海遊館

Language
eチケット発売中 駐車状況

Blog 海遊館の舞台ウラ

展示のこだわりや、赤ちゃん情報、生きものたちの普段の様子など、
現場ならではの裏側をのぞいてみませんか?新しい発見がたくさんあるかも。

プリンカラーのかわいいウツボ

2025年の干支は「巳年」です。巳とは蛇、蛇といえば長い、つまりはウツボ!ということで今回はイチオシのウツボを紹介させていただきます!海遊館では様々なウツボを展示しています。去年リニューアルオープンしたばかりの「グレート・バリア・リーフ」水槽をはじめ、「瀬戸内海」水槽、特別展「いのちぐるぐるサンゴ展」などなど、水槽内を探して見れば、ウネウネとしたウツボが見られます。ここで、私のイチオシの登場です!「グレート・バリア・リーフ」水槽の「ヘリゴイシウツボ」です!この写真は展示前のバックヤードで過ごしている頃のものです。プリンのようなカラーリングがとてもキュートではありませんか??頭の部分は黄色い粘液を被っているので黄色く見えるんです。このウツボはサンゴ礁に暮らし、体の大きさは現在およそ30cmで、最大でおよそ80cmまで成長します。同じ水槽にいるニセゴイシウツボよりも小さく、性格も臆病です。そのため、なかなか「グレート・バリア・リーフ」水槽でも姿を現さないことが多く、こんなに推している私ですら、未だに姿を確認できていません、、。ぜひ皆様も「グレート・バリア・リーフ」水槽でヘリゴイシウツボを探してみてください!見つけられたら福が来るかも、、??

魚類

2025.01.31

水質検査は大変だ!

寒い日が続き、布団からでるのが辛く、仕事に向かう自分にがんばれと鼓舞しています。みなさんは一番何曜日ががんばらないとなあと感じますか?私は毎週木曜日と日曜日に思います。それは...水質検査があるからです!今日は大変な水質検査のごく一部を紹介したいと思います。まず、左上にある機械(棒のようなものを入れてある)はpHメーターです。「pH」とは水の性質を示す単位の一つで、0~14の数値で表され、pH7を中性とし、7より小さい場合は酸性、大きい場合はアルカリ性となります。天然海水はpH8程度なので、多くの海水魚たちの生育に適するpH8に近い値になっているかどうかを確認します。この値からずれると食欲や体表、消化器官等の調子が低下する場合があるため注意が必要です。また、魚種によって至適pHが異なる場合もあります。次に容器の前に2つずつ置いているのがアンモニウムと亜硝酸を測定するキットです。これに水槽の水を入れて数分待ち、色サンプルと照らし合わせます。生きものにとって悪影響の与える値が出ていないかを確認します。また、サンゴが暮らしている水槽はより繊細な水質管理がもとめられます。アンモニアや亜硝酸以外にも、サンゴの骨格形成や育成に必要な硝酸、KH(炭酸塩硬度=水のアルカリ性の度合いと硬度)、マグネシウム、カルシウム、リン等など様々な測定項目があります。「いのちぐるぐるサンゴ展」の水槽の水質検査は特に大変で、半日がかりになることも...海遊館にはお客様に見ていただく水槽以外にも、バックヤードに展示準備をしている魚たちが暮らす予備水槽があり、全部で100以上ある水槽の水質検査を毎週定期的に行います。とても時間がかかる作業だけど、水質検査は生きものにとって快適な環境を提供できているか確認するためには欠かせない作業です。がんばろ。

水族館の設備の話

2025.01.21

以布利通信90 クラゲフィーバー!

