海遊館日記

2014年5月

エコー検査

カリフォルニアアシカのスミレが出産したのは前回のアシカニュース(5月24日号)でお知らせしましたよね!
今回は、出産前の超音波画像診断(エコー)検査の様子を紹介します。

人間の場合、妊婦さんは病院の検診でエコー検査をして、赤ちゃんが順調に大きくなっているか確認しますよね。

海遊館ではアシカについても人間と同じようにエコー検査を実施して赤ちゃんが大きくなっているかをチェックしています。

とはいっても、アシカ達にとってはエコー検査なんてなんのことやら...。
いきなりお腹に変なもの(プローブ)を当てられて「はい、じっとしててねー、赤ちゃん元気ですよぉ」なんて言われても、じっとできるわけありません。

お母さんアシカのスミレはお腹にプローブを当ててもじっとしているトレーニングを経て、エコー検査ができるようになっているのです。
普段からのトレーニングの賜物ですね。

下の写真が実際にエコー検査をしているところです。
すでにお腹はパンパンに大きくなっていますね。この頃には胎動(胎児が動くこと)もみられるようになっています。

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海遊館ではエコー検査で
・心臓の位置の胸囲がどのくらいあるか
・頭の大きさはどのくらいか
をチェックして、出産がいつくらいになりそうか予測しています。

ただ...今回のスミレの出産は予想より少しだけ?!・・・早い出産となりました(苦笑)。

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写真は出産2日前のスミレです。お腹ははじけそうにパンパンです!

「いつでもエコー検査OKよ♪」

お知らせ

企画展示「体感!熱帯雨林」で5月21日から始まったコツメカワウソ4兄妹とママ・アヤメの展示。みなさまご覧いただけましたでしょうか?

本日はみなさまにお知らせがあります。
4兄妹の末っ子の「コノハ」が月曜日から餌を残すことがあり、検査を行ったところ、心臓に異常がみられました。

きちんと薬を与え、運動制限を行う必要がありますので、しばらくの間、バックヤードに移動いたします。

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右が「コノハ」、左が「スイカ」

現在、バックヤードにいる「ロック」にも同じような症状がでましたが、薬のおかげで今は元気にくらしております。

きっと「コノハ」もよくなる!

ご心配をおかけしますが、ご理解お願い申し上げます。

めんてなんす

私たちは、水槽の中に潜って掃除をしたり、水面で餌やりをするときに、「ウェットスーツ」の他に「ドライスーツ」というものを着ます。

↓ こちらがドライスーツ

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ドライスーツは、服を着たまま上から身につけることができるので、冬場でも水温が低い水槽でも寒くない!

それに、別の水槽へ用事があるときに体を拭いて制服に着替えなおして、といった手間が省けるので、夏場でもとても重宝しております。暑いけど(- -;)

このように「濡れない」ことが一番の武器なんですが、時々中に水が入ってくることがあるのです(>_<)
どんな時にかといいますと...

こんな時!!

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手首の部分が裂けてしまっていますね(>_<)
裂けていると小さな隙間から水がゆっくり入ってきます。

ドライスーツは伸び縮みする素材でできています。
着る時に無理やり広げたり、長年使っていますと裂けてしまうのです。

これでは水槽に入れない!

しかしご安心を。
裂けてしまったときは「ゴムのり」を使います。

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裂けた部分にゴムのりを塗って、しばらく乾かします。
少し分かり辛いですが、表面のテカテカしているのがゴムのりです。
ある程度乾いてからくっつけてみると...

この通り!

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きれいにくっついて、水が入ってこなくなりました!(○v○)b

大きく裂けてしまったり、スーツの縫い目から水が漏れてきたりすると、さすがに直せないので専門の業者さんに修理をお願いしますが、小さなものなら自分たちで補修します。

器材のメンテナンスもしながら、今日も飼育係員は生き物たちと一緒に元気に頑張っているのです♪

掃除が大変な季節

ペンギンたちを飼育している「南極大陸」水槽は只今、1年で最も掃除が大変な季節になっています。

その原因はこれ。
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オウサマペンギンたちが年に1度、全身の羽が抜け換わる『換羽』の季節。

飼育しているオウサマペンギン25羽の内、半分以上が換羽中。毎日、抜け落ちる羽の量はバケツ山盛りです。

「南極大陸」水槽の排水口には、抜け落ちた羽がすぐにたまり、毎朝洪水状態(涙)


でも換羽って面白いんですよね!

