北極圏への道 最終回

無事におしょろ丸が北海道へ帰港しました。ここからが最後の大勝負!北海道に着いた生物たちを無事に大阪まで運びます。生物たちは飛行機で輸送を行います。朝7時半には空港に荷物を持ってきてほしいとのことだったので、輸送当日は4時から作業を始めました。
2310_arctic_final_01.jpg

輸送を行ったのは8月上旬の夏真っ盛り。発泡スチロールに保冷氷をいっぱい入れて、輸送中に水温が上がらないように気を付けます。

生物の種類や海水の量を調整しながら、無事にパッキングを終わらせることができました。船員さんにも手伝ってもらい、車に荷物を乗せ空港まで向かいました。輸送した発泡スチロールは20箱分、空港で重さを測ったところ合計416kgにもなりました。

2310_arctic_final_02.jpg
2310_arctic_final_03.jpg
その後、我々もお世話になったおしょろ丸を後にして飛行機に乗り、大阪に帰ってきました。空港で生物を受け取り、迎えに来てくれたメンバーとともに海遊館へ。

到着後はいろいろな予備水槽に生物を割り振っていきます。久々に再会した魚類チームの協力も得て、スピーディに作業を終え、みんな元気な状態で生物輸送を終えることができました!

2310_arctic_final_04.jpg

1ヵ月近くの長期出張は初めてで、大変なことも多かったですが、実際に肌で北極のことを感じることができ、非常に実りのある出張となりました。お客様にもっと北極のことを知ってもらい、この環境を守っていくにはどうすればいいのか、北極圏で採集した生物を通じて一緒に考えていくきっかけになればと思います。

採集した生物を皆様に見ていただけることが今から楽しみです!!

2310_arctic_final_05.jpg
2310_arctic_final_06.jpg

この記事もおすすめ!