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以布利通信vol.110「花よりイモリ」

すっかり春の陽気につつまれる今日この頃、高知県は最高気温が20℃を超える日も出てきており、日中は半袖でも快適に過ごせるようになっています。春を代表する花といえば菜の花ですが、以布利センターの近くでも、美しい菜の花畑が広がっています。花粉症の私は、車の中から眺めるだけで鼻がムズムズしてきたため、写真を1枚撮って退散。。。本日のお目当ては春を感じることができるこちらの生きものでした!枝に隠れたこの生きものは「アカハライモリ」です。アカハライモリはその名のとおり腹側が赤く、皮膚にフグと同じ "テトロドトキシン" という毒をもつことで知られています。高知県のレッドリストでは保全すべき "注目種" に指定されている貴重な生きものです。なぜ、アカハライモリが春を感じられる生きものかというと、アカハライモリのオスは、繁殖期である春になると、尾の付け根が膨らみます。今回観察をした個体もしっかりと尾の付け根が膨らんでおり、繫殖期を迎えたオスであることがわかります。地元の方にお話を聞くと、「昔は春に田んぼに水を張るために用水路の水栓をあけると、うじゃうじゃ出てきたがよ~」とおっしゃっていました。今は昔に比べると、田んぼが減り、彼らを見かけることも少なくなったそうです。うじゃうじゃのアカハライモリに囲まれたかったなと、少し寂しくなりましたが、元気に繁殖期を控えている彼らを見て、彼らのような生きものたちのために少しでも自分ができることをしよう!と、ごみを拾って帰りました。

海洋生物研究所「以布利センター」

2026.04.01

エトピリカの餌の食べ方の変化

エトピリカは、主に小型の魚類などを主食とする海鳥です。野生では、一度に複数の魚をくちばしにくわえる行動が知られており、特に繁殖期には親鳥が巣で待つヒナのために、魚を横並びにして運ぶ様子が観察されています。この行動は、くちばしの内側にある小さな突起(トゲ状の構造)によって魚をしっかりと保持できるため可能だと考えられています。海遊館ではこれまで、エトピリカの餌としてシシャモやイカナゴを丸ごと与えてきました。しかし最近では、シシャモを半分にしたり、5等分の切り身にしたりと、さまざまな形で与える方法も試しています。海遊館のエトピリカは、これまで基本的に魚を1尾ずつ丸のみするようにして餌を食べることが多く見られていました。ところが、シシャモの与え方を変えたことで、食べ方にも少し変化が見られるようになりました。それがこちらです。くちばしに複数の切り身をくわえているこの個体は、海遊館で暮らすエトピリカの「ちりっぷ」です。ちりっぷはこれまで繁殖を経験している個体でもあります。普段は1尾ずつ食べることが多い ちりっぷ ですが、この日は口いっぱいに切り身をくわえる姿を見せてくれました。今回のように切り身を複数くわえる姿は、そうしたエトピリカ本来の行動を感じさせる場面でもありました。餌の与え方を少し変えるだけで、こうした新しい行動が見られるのも飼育の面白さのひとつです。これからも ちりっぷ をはじめ、エトピリカたちのさまざまな行動を観察していきたいと思います。

鳥類

2026.03.25

  • #エトピリカ

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