以布利通信vol.106「思わぬ出会い」
こんにちは、以布利センターです。以布利センターでは稀に川で採集を行うことがあります。先日もとある生きものを採集していたところ、思わぬ生きものと出会いました。「コガタノゲンゴロウ」というゲンゴロウの仲間です。一般的なゲンゴロウ(ナミゲンゴロウ)よりも小さく、腹部がこげ茶色をしているのが特徴です。(私はハエも触れないほど昆虫が苦手なのですが、この出会いには思わずテンションが上がりました!)コガタノゲンゴロウは環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類に分類されている、絶滅の可能性が増大している種です。お目当ての生きものではなかったため、少し観察をして、元いた場所へ。センターに帰ってゲンゴロウについて調べてみました。ゲンゴロウの仲間は日本に約130種が生息していると言われていますが、その多くが絶滅の危機に瀕しています。一般的なゲンゴロウも以布利センターのある自然豊かな高知ですら、とても珍しい生きものになってしまっています。今は身近なものが、いつの間にか見られなくなってしまうのかな~と海を眺めました。自然の楽しさと尊さを思い出させてくれたコガタノゲンゴロウありがとう!
海洋生物研究所「以布利センター」
2025.12.28