海遊館日記

顔ぐろ?

ちょっと前に若い人の間で「がんぐろ」と呼ばれたファッションがはやりましたね。

「瀬戸内海」水槽にも「顔ぐろ」がいます。どっちかというと「口ぐろ」ですけども。

201506_ishidai_1.jpg
イシダイです。

イシダイは小さい頃は黒い縞がはっきりとしていて、シマダイとかサンバソウなどと呼ばれますが、老成すると、だんだん縞が不明瞭になり、クチグロとかギンワサとか呼ばれています。

そもそも、なぜイシダイ?かといえば、くちばしのようなしっかりした歯を持っているため、「石をもかみくだく、鯛のような魚」と言われていますが、マダイなどタイ科の魚ではありません。

さて、写真を見ると、うちのクチグロさんは2尾いますが、
1尾は確かに縞が不明瞭↓
201506_ishidai_2.jpg

もう1尾は、うっすら縞が残っています↓
201506_ishidai_3.jpg

2尾とも、少なくとも海遊館で15年以上くらしており、約50cmの大きさなので、老成魚といえると思います。
ものの本によれば、老成し、縞が不明瞭になるのが雄、縞が残るのが雌とのことですが、個体差もあるので実際どうなのでしょうか?

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