生きもの情報
2021年07月12日
※締切りました。たくさんのご投票ありがとうございました。
海遊館では、2021年4月1日(木)に誕生したワモンアザラシ(通称:アラレ仔)の愛称を投票で決定します。投票期間は2021年7月12日(月)から同年7月26日(月)で、専用フォームからご投票いただけます!
なお、愛称発表は2021年8月1日(日)を予定しています。 愛称は、担当飼育員たちがアラレ仔への様々な思いを込めて厳選した5つの案の中から投票で決定します。
アラレ仔は出生直後2.44kgであった体重も人工哺育にて順調に成長を続け、現在14kgを超えすくすくと成長しています。 最近は、生活に刺激を与え行動レパートリーを引き出すエンリッチメントの取組に注力している中で、ボールなど様々なものに興味を示し、多様な行動が見られています。 今後は本個体の成長と発達を考え、新たな刺激として他のワモンアザラシたちが暮らす「北極圏」水槽への馴致トレーニングなどを行う予定です。
ミゾレ:
生まれた時の顔が母親のアラレ似で、アラレに似た天気のミゾレから
キリ:
白い毛が抜け、顔が父親のモヤ似なので、モヤに似た天気のキリから
ハレ:
これからも海遊館のワモンアザラシ達に、明るい未来を運ぶ存在に育って欲しいという願いを込めて
ハルサメ:
アラレとモヤの仔にちなみ、天気と生まれた季節を組み合わせて
ヒョウ:
アラレより粒の大きいヒョウ。母親よりも大きく育ってほしいという願いを込めて
出生直後は低体温等の症状が見られたためケアが必要な時期もありましたが、ケアの甲斐あって現在は換毛(白い毛から大人と同じ毛に生え替わること)や離乳(餌がミルクから魚へ切り替わること)などを終えてすくすくと成長しています。 今回、愛称を決定するにあたって、飼育員で思いを込めて案を考えました。SNSなどを通して成長を海遊館とともに見守ってくださった皆様と一緒に、愛称を決めていきたいと考えています。
投票期間 | 2021年7月12日(月)~2021年7月26日(月) |
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発表予定 | 2021年8月1日(日) 海遊館館内、海遊館ホームページ、各種SNS等 |
投票方法 | 専用フォームよりご投票ください 海遊館HPや公式SNS、有料会員制のコミュニティ「生きものサロン」、「北極圏」水槽前などに掲載するURLから専用フォームを開き、項目入力の上 送信ください。 フォームURL:投票はこちら(googleフォーム) ※お一人様1回までの投票とさせていただきます。 |
選考方法 | 飼育員たちが厳選した5つの案への投票で、最も多くの票を獲得した愛称を採用いたします。 |
■出生日:2021年4月1 日(木)
■生まれた場所:館内「北極圏」水槽内
■母親:愛称「アラレ」
■父親:愛称「モヤ」
■データ:体長 73㎝ 体重 14.64㎏
■性別:オス (2021年7月10日時点)
2025.06.13
生きもの情報
カリフォルニアアシカの赤ちゃんが誕生しました
2025年6月12日(木)に、「モンタレー湾」水槽でカリフォルニアアシカの赤ちゃんが誕生しました。海遊館でのカリフォルニアアシカの誕生は、今回で19頭目です。 2025年6月11日(水)より、「モンタレー湾」水槽で暮らすメスの「アスカ(15歳)」に出産の兆候を確認し、飼育員が24時間体制で観察を実施していたところ、6月12日(木)午前8時00分、無事に出産を確認しました。母子ともに健康で、「モンタレー湾」水槽では授乳など子育ての様子をご覧いただけます。誕生した赤ちゃんがすくすく育ってくれるよう、成長を見守っていきたいと考えています。尚、赤ちゃんは状況に応じてバックヤード等に移動させることがあり、ご覧いただけない場合がございます。予めご了承ください。 親子の様子(6/12撮影) 今回誕生した赤ちゃんについて(2025年6月12日時点) (6/12撮影) ・生年月日:2020年6月12日(木)・展示水槽:海遊館7階「モンタレー湾」水槽内・体 長:60㎝(目測)・体 重:9.4㎏(実測)・性 別:オス・親:母親 アスカ(15歳)、父親 不明 カリフォルニアアシカについて 英名 : California sea lion学名 : Zalophus californianus北太平洋東岸のみに生息。