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飼育員歴14年目で初めて見ました(ニシキエビの脱皮)

先日の朝に作業していると、他のスタッフが「すごいものを見た!」とハイテンションで声をかけてきました。どきどきしながら話を聞くと、「グレート・バリア・リーフ」水槽で飼育展示している色鮮やかなニシキエビが脱皮する瞬間を見たとのこと。さらに撮影までできたとのことなので映像を見せてもらいました。それではどうぞ! この映像を見ると、最初は丁寧に足から脱いでいき、最後に頭とお腹の間からスポッと出ていく様子が分かります。なんか、僕たちがウェットスーツを脱ぐときみたいだなと思いました。私は飼育員歴14年目になり、ニシキエビが脱皮した後の殻は何度も見たことがあるし、殻を自分で水槽から回収したこともあります。また、基本的に毎朝見回りをしてニシキエビの様子もいつも見ていたのですが、脱皮の瞬間に出くわしたことはありません。これを自分の目で見たスタッフがちょっとうらやましいですが、撮影してくれたことで貴重な経験になりました。普段、ニシキエビの体はすごく硬く、トゲトゲになっている触角は、体を防御するときにも使います。しかし脱皮後は体が柔らかいので、触角がフニャフニャしているのが見てわかります。 翌日、擬岩の側面に堂々と君臨し、見た目では体が固まったようでした。次の脱皮はお客様の前でするかもしれません!

無脊椎動物

2026.06.23

  • #ニシキエビ

「北極圏」(ワモンアザラシ)水槽の近況

今回は、「北極圏」(ワモンアザラシ)水槽の近況についてご紹介します。皆様は水槽外側の上部にワモンアザラシを紹介しているモニターがあるのをご存じですか?お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、そのモニターの個体紹介の写真を更新しました!新しい写真は担当飼育員が、その個体らしさが伝わる写真を選びました。ぜひどんな写真に変わったか、ご自身の目で確かめてください!最近、エンリッチメントとして降雪機を使用して雪を時々降らせています。過去に使用していた時は主にユキが遊んでいることが多かったですが、今回なんと、モヤが遊んでいるところを目撃することができました! とても楽しそうに遊んでいて、降らせてよかった~と思う飼育員でした。これからも時々ではありますが、雪を降らせる予定なので見かけた方はラッキーです。ぜひ、ワモンアザラシ達が遊んでいる姿を見に来てください。そして、そんなモヤは換毛が終了しツヤツヤになりました!繁殖シーズンも終了したので、顔のシワも落ち着いています。個人的にこの時期のモヤが一番幼い顔をしていると思っています。餌をいっぱい食べて、アラレとユキにちょっかいをかけるなど、元気に過ごしています。そしてそして、アラレはというと、絶賛換毛中です。陸場で乾いて寝ていることが多く、体がとてもかゆそうでよく掻いています。アラレはいつも左のまゆげがくるんとカールしていますが、現在はちょっと短くなっています。そしてなぜか、すごく長い右まゆげが誕生しており、思わず笑ってしまいました。換毛のたびにまゆげの様子が変わるので、実は毎年楽しみにしています。※現在は長いまゆげはなくなっていました...最後に、こちらの写真ユキが後肢をくるんと丸めています。なぜかというと...給餌中にモヤが後ろに来たからでした。すごく迷惑そうに後肢を丸めてモヤのことを見ていました。モヤがいつもちょっかいをかけているからだよ!と思った飼育員でした。

ワモンアザラシ

2026.06.21

  • #ワモンアザラシ

ミナミイワトビペンギンのこどもたち

ミナミイワトビペンギンのヒナたち今回はこちらのブログで紹介されていた2025年生まれのイワトビペンギンの雛たちの現在をお届けします! まずはR227番です。 現在はバックヤードでのびのびと暮らしています。おっとりマイペースな性格をしており、餌やりの時間に他のイワトビペンギンたちが真っ先に食べにくる中、いつもワンテンポ遅れてやってきます。前回のブログでは飼育員の手から魚を食べる練習をしている真っ最中でしたが、現在は飼育員の補助なく、上手に食べられるようになりました。 続いてR228番です。 R228番も現在はバックヤードで暮らしています。ほかの個体と比べると、黒目が大きく、キリっとした顔立ちをしています。紹介している3羽の中では魚を食べるのが上手で、一番初めに自力で魚を食べられるようになりました。おっとりマイペースな性格です。 そして最後は、R229番です。 産まれてから、バックヤードにて人工育雛で育ったR229番ですが、元気に成長し「フォークランド諸島(マルビナス)」水槽で暮らしています!他のイワトビペンギンたちより一回り体が小さいのですが、気の強さは一丁前です。強い雄ペンギンにも果敢に立ち向かっています。餌やりの際には、給餌者の近くにしれっとやってきて、近付いてきた他のペンギンたちに威嚇しています(笑)まだまだ飼育員の手から自分の力で魚を食べるのはぎこちないですが、徐々に上手になってきています。 右フリッパーに、背中から「赤・ピンク・ピンク・灰」の色のバンドが付いているのがR229番です。ぜひ見つけてみてください!

