなってきました。
これ以上悪化しないように、目薬をしています。
目薬をする時も、とってもいい子。

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いつまでも元気で長生きしてね!エレン!

そして、ラッコ長寿記録を更新してほしいと願う飼育員なのでした。



大きくなってます!

「南極大陸」水槽では、9月に生まれたオウサマペンギンの赤ちゃん(ヒナ)が順調に大きくなっています。

毎日、ヒナの体重測定を行い、成長を記録しており、体重計に乗せる時は、ヒナが危なくないように容器にいれます。

はじめのうちは、ヒナの体が小さいので料理などに使用する、ごく一般的なザルを利用しますが・・・
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生まれた時は、こんなに小さかったんですが

日に日に大きくなり、今ではこんな状態に・・・
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右は9月2日生まれで体重約8㎏、左は9月12日生まれで体重約4㎏です!
ヒナが動き回るため、バケツに入れて体重を測定します。

でも、実はまだまだ大きくなります!

数か月後には、体重が親鳥より重くなり、20㎏程に成長します!
さすがオウサマ!子どもの時から貫録たっぷりですね(笑)

お食事タイムの1シーン~「モンタレー湾」水槽編~

毎日行っている「生き物たちの食事タイム」。

今回は、裏側からみたお食事タイムをご紹介します。

ご紹介するのは「モンタレー湾」水槽~121028ishikawa1.JPG
みんなで「敬礼!!!」
(こうやって見ると、水槽の内は、とっても広いです。)

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コアくんもがんばっています。


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みんなで「倒立!!!」
3頭の素晴らしい倒立に係員も思わず(?)笑顔。

「モンタレー湾」水槽のお食事タイムは、
・10:00     ・13:15     ・15:15
の3回です。お越しの際はぜひ!


「モンタレー湾」水槽の長老

「モンタレー湾」水槽に、「ジャブ」という名前のオスのアザラシが暮らしています。

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「ジャブ」は海遊館のアザラシの中では一番の年配で、今年でなんと33歳になります。

30歳を超えているアザラシは国内の水族館や動物園でも珍しく、大変なご長寿のアザラシなのです。

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餌の時間になると、必ず水槽の入り口で係員を待っています。

長年鍛えた「腹時計」はとても正確です!

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食事は他のアザラシたちと比べて、とてもゆっくりと食べます。

これからも長生きして、この水槽での活躍に期待しています。

ゴマフDiary~水泳編~

今日は「ラピス」初の水泳についてのお話です。

お母さんアザラシやアシカたちが暮らす「モンタレー湾」水槽は、水深が7mほどあります。

これまで浅い置き型のプールしか入ったことがない「ラピス」は、はたしてちゃんと泳げるのだろうか?

ということで深いプールのある予備水槽へお引っ越しをしました。P1090843.JPG
「体重を計って。さあ行くよ。」

ラピちゃんは、自分でこのケースに入り、毎日、体重を計っているので、まさかこの後、引越しするとは思っていません・・・。

近いので、すぐ新居に到着~P1090853.JPG
「えーっ。何?ここはどこ?」

深いプールにちょっとビビるラピちゃん。

ちなみに水深は、約1m。
水遊びは大好きなのできっと大丈夫なはず・・・

ちゃぽん。。入水。
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写真では伝えづらいのですが、超ぎこちない「初泳ぎ」。

アザラシは普通、後肢をグーパーと交互に動かし泳ぎます。
ですが、ラピスはせっせと前肢で水をかき、水面を移動。

それは犬かきならぬ「ラピかき」といったところでしょうか。
少し泳ぐと・・・
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「ふぅ~。ちょっと一休み。」

と自力で上陸もできました。これで一安心です。

「モンタレー湾」水槽デビューに、また一歩近づきました。

はやく皆様にお会いできるよう、水泳練習がんばります。
それまでブログで応援、よろしくお願いします~。


ゴマフDiary~お食事編~

今日の話題は「ラピス」のお食事について。

海遊館のゴマフアザラシたちのメニューは、サバ、ホッケ、シシャモ、アジの4種類。すべて切らずに丸ごとあげています。
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(上からサバ、ホッケ、シシャモ、アジ)

