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「鳥類」の記事

エトピリカの雛!愛称決定!

みなさん、こんにちは!以前の舞台裏ブログ「エトピリカの見分け方~雛の成長~」でもご紹介していた、エトピリカの雛...。ついに愛称が決定しました!今回の愛称は、飼育係の投票と、エトピリカツアーにご参加いただいたお客様の投票を合わせて決定しました。候補は全部で8種類。すべて**北海道にある野湯(自然の温泉)**の名前からピックアップしました♨️その中で堂々の1位に輝いたのが......☆いわぼっけ☆愛称は「いわぼっけ」に決定しました!たくさんの方にご参加・ご投票いただき、本当にありがとうございました!~いわぼっけの成長記録~皆さまに温かく見守られながら育ったいわぼっけは、10月19日に無事巣立ちの日を迎えました!人工育雛で育ったため、とても人懐っこい性格で、掃除中もスタッフのあとをちょこちょことついて歩きます☺️ 現在は、潜水の練習を一生懸命頑張っています!その様子を少しだけご紹介します↓ まだまだ練習中ですが、日々上達していますよ????~現在の姿~綿羽はすべて抜け落ち、くちばしの色も少しずつ変化してきました。日に日にたくましく成長していく姿に、スタッフ一同感動しています✨これからも「いわぼっけ」の成長を、ぜひ温かく見守ってくださいね。また、リフレッシュ工事中だった「アリューシャン列島」水槽のオープンが12月1日に決まりました。「いわぼっけ」も成鳥のエトピリカたちと一緒に水槽デビューする予定です。海遊館にお越しの際はぜひ探してみてくださいね!今後の舞台裏ブログやSNSでも、成長の様子をお届けしていきますのでお楽しみに!

鳥類

2025.11.21

  • #エトピリカ

エトピリカたちもそろそろ衣替えの季節!

皆さんこんにちは!暑く長い夏もやっと終わり最近は夜も肌寒くなってきましたね。そろそろ半袖から長袖に変える時期になってきました!海遊館で暮らしているエトピリカたちも同じく衣替えの時期を迎えているんです!鳥類は換羽といって古い羽が抜け落ち、新しい羽に生え変わる生理現象で、エトピリカは1年に2回換羽を行い、夏羽と冬羽を使い分けています。以前のお伝えしました「お引っ越し後のエトピリカ!!」で上げていたエトピリカたは顔がまっしろな夏羽になっていました!しかし最近のエトピリカはというと、、、 白い羽が所々抜けており真っ黒な羽に生え変わり始めています。またエトピリカの代表的な飾り羽も冬になると抜けてしまう為、全く別の鳥のように見えますよね!他のエトピリカはというと・・・ まだ夏羽が残っているようですが、飾り羽が抜けきっていない子は飾り羽が眉毛のようでとても可愛らしく見えます!そして、こんな落とし物もありました! 陸上だけでなく水面にも様々な大きさの羽が落ちており、このタフトという黄色の羽は夏羽時に生えていた頭部の飾り羽です!!一年でもこの時期しか味わえないことなのでとても嬉しい瞬間で、私はタフトを見つけるとなんだかラッキーな気分になれます!現在「アリューシャン列島」水槽はリフレッシュ工事中ですが、随時、エトピリカの近況報告はお知らせいたしますので楽しみにしてくださいね。

鳥類

2025.10.24

  • #エトピリカ

エトピリカの見分け方~雛の成長~

早速ですが、↓この4羽見分けがつきますか?毎日飼育をしていると、顔立ちや目つき、歩き方、飾り羽(夏羽のみ)なんかを見てどんどん見分けがついてきますが、最初は全く見分けがつきません。皆さんも一度見たぐらいでは、なかなか見分けがつかないと思います。ではどうすれば簡単に見分けられるのかというと...よーく見ると、足にバンドがついています!!このバンドの色で初めて見た方でもすぐに見分けることができるのです!ちなみに、右足はメス、左足はオスと決まっています。海遊館では7羽のエトピリカを飼育しています。そのうち1羽は今年の8月に孵化した雛で、現在は飼育員による人工育雛中です。(水槽リニューアル工事のため、現在はバックヤードにて飼育管理中です)バンドの色が黒:おこっぺ      茶:けろち      無:ところ   オレンジ:しゃり      緑:さるる      青:ちりっぷ      雛:愛称投票中(エトピリカツアーにご参加の方&飼育員による投票)では、この2羽は誰でしょうか...?正解は、しゃり(右オレンジ) おこっぺ(左黒)です。この2羽は今年孵化した雛の親鳥ペアです。2羽で巣を作り、しっかり守っています。 今回はバックヤードでの産卵だったため、環境が整わなかったこともあり、産卵当日から孵卵器に収容し、一から人工育雛にチャレンジしました。 親鳥に餌を要求する時、雛は高い音で鳴きます。だんだんと翼も大きくなり、現在は500gを超えてきました(孵化時53g)。これからの成長も楽しみです!リフレッシュ工事の終了後に展示水槽で見る機会があれば、ぜひ皆さんも見分けてみてください!!