ペンギンたちは換羽前に体がパンパンになるまで太り、換羽が始まると急激に痩せます。

そのため、換羽終盤のペンギンは皮がたるんでいます。特に背中!何回見ても驚いてしまいます。
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写真ではちょっと分かりにくいですかね・・・。

ご安心を、伸びてたるんだ皮も数日で元に戻ります。

ちなみに雛の換羽はこんな感じ!まさに襟巻きペンギンといった感じでしょうか。
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換羽の後は繁殖です。今年はどうなることやら・・・

幸せの白い...。

「日本の森」ゾーンには、サワガニを展示している滝があるのですが、先日、その滝を掃除していた時のこと。落ち葉を拾ったり、底をブラシでゴシゴシしていたら...

ん?なんか珍しいサワガニがいるー!思わず捕獲!

普通のサワガニはこちら。
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「日本の森」ゾーンにいるサワガニは、大体オレンジがかった色をしています。

今回、発見したサワガニは!
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白い!まぶしい!神々しい!(少し言い過ぎ?)なんでも、ついこの間の搬入時に混ざっていたそうです。

見比べてみると、余計に白さが際立ちます。

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サワガニは、生息環境(川底の色など)や餌の違いから、体色が少し異なったりします。

この白いサワガニはなぜ白いのか、詳しい理由は分かりませんが、自然界では茶色いサワガニや青いサワガニも見つかっています。

海遊館にお越しの際はこの白いサワガニを探してみてください!

ちなみに2匹います!

見つけられた方は幸せが訪れるかも...。
(見つけたのに幸せなんか来ないじゃないか!というご意見にはお答えいたしかねますのであしからず...。)

海遊館捕物帳

海遊館の大型水槽のバックヤードでは、水槽の水を循環させるポンプやモーターの点検時期を迎えています。

その道具の中にこんなものが‥‥
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何だと思います。

これと似ていますよね
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若い方にはなじみが無いと思いますが、"十手(じゅって)"といいます。

TVの時代劇で、岡っ引き(警察官の様な仕事をする人)が盗人などを取り押さえる時に使っているのを見たことは無いですか?

海遊館では、このように使います。
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棒から伝わってくる機械の音を聞いて、異常がないかを判断します。

名前は"聴診十手(ちょうしんじゅって)"といい、設備七つ道具のひとつです。

これからも面白い道具を紹介していきたいと思っています。

あかちゃん誕生

みなさん、今日はビッグニュースです。
カリフォルニアアシカのスミレが出産しました!
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スミレの妊娠は、超音波画像診断(エコー検査)で事前に分かっており、定期的に胎児のサイズを計測しながら出産日を予測し、その日に備えていました。

5月19日午前中の餌を食べ終わった後、普段ならすぐ水槽で泳ぎ始めるのですが、この日は珍しく陸に上がって寝始めました。

「なんか怪しいな~」と思いながら観察をしていると、13時頃から大きな「ベーベー」という声で鳴きながら、お尻のあたりを気にする行動が始まりました。

「これは出産の兆候か?」とドキドキしながら2回目のお食事タイム(13:15)がスタート。

そして餌をすべて食べ終わったその約10分後に無事出産しました。

動物の出産の兆候のひとつとして、食欲の低下がよく言われるのですが、スミレには全く当てはまりませんでした・・。

スミレは今回が2回目の子育てなので、出産直後からあかちゃんをしっかり守りとても頼もしいお母さんです。
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スミレの息子・お兄ちゃんになったコア君は、あかちゃんが気になるようで近くに見に行くこともあるのですが、スミレが警戒して「あっち行ってて!」と吠えるので、ちょっとしょんぼりしています。

はやく兄弟でなかよく遊べるといいね。
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スミレは「モンタレー湾」水槽内で子育てしているので、時間によってはおっぱいを飲む様子や、あかちゃんのかわいい寝顔などをご覧いただけます。

ぜひ会いにきてくださいね。(スミレの気分次第では見えにくい場所で子育てしている場合もありますのでご了承ください)
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誰の赤ちゃん?