ラピちゃんは、係員の手からスムーズに魚を食べられるようにはなりましたが、実はずっとサバしか食べませんでした。

ホッケやアジを口に入れても、すぐに吐き出してしまうのです。

シシャモにいたっては見ただけで顔を背け、逃げてしまう始末。

はやく他のアザラシたちと同じものを食べられるようになって「モンタレー湾」水槽へデビューさせたい、という係員の思いとは裏腹に彼女の意志は固くサバ以外は興味ゼロ。

そんなある日のこと、プールに入れたシシャモを吻でつついたりする行動が見られるようになりました。

何がきっかけだったのか正直分からないのですが(汗)、急にアジやシシャモに興味を持ちプールに入れてやると何度も噛み直しながら自力で食べるようになったのです。

そして今ではやっと係員の手から4種類の魚を食べてくれるようになりました。
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「サバうめぇ~♪最高!」

【ラピス トリビア その1】
なぜかラピスは、魚をガブリっと一度しっかり噛んでから飲み込む癖があります。

他のアザラシたちは噛まずにスルスル~っと丸飲みするのが一般的です。

ちなみに母親のダイヤも噛みながら食べます。変なところが似ちゃったね・・・。

シシャモもちゃんと食べられます。
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「あんまり好きじゃないけど食べるよ。しゃーなしやで。」

今でもシシャモは少し苦手のようで、最後にシシャモを与えると嫌がって口を開けないこともちらほら。
なるべく苦手なものから先にあげるようにしています。

【ラピス トリビア その2】
なぜかシシャモを食べる時だけ、舌がペロッと出てきて吸い込むように食べます。
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ちょっと分かりにくいかもしれませんが、シシャモの横にピンクの舌が写ってるの見えますか?
これも「ラピス」特有の食べ方です。う~ん不思議。

次回はラピス初の水泳についてお送りしようと思います。

ではまた~。

ぼくポメロ

みなさん、はじめまして。

ぼく、リスザルの「ポメロ」です。

2012年8月14日に生まれました。

ぼくは今、海遊館6F「エクアドル熱帯雨林」のカピバラ水槽の向かい側で暮らしています。

生まれた時にお母さんのおっぱいを飲むことができなかったから、毎日飼育係さんからミルクをもらってごく順調に大きくなっているよ。

初め、1日に8回にもらっていたミルクも今では4回になって、父さんやお母さんが食べているリンゴやバナナ、ゆで卵なども挑戦中なんだ!!

11月30日までの期間限定だから、それまでに絶対会いにきてね。
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イルカ通信10月号~女子のおとまり編~

海遊館で期間限定で実施しているおとまりスクール。
10月のおとまりスクールは「女性限定」!!!!

朝と夜の館内見学はもちろんのこと、今回はイルカおとまりということで、イルカの話をた~くさんしました。

こちらは朝の観察の様子。
皆さんじっくりとイルカたちを観察しています。
奥ではイルカの姿も見えますね。
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イルカたちも「なんだなんだ?」と様子を見に来てくれました。

参加された皆さんに、イルカの魅力をお伝えできたか、言葉が足らないところがたくさんあったんじゃないかと心配はありますが、
とにかく、私は楽しかったです。

おとまりスクールの様子は順次お届けしたいなと思っています。

イルカ通信10月号~距離縮まる?編~

外の空気もようやく秋らしくなってきましたね!

イルカたちは、今日も元気です!

これまでに「アーチ」「アクア」のトレーニングの様子をお伝えしてきましたが、今回ご紹介するのは・・・
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マイパートナーの「ミュー」です!
ある係員からは、模様が坊っちゃん刈りみたいに見えるらしく、「坊っちゃん刈り」と呼ばれていますが、これでも若い女の子なんです!!!