鳥類

2025.10.20

  • #エトピリカ

ミナミイワトビペンギンのヒナたち

今年生まれのイワトビペンギンのヒナ達の最近の様子をお伝えしたいと思います。まずは5月29日に誕生した1羽目のヒナ、227番です。綿羽がほとんど抜けて、頭にちょこっと残るのみになりました。自分から泳ぎに行く姿も見られており、もうすぐふわふわな羽は完全に無くなりそうです。続いては、6月7日に誕生した2羽目のヒナ、228番です。フリッパーとお腹の辺りから少しずつ綿羽が抜け始めています。のんびりとしていて飼育員が近づいても気にしない、肝が据わっているタイプです。こちらの2羽は飼育員の手から餌を食べる練習も始まっているので、もし見かけた場合は応援してあげてくださいね!最後は、6月9日に誕生した3羽目のヒナ、229番です。229番は「フォークランド諸島(マルビナス)」水槽内で孵化しましたが、体調が悪くなった為、一時的にバックヤードで様子を見ていました。状態が回復した後、親元へ返すことを試みましたがヒナへの給餌が見られなかったため、飼育員が親代わりとなって育てることになりました。小さいときはミンチ状の餌を与えていましたが、現在は他のペンギン達と同じようにシシャモを丸のまま食べられるようになりました。 最近は、普段暮らしている飼育スペースの周りをお散歩するようにもなり、色々なことに興味が出てきたようです。 今後は展示水槽で暮らしていく練習を少しずつ始めていきます。229番が本格的に展示デビューする日を楽しみにしていてください!最後に、飼育員が229番の体をチェックしている、ほっこりする動画をぜひご覧ください!

ペンギン

2025.08.14

  • #ミナミイワトビペンギン

ペンギンの隠れた体の特徴!

皆さんこんにちは!今回はペンギンの身体の特徴を一つ皆さんにご紹介したいと思います!今回ご紹介する特徴は写真にあるオレンジの丸で囲われているこれ!!!皆さんはこのお腹に見える線が何か知っていますか?この線は卵をお腹で温める鳥類が持つ特徴の一つで、この部分を「抱卵斑」といいます。この「抱卵斑」はペンギンが卵や雛をお腹の下で温める際に使われます。そのためこの部分だけ羽が生えておらず、体温の熱をそのまま卵や雛に伝えることが出来るんです!しかし見てください。これは大人のミナミイワトビペンギンの写真ですが、先ほどの抱卵斑の線がどこにも見当たりません。実はこの抱卵斑は卵や雛を温める時期と、先ほどの写真のように大人になる前の雛の間でしか見られないんです!大人のペンギンは通常この抱卵班が羽でおおわれており、泳いでいる時に冷たい海水が皮膚にふれないようにすることで、体温を保っています。そのためこの抱卵斑を見ることができる期間は、私たち飼育員にとっても少しの間しかありません。(現在のミナミイワトビペンギンがいる水槽では見ることができません。)ペンギンの繁殖シーズンに来館されたときは、是非新しい見どころとして追加してみてくださいね!

ペンギン

2025.08.11

  • #ミナミイワトビペンギン

祝!「古賀賞」受賞

ブログでも何度も紹介している、ミナミイワトビペンギンの人工繁殖研究。昨年、世界で2例目となる冷凍精液を用いた人工授精によるヒナが誕生しました!このヒナもう大人と変わらない大きさまで成長し、元気に過ごしています。この度、このミナミイワトビペンギンの人工繫殖研究が、日本動物園水族館協会が定める「古賀賞」を受賞しました!古賀賞!? なにそれ? 初耳.........。そうですよね、この古賀賞、一般的な知名度はほぼありませんが、この業界の中では実はとってもすごい賞で、国内の動物園水族館に与えられる賞の中では最高に栄誉ある賞なのです。希少動物の繁殖における特に優れた業績や、繁殖が難しく世界的にも重要な種の繁殖に成功した場合に贈られる賞で、受賞するのは海遊館では初めてのことなのです。先日その授賞式に葛西臨海水族園のスタッフと海遊館スタッフとで参加してきました。(ミナミイワトビペンギンの繁殖研究は、葛西臨海公園と海遊館の共同研究です)授賞式の様子はこちら。(豊橋総合動植物公園提供)立派な金屏風のある会場での授賞式に少し緊張しましたが、最後はみんなでニコリ。(豊橋総合動植物園提供)授賞式の後には受賞記念講演も行いました。(豊橋総合動植物公園提供)この研究は、2011年から開始し、今年で15年目に入ります。その間、3羽の人工授精によるヒナが誕生しました。ミナミイワトビペンギンの繁殖生理の解明や人工授精技術の開発はようやく目途が立ってきました。ここからの目標は、この技術を使って、国内のミナミイワトビペンギンの繁殖の問題(繁殖率の低さ)を解決していくことです。また、この研究の最終目標は、この人工繁殖技術を野生下のペンギンの保全に役立てることです。野生下のミナミイワトビペンギンは、気候変動や漁獲の増大による餌生物の減少などが要因で生息数が減り、国際自然保護連合(IUCN)が制定するレッドリストでは「危急種(VU)」に指定されているなど絶滅が危ぶまれています。今はまだ、この技術を活かすタイミングではないかもしれませんが、いつの日かペンギンたちに危機が迫った際には、動物園水族館の飼育下だからこそ得られた繁殖技術を活かし、ペンギンたちの未来をまもることができればと考えています。【過去の人工繁殖についてのブログ】人工授精へのチャレンジ(2024.04.27) 葛西臨海水族園とタッグで世界初の快挙達成(2022.08.16)今年もチャレンジしました(2021.08.08)ミナミイワトビペンギン人工繁殖(2018.05.07)

