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Blog 海遊館の舞台ウラ

展示のこだわりや、赤ちゃん情報、生きものたちの普段の様子など、
現場ならではの裏側をのぞいてみませんか?新しい発見がたくさんあるかも。

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HAPPY HALLOWEEN!

みなさま!ハッピーハロウィン!「お菓子をくれなきゃいたずらしちゃうぞ。」のセリフが有名なハロウィン。今日は好奇心旺盛なコツメカワウソに、日々のいたずらを控えてもらおうとジャックオーランタン風の「OTTERブイ(注:飼育員命名のため販売はされておりません!)」に餌を入れてカワウソにプレゼントしました!!コツメカワウソは前肢を使って岩陰などに隠れている魚や甲殻類を探り出して捕まえます。器用に前肢を使う様子や、水中でバランスをとる際の体の使い方をみなさまに見ていただけるように、大きなブイは中に餌を直接入れて浮かし、小さなブイは下にボトルをつけて水中で餌を探る仕組みにしてみました。実は、海遊館では陸上でフィーダー(給餌器)を使うことが多く、深い水中で餌をとるタイプのフィーダーは初めて。さてさて、OTTERブイに挑戦したシイとブナの反応は??? 上手く息継ぎをしながら餌を取り出し浅瀬に持って行き、食べていました。コロコロ、ゆらゆら動くフィーダーに手をつっこみ、餌をさぐり、体をくねらせながらバランスを取ります。餌がなくなった後も「まだあるかな~」と穴をさぐっていたシイとブナ。OTTERブイは大成功!これからは展示場を破壊するなどのいたずらは、ほどほどにお願いします。笑

コツメカワウソ

2026.10.31

  • #コツメカワウソ

水中のお掃除屋さん!? クリーナーたち

海の中には、他の生きものについた寄生虫や古い皮膚、食べかすなどを食べる「お掃除屋さん」と呼ばれる生きものがいます。今回は、海遊館でも見ることができる3種を紹介します!まずはナマコです。多くのナマコの仲間は海底の砂や泥を取り込み、そこに含まれる有機物などを食べます。海底をゆっくり移動しながら砂をきれいにする、いわば「海底のお掃除屋さん」です。水槽では、砂の上をゆっくり進んでいる姿を探してみてください。次はホンソメワケベラです。ホンソメワケベラは、魚の体についた寄生虫や古い皮膚などを食べます。魚の体表だけでなく、口の中まで掃除することもあります。魚は体をきれいにしてもらい、ホンソメワケベラは食べ物を得られるので、どちらにとってもうれしい関係です。魚の近くを泳いでいたら、クリーニングをしているところかもしれません。最後にアカシマシラヒゲエビです。赤と白のしま模様と、背中に入った白い線が特徴のアカシマシラヒゲエビも、魚の体についた寄生虫や食べかすなどを食べます。アカシマシラヒゲエビは、岩のすき間などに隠れて暮らしています。長い触角を動かして魚に合図を送り、魚が近づいてくると、体の表面を歩きながら汚れや寄生虫を取り除きます。魚の口の中に入って掃除することもあります。ナマコ、ホンソメワケベラ、アカシマシラヒゲエビ以外にも、海の中には様々な「お掃除屋さん」がいっぱいいます。水槽で見つけたら、この子たちが掃除しているんだなと観察すると面白いかもしれません。

