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展示のこだわりや、赤ちゃん情報、生きものたちの普段の様子など、
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ミナミイワトビペンギンのこどもたち

ミナミイワトビペンギンのヒナたち今回はこちらのブログで紹介されていた2025年生まれのイワトビペンギンの雛たちの現在をお届けします! まずはR227番です。 現在はバックヤードでのびのびと暮らしています。おっとりマイペースな性格をしており、餌やりの時間に他のイワトビペンギンたちが真っ先に食べにくる中、いつもワンテンポ遅れてやってきます。前回のブログでは飼育員の手から魚を食べる練習をしている真っ最中でしたが、現在は飼育員の補助なく、上手に食べられるようになりました。 続いてR228番です。 R228番も現在はバックヤードで暮らしています。ほかの個体と比べると、黒目が大きく、キリっとした顔立ちをしています。紹介している3羽の中では魚を食べるのが上手で、一番初めに自力で魚を食べられるようになりました。おっとりマイペースな性格です。 そして最後は、R229番です。 産まれてから、バックヤードにて人工育雛で育ったR229番ですが、元気に成長し「フォークランド諸島(マルビナス)」水槽で暮らしています!他のイワトビペンギンたちより一回り体が小さいのですが、気の強さは一丁前です。強い雄ペンギンにも果敢に立ち向かっています。餌やりの際には、給餌者の近くにしれっとやってきて、近付いてきた他のペンギンたちに威嚇しています(笑)まだまだ飼育員の手から自分の力で魚を食べるのはぎこちないですが、徐々に上手になってきています。 右フリッパーに、背中から「赤・ピンク・ピンク・灰」の色のバンドが付いているのがR229番です。ぜひ見つけてみてください!

鳥類

2026.06.15

  • #ミナミイワトビペンギン

ハゼとエビの関係性

先日、「ぐるぐるサンゴ展」のサンゴ水槽前を通りかかった際、ハゼの仲間とエビが一緒にいるのをちらりと見かけましたので、あらためてじっくり観察することにしました。あっ、いた、いた!黄色いギンガハゼです。頭部から第一背びれあたりにある青い斑点が散らばるようすが「銀河」のようだということで名前がつきました。カメラを向けると、穴に引っ込んでしまいましたが、しばらくすると慣れてきたみたい。ところで、エビは??と思いつつ、見続けていると...用心しつつハゼの後ろからそろりそろりと出てきた!このエビはテッポウエビの仲間・ニシキテッポウエビです。「錦」と名前に入っている通り、きれいな模様です。はさみは平べったい形になっていて、砂を掘り起こすのに便利そうだなあ。続いて観察していると、ハゼは穴を出てどんどん前に進んでいきます。エビははさみ足でハゼの尾をつかんでいますが、ハゼはさらに進んでいく...その後、エビは「これ以上は進めません!」とばかりにハゼからはさみ足を離し、バックして穴へ戻っていきました。あんたたち、意思の疎通とれてる??と思いました(笑)。このギンガハゼとニシキテッポウエビの関係、エビは砂底に巣穴を掘って生活し、その巣穴を隠れ家や繁殖場所としてハゼに提供する一方で、ハゼは巣穴の入口で見張り役となり、危険が近づくと尾でエビに知らせるという相利共生の関係にあるといわれています。共生には片方の生物だけが利を得るものもありますが、この2種は互いに役立っている相利共生の形です。最近の野生下での研究によれば、ハゼがニシキテッポウエビに尾で知らせるのは「敵が来た」という「警告」だけでなく、「ちょっと出ておいで」という「誘い出し」のサインもあるのだとか。巣の外にエビを誘い出し、砂を掘り返してもらうことで、底に潜む小さな餌生物がわらわらとでてきますから、ハゼはそれをいただくというしくみです。ちなみにエビはハゼの糞を餌としていますから、餌の面でもお互いに助け合っているということなんです。ただし、これは共生するハゼが底生動物を餌とする種類である場合に有効であり、プランクトン食のハゼに対しては、「誘い出し」はしないそうです。複雑だけどおもしろいですね!では、ギンガハゼはどっちのタイプなのでしょう?私の予想では底生動物を食べるのではないかと思うのですが...。それにしてもハゼの尾の振り方の違いを見てみたいものです!!巣穴の中のようすを私たちは見ることができませんが、警告の場合はパシッパシッと素早く振り、誘い出しの場合はゆらゆらとゆっくり振るんだそうです。なんとか見られるような工夫ができるとよいのですが。

魚類

2026.06.13

人気の休憩場所?