そのミューが最近覚えたのが、「ほっぺにチユ♡」。
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やり始めた時は、おでこにされていたんですけど、ようやく頬にしてくれるようになりました。

でも、時々、ぐいぐい押してくるんです。
ミューは肉食系女子のようです。

あ、そういえば、イルカは魚肉食べているから、魚肉食系女子になるんでしょうか?

ミューとの心の距離も縮めていきたいなぁ。。。


アシカニュースvol.39

2011年生まれのカリフォルニアアシカ「コア」くん。

半年前に始めたトレーニングを、毎日欠かさず頑張っています。
最初の頃は出来る動作も少なく「吻タッチ」という係員の手のひらに鼻先をくっける動きや「握手」ぐらいでした。

現在は大人のアシカたちと一緒に、お客様にごあいさつの「お手振り(バイバイ)」や「敬礼」もできるようになりました。
その他にも「伏せ」「口開け」「回転」などレパートリーも増えています。
こちらが「伏せ」のようす。
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ボディータッチをしてケガをしていないか、毛が抜けていないかなどの健康チェックをします。
このような健康管理に役立つトレーニングをすることはとても大切なのです。

まだまだお父さんのルークに比べればできる種目は少ないですが、今日も新しい技に挑戦中です。

今がんばっているのは「輪投げ」です。
最初は輪っかを見ただけでビックリして逃げ腰でしたが、なんと!今日首に輪っかをかけることが出来ました!!
ジャン。
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おー!すごーい。やったねコアくん☆

「なんや、それだけかいっ。」と思われるかもしれませんがここにたどり着くまでは日々の小さな積み重ねがいるのです。

そりゃコアくん、こんなどや顔にもなります(笑)

お客様にご披露するにはまだまだ練習が必要ですのでこれからもコアくんと頑張りたいと思います。

日によって内容は変わりますが、トレーニングの様子はお食事タイムにご覧いただけます。
ぜひ頑張っているアシカたちに会いに来て下さいね!

またまた誕生!

「南極大陸」水槽では、9月2日に続き、9月12日に2羽目となるオウサマペンギンのヒナが誕生しました。

普段は親鳥の足元に隠れているため、1日に数回餌を食べる時だけ観察することができます。
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しかし、ヒナは日に日に成長し大きくなります。
約200gで生まれたヒナも現在は、約600gと約3倍になりました。

実は・・・
大きくなり過ぎて、親のお腹からはみ出ています(笑)
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よーく観察して下さい!
ヒナのお尻は丸見えです!

ちなみに9月2日に生まれたヒナはこんなに大きくなってます!
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このヒナは成長スピードはとても早く、すでに約3㎏あります。
順調に成長している事はとても嬉しいのですが・・・
ある意味将来がちょっと不安です(笑)

今後もこの2羽の成長記録は報告したいと思います☆
是非、ブログチェックして下さいね★☆★

潜入!モンタレー湾

先日、いつものようにアシカたちの餌の時間になり、彼らの生活する「モンタレー湾」水槽へ行きました。

いつもなら餌の入ったバケツを腰から下げて水槽に入るのですが、今日はいつもとは違って、

餌を与える飼育員たちにまぎれてカメラを片手に水槽へ潜入撮影を行ってみることに!!

撮影のターゲットはモチロンこちら!

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この「モンタレー湾」水槽のボスで一番大きなオスのアシカのルークです。

体長は約2m、体重も200kg以上あって迫力満点です!

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ルークの得意技の逆立ち!重たい体も水中を泳ぐために発達した前足でしっかりと支えることが出来ます!

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実は大きな体とは裏腹にとても気の小さいルーク・・・。

事あるごとにカメラを持った私を不安がって、こちらをチラチラとチラ見していたのでした。

ルーク!写真撮らせてくれてありがとね!

