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Blog 海遊館の舞台ウラ

展示のこだわりや、赤ちゃん情報、生きものたちの普段の様子など、
現場ならではの裏側をのぞいてみませんか?新しい発見がたくさんあるかも。

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白身魚、そのお味は?

最近の物価高、家計をあずかるみなさまには頭が痛い問題ですよね。私は魚を食べるのが好きなのですが、このところ、魚は高価。そんなことを言っていると肉類も値上がりしてきたのですが...。それでもやっぱり私は魚を食べたいので、スーパーで手ごろな魚を探していたところ、ムニエル用の白身魚で、味付けしてあり、あとは焼くだけという魚がパックでありました。隣にあったサケよりも安価だったし、即購入!家に戻り、魚をこんがり焼いて、さて、食べましょうと皿の上に置いた魚をまじまじ見るとなんか既視感が??そこで初めて、魚が入っていたパックの裏を見る(それまで見なかったのかという突っ込みはなしで願います)と、「パンガシウス」とありました。ああ、これ、海遊館にもいるー。といっても、生きた状態ではなく、冷凍されており、ある生きものの餌として使用しているのです。これですね。で、ある生きものとは誰なんでしょうか?答えは~コツメカワウソです。当館ではカワウソにニジマスやワカサギ、シシャモなどを主に与えていますが、餌の種類はなるべく多い方がよいと考えています。カワウソたちにとって選択肢が多いと刺激になりますし、今時、急に特定の種類が入手できなくなる可能性も大きいですから、それを避けたい!!だから、餌担当にはいろいろな種類の魚を探してもらっているのですが、そのひとつがパンガシウスでした。パンガシウスは東南アジアに暮らすナマズの仲間で、ベトナムではカイヤンと呼ばれる Pangasianodon hypohthalmus や、バサと呼ばれる Pangasius bocourti などが日本に多く輸出されているのだそう。他の水族館でカイヤンを見てきましたが、日本のナマズより体高があり、3枚おろしにしやすそうでした。日本には皮をとって、3枚おろしの状態の冷凍フィレ(写真1枚目参照)で送られてきますから、私たちも料理しやすいです。ムニエルやフライ、時にはかば焼きにすることもあるそうで、ある係員からは「回るお寿司屋さんにあったでー」と聞きました。で、パンガシウスのお味はというと...私が食べたのは味付けしたものでしたが、タラなどよりはやや癖はありますが、ナマズで脂っぽいのかなと思いましたが、割とあっさりしているかな?という感じでした。以前、寿司で食べたという係員は「ねっとり感があって、少しにおいがある気もした」と言ってました。ただ、これは個人差がありますから、みなさまはどう感じられるか?一度食べて、感想を教えていただければうれしいかな。では、カワウソたちの人気はいかが?と担当に聞くと、これを食べるカワウソは一部のみで、特に年寄りのカワウソたちは好まないとのこと。カワウソの好みって、なかなか保守的ですから...。餌担当にはこれからも新しい種類を探してもらおうと思います。よろしくね。

飼育員の息抜き

2026.07.11

イワトビペンギンの育て親

現在、「フォークランド諸島(マルビナス)」水槽では3羽のイワトビペンギンの雛(R230、R231、R232)が暮らしています。今回は、その3羽を育てている親たちを紹介します!まずはR230です。体重は2キロを超え、大人と同じぐらいの大きさにまで成長しました。そしてそんなR230のご両親がこちら。お母さんのR312です。2年前に海遊館に新しく仲間入りしました。しばらくはペアが出来ず、独り身だったのですが、昨年の猛アピールの末、R308とペアになる事に成功しました。そんな相方のR308がこちらです。体が大きく力も強い頼りになるお父さんです。巣に他のペンギンが近づくとすぐに追い払っています。続いて2番目に誕生したR231です。一番体が小さく、おとなしい性格をしています。最近は丸まって1人で寝ている姿をよく見ます。R231のお母さんはR208です。イカナゴが大好きで、お腹が空いていても、シシャモを見せると帰っていくことがあります。お父さんはR206です。マイペースで、ペンギンにも人にも優しい性格です。最後はR232です。コミュニケーション能力が高く、最近はいろんなペアの巣にお邪魔しています。また、R230の近くにいることも多く、甘え上手なようです。R232を育てているお母さんがR300です。とても小柄ですが、小さい体で雛の分の魚をたくさん食べ、子育てに奮闘しています。お父さんはこちらのR302です。巣を守る力はすさまじく、他のペンギンであれ、飼育員の足であれ、テリトリーに入ってきたもの全てに攻撃しに行きます。R230とR232がお互い餌を貰おうとしていていた?写真も撮れました。さらにおまけの大好きなイカナゴに目を輝かせているR300とR312の写真です!今後も雛がすくすく育っていく姿や、親が一生懸命育てている様子を見守っていきます!

