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地味にすごい・地味に難しい・それがワムシ

みなさま、「シオミズツボワムシ」という生きものをご存知でしょうか?▼顕微鏡で拡大した写真です!大きさは0.1mm~0.3mmくらい。とても小さな動物プランクトンです。(以下、ワムシと呼びますね)このワムシというのは不思議な生きもので、基本的にはメスのみが生まれ、自分のコピーをぽんぽんつくりだしますが、環境が変わるとオスが生まれ、メスと交尾をくり返して繁殖することもあります。...要するに、どんな環境にも適応して爆増する繁殖力を持つ、地味にすごい生きものなんです。ワムシは、まだまだ口の小さい稚クラゲや仔魚・稚魚の最初の餌となります。つまり、このワムシがいつでも提供できる状態でないと、クラゲや魚類の繁殖はとても難しくなってしまうのです。基本的には、餌である緑藻のクロレラを与えていれば繁殖するのですが、▼餌となるクロレラいざ、育成するとなると...細菌が繁殖して全滅...他の生物がワムシ水槽に混入して全滅...ワムシが増えすぎたけど密度が高過ぎて全滅...マジ、ムズすぎて滅☆前述の最強伝説の如き適応力と繁殖力はどこへやら?意外と繊細で難しいやんか...ということで、海遊館では育成に難航していました。特にここ一年くらいは試行錯誤の繰り返しでした。そこで、以下のように工夫してみました。・小さな容器(ペットボトル)で育成→ある程度成長したら大きな容器に移動・作業者は肘まで水道水で念入りに洗って、混入物や細菌の混入を防ぐ・ワムシが増えだしたら、繁殖抑制のために水温を変える など何回か絶滅のピンチがありヒヤヒヤしましたが、ワムシ育成に詳しい係員にアドバイスをもらったりしながら、この1年ほどはワムシがいなくなることはなくなりました。▼現在は、こんな感じで育成しています!ワムシはまさに「縁の下の力持ち」。クラゲや魚類の繁殖の影には、このような小さな生きものの存在と、飼育員の地道な努力があることを皆様に妄想していただけると、ワムシ担当(私が勝手にそう名乗ってます)は大変嬉しく思います☆

無脊椎動物

2026.02.13

カマイルカ 水鉄砲選手権開催!

皆さんこんにちは!突然ですが、海遊館のカマイルカたちには水鉄砲という特技を持っている子たちがいるんです!そこで今回はそのカマイルカたちの誰が一番上手く水鉄砲が出来るのか、選手権を開催したいと思います!エントリーNo.1 キール 張り切って体を目一杯使っていますが、出ている水の量は意外と少なかったですね(泣)エントリーNo.2 アクア まだまだ若いので元気いっぱいの水鉄砲でしたね!ちょっと癖が強いかも???(笑)エントリーNo.3 ミュー これは水鉄砲と言えるのでしょうか???とはいえ精一杯頑張っている姿勢が伝わってきました!エントリーNo.4 ルーシー とてもきれいな放物線を描いた水鉄砲でした!これは優勝候補ではないでしょうか!?それぞれのイルカたちが素晴らしい水鉄砲を披露してくれました!今回はこの4頭の中から優勝のイルカを1頭決めたいと思います!!海遊館のカマイルカ飼育員たちに優勝のイルカ決めてもらいましょう!いったい誰が優勝の栄冠を手にするんでしょうか. . .多数決の結果!優勝は!!!アクアになりました~!アクアおめでとう!水鉄砲選手権どうでしたか!?それぞれ個性の違う水鉄砲を楽しんでくれたのではないでしょうか!皆さんはどの子の水鉄砲が一番好きでしたか!?ぜひ皆さんのお気に入りの水鉄砲も決めてみてくださいね!今回の水鉄砲をはじめ、海遊館では、イルカの体重測定や採血などの様々な健康管理を行っています。イルカたちが前向きに取り組めるよう、遊びのように見える工夫も取り入れながらトレーニングとして行っています。

哺乳類

2026.02.08

  • #カマイルカ

びっくり!大慌て!した光景

私は普段、アシカやアザラシ、イルカやペンギンなどの海獣類の飼育を担当しています。そのため、あまり大きな声では言えませんが、魚類の生態については詳しくなく、まだまだ勉強中です。そんな私が水槽の見回りをしていた際に遭遇した、びっくり!大慌て!の光景がこちらです。 な、なかまをたべてるーーーーー!!!!? とりあえず詳しい飼育員に聞くための動画をとりつつも、その時の私の心情は「え、飛び込んで助けた方がいい?いやでももうおそいか?なにがベスト?」という感じでした(笑)。しかし、皆さんご安心ください。こちらは仲間を食べている光景ではありません。「交尾行動」の光景です。こちらは、「クック海峡」水槽で暮らしている「ポートジャクソンネコザメ」という名前のサメです。体の大きな方がメス、小さな方がオスで、オスがクラスパー(交接器)をメスに挿入することで交尾をします。その際、オスがメスの胸ビレに噛みつくことでメスが擬死状態となり、交尾をスムーズに行うことができるようになるそうです。アザラシも、オスがメスに後ろから抱き着いた状態で首筋に噛みつき、固定することで交尾をしやすくしますが、擬死状態にはならないのでサメにはそのような生態があると知り驚きでした。生きものには様々な生態があり、知れば知るほど面白いなと思います。そして現在、海遊館で生まれた「ポートジャクソンネコザメ」が「クック海峡」水槽に展示デビューしています。こちらのブログにて、担当飼育員が詳しくご紹介していますので是非読んでみてください。

魚類

2026.02.06

  • #ポートジャクソンネコザメ

マンリョウの実、最終回!

正月にはおめでたい植物として、「ぎゅぎゅっとキュート」ののぞき窓では「日本の森」のマンリョウを紹介しています。これまでに海遊館ブログでは「日本の森」のめでたい植物を紹介してきました。代表はこちら22,230両11,000両 マンリョウは漢字では「万両」。冬場にたくさんなる赤い実をお金とみなす縁起物なのです。「千両」のセンリョウ、「百両」のカラタチバナ、「十両」のヤブコウジ、「一両」のアリドオシなど、上記のブログ当時の11年前はアリドオシ以外が、8年前にはマンリョウとセンリョウだけが「日本の森」にあったようですが、今の残るのはマンリョウのみ。「日本の森」の環境に合うのは、マンリョウしかないのかなあ...。ただ、驚きの情報としては、日本ではめでたい植物であるマンリョウも北米南東部のフロリダ州などでは侵略的外来種として林床に大繁茂し、生態系に影響を及ぼしているようです。なんか複雑... ところで、昨年8月からはマンリョウの花が実になる様子をお伝えしてまいりました。マンリョウの実、その後今回はその後のその後をお知らせしますね。こちらは12月中旬11月中旬には緑だった実が少し赤くなってきています。 そしてこれが12月末すっかり赤くなりました。下のほうにある、ちょっと欠けた実は1年前の実。野生下では鳥たちの餌になるのでしょうが、「日本の森」では捕食者がいないので、2年分の実はついているという状態になっています。 そもそもマンリョウの実って食べられるのか?と調べたところ、実際に食べた方曰く、①種子が大きくて、食べられる部分が少ない、②味は乾燥したリンゴのようなモサモサした食感、だったそうです。鳥もそう好んで食べるわけでもないらしい...。リスザルか誰かのおやつにしたいと考えていましたが、やめよう...。これは取ってしまったほうがいいのか迷うところです。

植物

2026.01.08

  • #マンリョウ

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