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「鳥類」の記事

オシドリの夏

「日本の森」のオシドリです。皆さんのイメージするオシドリ雄はこんな感じだと思います。でも、あれ?雄はどこ?実は一番左にいるのが雄。拡大してみましょう。換羽のなごりか、左の喉のあたりにぬけかけた羽がありますね!ちなみに雌はこちらです。オシドリなど水鳥の仲間の雄は繁殖期が終わると、地味な色合いに変わります。これをエクリプス(eclipse)といいます。eclipseの意味は「日食」や「月食」を指す名詞であり、また、「影を薄くする」という意味をもちます。繁殖期は雌にアピールするため派手な色合いの羽になっているのですが、そうでない時期は雌と同じように地味な色合いとなります。これは敵から身を守るためと考えられています。つまり、オシドリは年に2回換羽を行い、雄の場合、夏羽は地味、冬羽は派手になるということ。以前、夏羽から冬羽に変わるようすはブログでお知らせしました。オシドリ雄の羽のうつりかわり当館でオシドリの繁殖行動が見られるの3~5月ごろ。でも、上記ブログを見ると、当館では7月の終わりごろから冬羽の準備が始まるようなので、エクリプス期の雄を見られる期間は実は非常に短いのではないでしょうか。これを見ると夏がきたと思います。

鳥類

2026.07.26

  • #オシドリ

ミナミイワトビペンギンのこどもたち

ミナミイワトビペンギンのヒナたち今回はこちらのブログで紹介されていた2025年生まれのイワトビペンギンの雛たちの現在をお届けします! まずはR227番です。 現在はバックヤードでのびのびと暮らしています。おっとりマイペースな性格をしており、餌やりの時間に他のイワトビペンギンたちが真っ先に食べにくる中、いつもワンテンポ遅れてやってきます。前回のブログでは飼育員の手から魚を食べる練習をしている真っ最中でしたが、現在は飼育員の補助なく、上手に食べられるようになりました。 続いてR228番です。 R228番も現在はバックヤードで暮らしています。ほかの個体と比べると、黒目が大きく、キリっとした顔立ちをしています。紹介している3羽の中では魚を食べるのが上手で、一番初めに自力で魚を食べられるようになりました。おっとりマイペースな性格です。 そして最後は、R229番です。 産まれてから、バックヤードにて人工育雛で育ったR229番ですが、元気に成長し「フォークランド諸島(マルビナス)」水槽で暮らしています!他のイワトビペンギンたちより一回り体が小さいのですが、気の強さは一丁前です。強い雄ペンギンにも果敢に立ち向かっています。餌やりの際には、給餌者の近くにしれっとやってきて、近付いてきた他のペンギンたちに威嚇しています(笑)まだまだ飼育員の手から自分の力で魚を食べるのはぎこちないですが、徐々に上手になってきています。 右フリッパーに、背中から「赤・ピンク・ピンク・灰」の色のバンドが付いているのがR229番です。ぜひ見つけてみてください!

鳥類

2026.06.15

  • #ミナミイワトビペンギン

俺の姿を見ろ!(今のオシドリ)

先月、日本の森のオシドリを下から見たようすをご紹介しました。(→いつもと異なる「日本の森」の見方)ただ、春から初夏にかけてはオシドリの繁殖期なので、この時期に美しい姿になるオシドリ雄としては、下半身よりは上半身を見てほしいと思うでしょう。なので、上半身を紹介します。特に目立つのは後ろのほうにあるイチョウ羽です。銀杏(イチョウ)の葉っぱの形をしているのでそのように呼ばれています。翼についている風切り羽の中の1枚なんですよ。こちらは正面から見たところくちばしもいつもより赤みを増し、頬から首の下にむけてはぎざぎざした羽がおしゃれ~。くちばしの上から頭頂部は緑がかった羽と白い羽がラインのように配置されています。頭頂部から後頭部にかけては茶色と白い羽が流れるように生えていて、私は「ちびまる子ちゃん」にでてくる花輪君みたいだなあといつも思っています。胸のあたりは紫がかった褐色で、両端は黒と白のラインが並びます。どうだ、美しいだろう!と圧が強い(笑)では、この時期の雌の姿は?雌は冬羽も夏羽もあまりかわりませんね。でも、すてきな姿の雄を選んで、これから産卵期に入るという重要なお仕事が雌には待っていますから。この時期しか見られない雄の美しい姿を見てやってください(個人的には下半身のほうが推しですが...)。

鳥類

2026.04.17

  • #オシドリ

ミナミイワトビペンギンの繁殖シーズン到来!

暖かい日が増え、満開の桜や入学式など "春" を感じるようになりましたね。この時期、「フォークランド諸島(マルビナス)」水槽で暮らすミナミイワトビペンギンは繁殖期を迎えます。繁殖期のスタートは「巣作り」です。海遊館では、ミナミイワトビペンギンの巣の材料として、日除けに使う「よしず」をばらして短く切った棒のようなものを与えています。ペンギンたちは「よしず」をくちばしでつかみ、それぞれの巣に集めていきます。さて、そんな春のある日、「よしず」を水槽内に入れたら...巣作りを待ちに待ったペンギンたちは一気に「よしず」を集め始め、あっという間にすべて "売り切れ" 状態になってしまいました。落ちている「よしず」をこのようにくちばしでくわえて、巣に運んでいきます。これを何度も何度も繰り返し、巣にたくさんの「よしず」を集め、立派な巣を作るのです。もっともたくさんの「よしず」を集めたのは、R307とR211のペアのペンギンです。でも、飼育員は知っています。R307は夜な夜な他のペンギンの巣に侵入し、「よしず」をこっそり盗んでいることを。ばっちり監視カメラに写っています。これからペンギンたちは本格的な繁殖モードになるので、いつもと違う様子になります。ぜひじっくり観察してみてください。

鳥類

2026.04.15

  • #ミナミイワトビペンギン

エトピリカの餌の食べ方の変化

エトピリカは、主に小型の魚類などを主食とする海鳥です。野生では、一度に複数の魚をくちばしにくわえる行動が知られており、特に繁殖期には親鳥が巣で待つヒナのために、魚を横並びにして運ぶ様子が観察されています。この行動は、くちばしの内側にある小さな突起(トゲ状の構造)によって魚をしっかりと保持できるため可能だと考えられています。海遊館ではこれまで、エトピリカの餌としてシシャモやイカナゴを丸ごと与えてきました。しかし最近では、シシャモを半分にしたり、5等分の切り身にしたりと、さまざまな形で与える方法も試しています。海遊館のエトピリカは、これまで基本的に魚を1尾ずつ丸のみするようにして餌を食べることが多く見られていました。ところが、シシャモの与え方を変えたことで、食べ方にも少し変化が見られるようになりました。それがこちらです。くちばしに複数の切り身をくわえているこの個体は、海遊館で暮らすエトピリカの「ちりっぷ」です。ちりっぷはこれまで繁殖を経験している個体でもあります。普段は1尾ずつ食べることが多い ちりっぷ ですが、この日は口いっぱいに切り身をくわえる姿を見せてくれました。今回のように切り身を複数くわえる姿は、そうしたエトピリカ本来の行動を感じさせる場面でもありました。餌の与え方を少し変えるだけで、こうした新しい行動が見られるのも飼育の面白さのひとつです。これからも ちりっぷ をはじめ、エトピリカたちのさまざまな行動を観察していきたいと思います。

鳥類

2026.03.25

  • #エトピリカ

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