今、海遊館のバックヤードでとあるサメの赤ちゃんが産まれています!

そのサメは、この卵に元々入っていました。

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大きさはだいたい12~13cmくらいです。

「太平洋」水槽や新体感エリア「モルディブ諸島」のふれあいプールに、もしかしたら落ちているかもしれません。

で、卵から産まれたが赤ちゃんがこちらです!

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そして、こちらが成魚の姿。

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みなさんもうお分かりでしょうか?これはイヌザメの赤ちゃんでした。

「モルディブ諸島」のイヌザメは触ることもできます!是非、触ってみてください。

ちなみに、「モルディブ諸島」では、サメだけではなくエイにも触れます!

サメとは感触が全然違うので、比べてみてくださいね。

さて、バックヤードにいる赤ちゃん達、大きくなったら、デビューするかもしれないですね!

今からとても楽しみです!

『三枚おろし』

みなさんは、魚の三枚おろしって出来ますか??

私たち飼育員は、毎日ものすごい量の餌用の魚を切って、生き物たちの餌を作るので、三枚おろしもお手の物(^^)
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はい、こんな感じです!! ねっ、上手にできてるでしょ?(自画自賛☆)


まぁ、これは慣れればできるんですが、

なんと!

海遊館には包丁を使わずにアジを3枚におろせるツワモノがいるんです!!


ご紹介しましょう!こちらがそのツワモノ!ラッコの「パタ」です!!

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さぁ、「パタ」は、一体どうやって包丁なしにアジを三枚おろしにしてしまうのか。。。


こちらの映像をごらんください☆


いかがでしょう??みなさんわかりましたか?

上手に前肢と口を使って、ベリベリベリ・・・って身をはがして食べてるんです(@△@;)


これのどこが三枚おろしやねん?!と思った皆さん、「パタ」の食べ残したアジを見てください!

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ほら!!三枚おろししたみたいでしょ??(笑)


頭と尾びれは餌を作るときに切り落としてるんですが、受け取るとすぐに身の部分だけをキレイにたべちゃうんです!

残った骨の部分は水槽の中にぽ~いっ☆ ゼイゴがひっかかる皮も上手にとってぽ~いっ☆


あぁ・・・骨はカルシウムたっぷりやから食べてほしいのに・・・


飼育員の心の声は、今日もむなしく水槽内にこだまします(; ;)(笑)


「パタ」の器用な食べっぷり、皆さんもぜひ実際に見に来て確かめてくださいね♪

おしゃれ男子です

日中の日差しは強く、もう初夏の気配。おしゃれに気合が入る季節ですね!

海遊館にも"おしゃれ男子"がいます。

それは「エクアドル熱帯雨林」水槽のカピバラ「かーたん」です。

食べもの 兼 ふとんの便利な牧草を鼻の横につけてみたり・・・

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付けヒゲにしてみたり

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大胆に頭に乗せてみたり・・・

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おしゃれのレパートリーは尽きません!!

おしゃれなかーたんをご覧になりたい方は、ぜひ寝起きを狙ってみて下さい。

運がよければご覧になれるかも知れません!

ジャグジー

「太平洋」水槽には、白い泡が出ている場所が数箇所あります

白い泡は酸素ガスで、水槽内に酸素を供給しています

細かい気泡が気持ちいいのか、カスリハタのお気に入りの場所です

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 まるでジャグジーです

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「気持ち ええなあ~」

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見ることができたらラッキーですよ

無くてはならない便利グッズ

海遊館の調餌室(「ちょうじしつ」と読みます。生き物達の餌を用意する台所です)の中央には、少し変わった大きな灰色の箱が置いてあります。

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これ、実は金属探知機なんです!

箱の上に金属を近づけると「ピー!」と大きな警報音が調餌室に鳴り響きます。

なぜ台所に金属探知機なんかが必要なのか?

