以布利通信28「飼育員の生き物の飼育じゃないお仕事」

こんにちは、こちらは以布利センターです。
突然ですが、皆さんは普段、飼育員がどのような仕事をしているかご存じでしょうか?
先日は海遊館でこんなブログもありました。
「こんなこともやっておるのです」

実は、我々飼育員は生き物に関わる様々なお仕事があります。
今回は、以布利センターでの、そんな飼育員の生き物の飼育(お世話)じゃないお仕事をご紹介します。

2004_iburi_01.jpg

暖かい晴れの日に、何やら石を並べている飼育員がいます。
丁寧に砂利や小石を新聞紙の上に薄く敷いています。

2004_iburi_02.jpg

これは、以布利センターの前にある磯から収集してきた砂利や石で、
綺麗に洗った後、天気の良い日に乾かしているようです。
しかし、一体何に使うのでしょう?

2004_iburi_03.jpg

飼育員は乾いた砂利や石を3つのタッパーに分けました。
よく見るとエリアごとに書かれたタッパーの中身はそれぞれ違う3種類の
砂利が入っています。
一体これはなんでしょう・・・?
答えはサンプルです。
現在、海遊館では若い飼育員たちが管理している、バックヤードの814前水槽の参考にするためのものです。
これまで、この水槽はこんな感じでした。

2004umiushi01.jpg

しかし、先輩飼育員より「これはほんまに以布利の磯を再現できとんのか?」という意見をもらいました。若手たちは悩み、センターの飼育員に相談しました。
確かに、以布利の磯はすべて同じように見えて、それぞれの場所や環境によって違いがあります。以布利に行く機会もまだ多くない若手にとっては、写真だけではわからない事が沢山あります。
そこで、サンプルを送ることにより再限度の高いレイアウトを考案する手掛かりにしてもらうことにしました。
情報交換も飼育する上で大切なお仕事の一つです。

2004_iburi_04.jpg

以布利で収集したサンプルたちは、発泡スチロールに詰め込み、宅配で大阪に送ります。
次にみなさまがこの水槽をご覧になる際にはパワーアップしているはずです。

今回は飼育員の変わったお仕事をご紹介しました。
では、また次の通信をお楽しみに。

この記事もおすすめ!