イルカ通信9月号~アクアもジャンプ!編~

少し暑さが和らいできた今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

「タスマン海」水槽のイルカ達は、今日もトレーニングに励んでいます。

つい最近、2歳のカマイルカ「アクア」が、1頭でジャンプすることを覚えました。

大人のイルカ達にまじってジャンプをすることがありましたが、1頭で飛べるようになったらいいな!と、トレーニングを始めたところ、ついにジャンプができるようになりました。

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どうです?カッコ良く、きまっているでしょ?

次々に、いろいろな動きを習得しているイルカ達、私たち係員もどんな動きをトレーニングしていこうかと、わくわくしています。

オウサマペンギンのヒナが生まれました!

海遊館では、4種類のペンギンを飼育しています。展示しているのは、3種類です。

その内、3種は繁殖期が終わり、今シーズンのふ化数は0でした(悲)

ペンギン類の繁殖は、そんなに簡単ではないとわかっているものの・・・担当の私は、相当へこんでいました。

もし、オウサマペンギンの繁殖もダメだったら・・・と、心配はつのるばかりでした。

そんな、ある日の朝、オウサマペンギンの卵を収容している「ふ卵器」を覗くと・・・

はし打ち(ヒナが内側から殻を割る)が始まっているではありませんか!?

気分は一気に急上昇!
よしっ!!来たぁ~!!!!朝からテンションMAXです(笑)
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ふ化を見据え、祈る気持ちで親鳥に卵を戻しました。

しかし翌日になっても変化なし・・・
そのまた翌日も変化なし・・・

海遊館の獣医師と相談し、ふ化を手伝うことにしました。

少しづつ慎重に殻を割り進め、数十分後・・・
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やりました!!
無事にふ化させることができました!

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ヒナはとても元気で、体重は約240gでした。

ケガや病気に気を付けて、りっぱなオウサマペンギンに育ってね☆

成長記録は後日報告します♪






涼しげな水浴び

8月も終わりましたが、まだまだ厳しい残暑が続いています。

そこで皆様に、少しでも涼しい気分になって頂くために、ゴマフアザラシ「ラピス」の水浴びの写真をご覧いただこうと思います!

それでは1枚目!
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お次は2枚目~!
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最後に3枚目~♪
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不思議なことに「ラピス」は冷たい水で水浴びをしているんですが・・・。

なぜか暖かい温泉につかっているように見えてしまい、余計に暑くなってしまったのは私だけでしょうか?(笑)

ゴマフDiary

お客様から「アザラシ1頭1頭をどうやって見分けているんですか?」と聞かれることがあります。

確かにぱっと見たら、ゴマフアザラシたちはみんな似ています。

でもよ~く観察すると、目や鼻といった顔のパーツが大きかったり、小さかったり、それぞれに特徴があります。

そして、ゴマフアザラシたちは、名前のとおり『ゴマ模様』があるのですが、その模様が1頭ずつ違うので見分けるポイントになります。

例えば「サクラ」はゴマ模様が薄く、他のアザラシと比べて色白なのが特徴です。
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あ、後ろで物欲しそうにしているのはアシカの「コア」くんです。手前が「サクラ」。

では、今年生まれた「ラピス」はどんな模様かと言いますと・・・
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顔の額から鼻にかけてのTゾーンが黒いのです。

真正面から見ると・・・
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見事に鼻筋が黒くキリッと通っています(笑)
魚の入ったバケツを見つけると、この表情で近寄って来るので、思わず笑ってしまう毎日です。

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「女の子の顔を見て笑うなんて失礼しちゃうわ。。」

はい。失礼しました。
そんなラピちゃんに私たち係員はいつも癒されています。

アシカニュースvol.38

昨年「モンタレー湾」水槽で生まれたカリフォルニアアシカのナミちゃん。
8月24日で1歳になりました!!
お母さんのリップと一緒に記念撮影☆
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ナミちゃんは動きがとても機敏で、同い年でのんびり屋さんのコアくんとは性格が対照的です。
動き方がチョロチョロしているので、とある係員からは別名「チョロちゃん」と呼ばれることも(笑)。