では、まずこの写真を見てください。

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ご覧の通り、釣り針と針金の一部です。

大きさの比較に置いている一円玉と比べても、そこそこ大きなものだとお解かり頂けると思います。

なんとこれは、数日前に生き物の餌として使用している魚のお腹の中から出てきたものなのです!

これでもう金属探知機が、台所に必要な理由がお解かりなのではないでしょうか?

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お察しの通り、海遊館では餌を作る前に、

必ずこうして餌の魚が釣り針等を飲み込んでいないか

丁寧にチェックをしてから餌を作っています。

もし、チェックをせずに釣り針が入った餌を生き物達に与えてしまうと大変です!

この金属探知機って、海遊館の調餌室では無くてはならない便利グッズなんですよ!

食べちゃった!

ある日の朝...

「すみません...。食べちゃいました...。」
朝一の給餌を終えたイルカ担当から、獣医に報告がありました。

「えーっ!!何食べたん?」
「5cmくらいの発泡スチロール...」

もちろん食べたのはイルカ担当の飼育係員ではありません。
イルカがプールの壁を覆っている発泡をちぎって食べてしまったのです。

イルカがエサ以外のものを食べてしまったら一大事です。
自分で吐き出すこともありますが、ずっと胃の中に留まってしまったり、腸まで流れて詰まってしまうかもしれません。

「どうしましょう?吐き出すまでしばらく待ちますか??」

「んー、そのイルカが吐いても、他のイルカが食べちゃうかもしれないし、また同じイルカが食べちゃうかもしれないし...。だからって吐くまでずっと見てるわけにいかんし。早めに取り出しちゃったほうがいいかもね。」

ということで、食べてしまった発泡を取り出すことになりました。


ここで登場するのが、内視鏡スコープ。いわゆる胃カメラですね!
検査以外でも異物を取り出すときにも使います(水族館ではこっちの使い方のほうが多いかも)。

こちら今回発泡を食べてしまったカマイルカのアクア。
これから何をされるのかもわからず余裕の表情です。

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せっかく取り上げたので、尾びれから採血。
プールから野次馬のようにのぞいているのは、アクアと一緒に暮らしているミュー。

「へぇ、採血ってそうやってするんだね」とでも言っているかのようですね。

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「はい、お口開けてくださーい」
簡単にやっているように見えますが、実は...

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これだけの飼育係員がイルカをおさえていないと、暴れてスコープが入れられないのです。
(真ん中にちょっと写っているのがアクア)

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さてさて...
胃の中に発泡はあるかな...

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獣医2人でスコープと鉗子(異物を取り出すための器具)を試行錯誤動かして...
何とか取り出すことができました!!

「あーよかったぁー!!!!!」、一同歓喜の声。


今回食べちゃったのはこれでした↓
(胃液で色が茶色になってます)

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お願いだから、もうエサ以外は食べないでね(泣)。

あたし、顔がおっきい?!

「パナマ湾」水槽にいるアカハナグマ、現在はメスのトマトとイチゴが仲良く暮らしています。

毎日掃除する時、展示室の外から水道のホースを引っ張ってくるのですが、扉を開けっ放しにしたままホースを使うとハナグマたちが外に出てしまう危険があります。

そこで、どうしているかというと、壁に水道ホースの通る穴を開けています。
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いたずら好きなハナグマたちは穴とか隙間とかが大好き。普段は穴にフタをかぶせてあるのですが、フタを開けた瞬間に展示側から長い鼻が飛び出てきます。
「クンクンクン、餌をおくれ~!」

いつもはどちらか1つの穴しか開けないのですが、2つ開けたらどうなるんだろうという興味本位で開けてみると...
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左がトマトで右がイチゴ。

「ト、トマトちゃん、顔が苦しそうだけど、太った?!」

いえいえ、トマトの名誉のために言っておきますと、左側のホースの穴は若干小さめ、右側にある穴は、月に1回水槽内の餌の残りカスや魚たちのウンチを吸い取る「バキューム清掃」で使用しています。そのときに使うホースが水道のホースよりも太いので、穴も大きく作ってあるのです。

ですので、決してトマトの顔が大きいわけではありません。

トマトの顔を見て笑っていると、右側ではイチゴの顔が穴からにょ~ん!!
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そんなつぶらな瞳で見られても...