明けましておめでとうございます、以布利センターです。朝晩はかなり冷え込みますね。この時期、天気のいい日は絶好のクラゲ探索日和です。おおっと!なんだかたくさんいますね!え?見えない?(前にもこんなこと書いたような気も...)ちょっと柄杓で掬ってみましょう!本体は見えなくても影でわかるはず!たっくさんクラゲがいます!でも何ていう種類かわからん...というわけで顕微鏡でのぞいてみます。こちらはフタナリクラゲです。オスとメスの生殖腺を持っているクラゲです。外洋からの潮が入ってくるときに多く見られます。こちらはボウズニラです。まるでモヤシのように見えますね。このクラゲも外洋からの潮が入ってくるときにたまーーーーーーに見られる激レア種です。こちらはヒメツリガネクラゲ。水中だとキラキラして見えるきれいなクラゲです。真ん中のバナナみたいなところは生殖腺です。まだまだいろんなクラゲが見られますが、小さい&輸送が難しいことから海遊館で展示するには至っていません...。種類によっては皆さんの近くの海でも見られるかと思いますので、安全には十分気を付けて探しに行ってみてください!最後に以布利センターの前で見られたきれいな虹の写真を...。今年も皆様にとっていい年になりますよう、そしてクラゲがたくさん採れますように(笑)

海洋生物研究所「以布利センター」

2025.01.16

  • #クラゲ

ペンギンの最年少たち

こんにちは!以前、ペンギンのご長寿さん をご紹介しました飼育員です。今回はそれぞれのペンギン達の最年少をご紹介いたします!!ではさっそくアデリーペンギンから参ります!2017年6月29日生まれ、現在7歳のA006です。最年長のA231とは17歳差になります。A006はマイペースで、餌の時間になっても他のアデリーペンギンたちとは違い、毎回すぐに近寄ってくるわけではなく、自分が食べたいタイミングでやってきます。他のペンギン達が餌を食べている時でも、1羽だけ雪の上で寝ていたりします。餌の時間と気づいていないのかな?と近くに魚を持っていくと、パッと起きて食べに来ることもあります。まさかの本当に気付いていなかったようです。そのマイペースさがかわいらしいですね!次はジェンツーペンギンです!2024年8月7日生まれ、まだ0歳のG222です!最年長G170とはなんと38歳差です!そしてG170はG222の育て親でもあります。G222の写真はこちら。まだまだあどけない顔をしている亜成鳥です。現在はバックヤードで暮らしており、最近は自力で魚を食べられるようになるなど、日々成長しています!泳ぐことが大好きで、1日の大半を泳いで過ごしています。ぷかぷか浮いていたり、ものすごいスピードで泳いでいたり見ていて飽きることがありません。続いてオウサマペンギンです。オウサマペンギンの最年少は、2024年10月12日生まれ、0歳のK247です。まだ茶色のもこもこの綿羽に覆われているのが特徴です。最近は親とほぼ同じ大きさになり、水槽内を冒険し始めています。親の警戒心が強く、少しでもK247に近づいたら怒るので、そのガッチリガードのおかげか、穏やかな性格に育っています。最年少たちのすくすく成長する姿を是非ご覧になってください!

ペンギン

2025.01.14

ハナグマだんご

寒い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?寒い日はなんだか人恋しく、ぬくもりが欲しくなりますよね(笑)今日は、ハナグマだんごを紹介します。こちらがハナグマだんごダンゴって食べ物の団子じゃないの???と思われた方、すみません...。動物たちがくっつきあって暖をとっている様子を「○○だんご」と呼ぶことがあります。こちらの写真は「パナマ湾」水槽で暮らしているアカハナグマの、ソラ・ミラ・ラーラ。夜になるとこのようにくっついて寝ています。アカハナグマは、自然界では15-30頭のバンドと呼ばれる群れを作って生活しています。ただ、このバンドはメスのみの群れで、オスがこの群れに加わるのは繁殖期だけ。オスは普段は単独で生活しています。ちなみに紹介した3頭も、メスの個体。日中はケンカをすることもありますが、夜は寄り添って寝ています。ちなみにこの場所とても狭いのですが、うまく3頭で場所を譲り合って寝ているんですね。夜の海遊館にお越しの際は、ぜひ「ハナグマだんご」を探してみてください。バックヤードで暮らすメス3頭(イチゴ・トマト・パプリカ)も、一つのネコハウスでギューギューになって寝ています。

哺乳類

2025.01.10

  • #アカハナグマ
  1. ホーム
  2. 生きものを知る
  3. 海遊館の舞台ウラ

フォローして海遊館とつながろう!