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「哺乳類」の記事

生きものたちの舌を見比べてみよう

皆さん、こんにちは!突然ですが皆さんは、海の生きものたちの口の中を近くで見たことはありますか?今回は、海遊館に暮らす生きものたちの「舌」について深堀していこうと思います!生きものたちとの違いが分かりやすいように、まずは私たちヒトの舌にどんな役割があるのか見ていきましょう。ヒトの舌の主な役割は4つに分かれます。1. 味覚を感じる2. 食べ物を噛んだり、飲み込むときのサポート3. 言葉や音を出す際の発音のサポート4. 歯並びの維持大きくこの4つが挙げられ、舌という器官は私たちになくてはならない重要な役割を持っています!では、ここから本題に入っていきますね!今回はそれぞれの生きものたちの口の中の写真を撮影してきました!その写真を見ながら、海の生きものたちの舌にはどんな構造・役割を持つのか見ていきましょう!<カマイルカ>まずはカマイルカです!カマイルカの口の中はこんな感じになっています!カマイルカの口は大きく、舌も比例して大きく、分厚いのが特徴です!カマイルカなどのハクジラ類は餌となる魚やイカを食べる際に、咀嚼せず、丸呑みにする「吸引摂餌」という食べ方を持つ特徴があります。ハクジラ類は魚を丸呑みする時、魚のヒレや棘が刺さらないように尾側ではなく頭側から飲み込むことがほとんどです。野生のイルカたちは生きている魚を主に食べます。この時に必ず魚の頭以外を咥えた場合は、咥えなおしを行い頭から飲み込みます。その際に舌を使って頭側から飲み込めるようにサポートしていると思われます。また乳児期には舌に葉状突起というヒダがあり、母親の母乳を飲む際にストローの様に巻いて母乳を飲むことが分かっています!<カリフォルニアアシカ>続いてはカリフォルニアアシカの舌を見てみましょう!アシカたちの舌は細長いですが、人の舌と同じほどの厚さがあるように見えますね!口の中を見ると、歯が真っ黒で虫歯がいっぱいと思われますが、これは虫歯ではないので安心してください!!少し話が脱線してしまいましたね...(泣)アシカたちの舌の役割についてはイルカ達とよく似ています。アシカが餌を食べる時も咀嚼せず、魚を丸吞みにします。この時に魚を口の奥に運ぶ役割があります。 歯はすべて真っ黒ですが、舌も所々黒くなっているのが分かりますか?アシカたちの口が黒いのは、口の中に黒い色素を出す細菌が生息しているからだと言われています。細菌といっても悪さをするようなものではなく健康状態には問題ありません!!<ゴマフアザラシ>次の口の中の写真はゴマフアザラシになります!アザラシの舌の特徴は喉元にかけて横幅が広く、先ほどのアシカとは違い厚さが薄く見えます。アザラシもイルカ・アシカと同じように魚を丸呑みで食べるので、喉の奥に魚を運ぶ役割が舌にはあります。次にこの写真を見てください!これは正面から撮影した写真ですが、舌先がハートのような形になっています!生きものごとに様々な違いや新しい発見があるため、我々飼育員は生きものたちを観察することも日々の大切な作業になっています! 皆さんどうでしたか!?今回は3種類の生きものを見比べてみました。舌の形はそれぞれ少し違いますが、その役割は似ている点も多くあります!特に魚を丸吞みにするとことに関しては3種類とも同じでしたね!私たち人は舌に味覚を感じる味蕾という器官が存在しますが、魚を丸呑みにする海の生きものたちは、味蕾をほとんど持たないと言われています。そのため、皆さんから「イルカやアシカ、アザラシ達は「味」が分かりますか?」と聞かれることがありますが、味蕾がほとんどく魚を丸呑みしてしまうため、味はあまり分かっていないのではないでしょうか! このブログを読んで、実際に生きものたちの「舌」を見てみたいと思ってくれた方!ぜひ海遊館やお近くの水族館に足を運んでみてはいかがでしょうか!!ちなみに海遊館では、毎日「生きものたちのお食事タイム」の時間があります!生きものたちの普段は見られない口の中を見られるのはこの時間が一番です!皆様のご来館を生きものたちと共にお待ちしております!ぜひ海遊館に遊びに来てくださいね!

哺乳類

2026.06.04

コツメカワウソたちの反応はいかに?!