ハナグマたち、愛嬌たっぷりで、ずっと見ていても飽きません。

超音波で水の流れる量を調べます

遊館のLSS(生命維持装置)は、コンピューターで管理をしています。

「濾過装置には、毎時○○○㎥流さないといけませんよ」
「濾過装置を洗浄する場合は、毎時○○○㎥を○○分、逆方向から流しますよ」・・・という細かい条件の下で動いています。

そこで今回、ご紹介のこの商品! 

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配管中に流れている水の量を手を濡らしたり、配管を切ることなく、測定することができる機械なのです。

バケツを満タンにするには何分必要か?なんて計測する必要はありません。

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写真のように配管にアタッチメントをつけて、センサーを2箇所に取り付ければ、あ~ら簡単!

瞬時に測定値が表示されま・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・せん。

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実は、測定する前に機械にいろいろと設定値を入力しないといけません。

配管の材質や配管径、流れる液体の種類等々を入力してやっと測定!
と思いきや!最後に取り付けたセンサーの間隔を調整しなければなりません。

慣れれば簡単とは思いますが、毎回やる度に説明書探しから始まります。
といいながらも、各装置を点検や調整するためにはとても重要な機械です。

ちなみにアタッチメントを交換すれば直径1.3cm~5mまでの配管を測定できるようです。

2月は大忙しでした。~番外編~

2月は大忙しでした。~番外編~


さぁ、以前のブログでラッコの2月のイベントのことについてお話させていただいたんですが、

今回はその番外編☆

バレンタインのイベント中に見せた「パタ」の様子を少し紹介したいと思います!!

では、まずはこちらをご覧ください!


ハート氷を一生懸命叩き割ろうとしている「パタ」。

見た瞬間、あまりの必死さに思わず噴出しながら撮影しちゃいました!!(笑)


普段だと、大きな塊の氷は2つセットで渡すので氷同士をぶつけて叩き割る様子がご覧いただけるハズなんですが、


このイベント中は大きなハートの氷をひとつで渡していたので、このような行動になったようです(^^;

しかし、こんなペチペチ叩いて割れるほど、やわな氷は作ってません(^^)b(笑)



さてここで、皆さんに注目していただきたいのは「パタ」の手(前肢)です!!

時折、爪でギィーっと氷を引っかいているんですが、

この爪、よく見ていると、出たり引っ込んだりしているのがお分かりいただけますか?


実は、ラッコの爪は力の加減で出し入れができるようになっているんです!!


おうちで猫を飼っている方なら、すぐに分かっていただけるかもしれませんね。


結構するどい爪なので、ひっかかれるとかなり痛いです(><;)



こんなに分かりやすく、爪の出し入れを見れることはあまりないかなぁ?と思いますので、

是非よぉく見てみてくださいね♪

ツメナガヨコバサミってすごく丈夫な生き物なのね

企画展示「体感!熱帯雨林」の準備で西表島に行ったときのこと。

「イベントに使うから、キバウミニナの貝殻集めてきて」ってたのまれたのです。

ほいきた、おやすいごよう。
干潟の片隅でひょいひょいっと貝殻ひらいまして、網袋に入れて車につんでおきました。
ふつう、生き物を車の中に置きっぱなしっていうのは、車内が加熱したり乾燥したりするので、よろしくありません。でもまあ、貝殻だから。

後日、海遊館に帰ってきて、荷物を整理中、くだんの貝殻を手にとってみると、「なんだか生き物の気配がしないでもないな~」とか思ったのです。
そこで、ためしに殻をひとつ海水に漬けてみました。すると、ほどなく貝の口から黒い足がぞろり。

「...やどかりさん、ご在宅でしたか...」残りの殻も海水に入れると、なんと全部ご在宅で、みな元気そうに動きまわっているではないですか。
何日か網袋の中で貝殻扱いされて乾いていたってのに、じょうぶなひとたちですこと。