魚類

2026.10.29

カワウソぽかぽかお昼寝タイム

ここ最近はうだるような夏の暑さも落ち着き、過ごしやすい気温になってきましたね。去年はとにかく暑くて「秋がない」なんて言っていましたが、今くらいの気温がちょうど良いですね。暑がりの私としては非常に助かっています。そんなある日のこと、お昼前のコツメカワウソのバックヤードでこんな写真が撮れました。午前のエサを食べてひとしきり遊んだ後、お昼寝する2頭の姿が‥▼こちらが「ポポ」で▼こちらが「ミウ」ぽかぽか陽気の中でぐっすり。なんとまあ幸せそうなこと。 ポポはこちらに全く気づかず、ミウは気配を感じたか目を覚ますもまだまだ寝たいご様子。非常に落ち着いているようです。そしてこの2頭が寝ているのは今年行われたカワウソのワークショップで、参加者の方々に作成していただいた『ステップ』です。(ワークショップの様子はこちら)カワウソたちも気に入ってくれてこんなにもリラックスした様子を見せてくれました!▼こちらは別の日にステップで寝る「ブナ」と「シイ」。こちらの2頭も気に入ってくれています。ぽかぽか陽気の中でお昼寝をしているのを見てなんだかこちらも眠たくなる、そんな一幕でした。

哺乳類

2026.10.23

  • #コツメカワウソ

マダラエイの受難?

ある朝、底にいる大きなマダラエイを見ると、体の下にオグロオトメエイが潜り込もうとしており、非常に迷惑そう。オグロオトメエイはぐいぐいとがんばっていましたが、なんとか耐えるマダラエイでした。しばらくすると今度はアカエイがやってきてまとわりつきます。一難去ってまた一難とはこのこと?マダラエイはなんとか離そうとこころみますが、あきらめないアカエイ。たまらずマダラエイは底砂をかぶりますが、その後もアカエイは少しの間、マダラエイのまわりをうろうろしていました。アカエイはマダラエイの尾びれまわりに執着していました。マダラエイはメス、このアカエイはオスですから、まさかアカエイ、マダラエイに異性としてひかれてるなんてことはなかろうな??と思いました。まあ、そこは謎ですが、マダラエイは「太平洋」水槽の中でも大きな体の持ち主なので、他の魚は隠れたくなるだろうし、夜にはマダラエイの上にハタの仲間が乗っていることもあるし。他の魚にとっては頼もしく、かつ居心地がよい存在なのでしょうね。マダラエイにとってはあまりありがたくはないでしょうけども。私が見る限り、こんなふうに他の魚のちょっかいを受けているのはマダラエイが多いのですが、同じように体の大きなホシエイはどうなのでしょうか?また注意して見ていこうと思います。

魚類

2026.10.19

  • #マダラエイ

エトピリカお引越しまでの記録4(最終回)

前回のブログから、約1か月が経ちました。 「どうして1か月も間が空いたの?」と思われた方もいるかもしれませんが、実はその間にうれしいニュースがありました。なんと、アクアワールド茨城県大洗水族館で、全羽が無事に展示デビューしました!前回のブログ公開後、エトピリカたちはアクアワールド茨城県大洗水族館へお引越し。海遊館で生まれた3羽にとっては初めての場所ですが、ほかの4羽にとっては、もともと暮らしていた場所へのお引越しです。展示デビューの時期はそれぞれ異なりましたが、検疫期間を経て、今では全羽そろってみなさんの前にお披露目されています!▼輸送中の様子▼検疫期間のバックヤードでの生活 ▼展示水槽デビュー(いわぼっけ) アクアワールド茨城県大洗水族館では、個体識別に使う足バンドの色が変わりました。海遊館で暮らしていたエトピリカたちを大洗でも見分けていただけるよう、新しいバンドの組み合わせをご紹介します。 名前 右足 左足 けろち 白 白・ピンク ところ 白 白・緑 おこっぺ 白・赤 黒 しゃり 白・青 白・赤 さるる 黄緑・緑 白 ちりっぷ  黄緑・緑 白・赤 いわぼっけ 黄緑・緑 白・青 大洗で新たな暮らしを始めたエトピリカたち。アクアワールド茨城県大洗水族館を訪れた際は、足バンドにも注目しながら、それぞれの姿を探してみてくださいね。▼展示水槽デビュー(おこっぺ) 今回で、このエトピリカブログは最終回となります。これまでお読みいただき、本当にありがとうございました。これからも、エトピリカたちが元気に過ごしてくれることを、飼育員一同願っています!

