水族館の設備の話
2025年04月02日
配管やポンプなど多くの場所で使われているボルトですが、海遊館では海水が使われているため、サビに強いステンレス製のボルトを使用しています。それでもサビてくるので、ボルト取替時にはなるべく再利用しています。まず酸洗浄をし、ボルト表面の不純物(サビ、油、汚れ)を除去します。十分に水につけて洗い流して乾燥をさせます。これである程度きれいになります。
次にボルトのねじ山に異常がないか、目視とナットを使ってチェックします。スムーズにナットが入れば問題ないですが、ナットがうまく入らないときはこのダイスという切削工具を使います。
ダイスを固定し、モンキーレンチでボルトに締めこんでいきます。
ダイスを数回ボルトに締めこめば完了です。
手間はかかるけど、ボルトを再利用するために必要な作業です。
新品同様になったときは、ちょっとうれしいです。
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