メバル

2月初旬に海遊館前の岸壁調査をしました。その時にとれたのが、シロメバル(写真1)
です。昔は、メバル1種類とされていましたが、今は、アカメバル(写真2)・クロメバル・シロメバルの3種類に分けられています。それぞれのメバルは、すむ場所を含め生態的に違いがあるようですが、まだよくわかっていません。

大阪湾ではこの3種類が分布していますが、漁師さんは昔からメバルを体色で区別していて、アカ・クロ(またはアオ)と呼び分けています。アカはおそらくアカメバルのことで、湾の南部でとれるが、数は少なく、クロ(またはアオ)は、クロメバルかシロメバルのことで、湾全体でとれるそうです。ちなみに、これまで海遊館前の岸壁調査で記録されているのは、シロメバルのみです。

メバルの繁殖方法はオスとメスが交尾をする体内受精で、メスの体内で卵からフ化して、大きさ5㎜ほどの赤ちゃんが海中に生み出されます(写真3)。この出産の時期がちょうど2月の今頃の季節で、繁殖を終えて活発に餌を食べだす春先から釣りのシーズンになります。このため、メバルは「春告魚」とも呼ばれています。

【写真1】海遊館前の天保山岸壁でとれたシロメバル

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【写真2】大阪湾南部の漁港でとれたお腹のふくれたアカメバルのメス。

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【写真3】写真2のメスの腹部拡大写真

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総排泄孔から赤ちゃんが出ている。体がほぼ透明で、眼だけがよく見えている。

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