「ありがとう、リップ」

先日、「モンタレー湾」水槽で暮らしていたカリフォルニアアシカのリップが亡くなりました。

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リップは私が海獣担当として働き始めて初めてトレーニングを教えてもらったアシカです。
体温測定の方法を先輩トレーナーに教えてもらっていた時、リップが何かに驚き、温計のセンサーを脚に引っ掛けたたまま水中へ逃げ、センサーがちぎれたことがありました。

先輩がちぎれたセンサーは水中から発見し、リップやほかの個体にも危害は無かったものの、トレーニングの難しさを学ぶと同時に、動物たちに危険を与えてはならないことを再認識する出来事でした。

また、リップは子育て上手なお母さんで、同じ水槽内で暮らす、娘のしずくは最近までリップにくっついて寝ていました。

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生き物が生まれて死ぬ、その一生に関わらせていただける飼育係の仕事。
リップのことはずっと私の心の中にあり続けると思います。
動物たちが過ごしやすい環境とは何なのか、いつも疑問を持ち続けて仕事に臨み、命に対して真摯に向き合っています。

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