各分野のスペシャリストに気軽に質問できる環境が心強い

飼育展示部 魚類環境展示チーム 2020年入社

Q.現在の仕事内容を教えてください

生きものたちの飼育管理と環境づくり

飼育展示部魚類環境展示チームで「パナマ湾」「エクアドル熱帯雨林」の各水槽を担当し、生きものたちの飼育管理を行っています。現在所属しているチームは水槽ごとに担当が分かれているため、仲間と日々の変化を共有しながら、健康状態や環境の維持に努めています。また、アニマルウェルフェア担当として、飼育環境をより良くするための仕組みづくりや改善の提案を行う役割も担っています。治療やトレーニングが必要な場面では担当者と話し合いながら「どうすればより良い環境になるか」を一緒に考えています。こうした日常の飼育から得られた知見は研究会で発表したり、論文としてまとめ、外部に発表することで他の施設に役立ててもらえる機会もあります。こうした取り組みを通して、生きものたちの未来につながる仕事に関われていると感じています。

Q.仕事のやりがいを教えてください

生きものからダイレクトに
反応が返ってくること

生きものからダイレクトに反応が返ってくることがやりがいです。飼育部門の社員は給餌・調餌・掃除といった基本的な業務だけでなく、暮らしをより良くするためにおもちゃを工夫したり、水槽の環境を改良したりもしています。そうした工夫に対して、生きものが新しい行動を見せてくれたり、楽しそうに過ごす様子が見られると、日々の仕事のモチベーションに繋がります。飼育の工夫によって問題が解決したり、いきいきとした姿が見られる瞬間は特に嬉しいです。例えば、担当している水槽をリニューアルした際には、魚を丸ごと入れ替え、新しい水草や植物を植え付けました。すると魚が水草に隠れたり群れを作ったりと、思い描いていた通りの行動を見せてくれたことがとても印象に残っています。水槽の規模にもよりますが、レイアウトや植物の選定を水槽担当の社員自身が中心となって進められるのも、当社ならではの楽しさだと思います。

Q.なぜ海遊館に入社しましたか

飼育だけでなく、広報や営業など
運営の面からも支えられる点

入社の決め手は、水族館では珍しい総合職採用だったことです。大好きな水族館を、生きものの飼育だけでなく、広報や営業など運営の面からも支えられる点に大きな魅力を感じました。実際に入社してみると、飼育部門だけでなく営業部や施設部など、様々な部署と連携する機会があり、幅広い視点を学べる環境があります。ジョブローテーションを経験した社員が各部署にいることで、単なる書類のやり取りにとどまらず、幅広い視点から具体的な意見や提案をもらえるのは大きな学びです。飼育だけに集中していると水槽の内側からの視点になりがちですが、総合職採用の当社を選んだからこそ、お客さま目線を取り入れられ、より良い展示や企画につながっていると感じています。

Q.職場の雰囲気を教えてください

仕事のことに限らず様々な相談ができる雰囲気

職場は、仕事のことに限らず様々な相談ができるとても話しやすい雰囲気です。立場も年齢も幅広く様々な方が働いており、それぞれの得意分野を活かして助け合っています。例えば「海水魚ならこの人」「植物ならこの人」という感じで自然と困ったときに頼れる仲間が見つかります。また、飼育展示部には各分野のスペシャリストが多く、生きものについても気軽に質問できるのが心強いです。さらに、新卒採用で入社した同期や先輩後輩が様々な部署に所属しているため、部署を越えて気軽に声をかけ合えるのも魅力です。プライベートでも食事に行ったり釣りをしたりと交流が盛んで、上司とも一緒に楽しめるのがこの職場の良さだと思います。