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「お母さんといっしょにいたら眠くなってきちゃった・・」
最近はアクリルガラス越しに人と遊ぶことも多くなってきました。
ぜひ皆さんナミちゃんに会いに来てくださいね。

ダイヤの楽しみ

ゴマフアザラシのダイヤ(ラピスのお母さんです)は、おもちゃが大好き。

中でも飼育係員お手製の"浮きとロープ"で出来たものがお気に入りです。

「あ、それそれ!ちょうだい!!」
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ちなみに、このおもちゃは、「モンタレー湾」のアシカたちと共有なのですが、アシカとダイヤでは、遊び方がちょっと違います。

アシカたちは自分の前あしに引っかけながら泳いだり、口でくわえながら潜水するという遊びが主流。

ダイヤの場合は、係員が手に持ったおもちゃを奪い取るのが楽しいようです。

なのでおもちゃを見つけると、どこまでも「ブーブー」鳴きながら(←催促している)ついてきます。
「待って~。」
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そして、おもちゃめがけてジャンプ!
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見事ゲット!ダイヤさん、歓喜のあまり変な顔になっております(笑)
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と、いった感じで必死に捕まえたおもちゃですが、5分も経つと・・・

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「もう、飽きちゃった。」

乙女心と秋の空。ダイヤの気持ちは変わりやすいのでありました。
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私:「もう遊ばないんだったら片付けるよ~。」

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「あっ、待って!まだ遊ぶ~。ブ~ブ~ブ~~~。」

必死で追いかけてくるダイヤ。
今日も「モンタレー湾」水槽には、ダイヤの鳴き声がこだまするのでした。

イルカ通信8月号~スプラッシュ!!編~

みなさん、夏休みを満喫していますか!?
「まだまだ」というかた、私も同感です(苦笑)

さてさて、「タスマン海」水槽のカマイルカたちも、暑さにまけずがんばっていますよ~!
最近、トレーニングしていることをご紹介します。

私の相棒「ミュー」は、腹打ちして落ちるジャンプを習得中です。
完成は間近です。

はい、まっすぐとんで~!
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ばっしゃーーーーーーーーん!!
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この水しぶき、見てるだけで涼しくなるでしょ?

でもこの水しぶき、大きくなりすぎると水槽の中の機械類を故障させる原因になってしまうのです。
なので、別の意味でヒヤヒヤしながらトレーニングに励んでいます。

イルカたちのがんばっている様子を応援にきてくださいね~^^!

アシカニュースvol.37

ロンドンオリンピック2012。
たくさんの感動がありました!

わたくし個人的には、女子レスリングをテレビの前で「いけー!」と熱くなって観戦していました。
金メダルを獲得された選手の皆様おめでとうございます。

さて、カリフォルニアアシカのコアくん。レスリングに憧れてか(?)日々スミレ母さんの背中に乗っかっています。
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コアくんは写真がブレるぐらい必死なんですが、スミレは動じません。

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さらに上に乗っかりますが、スミレは寝ています(笑)

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「どう?僕なかなか強いでしょ。」
コアくんのスミレへの挑戦は毎日続いています。

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こっそり隠し撮り

海遊館の水槽には、生き物を驚かさずに観察が出来るように、監視カメラが設置されている水槽がいくつかあります。

そのうちの一つである「モンタレー湾」水槽で先日、飼育しているアシカたちの様子を確認しようとカメラを動かすと・・・

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アシカの「スミレ」がとても気持ち良さそうに寝ているではありませんか!
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あまりにも気持ちよさそうに寝ているので、こっそり隠し撮りしてしまいました!
ごめんねスミレ・・・m(_ _)m

アツアツの夏

ラッコのクータンがお見合い(水槽デビュー)してから約2ヶ月。
以前にもパタとの仲良しッぷりをブログで紹介しました。

前ほどベタベタラブラブではなくなりましたが、相変わらず仲良しの2頭。
(左がパタで、右がクータン)
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とってもかわいい写真が撮れました!
頭のアツアツキスシーン!!
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ちょっとパタが嫌がっているようにも見えますが...(笑)

最近はもう1頭のメスラッコ、エレンとも仲良しな様子がみられます。
みなさんぜひ、仲良しなラッコ達の様子を見に来て下さいね!