と、いうような経緯で海遊館へやってきたツメナガヨコバサミ(そういう名前のヤドカリです)たち。
ただいま「体感!熱帯雨林」展の西表島コーナーで展示中です。

せっかくですから、ぜひよくみてあげてください。
そういえば、貝殻拾えっていうミッションを果たしてないな。どうしよう。

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興奮の瞬間

先月、バックヤードの予備水槽で産卵があったイワトビペンギン(海遊館日記4月2日号)。
海遊館では、産んだ卵を定期的にチェックし、有精卵か未受精卵かを調べています。

調べる方法ですが、暗室の中で、卵の下から光ファイバーを使用して、熱の出ない強い光を当てます。
すると卵の中が透けて見えるため、有精卵であれば胚や血管が見え、未受精卵の場合は光は通しますが何も見えません。

4月某日、ドキドキしながら卵をチェックしました。

今年は産んだ卵は全部で3卵。
1卵目・・・光を通すが何も見えず・・・残念。未受精卵決定のため廃棄
2卵目・・・光を通すが何も見えず・・・残念。未受精卵決定のため廃棄

やっぱりオスの年齢的にも限界が来ているのかな、と諦めながらのラストの卵。
・・・ん?・・・これは・・・ウソやん!?まさか!?
来たぁ~!有精卵ですやん!!

写真で見るとより鮮明に胚と血管が見えました。
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有精卵確定!!!イワトビペンギンで有精卵が産まれたのは数年ぶり!

発生が順調に進めば5月中旬に雛が誕生します。

無事に孵化しますように!

ゴマフアザラシのあかちゃん成長記録2014「換毛」

3月4日生まれのあかちゃんアザラシ。
前回までは白くてふわふわな姿を紹介してきました。

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ですが、このぬいぐるみのように愛らしい姿が見られる期間は意外と短く、その変化は生後2週間ほどで現れ始めます。
あかちゃん特有の白い体毛が抜け、ゴマ模様が出てくるのです。

しかも、これまでに海遊館で生まれたラピスやニコと比べ、その換毛スピードはとても速く見る見るうちにゴマ模様の範囲が広がっていきました。
周りには抜けた毛がたくさん落ちています。

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その換毛の速さの違いはお母さんナナの仕業でした。
おっぱいを飲ませようと前肢を使いあかちゃんをポリポリひっかくので、そのたび毛がどんどん抜けていくのです。

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ラピスやニコは係員が親代わりになり育てたので、目の周りから自然と抜け始め全身がゴマ模様になるのに2週間以上かかりました。
今年のあかちゃんは抜け始めて5日目にはほぼゴマ模様に。

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あまりの換毛スピードの速さに休み明けで出勤した係員からは「え~!一昨日と別人(アザラシ)になってるやん!」と驚きの声が。
ライオンのたてがみのように首の周りに少し残っていますが、この毛もあっという間に抜けかわってしまいました。

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やっとゴマフアザラシらしくなったあかちゃん。お母さんのミルクを卒業して魚を食べる練習「離乳」の時期を迎えます。
そのお話はまた次回に。

白いシラン

GWが終わりました。
皆様は楽しいお休みをお過ごしになられましたでしょうか?

当館屋上の植物栽培所?(今、勝手に名前をつけました)では、今、ランの仲間、シランが満開です。
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シランは紫蘭ともいい、花は紫ですが、今年は1本だけ白い花の鉢がありました。
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初めは他の種かと思ったのですが、じっくり見るとシランです。あれ?
私の植物についての"虎の巻"、「牧野新日本植物図鑑」で調べてみると、シロバナシランというのもあるということ。
「わー、そうなんだ!知らなかった!!」と騒いでいたら、後輩が「前からありましたよ」というので、がっくし...。
彼女いわく「色があせたと思ってた」そうです。
違うよ!そういうのもあるんだよ!

さて、このシロバナシラン、普通のシランと一緒に栽培していると、紫になってしまうらしいので、離して置いておこうと思います。
来年も咲くかなあ?
なので、今、「日本の森」に展示しているのは普通のシランです。
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「怠け者」のナマケモノ?

