左と右

「海遊館の顔博」の砂がいっぱいある水槽になにやら目がひょっこり!!

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カレイの仲間、メイタガレイです。
よく見ると口があるのがわかりますでしょうか?
ということは、これは左体側を下にしているので、目は右体側にあるということです。

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こちらは瀬戸内海水槽のヒラメです。

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ヒラメは左体側に目がありますね。
ってなことから昔から「左ヒラメに、右カレイ」と言われます。
私もどっちがどっちだったか忘れてしまうので「ひ、ひ、み、か」と覚えております。

ただし、左体側に目があるカレイもいますし、養殖のヒラメでは右体側に目があるものもいました。
前にもお話したのですが、ヒラメもカレイも孵化直後はマダイなど普通の魚と同じように、目は体の両側についています。
しかし、2週間を過ぎると片方の目がもう片方の体側に移動します。
養殖ヒラメをみていると、頭のてっぺんに目がある時期があって、壁に目が当たってすれたりはしないのだろうかなど少しどきどきしました。

そんな片方に寄っている目なのですが、利点としては前後左右がとても見やすくなっています。
特にカレイは目の飛び出し具合が大きいので、砂に隠れていても潜望鏡のように周りを見渡すことができるわけです。
高知出身の係員がこれを見て「目出ちゅう~(目がでている)」と方言?でつぶやいたのがかわいくて、まねして「あんた、目出ちゅうね」としゃべりかけています。

あと、カレイは口も特徴的でとてもおちょぼぐち。
ヒラメの口と比べてみてくださいね。

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