鳥類

2026.10.13

  • #エトピリカ

以布利通信Vol.118「マンタ!!、、、ではないんです」

過ぎ去ったと思ったら、また現れる台風。天気予報を見るたびに、心がソワソワしっぱなしの以布利センターです。そんな以布利センターには、餌の時間になるとひときわソワソワし始める生きものが暮らしています。 のんびりと目の前を通り過ぎた今回の主役。その名も「ヒメイトマキエイ」です。ヒメイトマキエイは最大でも2m程度で、成長すると3m以上になる「イトマキエイ」とは異なる種類です。以布利センターでは現在、2尾のヒメイトマキエイが暮らしています。そんな彼らを見たお客様からよく聞こえてくるのが......「マンタだ!!」......惜しい!!マンタは一般的に、イトマキエイ科に属する3種類(オニイトマキエイ・ナンヨウマンタ・アトランティックマンタMobula yarae)の総称といわれています。ヒメイトマキエイも、彼らと同じイトマキエイ科の仲間ですが、厳密にいうと、マンタではないようです。いわいるマンタと以布利センターの「ヒメイトマキエイ」では大きな違いがあり、その一つが口の位置です。▼ナンヨウマンタ▼ヒメイトマキエイマンタである海遊館のナンヨウマンタは口が体の先のほうにあるのに対し、ヒメイトマキエイは体の下側についています。マンタの仲間と比べると小柄なヒメイトマキエイですが、泳ぐ姿は負けていません。左右に大きく広がった胸鰭を羽ばたかせ、水の中を優雅に泳ぎます。しかし・・・餌の時間になると、その優雅な雰囲気が一変します。 遠くから加速をして、餌の入った柄杓を目掛けて駆け抜けるように餌を食べます。毎日見ている飼育員でも、思わず「速っ!」と声が出てしまいます。普段は大きな胸鰭を使って優雅に泳ぎ、餌の時間には一転してダイナミックな姿を見せてくれるヒメイトマキエイ。見た目だけでなく、こうした行動のギャップも彼らの魅力のひとつです。そんな、ときに優雅に、時に激しいヒメイトマキエイは、現在国内で見られるのはわずか2施設、そのうちの1つが以布利センターです。 通常は一般公開をおこなっていませんが、地域振興への協力を目的に、調査研究に支障のない範囲で公開しています。詳しくは土佐清水市観光協会までお問い合わせを。タイミングの合う方はぜひ彼らに会いに来てください!遠い遠い土佐清水でお待ちしております!

海洋生物研究所「以布利センター」

2026.10.07

以布利通信Vol.117「プラヌラとってみた!」

以布利センターです。さて、今年もあのクラゲのシーズンがやってきました。/あのクラゲが大量に発生しています!\そう!夏の風物詩!タ コ ク ラ ゲ!!!!水玉模様が何とも涼しさを演出してくれる(と個人的に思っている)納涼にぴったりなクラゲですね〜。こちらもご覧ください。→ 夏といえば、タコクラゲ! 今回は小さめ個体を採集し、ゆっくり大きく育てて長期展示を目指すべく、タコクラゲの発生ポイントに足繁く通って、出現するタイミングを今か今かと狙い、出現したての良い感じの小さな個体を採集し、海遊館に送ることができました!さて、以布利センターは研究施設なので、採集するだけではちょっと勿体無い!というわけで、プラヌラ採取にチャレンジしてみることに。プラヌラというのはクラゲの生活史のひとつであるポリプになる前の段階のことで、プラヌラを放出するタイプのクラゲの繁殖のためには、この確保が絶対条件!こちらの「ちょっと通りますよ」と言わんばかりにちょこまかしている、小さなお米みたいなのがプラヌラです。 今回はクラゲ複数個体をバケツに入れて放出させる方法や直接スポイトで回収する方法など、いろいろな方法を試してみました。1週間くらいすると...?しっかりポリプになっている!やったー!笑というわけで、こちらも海遊館に送りました。うまくクラゲが生まれたら海遊館で繁殖個体のタコクラゲが見られるかも知れませんね!たのしみ!!!