5月23日、24日の2日間、カワウソたちの未来を守るためのワークショップイベントを開催しました!⇒ ワークショップの様子はこちらワークショップの翌日、さっそく皆さんに手伝っていただいた素敵な「筏(いかだ)」と「ステップ」を設置しました。さてさてカワウソの反応はいかに?!海遊館の展示水槽はプールが広くてコツメカワウソがのびのび泳ぐことができるけれど、浅瀬や陸場がやや少ないので、水槽の中に竹でつくった筏を浮かべて浅瀬をつくりだしています。とても気にいってくれているようなので、今回、丈夫な竹風パイプをつかった「筏」を皆様と一緒につくって交換することにしました。朝、カワウソたちがまだ寝室にいる間に設置作業です。 心配していた浮力もばっちり!(ちょっと強いぐらい(;^ω^))寝室から出たコツメカワウソの「シイ」と「ブナ」、まずは朝ごはん...と餌をたべていましたが、途中でいつもと違うことに気がつくと、餌をもらうのを忘れて一気に警戒モードへ。上からいくのか水面からいくのか、シイがいくのかブナがいくのか。 しばらく警戒した後、残りの餌を食べに戻り(そこは忘れません。笑)、お腹いっぱいになったところでブナはスロープから、シイは水面から探索再開です。まずは度胸のあるシイから筏に上陸!ブナはシイが乗っているのをみると気になり上半身を乗り出してみるものの乗る勇気は出ず、シイに促されるもののこの日は乗ることはできませんでした。(^^;) でも、翌日にはブナも新しい筏を堪能してくれましたよ。 さて、お次は予備室のプール周りに設置するステップ。ステップの設置には、大きなプールから床に飛び降りた時に脚に負担がかからないようにする健康管理の目的と、遊んだり寝たりする場所の選択肢を増やす目的があります。さて、その効果はいかに?!設置をしている横から「ポポ」と「ミウ」の念入りな点検が始まりました。 一通り点検した後は、安心して2頭でまったりウトウト。 おもちゃ替わりの氷をプールに入れると、ポポはステップの上に取り出し、ミウはまだ眠たかったのか、上の段でお気に入りの木片を抱えてゴロリ。 ポポもミウもステップが気に入った様子「プールの高さの軽減」、「場の選択を増やす」どちらの目的も達成できました!筏もステップもカワウソたちにとても良い刺激を与えることができました!ワークショップに参加し、お手伝いしてくださったみなさまありがとうございました(^^)/これからもコツメカワウソたちの飼育環境を豊かにするために日々工夫していきたいと思います。

コツメカワウソ

2026.05.27

  • #コツメカワウソ

ハクの近況

昨年産まれたカリフォルニアアシカの「ハク」、すくすくと成長しています。1月ごろから餌を、母乳から魚へと移行してもらうための離乳訓練を行ってきました。カリフォルニアアシカの授乳期間は約1年。ハクが産まれたのは昨年6月なので、それまでには人の手から餌の魚を食べてくれたらいいなーと思いながらいろんな種類の魚を見せたり、氷を口に入れて飲み込むということを覚えてもらおうとしていました。最初は魚に興味を示しても、おもちゃだと思うのか前肢や鼻先でつんつんする程度でした。だんだん口に咥えるようになり、振り回すようになり、、、、、そうこうしているうちに、突然!自分でちぎった魚を飲み込んだのです!!!最初は見間違いかと思いましたが、その日をきっかけにどんどんとスムーズに魚を食べるようになっていきました。まだ母乳も飲みつつ、魚も食べつつですが、順調に離乳が進んでいます。現在はトレーニングも始めていて、ターゲットと呼んでいるアバのついた棒にタッチすることを覚えている最中です。 アシカのお食事タイムの際、ハクは基本的にお客様からはあまり見えない位置で餌を食べていることが多いですが、アザラシのお食事タイムが始まるとアザラシの近くをウロウロし始めるので、ぜひその様子もご覧ください。

哺乳類

2026.05.08

  • #カリフォルニアアシカ

アザラシにとって大切な季節

皆さん、こんにちは突然ですが、アザラシにとって一番忙しい季節はいつでしょうか?正解は「春」です、具体的には、2~4月です。この時期のゴマフアザラシは繁殖期、換毛期、出産期を迎えます。(妊娠期間は約1年のため)当館では2月中旬頃から交尾行動が見られ、餌そっちのけで交尾行動を行っていることもしばしば、、、交尾行動が見られなくなる頃、次は換毛期を迎えます。換毛期では、古い毛が抜け落ち、新しい毛が生えてきます。換毛期には陸にいることも多く、給餌の時に落ちた毛と一緒に垢が見えることもあります。換毛は想像以上のエネルギーを消費します。この時期になると陸で寝ているアザラシがよく見られますが、この行動にも意味があります。普段より水中にいる時間を減らし、陸上にいて体温を上げることで全身の血流を良くし、毛や表皮の再生を促進するといわれています。上記の写真はどちらも同じアザラシです。1枚目の写真から約1週間後の姿が2枚目の写真です。1枚目では全身茶色い毛が目立ち、まだ抜けている毛は少ししかありませんでした。一方、2枚目の写真ではまだ背中の毛は茶色い古い毛が多いですが、前肢付近は新しい銀色の毛に変わっており、下からゴマフアザラシの特徴である「ゴマ模様」が見えています。アザラシはこの「換毛期」が約1ヵ月続きます。「モンタレー湾」水槽で暮らすゴマフアザラシたちは、現在ほとんどの個体が換毛を終え、一年で一番綺麗な毛が生えています。アザラシたちにとってとても大切な繁殖期と換毛期についてみなさまに少しでも知っていただけたら嬉しいです。もし海遊館に来られた際には、水中で泳ぐアザラシの「毛」にも注目して見てみてください。