成長するとオスは体長約200cm、体重約300kg、メスは体長約170cm、体重約100kg になる。オスは全身こげ茶色で、メスはやや淡いこげ茶色。四肢が発達し、水中遊泳だけでなく、陸上歩行にも 役立っている。 一夫多妻で、1頭のオスが約30頭のメスや子どもを率いて「ハーレム」と呼ばれる群れを作り生活する。 妊娠期間は約1年間。通常1回の出産で1頭の子どもを産み、生後約1年間授乳を続ける。 カリフォルニアアシカの担当飼育員からのコメント カリフォルニアアシカの繁殖は季節性があり、受精時期は1年間でごく僅かな期間に限られます。交尾などの繁殖時期にみられる行動の観察だけでは、出産日を特定することが非常に困難な生きものです。今回、母親により一層安心して出産に臨んでもらえるよう、飼育員と獣医師が連携を密にとり、定期的な超音波検査や体重測定等により、出産日の特定に尽力しました。そのこともあり、出産当日は多くの飼育員に見守られ出産を迎え、飼育員一同、歓喜の渦に包まれました。今後もアスカが安心して子育てができ、赤ちゃんが健康にすくすくと育ってくれるよう、担当飼育員全員で協力してケアを行っていきます。
2025.06.12
調査・研究
ミナミイワトビペンギンの人工繁殖研究が、 日本動物園水族館協会最高の賞「古賀賞」を受賞しました
葛西臨海水族園と共同で取り組んでいるミナミイワトビペンギンの人工繁殖研究が、両園館が加盟する日本動物園水族館協会(JAZA)の最高の賞である「古賀賞」を受賞し、2025年5月22日(木)に開催された同協会の総会にて表彰されました。海遊館では2011年より、野生下において絶滅の恐れがあり、また、日本国内での飼育個体数も減少傾向にある本種の繁殖生態の解明と人工繁殖技術の確立を目指した研究を開始しました。2016年からは葛西臨海水族園と連携し、同年に本種では世界初となる液状保存精液を用いた人工授精に成功しました。 2017年には両園館で共同研究契約を締結し、さらなる研究の発展を目指して冷凍保存精液による人工繁殖に着手しました。2022年に葛西臨海水族園で誕生した雛が冷凍保存精液を用いた人工授精による個体と判明し、本種では世界初となる繁殖成功、さらに2024年には、海遊館で誕生した雛が世界2例目の成功を収めました。 日本動物園水族館協会(JAZA)総会の授賞式の様子(豊橋総合動植物公園提供) この度、14年にわたる研究の実績が認められ、日本動物園水族館協会より「古賀賞」を受賞しました。古賀賞は、希少動物(繁殖が難しく、世界的にも重要な種)の繁殖にとくに功績のあった動物園や水族館に対して贈られる、日本動物園水族館協会の最高の賞です。1986年の制定以降、これまでに37件の授与があり、本件が38件目となります。 海遊館と葛西臨海水族園は、本研究で培った技術を用いて、館内繁殖による国内のミナミイワトビペンギンの継続飼育や、将来的には野生下のペンギン類保全へ貢献できればと考えています。研究の発展のため、これからも取り組みを続けてまいります。 人工繫殖研究について詳細はこちら 2024年に海遊館で誕生した冷凍保存精液による人工授精で誕生した雛 人工授精の様子
2025.06.11
生きもの情報
ミナミイワトビペンギンの雛が2羽誕生しました
展示水槽で子育ての様子をご覧いただけます。 2025年5月29日(木)、6月7日(土)に、「フォークランド諸島(マルビナス)」水槽でミナミイワトビペンギンの雛が2羽誕生しました。「フォークランド諸島(マルビナス)」水槽で飼育しているミナミイワトビペンギンたちは、4 月下旬より繁殖期を迎え、複数形成されたペアから2ペアで1羽ずつ、計2羽の雛が誕生しました。 現在は、親鳥がそれぞれの巣で子育てをしており、時折、雛に口移しで餌を与える等の様子をご覧いただけます。 雛たちの成長は順調で、1羽目の雛は孵化から約2週間で体重が10倍以上になりました。2羽目の雛も孵化してから4日で2.5倍を超え、すくすく育っています。飼育員は毎朝の体重測定や観察で健康状態をチェックしながら、子育てを見守っています。 ミナミイワトビペンギンの親子(6月11日撮影) 【ミナミイワトビペンギンの雛について】 【1羽目】・孵化日 : 2025年5月29日(木)・性 別 : 不明・体 重 : 75.3g(孵化直後)752.1g(6月11日時点) 【2羽目】・孵化日 : 2025年6月7日(土)・性 別 : 不明・体 重 : 64.1g(孵化直後)150.0g(6月11日時点)