鳥類

2026.06.15

  • #ミナミイワトビペンギン

ハゼとエビの関係性

先日、「ぐるぐるサンゴ展」のサンゴ水槽前を通りかかった際、ハゼの仲間とエビが一緒にいるのをちらりと見かけましたので、あらためてじっくり観察することにしました。あっ、いた、いた!黄色いギンガハゼです。頭部から第一背びれあたりにある青い斑点が散らばるようすが「銀河」のようだということで名前がつきました。カメラを向けると、穴に引っ込んでしまいましたが、しばらくすると慣れてきたみたい。ところで、エビは??と思いつつ、見続けていると...用心しつつハゼの後ろからそろりそろりと出てきた!このエビはテッポウエビの仲間・ニシキテッポウエビです。「錦」と名前に入っている通り、きれいな模様です。はさみは平べったい形になっていて、砂を掘り起こすのに便利そうだなあ。続いて観察していると、ハゼは穴を出てどんどん前に進んでいきます。エビははさみ足でハゼの尾をつかんでいますが、ハゼはさらに進んでいく...その後、エビは「これ以上は進めません!」とばかりにハゼからはさみ足を離し、バックして穴へ戻っていきました。あんたたち、意思の疎通とれてる??と思いました(笑)。このギンガハゼとニシキテッポウエビの関係、エビは砂底に巣穴を掘って生活し、その巣穴を隠れ家や繁殖場所としてハゼに提供する一方で、ハゼは巣穴の入口で見張り役となり、危険が近づくと尾でエビに知らせるという相利共生の関係にあるといわれています。共生には片方の生物だけが利を得るものもありますが、この2種は互いに役立っている相利共生の形です。最近の野生下での研究によれば、ハゼがニシキテッポウエビに尾で知らせるのは「敵が来た」という「警告」だけでなく、「ちょっと出ておいで」という「誘い出し」のサインもあるのだとか。巣の外にエビを誘い出し、砂を掘り返してもらうことで、底に潜む小さな餌生物がわらわらとでてきますから、ハゼはそれをいただくというしくみです。ちなみにエビはハゼの糞を餌としていますから、餌の面でもお互いに助け合っているということなんです。ただし、これは共生するハゼが底生動物を餌とする種類である場合に有効であり、プランクトン食のハゼに対しては、「誘い出し」はしないそうです。複雑だけどおもしろいですね!では、ギンガハゼはどっちのタイプなのでしょう?私の予想では底生動物を食べるのではないかと思うのですが...。それにしてもハゼの尾の振り方の違いを見てみたいものです!!巣穴の中のようすを私たちは見ることができませんが、警告の場合はパシッパシッと素早く振り、誘い出しの場合はゆらゆらとゆっくり振るんだそうです。なんとか見られるような工夫ができるとよいのですが。

魚類

2026.06.13

人気の休憩場所?

朝の見回りの途中、「クック海峡」水槽を通りがかる時に私がよく楽しみにしている場所があります。それがこちら...アオウミガメがアクリルガラスと岩の間で収まっています。何とも言えない表情ですね...。よく、見かけたお客様や、館内アンケートでもご心配の声をいただきますが、アクリルガラスと岩に体を入れて休んでいるだけなんです。どうぞご安心ください。こちらのアクリルガラスと岩の接する場所なのですが、休みにきているのはアオウミガメだけじゃないんです。こちらのポートジャクソンネコザメも、アオウミガメのいない隙を狙ってよく収まりに来ちゃいます。大変可愛らしいですね。私がよく見かけるのはこの2種類なのですが、ついこの間、珍しいお客さんを見かけました。それがこちら...え、エビがいるー!このエビは「パックホースロブスター」といいます。大きくなると荷物を積んだ馬に見えることから、この名で呼ばれています。普段は底にいるロブスターも、岩場を上がって休みに来るこの場所は、この水槽の生きものたちの絶好の休憩場所みたいです。皆様も通りがかった際には是非、誰が休んでいるのか覗いてみてくださいね。

爬虫類・両生類

2026.06.08

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