Q.一番大切にしていることは何ですか

相談しやすく、相談されやすい雰囲気を持つこと

相談しやすく、相談されやすい雰囲気を持つことを一番大切にしています。飼育の仕事は生きもの相手なので日々状況が変わります。毎日自分が出勤できるわけではないため、スタッフ間の情報共有が欠かせません。メールや日誌だけでは伝わりきらないことも多いので、対面で気軽に話しかけられる雰囲気づくりを心がけています。まずは自分から声をかけたり、ちょっとした雑談を交えたりして「何でも話していいんだ」と思ってもらえるようにしています。後輩から報告を受けたときも「了解です」で終わらせず、必ず会話のキャッチボールをするようにしています。生きものも反応があることで行動が増えていくように、人とのやり取りもちょっとした返答やリアクションがあることで広がっていくと感じています。そうしたコミュニケーションを通じて社内外問わず、一緒に働く仲間と気持ちよく仕事ができるよう、ポジティブで明るい雰囲気づくりを大切にしています。

Q.一日のスケジュールを教えてください

「平和な一日」

飼育展示部ではチームで協力しながら、調餌(餌作り)、給餌(餌やり)、掃除といった「3じ」を中心に日々の業務を行っています。生きものの処置や健康診断、魚の搬入、設備のトラブル対応、取材やツアーなどが入る日もありますが、そうした特別な予定のない1日のスケジュールはこんな感じです。

8:30
出勤・着替え・メールチェック
8:35
朝礼、ミーティング
8:40
展示水槽のチェックと清掃、アカハナグマ給餌
9:10
バックヤードの生きもののチェック、清掃、給餌
10:30
展示魚類給餌
11:00
ジンベエザメ給餌
11:30
植物水やり
11:45
展示アカハナグマ給餌
12:00
バックヤード給餌
12:30
休憩
13:30
中間ミーティング・事務作業
14:00
バックヤードの生きもののチェック、清掃、給餌
15:30
ジンベエザメ給餌
15:45
締め作業
16:00
展示水槽のアカハナグマ給餌
16:15
翌日の準備(動物投薬等)、片付け
16:30
展示水槽の最終チェック
16:40
チーム報告ミーティング、日誌記入
17:00
退勤

OFFの日の過ごし方

休日はバイクで遠出をしたり、家の猫とゆっくり遊んだりして過ごしています。
どこかへ行くことが目的というより、バイクに乗る時間そのものがリフレッシュになっています。見たことのない景色や、ふと現れる薄暗い神社に出会うのも好きで、「知らないものに出会えるワクワク感」を求めて、普段は行かないような細い道にもバイクで入り込んだりします。

Q.今後挑戦したいことを教えてください

海外の動物園や水族館の方と一緒に
研究や調査に取り組むこと

今後挑戦したいのは、海外の動物園や水族館の方と一緒に研究や調査に取り組むことです。日本の研究会には参加していますが、海外の飼育員の方と話すと宗教観や価値観、生きものへの接し方や技術など、日本とは全然違っていてすごく刺激になります。海遊館には海外からのお客様も増えていて、アニマルウェルフェアの考え方など、多様な価値観を理解することが今後ますます大事になると感じています。だからこそ海外の方が大切にしている視点を学び、日本の水族館が世界からも愛される存在であり続けるように、論文執筆や共同研究に挑戦したいと思っています。そのために語学力も磨いていきたいので、会社のオンライン英会話研修も活用しています。まだまだ勉強中ですが、こうした学びを重ねながら目標に向かって成長していきたいです。

就職活動生へのメッセージ

「頑張らなきゃ」と思いすぎず、自分なりに楽しみながら取り組んで

今取り組んでいる研究やアルバイトなど、目の前のことに全力で向き合ってみてください。「まさかこんなことが」と思う経験も、将来きっと皆さんの力になります。私自身、学生時代は近所の自転車屋さんでアルバイトをしていましたが、修理で使っていた工具の扱い方は今でもとても役立っています。就職活動も同じで、面接や企業研究に取り組んだ経験は必ず皆さんの力になると思います。とはいえ、少し肩の力を抜いて楽しむくらいの気持ちで向き合うのもおすすめです。私は地方出身だったので、就職活動を通じていろんな県に行けるのが旅行のようで楽しく、企業について調べるのも新しい発見があって面白かったです。そんなふうに楽しみながら続けられたのが良かったと思っています。皆さんも「頑張らなきゃ」と思いすぎず、自分なりに楽しみながら取り組んでみてください。