オオセが出産しました!

海遊館の「太平洋」水槽ではオオセというサメを展示しています。
以前、そのオオセの雌個体をエコー検査したところ、なんと妊娠が確認されました!


うねうね動いているのが仔魚です。

サメやエイの繁殖様式は様々なのですが、オオセは母体の中で卵黄から胚に栄養供給され、ある程度の大きさまで育ってから産まれてきます。
今回、お腹の中で胎児が育っていく様子を2週間に1度、エコー検査で観察していました。

確認された赤ちゃんの数は、なんと全部で約20匹!全てちゃんと産まれてくるかわかりませんが、元気に産まれてほしいなと期待していました。
2020年5月31日時点での胎児の全長は8.4cm、卵黄のサイズは直径3.9cmでした。

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▲胎児の全長測定

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▲胎児の卵黄サイズ測定

2年前に「太平洋」水槽でオオセが産まれた時のサイズは約20cmでしたので、出産まではまだ時間がかかりそうでした。

6月30日に確認した際には、かなり成長し、オオセの特徴である、口元のヒゲ(皮弁)がわかるほどになりました。大きすぎて全長が測れなくなりました。



そして、10月17日、第一号が誕生しました!約2年ぶりとなるオオセの出産です。
全長は214mm、体重60.5gの雌で、まずまずの大きさです。
そして10月31日現在までに、計7個体が誕生しています。お腹をエコー検査したところ、11匹確認されたのでまだまだ産まれてくるでしょう。

今後、産まれた幼魚の成長記録をとり、成熟までの年数や他種との成長具合の違いなどを明らかにしていきたいと考えています。

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