「ナマケモノ」という名前は、ゆっくりと少ししか動かないことからきています。

しかし、熱帯雨林展で展示を行っているメスのマロロ(左)は、とても活発に動き回ります。
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カメラを持って入ると、興味津々!顔を近づけて匂いを嗅いだり、触ってみたり。
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それに引き換えオスのケロロは、のんびりマイペース。餌を食べる時もこんな感じです↓
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ナマケモノは木にぶら下がっているイメージですが、完全に板の上で寝転がっています。

ある日、閉館後に見回りをしていると...

床で爆睡しているケロロを発見!!
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本物の怠け者です。

そんなに無防備で大丈夫なの??(笑)

ニタリの尾ビレを見てニタリ・・

4月25日(金)より、5階企画展示室にて、企画展示「ヒレのヒミツ~スイマーたちの華麗な物語~」が始まりました。

魚のヒレで秘密と言えば、私の一押しはオナガザメです。
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このサメの尾ビレは非常に長く、体の約半分が尾ビレです。とくに二叉したヒレの上側が長くのびています。このヒレ、何に役立つのか?

なんと、餌の魚を襲う時、長い尾ビレではたいて弱らせて食べるのです。

今回、高知県で捕獲された「ニタリ」という種類のオナガザメの仲間が入手でき、ホルマリンで固定した標本を展示しています。ただし、このニタリ、大きさが約2.5m。私の予想をこえて大型であった為、用意していた水槽に入らず、尾の部分のみ展示しています。

しかし、尾ビレは1m以上の長さがあり迫力満点です。標本をセッティングした時、思わず「ニタリ」とほくそ笑んでしまいました。
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展示室では、海上イケスで飼育していたニタリが実際に尾ビレで餌をはたくシーンのビデオもご覧いただけます。 

イルカ通信5月号 ~ミューの得意技~編

バックヤードで生活しているカマイルカの「ミュー」。

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つい先日、新聞にある記事を掲載していただき、いろんな方からツイートしてもらえました。

そのおかげで全国テレビデビューも果たしました!!ありがとうございます。

その記事に載せていただいたのが以前にイラストでご紹介した"カーテン閉め"。(海遊館日記1月16日号「イルカ通信1月号~ちゃんちゃん。編~」)

見逃した方のために、ミューの"カーテン閉め"を載せておきますね!

おや?こんなところに...!

海遊館のバックヤードにある「係員室」。この係員室、実はとある生き物の住処となっています。

その生き物がこちらっっ!
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みんな大好きコアラさん☆

このコアラたちは以前、お隣の天保山マーケットプレースで経営されていたレストラン出身。

お食事のおまけでついてくるのですが、時々「日本の森水槽」の木ににくっつけられていて、海遊館8階の「日本の森」にコアラが暮らすというヘンテコな事態に(>_<)

この迷いコアラを保護しているうちに、いつしか係員室にたくさん居座ってしまいました(^^;)
バックヤードツアーにご参加いただいた方、係員室のお話の時にぜひ探してみてください!
ヒントは部屋の真ん中あたり(^皿^)

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「待ってるよ~ん♪」

北極圏ゾーンの生き物たち~写真集~

「新体感エリア」がオープンしてから1年が過ぎました。
北極圏ゾーンには、お魚だけでなくヒトデやナマコ、ウミウシなどさまざまな無脊椎動物たちも展示しています。
担当が撮影した写真をご紹介します。

(1)二枚貝の仲間 ※北極圏ゾーンの1つ目の水槽
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(2)手前がショートホーンスカルピン、中央奥がヒダベリイソギンチャク、その両隣がナマコの仲間
※北極圏ゾーン2つ目の水槽
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(3)ヒダベリイソギンチャク ※北極圏ゾーン2つ目の水槽
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(4)どちらもナマコの仲間 北極圏ゾーン2つ目の水槽
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(5)ヨコエビの仲間 北極圏ゾーン2つ目の水槽
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(6)ウミウシの仲間 北極圏ゾーン4つ目の水槽
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(7)ウミウシの仲間 北極圏ゾーン4つ目の水槽
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おもしろい形やへんてこな生物もいるので、水槽をよく観察して見つけてみてください。
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