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「哺乳類」の記事

最近のモヤ

皆さんこんにちは!今回は、ワモンアザラシのモヤの近況についてお伝えします!ワモンアザラシの繁殖期は4月~5月で、この期間、発情期のオスは縄張り行動を示して成熟オスの特徴である顔のしわがより一層深くなります。この時期、メスへアピールするための臭いを発するのですが、それがガソリンの臭いにとても似ています。モヤは最近、その『ガソリン臭』が少しずつ強くなってきていて、「北極圏」水槽の扉を開けたと同時にブワッと臭いがすることもあります。目の前で給餌をしているときは少々臭いことも...(笑)この臭いから、この時期はホッキョクグマもオスのワモンアザラシを避けるそうです。そして・・・現在モヤは、以前 ゴマフアザラシのブログ にもあった、『チンレスト』のトレーニングを頑張っている最中です。チンとは顎、レストは休むという意味で、このトレーニングは、写真にあるチンレスト台を出すと動物自身の選択で顎を乗せ、リラックスした体制を取っていることを私たち飼育員が判断しやすくするためのものです。この状態で体を触ったり給餌者が動いたりして様々な刺激を挟んでいき、どんな状況下でも顎を乗せられるようにトレーニングします。最終的にはチンレストをした状態で採血ができることを目標としています。モヤも最終的には採血ができることを目標にしていますが、元々他の個体に比べても臆病な性格で、少しの物音や誰かの大きな動きにびっくりして水面に戻ってしまうことが多く、時間はかかりますが地道にトレーニングしています。こちらが最近のトレーニングの様子です。 まだまだ採血までは道のりが長いですが、モヤがこのトレーニングをしているのを見かけた際はぜひ応援してあげてくださいね!

ワモンアザラシ

2025.03.21

ハナグマだんご

寒い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?寒い日はなんだか人恋しく、ぬくもりが欲しくなりますよね(笑)今日は、ハナグマだんごを紹介します。こちらがハナグマだんごダンゴって食べ物の団子じゃないの???と思われた方、すみません...。動物たちがくっつきあって暖をとっている様子を「○○だんご」と呼ぶことがあります。こちらの写真は「パナマ湾」水槽で暮らしているアカハナグマの、ソラ・ミラ・ラーラ。夜になるとこのようにくっついて寝ています。アカハナグマは、自然界では15-30頭のバンドと呼ばれる群れを作って生活しています。ただ、このバンドはメスのみの群れで、オスがこの群れに加わるのは繁殖期だけ。オスは普段は単独で生活しています。ちなみに紹介した3頭も、メスの個体。日中はケンカをすることもありますが、夜は寄り添って寝ています。ちなみにこの場所とても狭いのですが、うまく3頭で場所を譲り合って寝ているんですね。夜の海遊館にお越しの際は、ぜひ「ハナグマだんご」を探してみてください。バックヤードで暮らすメス3頭(イチゴ・トマト・パプリカ)も、一つのネコハウスでギューギューになって寝ています。

哺乳類

2025.01.10

  • #アカハナグマ

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