哺乳類

2026.05.01

  • #ゴマフアザラシ

ゴマフアザラシ達の誕生日

ゴマフアザラシの繁殖期は3月から5月で、出産は2月から4月頃です。海遊館のアザラシたちも2月と3月は誕生日ラッシュでした。そこで、お祝いとして氷ケーキをプレゼント!2月4日生まれ、24歳になったメスの「ナナ」ナナは海遊館生まれのアザラシです。給餌中の舌ペロがとってもかわいいのでぜひ注目してみて下さい!一瞬ですが!3月1日生まれ、14歳になったメスの「ラピス」ラピスも海遊館生まれのアザラシです。絶賛換毛中(年に一回毛が生え変わります)で古い毛と新しい毛が混ざっている状態です。一週間か二週間で全身ピカピカになった姿をご覧いただけるかと思います!3月10日生まれ、13歳になったメスの「美桜」美桜は加茂水族館生まれで、2015年に海遊館にやってきました。こんなにプリティなお顔をしていますが実は海遊館一の体重です。なんと100kg超え!他のアザラシ達と比べると比較的全身が黒いので見分けやすいかもしれません。3月19日生まれ、4歳になったメスの「おんぷ」おんぷは男鹿水族館生まれで、2024年に海遊館にやってきました。海遊館の末っ子です。少し前に換毛が終わり、これぞゴマフアザラシ!の綺麗なグレーのゴマ模様になりました!無事に綺麗に生え変わってくれてよかったです。ここからご紹介するアザラシは野生から保護された個体の為、誕生日や正確な年齢はわかっていません。推定13歳になったオスの「しげのぶ」現在は繁殖期!メスにアピールを頑張っているものの、あまり上手くいっていないしげのぶです。給餌終わりにはいつも余韻(通称うまみタイム。飼育員が勝手に名付けました)を楽しんでいます。しげのぶのうまみタイムの様子 → 餌のおわりを信じられないアザラシたち 推定22歳になったメスの「ショウ」水槽のすみっこが大好きで色々なところに挟まっているので、姿が見えなさすぎて心配になるときもあります。推定22歳になったメスの「ダイヤ」ウインク頂きました!!一児の母のダイヤです。海遊館アザラシNo.1の食いしん坊で、餌が欲しいとすぐにブーブーと鳴いてアピールします。給餌が終わって、水中に戻っても水面からガン見されます(笑)氷ケーキをプレゼントした際の写真は以上です。これからも、いっぱい食べて、健康に過ごしてね!※エンリッチメントとして、普段と違う形などの氷を様々なイベントなどで与えています。

哺乳類

2026.04.11

  • #ゴマフアザラシ

しげのぶ恋物語

みなさんこんにちは。  海遊館では、「モンタレー湾」水槽で暮らすオス1頭、メス6頭のゴマフアザラシたちの繁殖シーズンが、2月後半から始まっています。海遊館のゴマフアザラシは展示水槽で暮らしています。今回はオスのしげのぶがメスたちに猛アピール!している奮闘記録をお届けします。 最初の相手はナナ。ゴマフアザラシの繁殖期は2月~4月頃、交尾は水中で行われることが多く、オスがメスに抱きついて、首や背中辺りを噛みます。しげのぶが頑張る中、ナナの何とも言えない表情。 取込み中なんだよ!!とでも思っていたのでしょうか。 お次はショウ。陸場で給餌をしていると、しげのぶが水面でブーブー鳴いてアピール!給餌が終わると上がってこようとしていました。しげのぶの必死さに飼育員少し引く、、、ですが結局上がれず、悲しそうに待っていました。 最後はラピス。最後の閉め作業をしていると 「ワンッ!」 ん?犬?陸場の方を見るとラピスがしげのぶを全力拒否。犬のような鳴き声の正体はラピスでした。ラピスの鳴き声は特徴的で、私は聞いたことがないですが、人間のような「キャー!!」と鳴くこともあるそうです。もし動画でとれたらまた皆さんにお届けしますね♪皆さん、ぜひしげのぶを応援しに海遊館に遊びに来てくださいね! -->

哺乳類

2026.04.07

  • #ゴマフアザラシ

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