ペンギン

2025.06.19

  • #ミナミイワトビペンギン

お引越し後のエトピリカ!!

皆さんこんにちは!今回のお話の主役はエトピリカ、お久しぶりの登場です!「アリューシャン列島」水槽のリフレッシュ工事に伴い、バックヤードへのお引越しを行いました。エトピリカは警戒心が強く、少しの変化でもびっくりして近づいてこなくなってしまうことがあります。そのため引越しが完了したあと、私たち飼育員は新しい環境に慣れてくれるのか見守っていました、、、私たちの心配をよそに、引っ越し後すぐに落ち着いた様子で歩いたり、水面を泳ぐ姿を見ることができました。また給餌の時間にはてくてくと餌を食べに寄ってくる姿も見せてくれました!(私たちもこれには一安心です)さて、海遊館では生きものたちの健康状態を把握するために体重測定を行っていますが、引越しで環境が変わったこともあり、なかなか体重計に乗ってくれません、、、体重測定のトレーニングを続けていると、最近ではエトピリカたちが自ら体重計に乗ってくれるようになり、体重をはかることができるようになりました!今回はそんなエトピリカの体重測定の様子を皆さんに少しお見せしたいと思います。一番乗りで体重計に乗ってきてくれたのはいったい誰だと思いますか!? 正解は「ちりっぷ」でした!!ちりっぷはいつもお腹がすいているのか、毎回すごいスピードで走ってきて餌を食べにくる子なんです。まずは体重計に乗ってもらって画面に表示される体重の数値を記録し、その後餌を与えるようにします。空腹時の体重を記録することで毎回同じ条件の正確な数値を記録することができます! 続いてやってきたのはこの子!「さるる」です!のそのそと上がってきました。くわえずらかったのか、なかなか食べてくれませんでしたが、最後は食べてくれました!この2羽を比べてみるとやはり、ちりっぷのスピード感が伝わってきますよね!この後、残りの5羽も自ら体重計に上がってきてくれ、全羽の体重をはかることができました!海遊館では記録した体重を基にグラフを作成し、餌の量や体調把握など多くに役立てています。今後もエトピリカたちの生活の質の向上の為、体重測定はもちろん健康管理に役立てられるような飼育環境を心がけていきたいと思います!しばらく展示水槽では見られませんが、これからもエトピリカたちの様子を皆さんにお伝えしていきますので、ブログのチェックを忘れないでくださいね!

鳥類

2025.05.27

  • #エトピリカ

ペンギンの最年少たち

こんにちは!以前、ペンギンのご長寿さん をご紹介しました飼育員です。今回はそれぞれのペンギン達の最年少をご紹介いたします!!ではさっそくアデリーペンギンから参ります!2017年6月29日生まれ、現在7歳のA006です。最年長のA231とは17歳差になります。A006はマイペースで、餌の時間になっても他のアデリーペンギンたちとは違い、毎回すぐに近寄ってくるわけではなく、自分が食べたいタイミングでやってきます。他のペンギン達が餌を食べている時でも、1羽だけ雪の上で寝ていたりします。餌の時間と気づいていないのかな?と近くに魚を持っていくと、パッと起きて食べに来ることもあります。まさかの本当に気付いていなかったようです。そのマイペースさがかわいらしいですね!次はジェンツーペンギンです!2024年8月7日生まれ、まだ0歳のG222です!最年長G170とはなんと38歳差です!そしてG170はG222の育て親でもあります。G222の写真はこちら。まだまだあどけない顔をしている亜成鳥です。現在はバックヤードで暮らしており、最近は自力で魚を食べられるようになるなど、日々成長しています!泳ぐことが大好きで、1日の大半を泳いで過ごしています。ぷかぷか浮いていたり、ものすごいスピードで泳いでいたり見ていて飽きることがありません。続いてオウサマペンギンです。オウサマペンギンの最年少は、2024年10月12日生まれ、0歳のK247です。まだ茶色のもこもこの綿羽に覆われているのが特徴です。最近は親とほぼ同じ大きさになり、水槽内を冒険し始めています。親の警戒心が強く、少しでもK247に近づいたら怒るので、そのガッチリガードのおかげか、穏やかな性格に育っています。最年少たちのすくすく成長する姿を是非ご覧になってください!

ペンギン

2025.01.14

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