癒しラッコ

まだまだ暑い日が続きますが、みなさん夏バテなどしていませんか?

ラッコの暮らす「アリューシャン列島」水槽は気温が13℃。

とっても涼しい(寒い!?)ため、ラッコ達にとっては快適なのですが、ラッコ担当の飼育係にとっては、外との気温差が激しいこの時期はしんどい季節です...。

今回は、夏の暑さを吹き飛ばす、ラッコ達のかわいい癒し写真をお届けします。

まずはパタ。
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前足をほっぺたにあてて、おすましポーズ。
オスラッコのクータンが来てから、すっかり乙女なパタです♪

次はエレン。
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同じく前足をお口に当ててスマイル。
パタのかわいさには負けますが、ぶさかわですね...(笑)

イルカ通信8月号~育じぃ!育ばぁ!編~

8月8日から、海遊館・夏の特別講座「育じぃ・育ばぁと一緒に夏休みの工作体験」がスタートしました。

「タスマン海」水槽では、参加された育じぃ・育ばぁとお孫さんたちに、手作りしたおもちゃでイルカたちと遊んでいただいています。
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飛んでくる水を口で受け止めようと必死に口を開けています。

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「まだないの~はやく~」
水がやんでしまうとそんなふうに催促しているイルカたちでした。

シンポジウムが開催されました。

8月9日、東海大学海洋学部と海遊館共催のシンポジウムが行われました。

大学で海洋生物について研究をされている4名の先生方と海遊館からは館長、飼育係員2名が発表を行いました。

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イルカの研究をされている村山先生。

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カワウソの成長について

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カマイルカのアクアについて

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最後は西田館長の講演でした。

「海の生き物に関してこんな研究がされているんだなぁ」とおもしろくて興味深い、先生方のお話を、メモを取りながら聞かせていただきました。

私は初めての発表で、発表に向けて、早めに準備を始めました。
しかし、USBメモリが壊れたり、添付した映像が動かなかったり、ファイルがきちんと保存できていなかったりと、ハプニング続きで嫌になることもありました・・・

たくさんの先輩の力をお借りして、無事に発表を終えることができました。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。





ゴマフDiary(8月7日号)

3月に生まれたゴマフアザラシのラピス(ラピちゃん)です。バックヤードで元気に過ごしています。

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「吻タッチ(係員の手のひらに鼻先を当てる動き)が出来るようになったよ。」

ところで、今世界中で盛り上がっていることと言えば、やはりロンドンオリンピック2012ですよね。
みなさんはどの競技に注目していますか?
ラピちゃんは女子サッカーなでしこJAPANに憧れ(?)、日々ボールを追いかけています。

「よっしゃ~、ドリブルだぁ。」
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「ドリブルからの~、ヘディング!」
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「おっ、相手チームが来たな!」lapis5.JPG
「むむっ、ボールは渡さないよ!」
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(実況)『ラピス選手、素早い身のこなしとヨダレ攻撃で相手をかわしました。』
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左にかわして・・・
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「むむ、なかなか手強いわね。」
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と、よだれを垂らしながら毎日ボールで遊ぶ・・じゃなくて、トレーニングに励むラピちゃんなのでした(笑)。

さあ、いよいよオリンピックも後半戦。
日本選手の活躍が気になりますね。
ラピちゃんからもロンドンに向けてエールを。「がんばれ、日本!」
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