【6 月 29 日~ 新「アリューシャン列島」水槽オープン 】潜水する海鳥"エトピリカ"の生態展示を開始します

6 月 29 日OPEN 新「アリューシャン列島」水槽 
◆潜水する海鳥"エトピリカ"の生態展示を開始します


2018 年 6 月 29 日(金)より、リフレッシュ工事により新しくなった「アリューシャン列島」水槽にて、潜水する海鳥「エトピリカ」(5 羽、体長約 40 ㎝)の展示を開始します。

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新しい「アリューシャン列島」水槽は、自然環境と生命のすばらしさをお伝えする"生態展示"を進化させるため、照明デザイナーによる監修を加え、水中に差し込む光のきらめきや海中の岩の陰影などを再現し、さらにエトピリカと一緒に約 1,000 尾のサケの仲間を展示することで、これまでと異なる生態展示をご覧いただきます。尚、エトピリカの展示は、西日本の水族館で初めてとなります。

海遊館では、エトピリカの生態や繁殖などの共同研究を推進するため、アクアワールド茨城県大洗水族館(公益財団法人いばらき文化振興 財団)の協力を得て、本種の飼育展示を開始しました。

展示生物について


展示開始日: 2018 年 6 月 29 日(金)より常設展示
展示場所 : 海遊館 7 階「アリューシャン列島」水槽
展 示 数 : エトピリカ 5 羽(メス 4 羽、オス 1 羽)、サケの仲間(サクラマス)約 1,000 尾(体長約 15 ㎝)
※生き物の状況により展示数の変更や展示の開始を延期する場合があります。

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【エトピリカについて】

和名:エトピリカ 英名:Tufted puffin 学名:Lunda cirrhata
チドリ目ウミスズメ科に分類される海鳥の一種で全長約 40cm になる。
体は黒く、夏羽では額、顔側面部が白く、目上から黄白色の飾羽が出ている。嘴は縦に偏平で、赤色と黄緑色。脚は赤い。冬羽では飾羽がなく、顔側面の白色部は小さくなる。島や海岸の崖上部の土中に巣穴を掘り、集団で営巣し、メスは 1 回の産卵で 1 個の卵を産む。北太平洋の亜寒帯海域に分布し、潜水してイカナゴなどの魚類や小型イカ類、オキアミ類を食べる。 国内では絶滅の危機に瀕しており、平成 26 年に環境省が実施した調査において、ユルリ・モユルリ島海域で 15 羽、浜中海域で最大 3 羽が確認され、レッドリスト絶滅危惧 IA 類に分類されている。(環境省 HP より)


【サケの仲間(サクラマス)について】

和名:サクラマス(ヤマメ) 英名:Masu salmon 学名:Oncorhynchus masou masou
サケ目サケ科に分類される魚。
海に降りて成長し、川を遡上して産卵する降海型をサクラマスと呼び、川で成長して産卵する河川残留型をヤマメと呼ぶ。また降海型でも銀化(スモルト化)の前はヤマメと呼ぶ。日本海、オホーツク海、北太平洋に分布し、河川での仔魚期には昆虫や環形動物などを食べ、降海後はイカナゴなどの魚類や小型イカ類、オキアミ類を食べる。

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