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エトピリカの餌の食べ方の変化

エトピリカは、主に小型の魚類などを主食とする海鳥です。野生では、一度に複数の魚をくちばしにくわえる行動が知られており、特に繁殖期には親鳥が巣で待つヒナのために、魚を横並びにして運ぶ様子が観察されています。この行動は、くちばしの内側にある小さな突起(トゲ状の構造)によって魚をしっかりと保持できるため可能だと考えられています。海遊館ではこれまで、エトピリカの餌としてシシャモやイカナゴを丸ごと与えてきました。しかし最近では、シシャモを半分にしたり、5等分の切り身にしたりと、さまざまな形で与える方法も試しています。海遊館のエトピリカは、これまで基本的に魚を1尾ずつ丸のみするようにして餌を食べることが多く見られていました。ところが、シシャモの与え方を変えたことで、食べ方にも少し変化が見られるようになりました。それがこちらです。くちばしに複数の切り身をくわえているこの個体は、海遊館で暮らすエトピリカの「ちりっぷ」です。ちりっぷはこれまで繁殖を経験している個体でもあります。普段は1尾ずつ食べることが多い ちりっぷ ですが、この日は口いっぱいに切り身をくわえる姿を見せてくれました。今回のように切り身を複数くわえる姿は、そうしたエトピリカ本来の行動を感じさせる場面でもありました。餌の与え方を少し変えるだけで、こうした新しい行動が見られるのも飼育の面白さのひとつです。これからも ちりっぷ をはじめ、エトピリカたちのさまざまな行動を観察していきたいと思います。

鳥類

2026.03.25

  • #エトピリカ

休館日のウラガワ

こんにちは。少しずつ暖かく、日が出ている時間も長くなり、春に近づいていると感じるようになってきましたね。海遊館では例年1月に2日間の休館日をいただいています。休館日なので、飼育員も休める!!...という訳ではありません。普段できない水槽の水を全部抜いて掃除をしたり、設備の点検をしたりと大がかりな作業をするのが恒例行事です。毎年ひーひー言いながら、和気あいあいと作業を行っています。今回はたくさんある作業の中で、普段お客様が見ることができない!?「グレート・バリア・リーフ」水槽の自壊サンゴ大掃除作戦を紹介します!自壊サンゴとは水槽中央にある、直径4m程の半円状になった大きな擬サンゴで「大きく成長したサンゴは時に自然の力の影響を受けて、割れてしまうことがある」ことをイメージしたものです。自壊サンゴを展示通路から観ると大きな3つの塊に見えます。実際は1本1本掃除ができるように取り外しが可能で、約200本のパーツで形成されています。毎日飼育員が潜水し掃除していますが、よく見るとコケや汚れがたくさん...。そうです、今回はこれを全部抜いて綺麗にして、元通りにする作戦です。サンゴの1つ1つに番号が割り当てられていて、正しい場所に正しい方向で入れないと綺麗な自壊サンゴの形に戻らなくなってしまうため、至難の業です。↓ 汚れているサンゴを抜いたときの画像です↓ 自壊サンゴの内側は空洞になっていて、中に入ってこのサンゴはここだよーと指示する人とサンゴを戻す人とで2人1組で作業します。と、簡単に書きましたがとても根気がいる作業でした。空洞内の暗さと濁りの中でサンゴの番号を覚えて、水中でコミュニケーションを取りながら行う大変な作業で丸1日かかりました。達成感と疲労感でいっぱいになった飼育員でした。綺麗になった「グレート・バリア・リーフ」水槽ぜひ、見てください!肉眼で見ていただくほうがとっても綺麗です!

無脊椎動物

2026.03.04

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