海遊館日記

続・怪しい人たち

先日の海遊館日記「怪しい人たち」の続きです。

こちらが7月17日から始まった特別展示「シャークワールド~ハンターたちの捕食に迫る!~」の入口です。


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ずずーっと入ってみて...あったー!!


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これこれ、これを怪しい人たちは運んでいたのです。

コギクザメ、深海に暮らす全長4mにもなるサメで、今年の1月に高知県室戸の定置網に迷入していた個体で、全長は2.82m、194kgの雌でした。

たいへん珍しいサメであることから、北海道大学名誉教授の仲谷先生、沖縄美ら海水族館の佐藤氏らと共同で解剖調査を行い、さまざまなデータを収集することのできました。

もちろん、私もこのような深海ザメを見るのは初めてでしたが、海にはまだまだいろいろな生き物がいるのだなあと思いました。

解剖したサメはホルマリンで保存して、今回展示することになりました。


しかし、200kg近い大きなサメを移動するのは簡単ではありません。


まず、ホルマリン用の容器から出して水洗い。すごいホルマリン臭なので、皆、マスク、手袋をしてたんですね。


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担架にのせました。


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さあ、運びますよ、よいしょ。


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そして、台車でごろごろは、先日お知らせしましたね。
企画展示室に入るまでは谷あり、坂あり、階段ものぼりました。
そして、到着。


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ここから水槽に入れるには持ち上げねばなりません。特殊な機械を使って持ち上げます。


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水槽に入れるよ!あー!尾があたるー、曲がってるー!!など大騒ぎ。


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無事、水槽に入れることができました。
この後、新しいホルマリンを入れ、今の状態となりました。
怪しい人たち、お疲れ様。
コギクザメはこうして皆様の前にお披露目です。

コギクザメの「キク」は菊にあたるそうです。
なぜ菊なのかはぜひ実物をじーーっとご覧になってみてくださいね。

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