朝の見回りの途中、「クック海峡」水槽を通りがかる時に私がよく楽しみにしている場所があります。それがこちら...アオウミガメがアクリルガラスと岩の間で収まっています。何とも言えない表情ですね...。よく、見かけたお客様や、館内アンケートでもご心配の声をいただきますが、アクリルガラスと岩に体を入れて休んでいるだけなんです。どうぞご安心ください。こちらのアクリルガラスと岩の接する場所なのですが、休みにきているのはアオウミガメだけじゃないんです。こちらのポートジャクソンネコザメも、アオウミガメのいない隙を狙ってよく収まりに来ちゃいます。大変可愛らしいですね。私がよく見かけるのはこの2種類なのですが、ついこの間、珍しいお客さんを見かけました。それがこちら...え、エビがいるー!このエビは「パックホースロブスター」といいます。大きくなると荷物を積んだ馬に見えることから、この名で呼ばれています。普段は底にいるロブスターも、岩場を上がって休みに来るこの場所は、この水槽の生きものたちの絶好の休憩場所みたいです。皆様も通りがかった際には是非、誰が休んでいるのか覗いてみてくださいね。

爬虫類・両生類

2026.06.08

エイの赤ちゃん第2号

最近ジワジワと気温が上がってきて、もう夏の訪れを感じる今日この頃です。さて、タイトルにもある通り、「エクアドル熱帯雨林」水槽でエイの赤ちゃんが産まれていました!( ´∀` )このエイの名前はホワイトブラチェドリバースティングレイといいます。別名ポルカドットスティングレイとも呼ばれる、淡水に住むエイです。赤ちゃん第1号は去年の12/26日にブログで紹介しているので、ぜひ確認してみて下さい。→「淡水エイ」の赤ちゃんが生まれました ただし、この赤ちゃん2号の出現について不思議なのは、親がいる水槽ではなく、その右隣にある水槽で発見されたことです。そして、発見された時の大きさが現在の1号と同じくらいだったことです。いったいいつ産まれたのか、そして隣の水槽にどうやって移動したのかと首をかしげました。「エクアドル熱帯雨林」水槽は、横長の水槽が3分割されており、生まれて間もない小さな時に水槽間にあるわずかな隙間を通ってきたのだろうな~と思いますが、いつ産まれたのかは本当に謎。1号の出産後、母エイは「エクアドル熱帯雨林」水槽に戻したので、また次の出産を行ったのか?それとも戻した時に実はまだお腹の中に1号のきょうだいがいて、密かに産み落とされたのか?なにはともあれ、無事に生まれて、無事すくすく育ってくれたよかった~ 赤ちゃん2号は、現在はバックヤードで飼育していますが、また、展示できればと思っています。