海洋生物研究所「以布利センター」

2026.10.03

  • #タコクラゲ

小さなフグの赤ちゃん誕生!

皆さん、こんにちは!今回はこの春生まれたフグの赤ちゃんを紹介いたします。こちらは、「クック海峡」水槽で暮らすスミツキイシガキフグ(英名:ポーキュパインフィッシュ)の成魚です。ハリセンボンの仲間ですが、膨らんだ時に棘が起き上がるハリセンボンと違い、常に棘が起き上がっているのが特徴です。次はスミツキイシガキフグの赤ちゃんです。「なんだこれ??」というのが率直な感想だと思います(笑)実はこの小さなツブツブ一つ一つが赤ちゃんなのです!今年5月3日に「クック海峡」水槽の潜水清掃をしていると、岩に産み付けられた卵を発見しました。直ぐさまバックヤードに移動し育て始めました。そこから毎日換水や給餌、清掃を行い、大切に育てたところこんなに大きく成長しました!9月18日現在のサイズは5cm前後です。人が近づくと「給餌の時間だ!」といわんばかりに小さなヒレをパタパタ動かして近づいてきます。とても愛くるしいですよね。現在このスミツキイシガキフグの赤ちゃんはエントランスビル4F、「ぐるぐるサンゴ展」の前にある飼育員カウンターにて9月5日から期間限定で展示しています!ぜひこの時だけの愛らしい姿を見に来てください!※生きものの状況によっては急遽展示を中止する場合がございます。

魚類

2026.10.01

  • #スミツキイシガキフグ

私の推し魚 part2

先日、「私の推し魚」で若手係員がキイロサンゴハゼを紹介していました。今回は、淡水魚で「私の推し魚」を紹介しますねー。日本産淡水魚はサンゴの海などに暮らす海水魚と比べると地味な色合いをしている印象があります。川や池、沼などに暮らすので、それに即した色になるのかなあ。とはいえ、繁殖期の婚姻色(こんいんしょく)や小さい頃のアマゴの赤い差し色とか目を見張ります。▼オイカワ(中央)、カワムツ(右上)▼アマゴ模様についても体側に小さな魚がいるように見えるオヤニラミなど非常におもしろいのですが、私の推しは「シマドジョウ」。▼オヤニラミ▼シマドジョウドジョウの仲間ですから、ひげがありますが、柳川鍋などで食べるドジョウは10本、シマドジョウは6本です。シマドジョウは分類が進み、オオシマドジョウ、ニシシマドジョウ、ヒガシシマドジョウ、トサシマドジョウに分けられるようですが、うちのシマドジョウがどれかはよくわかりません。なんせじっとしてくれないので、姿をじっくりおがめないのですし、分類はDNAを見ないとわからないみたいで、ちょっと無理。「日本の森」ではオイカワやカワムツのいるコーナーと水鳥コーナーにいますが、比較的姿を見ることができるのは水鳥コーナーでしょうか。推しポイントとしては体側の模様。中央には丸みがかった黒い班がダンゴのように並んでますし、その上にある模様は心電図の動きみたい(笑)。底をにょろにょろしながらうろうろし、時々顔をずぼっと砂利の中につっこみ、もぐもぐ餌を食べている様子がたまらなくかわいい!!自然ではイトミミズやミジンコなどの動物の他、藻なども食べるのですが、きっとこのようににょろにょろ→ずぼっ→もぐもぐを繰り返しているのではないかと思われます。ちょうど苦心して写真をとっていると2尾でエサを探しているようでした。いつもは単独なのに珍しいかも。そのうちの1尾がなにかを加えて頭をふりまわしていたので、いいものを見つけたのかな?私の推し、ぜひ探してみてくださいね。

魚類

2026.09.28

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