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以布利通信vol.106「思わぬ出会い」

こんにちは、以布利センターです。以布利センターでは稀に川で採集を行うことがあります。先日もとある生きものを採集していたところ、思わぬ生きものと出会いました。「コガタノゲンゴロウ」というゲンゴロウの仲間です。一般的なゲンゴロウ(ナミゲンゴロウ)よりも小さく、腹部がこげ茶色をしているのが特徴です。(私はハエも触れないほど昆虫が苦手なのですが、この出会いには思わずテンションが上がりました!)コガタノゲンゴロウは環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類に分類されている、絶滅の可能性が増大している種です。お目当ての生きものではなかったため、少し観察をして、元いた場所へ。センターに帰ってゲンゴロウについて調べてみました。ゲンゴロウの仲間は日本に約130種が生息していると言われていますが、その多くが絶滅の危機に瀕しています。一般的なゲンゴロウも以布利センターのある自然豊かな高知ですら、とても珍しい生きものになってしまっています。今は身近なものが、いつの間にか見られなくなってしまうのかな~と海を眺めました。自然の楽しさと尊さを思い出させてくれたコガタノゲンゴロウありがとう!

海洋生物研究所「以布利センター」

2025.12.28

「淡水エイ」の赤ちゃんが生まれました

「エクアドル熱帯雨林」水槽で展示しているホワイトブラチェドリバースティングレイの赤ちゃんが生まれました!別名ポルカドットスティングレイとも呼ばれる魚で、淡水に棲むエイです。エイやサメは交尾の際にオスがメスのヒレに噛みつく様子がよく見られます。ある日展示しているメスのヒレ周りに噛まれたような跡があり、もしかして...?と思い、検査をするとお腹の中に赤ちゃんがいました!そのメスはバックヤードの水槽へと移動させ、たくさんの餌を与えて出産の準備をしました。ホワイトブラチェドリバースティングレイは胎生エイ類で、母親の体内で卵がかえり、赤ちゃんを出産します。2025年9月9日16時頃、バックヤードの水槽に赤ちゃんが生まれていました!カゴの中にいるのが赤ちゃん、底にいるのがお母さんです。全長(尻尾の先まで長さ)は15cmほどで、大人と同じように黒い背中に白のドット模様があります。最初は餌をなかなか食べてくれませんでしたが、徐々にアカムシに反応して食べてくれるようになりました!今では細かくしたエビのむき身なども食べるようになり、すくすく成長中です。 大きくなったらみんなにみてもらおうね~。

魚類

2025.12.26

  • #エイ

海遊館生まれのポートジャクソンシャーク

「クック海峡」水槽ではポートジャクソンシャークというサメを展示しています。このサメは南オーストラリアからニュージーランドにかけて生息しており、主に海底にいる甲殻類や貝類を食べて暮らしています。オーストラリアの大都市・シドニー近くのジャクソン港(Port Jackson)にちなんでこの英名が付けられたとか。正面から見ると眼の上の隆起が牛の頭に見えることから、近縁種のネコザメは英名でBullhead shark(牛の頭サメ)と呼ばれています。日本では猫で、オーストラリアなどでは牛なんですね。ユニークな体の模様をしていますが、それに負けないくらい卵がおもしろく、卵にドリルのような形状のヒダが付いているのです。これは卵が海流で流されにくくなるように、岩の隙間にしっかり入り込むためだそうです。海遊館では毎年春ごろに産卵が見られており、年に最大20個ほど卵を回収します。すべての卵が順調に孵化するわけではなく、昨年は7個の卵から幼魚が孵化しました。産まれた時は全長15cmほどでしたが、バックヤードで大切に飼育し、1年で約40cmに成長しました。そのうち4個体が先日「クック海峡」水槽にデビューしました!成魚よりも二回りほど小さいので、今だと簡単に見分けがつきます。ぜひご覧ください。

魚類

2025.12.22

  • #ポートジャクソンシャーク

ハクのマイブーム

みなさん、こんにちは!今日は「モンタレー湾」水槽で暮らしている、カリフォルニアアシカの「ハク」について最近の様子を紹介します。産まれてもうすぐ6ヵ月になるハクは現在、あらゆるものに興味津々!他の先住アシカやアザラシについて泳ぐのはもちろん、最近では飼育員がおもちゃを見せて遠くからハクを呼ぶと、近くまでやってくることもあります。ハクのマイブームをいくつかお見せします。 上の擬岩から落ちてくる水が珍しいのか、口を開けて水を感じています。 一番好きなことは「飼育員とのホース遊び」です。日に日に、噛む力も強くなってきたように感じます。 こちらは夕方、フロートで休んでいたハクと母親のアスカの監視カメラ映像です。画質が荒くわかりづらいのですが、ハクがアスカの背中に全体重預けて乗っかっているのが分かります。アスカから母乳をもらいお腹はぱんぱんです。この時は母乳を飲むわけでもなく、ただ背中に乗って甘えているのか、寝る場所を探しているのか、アスカの上でずっと動いています。アスカも重そうな顔をしています。ハクは日々、色々なものに興味を持ち、たくさんの刺激を受けて成長しています。ぜひ海遊館に来られた際は、「モンタレー湾」水槽で暮らすハクや他のアシカたちを見に来てください。

赤ちゃんブログ

2025.12.12

  • #カリフォルニアアシカ

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