魚類

2026.06.06

生きものたちの舌を見比べてみよう

皆さん、こんにちは!突然ですが皆さんは、海の生きものたちの口の中を近くで見たことはありますか?今回は、海遊館に暮らす生きものたちの「舌」について深堀していこうと思います!生きものたちとの違いが分かりやすいように、まずは私たちヒトの舌にどんな役割があるのか見ていきましょう。ヒトの舌の主な役割は4つに分かれます。1. 味覚を感じる2. 食べ物を噛んだり、飲み込むときのサポート3. 言葉や音を出す際の発音のサポート4. 歯並びの維持大きくこの4つが挙げられ、舌という器官は私たちになくてはならない重要な役割を持っています!では、ここから本題に入っていきますね!今回はそれぞれの生きものたちの口の中の写真を撮影してきました!その写真を見ながら、海の生きものたちの舌にはどんな構造・役割を持つのか見ていきましょう!<カマイルカ>まずはカマイルカです!カマイルカの口の中はこんな感じになっています!カマイルカの口は大きく、舌も比例して大きく、分厚いのが特徴です!カマイルカなどのハクジラ類は餌となる魚やイカを食べる際に、咀嚼せず、丸呑みにする「吸引摂餌」という食べ方を持つ特徴があります。ハクジラ類は魚を丸呑みする時、魚のヒレや棘が刺さらないように尾側ではなく頭側から飲み込むことがほとんどです。野生のイルカたちは生きている魚を主に食べます。この時に必ず魚の頭以外を咥えた場合は、咥えなおしを行い頭から飲み込みます。その際に舌を使って頭側から飲み込めるようにサポートしていると思われます。また乳児期には舌に葉状突起というヒダがあり、母親の母乳を飲む際にストローの様に巻いて母乳を飲むことが分かっています!<カリフォルニアアシカ>続いてはカリフォルニアアシカの舌を見てみましょう!アシカたちの舌は細長いですが、人の舌と同じほどの厚さがあるように見えますね!口の中を見ると、歯が真っ黒で虫歯がいっぱいと思われますが、これは虫歯ではないので安心してください!!少し話が脱線してしまいましたね...(泣)アシカたちの舌の役割についてはイルカ達とよく似ています。アシカが餌を食べる時も咀嚼せず、魚を丸吞みにします。この時に魚を口の奥に運ぶ役割があります。 歯はすべて真っ黒ですが、舌も所々黒くなっているのが分かりますか?アシカたちの口が黒いのは、口の中に黒い色素を出す細菌が生息しているからだと言われています。細菌といっても悪さをするようなものではなく健康状態には問題ありません!!<ゴマフアザラシ>次の口の中の写真はゴマフアザラシになります!アザラシの舌の特徴は喉元にかけて横幅が広く、先ほどのアシカとは違い厚さが薄く見えます。アザラシもイルカ・アシカと同じように魚を丸呑みで食べるので、喉の奥に魚を運ぶ役割が舌にはあります。次にこの写真を見てください!これは正面から撮影した写真ですが、舌先がハートのような形になっています!生きものごとに様々な違いや新しい発見があるため、我々飼育員は生きものたちを観察することも日々の大切な作業になっています! 皆さんどうでしたか!?今回は3種類の生きものを見比べてみました。舌の形はそれぞれ少し違いますが、その役割は似ている点も多くあります!特に魚を丸吞みにするとことに関しては3種類とも同じでしたね!私たち人は舌に味覚を感じる味蕾という器官が存在しますが、魚を丸呑みにする海の生きものたちは、味蕾をほとんど持たないと言われています。そのため、皆さんから「イルカやアシカ、アザラシ達は「味」が分かりますか?」と聞かれることがありますが、味蕾がほとんどく魚を丸呑みしてしまうため、味はあまり分かっていないのではないでしょうか! このブログを読んで、実際に生きものたちの「舌」を見てみたいと思ってくれた方!ぜひ海遊館やお近くの水族館に足を運んでみてはいかがでしょうか!!ちなみに海遊館では、毎日「生きものたちのお食事タイム」の時間があります!生きものたちの普段は見られない口の中を見られるのはこの時間が一番です!皆様のご来館を生きものたちと共にお待ちしております!ぜひ海遊館に遊びに来てくださいね!

哺乳類

2026.06.04

クラゲに舞う花びら

あっという間に春から夏にかけて季節が変わっていく中、皆様いかがお過ごしでしょうか。先日1週間ほど高知県にある以布利センターへ出張に行く機会がありました。その際、生物収集の目的で定置網船に乗った際に、あまり見たことがない、ひときわ大きいクラゲを見つけました。ヒゼンクラゲです。有明海などでも見られるクラゲで、傘経(傘の部分の大きさ)も最大70cmほどになる大型のクラゲです。一部の地域では "シロクラゲ" とも呼ばれ、食用にもなります。私が去年以布利センターへ赴任していた際には見たことがなかった印象でしたが、漁師さんの話によると、「ここ最近は毎日入っているよ~」とのこと。今回採集した個体も傘経40〜50cmほどの大きさでした。定置網に入るクラゲは網の中で魚に揉まれてボロボロになる個体が多いですが、この個体は傷がなく、綺麗な状態だったので以布利センターへ持ち帰り、育成してみようとなりました。 クラゲ担当の経験もある先輩飼育員にさっそく水槽を組み立ててもらい、水槽に入れてみると、傘の下の部分の口腕(足のような部分)に小さな魚がいました。 この魚はハナビラウオという魚で、幼魚の時期は大型のクラゲに寄り添い、身を守る習性があります。クラゲの毒で、他の大型の捕食者から身を守っているということですね。さらに寄り添っているクラゲを餌にもすることがあるそうです。水槽に入れた直後はクラゲの陰に隠れていましたが、次の日からクラゲの周りを泳ぐようになりました。 こういったクラゲや魚など以布利センターの一部の生きものは、海遊館に運ばれて展示されていることがあるので、ぜひ展示の生きものもよくみてあげてくださいね。

無脊椎動物

2026.06.02

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