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「水族館の設備の話」の記事

とあるお部屋のリニューアル

え???どこかリニューアルしたの???と思われるかもしれませんが、リニューアルというものは展示水槽だけに限ったことではありません。今回はバックヤードにある、予備水槽室をリニューアル(改修)したので、その様子をご紹介したいと思います!まずはこちらの写真をご覧ください。ごちゃごちゃしていますね〜。私がこの予備水槽室の担当になった時には、すでにとっ散らかっており、部屋も改修が必要な状態でした。どうせ改修するなら、より使いやすい部屋にしたい!というわけで、他の飼育員にも聞き取りをしながら課題の洗い出しをした結果...・床面の防水効果が劣化によりイマイチになっている・コンセントが遠く、延長コードでタコ足配線になっている・海水を掛け流しできるようにしたいその他たくさん...。...ん〜。考えれば考えるほど課題だらけ...これはちょっと大変なお仕事になりそうな予感...。というわけで、建築担当や飼育設備担当にもご相談しながら計画を進めました!さて、いよいよ工事です。音が鳴る工程もあるので、ジンベエザメをはじめ、他の生きものにも配慮しながら慎重に工事を進めます...!(地味にここが一番気をつかう...!)そして、構想から1年。完成した予備水槽室が、こちらです!なんということでしょう〜!・建築担当の手腕で、床面の防水加工は完璧!・タコ足配線にならないよう、コンセントは上下に設置。下のコンセントはボックスに入っているので、水がかかっても安心!・常に海水が掛け流しできるよう、新しく配管を設置!・照明は時代に合わせてLED球に変更!皆様にお披露目したいくらいキレイな部屋に!笑さらに、魚類の繁殖にも使用する計画もあり、部屋が完成した日からたくさんの機材が運び込まれています!この部屋からたくさんの命が育つことを想像すると、ワクワクしますね〜。水族館には展示水槽だけでなく、このようなバックヤードの存在とともに、飼育員の飼育だけじゃない意外な仕事や、建築・設備といった、各分野のプロが協力して働いているのです。いつか皆様にもこの部屋を見ていただけるよう、成果達成に向け一層力を入れていきます。それまでこのキレイを保てるかなあ??

水族館の設備の話

2026.07.16

水質検査は大変だ!

寒い日が続き、布団からでるのが辛く、仕事に向かう自分にがんばれと鼓舞しています。みなさんは一番何曜日ががんばらないとなあと感じますか?私は毎週木曜日と日曜日に思います。それは...水質検査があるからです!今日は大変な水質検査のごく一部を紹介したいと思います。まず、左上にある機械(棒のようなものを入れてある)はpHメーターです。「pH」とは水の性質を示す単位の一つで、0~14の数値で表され、pH7を中性とし、7より小さい場合は酸性、大きい場合はアルカリ性となります。天然海水はpH8程度なので、多くの海水魚たちの生育に適するpH8に近い値になっているかどうかを確認します。この値からずれると食欲や体表、消化器官等の調子が低下する場合があるため注意が必要です。また、魚種によって至適pHが異なる場合もあります。次に容器の前に2つずつ置いているのがアンモニウムと亜硝酸を測定するキットです。これに水槽の水を入れて数分待ち、色サンプルと照らし合わせます。生きものにとって悪影響の与える値が出ていないかを確認します。また、サンゴが暮らしている水槽はより繊細な水質管理がもとめられます。アンモニアや亜硝酸以外にも、サンゴの骨格形成や育成に必要な硝酸、KH(炭酸塩硬度=水のアルカリ性の度合いと硬度)、マグネシウム、カルシウム、リン等など様々な測定項目があります。「いのちぐるぐるサンゴ展」の水槽の水質検査は特に大変で、半日がかりになることも...海遊館にはお客様に見ていただく水槽以外にも、バックヤードに展示準備をしている魚たちが暮らす予備水槽があり、全部で100以上ある水槽の水質検査を毎週定期的に行います。とても時間がかかる作業だけど、水質検査は生きものにとって快適な環境を提供できているか確認するためには欠かせない作業です。がんばろ。

水族館の設備の話

2025.01.21

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