ペンギン

2026.07.09

  • #ミナミイワトビペンギン

⑤北極圏への道2026 アリューシャン列島と日付変更線

函館を出港して9日目。今日は海遊館の水槽のモチーフにもなっている「アリューシャン列島」を通過しました。近づいた時に島が見えるかな~と思い外に出てみたのですが...。一面海!それもそのはずでアリューシャン"列島"とはいいつつもその幅は約2000km、船から一番近い島でも地図で見てみると大阪~名古屋くらい離れていたのです...さすがに遠すぎた(3Д3)なんとなくそんな気がしていましたが、なにせこちらは1週間以上海の上。植物はご飯の時の野菜くらいしか見てないのでそろそろ緑が恋しいんです笑ここで見られなかったのは残念ですが、もう少し先の楽しみにとっておくことにします。そして今日はもう一つ、太平洋上に設定された「日付変更線」を超えるというイベントがありました。日付変更線の西(日本側)から「世界中の同じ1日(今日だと6月27日)」が始まるので、これまでは日付変更線に近い船の方が日本よりも時間が早く進んでいたのですが、1日の始まりが最も遅い日付変更線の東側へ超えたことでもう一度「6月27日」を迎えることになりました。(UTC...世界の標準時間 JST...日本の時間 SMT...船の時間)飛行機だとスピードが速いので日付変更線をまたいでも着陸場所の時間に合わせるだけですが、ゆっくり進む船はその時進んでいる場所によって時間を早めたり遅くしたり、細かく調整することになって不思議な気分です。...ということは、帰りに日付変更線をまたいだ時は1日分時間が早くなって2026年〇月×日が私の人生からなかったことになるのでは?いったい何月何日が消えてしまうのか...乞うご期待ッ!

北極圏調査2026

2026.07.07

  • #北極圏

以布利通信113「幸運のサワガニ!?」

台風が何度も訪れ、今年は慌ただしく梅雨になり、すっきりとした晴れ間が恋しいです。以布利センターのある土佐清水市で、梅雨の時期になるとよく目にする生きものが「サワガニ」です。サワガニは水温の上昇する春頃から活発になり、通常は森や山の中の川などで暮らしていますが、湿気の多い梅雨時期には、道路などでも見かけることがあります。サワガニは日本全国に生息していますが、土佐清水市のサワガニはある特徴があるとのことで、採集をしてみました。白い!!!海遊館の「日本の森」に暮らしている赤茶色のサワガニと見比べてみると一目瞭然ですが、土佐清水市を含む足摺岬周辺に生息しているサワガニは白い(青い)色をしているようです。日本全体では、赤茶色のサワガニが多く分布しているようですが、土佐清水市のように一部の地域に生息しているサワガニでは、白い(青い)体になる遺伝子を持つサワガニが多く暮らしており、地域によって体の色に差が出ることが知られているようです。初めて白いサワガニを見つけたときは、めずらしい幸運のサワガニかな!?、と胸を躍らせていましたが、そんなこともなく。。。(笑)ぜひ皆さんの住んでいる地域では、何色のサワガニが見られるのか探してみてください!

海洋生物研究所「以布利センター」

2026.07.06

③北極圏への道2026 船上観察

函館を出港して3日目。おしょろ丸は針路を北東にとり、北極圏に向けて順調に航海しています。私たちもベーリング海から始まる調査に向けて、水槽のセッティングや生きものを収容するカゴを作ったり、準備を進めています。水槽の紹介は調査が始まってからのお楽しみ、ということで、今日はおしょろ丸で行われている「ごみ目視」のお話です!日本近海に漂っているごみを探す、というもので、「ごみ」といっても人が出したプラスチックなどの人工物の他、流木や流れ藻、鳥の羽根といった自然物もカウントし、それぞれの種類や大きさ、色を記録していきます。参加中にはお菓子の袋や発泡スチロールの欠片といった小さなものからモップ?のような大きな木材まで、色々なごみを観測しました。陸地が見えない大海原にもこんなにごみが漂っているとは...。私たちもうっかり落としてごみにしてしまわないよう、飼育道具はしっかり管理していきます。さて、船の上一番の敵といえば「船酔い」だと思います。私は今のところ大丈夫で、むしろゆっくりとした揺れからくる睡魔が...(これも船酔いなのか?)。空き時間に読もうと海の本をたくさん持ってきたのに、すぐに寝落ちしてしまいます笑。ただ、海が荒れると揺れも大きく激しくなるので、次のブログではめちゃめちゃテンションが低くなっているかもしれません(その時は文脈で察してください)。荒天はどちらかというと「水槽設備が無事かどうか」が心配です...!頼むぞ~!

北極圏調査2026

2026.07.04

  • #北極圏

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