環境・学習活動、
アニマルウェルフェア(動物福祉)
Environmental Learning and Animal Welfare

さらなる学びの充実や、
飼育環境の向上のための活動に
取り組んでいます

海遊館やNIFRELを『見学』するだけでなく積極的に勉強したい方々のために、館内はもちろん、野外観察会など様々な学習プログラムを開催しています。さらには学生からの職場インタビューや学校などでの講演会のご希望にも対応しています。
また、アニマルウェルフェア(動物福祉)の観点から、飼育動物の幸福な暮らしを実現するための工夫(環境エンリッチメント)に普段から取り組むほか、飼育環境の改善に積極的に取り組んでいます。

SDGs

取り組み 主な内容
スーパーの廃棄野菜を餌に利用 主な内容
エキスポシティのスーパー「イズミヤ」にて選別・廃棄される野菜を、ミニカバ、ワオキツネザル、カピバラ、リクガメ、鳥類の餌に利用しています
剪定木を動物の餌に利用 主な内容
万博記念公園およびエキスポシティで剪定・廃棄される枝葉をビーバーやワオキツネザル、カピバラの餌に利用しています

環境学習活動

来館者向けプログラム

取り組み 主な内容
海遊館アカデミー 主な内容
学校団体で来館される生徒のための飼育員によるレクチャーを行っています
来館者ワークショップ 主な内容
ペーパーキャップや折り紙など、小さな子どもたちが参加できる工作プログラムを実施しています

近隣の学校向けのプログラム

取り組み 主な内容
職場インタビュー 主な内容
学生たちのインタビューに飼育員が対応しています
出前授業 主な内容
飼育員による学校園での講演会やワークショップを行っています
大阪湾の環境学習プログラム 主な内容
海遊館前の岸壁でのカゴ調査、野鳥観察、淀川の干潟の観察などを、地元の中高生とともに実施しています

一般募集型プログラム

取り組み 主な内容
大阪湾スナメリ調査 主な内容
大阪湾に生息する希少な小型クジラ「スナメリ」を船上から観察するイベントです
特別講座 主な内容
カワウソ、魚の解剖、ジンベエザメ、サンゴなどをテーマとした講習会を開催しています
野外観察会 主な内容
せんなん里海公園での生きもの観察会で、大阪湾生き物一斉調査にも参画しています
世界環境デー企画『海ごみはどこから? 集めて、調べて、考えてみよう!』 主な内容
国連環境計画 国際環境技術センター(UNEP-IETC)らと共同で、天保山に漂着する海洋プラスチックごみの分別を体験する環境啓発イベントを開催しています

アニマルウェルフェア(動物福祉)の取り組み

取り組み 主な内容
アニマルウェルフェア評価と改善 主な内容
海遊館独自のアニマルウェルフェア評価シートを作成し、飼育生物の評価を全飼育スタッフで実施。評価結果をもとに飼育環境の改善を継続的に実施しています。
健康管理 主な内容
飼育員にも生きものにも安全に医療行為や飼育管理を行うためのトレーニングである「ハズバンダリートレーニング」を導入。世界で初めてとなるジンベエザメのトレーニングによる採血にも成功しています。
臨床 主な内容
魚類から哺乳類まで様々な生きものの状態を飼育にかかわる全員で確認しています。さらに、飼育員および獣医師や愛玩動物看護師が協力し、必要な場合には飼育業務にも加わって生きものの病気の予防や治療を行っています。